ウルトラマントリガー

登録日:2021/07/17 Sat 10:00:00
更新日:2025/03/14 Fri 23:09:19
所要時間:約 6 分で読めます


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GUTSスパークレンス GUTSハイパーキー Trigger ウルトラデュアルソード ウルトラマン ウルトラマンティガ ウルトラマントリガー ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA クウガ系ウルトラマン グリッタートリガーエタニティ コメント欄ログ化項目 サークルアームズ スカイタイプ スマイルスマイル タイプチェンジ トリガーダーク トリガートゥルース パワータイプ マナカ ケンゴ マルチタイプ 人は光になれる 令和ウルトラマン 令和版ティガ 光と闇が両方そなわり最強に見える 光の巨人 光を繋ぐもの 円谷プロ 寺坂頼我 岩田栄慶 本編より先に立った項目 火星 無口 特撮 笑顔 闇の巨人




笑顔を守る、希望の光!



ウルトラマントリガー!!

画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~)第2話「未来への飛翔」より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京


ウルトラマントリガーとは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に登場する主役ヒーロー。
この項目では登場キャラクターとしてのウルトラマントリガーについて記載する。




【プロフィール】

身長:53m
体重:4万4千トン
声:寺坂頼我
スーツアクター:岩田栄慶


【概要】

主人公マナカ ケンゴが変身アイテム「GUTSスパークレンス」を用いて変身するウルトラマン。

3000万年前の地球で、世界を恐怖に陥れた闇に立ち向かい、その脅威を遠い宇宙へと封印したとされる光の巨人。
だが、熾烈な戦いによって力尽き、赤き星こと火星の逆ピラミッド型の超古代遺跡の最下層で、肉体を石像と化して眠りについていた。

画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~) 第1話「光を繋ぐもの」より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京

やがて時が経って火星が人類の開拓惑星となった頃、突如として怪獣ゴルバーが出現。
さらに闇の巨人の1人・妖麗戦士カルミラにより超古代遺跡が襲撃されかけた際、ケンゴは叫ぶ。


僕は……みんなを笑顔にしたいんだぁぁっ!!


こんな奴らのためにこれ以上誰かが苦しむ様を見たくない、みんなの笑顔を守りたい……その強い意志に反応し、ケンゴは石像と一体化。
ここにウルトラマントリガーが現代に復活を遂げたのであった。


【特徴】

デザインは『ニュージェネレーションヒーローズ』シリーズではお馴染みの後藤正行氏が担当。
赤と青紫を基調とした近年のウルトラ戦士としては比較的シンプルな姿だが、胸や腕や足に古代文明文字のようなモールドが彫られた金色のプロテクターを装備しているのが特徴。
また、歴代ウルトラマン屈指の「小顔*1の持ち主であり、均整の取れたスタイルも合わさって、さながらモデルのような体格である。
カラータイマーの形状もダイヤ型と、結構珍しいタイプ。
活動時間は例によって例のごとく3分間であり、タイムリミットが近づいたり、体力を激しく消耗するとカラータイマーが赤く点滅する。

近年の饒舌なウルトラマン達とは大きく異なる点として、トリガー自身に自我があるのかどうかは不明。
現段階では自ら話す様子はなく、ケンゴも別人と一体化しているような感覚を持っている描写はないため、
関連性が示唆されているウルトラマンティガのようにトリガー自身の自我は既に存在しない、あるいは自我だけが覚醒途中という可能性もある。
良くも悪くも、不明瞭な要素が多い神秘的なウルトラマン。それがトリガーである。


超古代のトリガー



【マナカ ケンゴ】


どんなに苦しい時でも、悲しい時でも、見た人が皆思わず笑顔になる。
そんな花を咲かせたい! みんなを笑顔にしたい!

それが……僕の夢見る未来なんです。

演:寺坂頼我

本作の主人公。
実家は火星で、母親のレイナと2人暮らし。
元々はシズマ財団火星開拓局植物研究センターで働く植物学者だったが、第1話にてカルミラとゴルバーの襲撃に巻き込まれた際、
謎の少女ユザレの導きにより、火星の遺跡で石像となっていたトリガーと融合し、ゴルバーを撃退することに成功。
以後、その功績とウルトラマンの力を手に入れたことをシズマ ミツクニに認められ、防衛チームGUTS-SELECT最後のメンバーにスカウトされたのだった。

スマイルスマイル」が口癖のいつもにこやかな性格で、誰に対してもフレンドリーに接する人懐っこい人物。
元植物学者故に花言葉にも通じており、第5話ではアキトを励ますために「約束」を意味する白いバラを手渡している。
時に人との距離感を間違えて怒らせてしまうこともあるものの、「誰もが笑顔でいられる世界」を夢見る思いは本物で、時には自ら体を張る事も厭わない勇敢な面もある。
植物学者時代に生み出した新種の植物の中で、火星の環境に適応した唯一の一株を「ルルイエ」と名付けて我が子のように可愛がっており、
GUTS-SELECTに入隊してナースデッセイ号に乗船した際にも火星からケースに入れて持ってきた程。
しかし、この花はどういうわけか蕾のまま開花せず、その時をケンゴは今か今かと待ち続けている。

