シズマ ミツクニ

登録日:2023/03/13 Mon 23:58:48
更新日:2025/03/20 Thu 01:41:21
所要時間:約 4 分で読めます






夢見る未来は、人それぞれにきっとあるはずだ

私にも……そして、君にも



シズマ ミツクニとは『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』の登場人物。
演:宅麻伸


概要

かつて一代にして複合企業シズマ社を築き上げた世界最大規模の財団「シズマ財団」の創設者にして会長。60歳。
遺跡調査や宇宙開拓にも注力する中でミツクニは人類に迫る闇の勢力の存在を知り、
これに立ち向かうべく世界各国の政府に働きかけて地球平和同盟「TPU」そして「GUTS-SELECT」の設立を果たした。

シズマ財団の会長としてTPUでも発言力は高く、ナースデッセイ号の名付け親でもある。

死別した妻ユリカとの間に一人娘ユナがおり、6年前の怪獣災害で孤児となったヒジリ アキトを引き取っている。
また考古学者の右腕として『ウルトラマントリガー エピソードZ』に登場したトキオカ リュウイチがいる。

火星の超古代遺跡を調査に訪れた際、ケンゴの力を目撃したことで彼にGUTSスパークレンスを託す。
そしてウルトラマントリガーとなった彼をGUTS-SELECTにスカウトした。
その後、3体の闇の巨人が復活してからは、エタニティコアを調べるべく、ナースデッセイ号を離れ別行動をとっている。

またかつてはパイロットであり、6年前のデスドラゴの出現の際にはガッツウイングに乗ってそれの対処に当たったこともある。


……と、ウルトラシリーズでよくある上部組織の上官ポジションの彼だが、一方で

  • ゴルバーを見て「ゴルザ…いや、メルバが融合されているのか……!?」とつぶやく
  • ケンゴに対して、かつて運命を切り開いた者としてウルトラマンティガを思い出していた
  • トリガーを見て「光の巨人……やはり“この世界”にも、ウルトラマンが」と語る

  • 「シズマ財団が怪獣災害を予測して極秘裏に開発していた機体」とされるガッツウイングの翼に、この世界に存在しないはずの旧TPCのロゴがある。
  • ミツクニが所有しているPDIがGUTSのモノと同じ折り畳み式のモノ。

など、謎も多く見られていた……そして





※以下、ネタバレ注意














私はこの地球の人間ではない

驚かないで聞いてほしい……私は、別次元の人間なんだ




その正体はネオフロンティアスペース……即ち『ティガ』『ダイナ』の宇宙から次元移動してきた別宇宙の地球人。

元々はTPCの情報局員であったが、原因不明のマシントラブルが多発する空域の調査中に時空の渦に飲み込まれ、『トリガー』の宇宙に漂着してしまった。


この事実は当初GUTS-SELECT内ではタツミ隊長やアキトなど一部の人間しか知らなかったが、
闇の巨人の復活に伴い激化する戦いに備え、GUTS-SELECTの結束をさらに強めるべく残りのメンバーにも明かされた。
※異世界人であることは驚かれたもののハルキの前例があったため比較的スムーズに納得された

TPCの隊員としてティガとともに戦い続けたことから、ティガやGUTSへの思いは強い様子。


第19話では彼の中に残っていた光がユザレの力で具現化し、ティガとなって降臨している。
24話ではナナセ隊員と共にガッツウィング1号でトリガー・トリガーダークを援護。「元はパイロットだったのか?」という質問に「参謀が厳しい人だった」と答えている。
解説書の一文と最終回での回想を含めて、かつての戦いでミツクニもグリッターティガとなって戦っていたようだ。
そのため、最終決戦での出来事には感慨深いものがあった様子。

エピソードZ』ではエタニティコアを安定化した事で怪獣被害が極小化する中、この数か月で再び怪獣が頻発して出現するようになった事と、
何者かによる超古代文明の古代遺跡への侵入事件が何か関係があると見て、GUTS-SELECTに任務を言い渡す。

そして今回の闘いを経てネオフロンティアスペース時代からの考えに一つの結論を出す事に。


人はだれでも光になれる

だが、一人じゃ輝けないのかもしれないな

人と人を結ぶ心…それが、光だ



ウルトラマンデッカー

続編となる本作では直接の登場はしていないが、10年後となる本作でも財団の会長として未だ健在であることが明言されている。

引き続き超古代の遺物や遺跡の調査などを行うなかで見つけた、
超古代植物ギジェランについて書かれた超古代の石板の解読結果を秘書となったユナを通して新生GUTS-SELECTの面々に伝えている。
ギジェランの事件の際にはシズマ財団もアシストしている。

なお、マルゥルが口を滑らせたことでホッタ マサミチに別次元からの漂流者であることが知られている。


考察

彼がネオフロンティアスペースのいつの時代からの漂流者なのかは作中では明言がないが、

  1. 自身の世界の闇の巨人について知っており、グリッターティガとガタノゾーアとの戦いに参加している。
  2. (TPC情報局の)参謀が厳しい人という発言。これは(制作サイドの発言も含めて)イルマ・メグミのことを指している様子
  3. スーパーGUTSに関する言及がない

などの情報から2014年頃ではないか?という考察がある。

少なくともウルトラマンダイナに関しては全く知らないという視聴者にとっては何ともむず痒い立ち位置におり、
『デッカー』にてダイナが登場した際には一部の視聴者から「シズマ会長と会話させたかった」なんて感想があったりも。


余談

  • 中の人は大ベテランだが、本番前に1人でセリフを確認するなど、子供向け番組でも一切手を抜かず本気で取り組んでいたことが共演者に語られている。ウルトラシリーズの不文律である。

  • 一方で、「光の巨人」を「明かりの巨人…」と言ってしまい、「今、明かりの巨人って言いましたよ」「え?俺、明かりの巨人って言った?」というエピソードも。




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最終更新:2025年03月20日 01:41