なお、一見すると普通の人間だが、遺跡に入った際に突然両手が光り出したかと思えば無意識にバリアを張って瓦礫から身を守る等、明らかに人外じみた力を発揮している。
加えて、ウルトラマンの力を持って地球に向かう際には母親であるレイナから「いつかこうなることは分かってた」と意味深な言葉を投げかけられる等、その正体や出生には謎が多い。

スカイタイプで空を飛ぶようになってから空を飛ぶことに気持ちよさを覚えたらしくGUTSファルコンに乗りたがっており、
第17話では遠隔操縦装置を壊されて墜落したGUTSファルコンの近くにいた事から、メンテナンスブースに乗り込み直接操縦。
搭乗したことによるGの影響と初操縦ということもあってヒマリと比べるとフラフラではあったが、メツオロチの弾幕攻撃を全て回避し、突破口を開くことに成功している。
なお、その後ウルトラシリーズのお約束「墜落する機体からの変身」をシリーズでもかなり久々に披露していた。




【アイテム】

変身アイテム

GUTSスパークレンス


音声:マックスウェル・パワーズ

超古代の遺跡から発掘された神器を解析し、その構造を科学的に再現した道具
3000万年前の超古代にタイムスリップしたケンゴにユザレが手渡したものと恐らく同一と思われる。
GUTS-SELECTの標準装備でもあるが、そちらの方は変身アイテムとしての機能はオミットされている。
通常は銃型の「ハイパーガンモード」として使用され、怪獣の力を宿したUSB型アイテム「GUTSハイパーキー」を装填することで怪獣の力を再現。
ゴモラであれば超振動波、エレキングであれば電撃光線といったように、様々な効果の弾丸を放つことが出来る。

ケンゴの持つGUTSスパークレンスは特殊な物で、グリップを可動させて銃口を開くことで「スパークレンスモード」へと変形する。
そして光の力を宿した特別なGUTSハイパーキーを装填し、天高く掲げてトリガーを引く事でウルトラマントリガーへと変身が可能となる。
第1話など一部のエピソードではバンクが流れずに変身したり、通常時も銃口を開いてからバンクへ移行するなど、近年のシリーズの中では珍しくバンクへの依存度が低い。
緊急事態に咄嗟に変身する際にもバンクが省略されたり、変身シーンすら省略してぐんぐんカット時のBGMだけ流れて上から登場したりと、
ドラマの流れを重視し、必要であれば変身バンクをカットする演出方針は『ティガ』を始めとする平成ウルトラシリーズを彷彿とさせる。
マルチタイプキーを装填するシーンに至っては本放送前の特報や翌年の客演時に使われたのみであり、本編では一度も使われていない。

歴代の変身アイテムは、M78星雲・光の国の科学力で製造されたものだったり、オーパーツじみた謎の遺物だったり、
はたまた主人公が自作したものだったりと、実に様々な製造過程で作られているが、
このGUTSスパークレンスはそれらの前例にない、「防衛チームが開発した変身アイテム*6」。

「地球製のアイテムにウルトラマンの力が宿って変身アイテムと化した」という括りであればがあるが、
GUTSスパークレンスの場合は「元々防衛チームが変身アイテムとして開発したアイテムにウルトラマンの力が宿り、ウルトラマンへと変身させる機能を得た」という点で異なる。

「ウルトラマンへの変身アイテムとして開発された」という経緯からか、対応するハイパーキーと、使用者に変身適性があればトリガー以外への変身も可能。
劇中では、『トリガー』の地球を訪れたウルトラマンゼット(&ナツカワハルキ)とウルトラマンリブットが使用している。

とある事故で別次元から『トリガー』の世界に飛ばされたゼット(とハルキ)は、その際のごたごたで本来の変身アイテムであるウルトラゼットライザーが破損していた上に、
ウルトラフュージョン形態への変身に使用するウルトラメダルも盗まれてしまったため、変身が出来なくなっていたが、
アキトが破損したゼットライザーを解析し、抽出したエネルギーを宿した「ウルトラマンゼット オリジナル」のGUTSハイパーキーを作製し、
それと特別製のGUTSスパークレンス*7を組み合わせることで、変身適性を持つハルキに限り、ゼット(オリジナル)への変身が可能に。
さらに、奪還した各ウルトラメダルのエネルギーを応用して、α、β、Δ、γのGUTSハイパーキーもそれぞれ作製されたことにより、
アルファエッジ、ベータスマッシュ、ガンマフューチャー、デルタライズクローの各ウルトラフュージョン形態へのタイプチェンジも可能となった。

一度人間態の姿になってケンゴとユナに特訓を付けたことで、変身アイテムを用いなければ再度ウルトラマンの姿に変身できなくなった*8リブットは、
ユナから借りた一般隊員用のGUTSスパークレンスとゴモラのGUTSハイパーキーに自らの力を流し込んで変質させ、
前者を本来移行できない「スパークレンスモード」へ移行させた上で、自らのハイパーキーへと書き換えた後者と組み合わせてウルトラマンの姿に再度変身した。

これらの描写については、元ネタである『ティガ』のスパークレンスがウルトラマンティガの専用変身アイテムではなく、
ティガを含む「超古代の戦士(≒ウルトラマン)共通の変身アイテム」という側面があったため、そのオマージュともとれる。


ただ、「地球平和連盟TPU」及び「シズマ財団」の行っている超古代文明の研究はまだまだ明かされていない事実が多く、
異星人から提供された技術も多々あるため、これら一連のアイテム群が果たして本当に純地球製と言えるのかは未だ不明である。

スパークカートリッジ


ガッツバックルセット



武器

サークルアームズ

火星の超古代遺跡で石化した状態で発掘された神秘のアイテム。
ゴルバーとカルミラのコンビ相手に苦戦する中、「サークルアームズを振るうトリガーの姿」のイメージを見たケンゴに反応し、石化から解放。
独りでに飛び立ち、トリガーの手元へと召喚された。

「サークル(円形)」の名の通り、赤く丸い輪の持ち手に鋭い刀身が生えた形状をしている。
刀身を動かす事で3つの形態へと変形させることが可能
使用の際には変身したトリガーのタイプと最も相性の良い形態に切り替わっているが、これは自動ではなく任意で切り替えているため、
パワータイプでなければパワークロ―形態を使用できない等の縛りはなく、例えばマルチタイプでパワークロ―を用いたりなども問題なくできる。
また、専用武器であるグリッターブレードの影に隠れがちだが、グリッタートリガーエタニティの状態でもサークルアームズの使用は可能。

変身に使用した同じGUTSハイパーキーをサークルアームズへ再装填することで、各形態ごとに異なる必殺技が放たれる。
ちなみにインナースペースにいるケンゴのサークルアームズには柄にハイパーキーのスロットが備わっているが、
トリガーが持っているオリジナルにはないという、いわゆるギンガストリウム形式。
メタいことを言うと平成初期のシンプルなウルトラマンとニュージェネの玩具販売の都合というスポンサー事情を上手に両立させたという意味で非常に画期的なアイテムである。

なお「ウルトラマントリガー」となる前の姿の時点ではこれを使用した描写がないことから、
「本編では使わなかったが当時から持っていた」のか、「光の巨人たるウルトラマントリガーになってから手に入れた」のかは不明。
一方でイグニスが変身したトリガーダークが、トリガーが召喚したサークルアームズを使用するシーンはあるため、
召喚こそトリガーにしか出来ないが、使用するのは光の巨人であろうと闇の巨人であろうと「トリガー」ならば可能らしい。

ちなみに元々は従来のニュージェネシリーズ同様、ある程度話が進んでから手に入れる予定だったらしいが、
坂本監督がデザインを非常に気に入り、「最初から出したい」と熱望したために第1話から登場する事になったという裏話がある。

DX玩具版は3モード変形に加え、全てのガッツハイパーキーの認識機能付き、音声も充実している豪華仕様。
売り上げ的には苦戦する事が多い前半登場武器だが、サークルアームズは驚異的な売り上げを記録したらしく、
次作『ウルトラマンデッカー』でも、コレクションアイテムとの連動による拡張性の高い前半武器と、
アイテム単体で完結している最強武器という構成が継続する事になった他、後述するウルトラデュアルソードも豪華仕様で行く事が決まったという。



グリッターブレード

ウルトラデュアルソード


ユザレ……使わせてもらうよ、君の力を!

<DUAL! STAND BY!>

<BOOT UP!>

<DUAL SWORD!>

『デッカー』第7話にて、未来のユザレのビジョンがケンゴに渡した、菱形の結晶体が施された長剣。
GUTSスパークレンスにガッツハイパーキー ウルトラデュアルキーをセットし、トリガーを引くことで実体化。
振るうたびに金色の刀身から光の軌跡が描かれ、スフィアメガロゾーアを切り裂けるほどに鋭い剣戟が繰り出される。

スフィアメガロゾーア撃破後は、ケンゴの手によりウルトラマンデッカーことアスミ カナタに預けられることになる。



タイプチェンジ

ある意味トリガーを最も象徴する能力の一つ。
トリガーはタイプチェンジで能力の傾向を変え、様々な状況に対応することが可能である。
タイプチェンジを行うと、チェンジ先の形態に応じてまずトリガーの体の模様とメインカラーが変わり、
その後に、胸のプロテクターと頭の形状が発光して変わり、チェンジが完了するという特徴を持つ。
過去作を意識した作品だけあって、ここら辺の演出は98年に登場したティガの後輩ウルトラマン01年に登場した慈愛のウルトラマンに近いか。

上述の通り、タイプチェンジの際はまず体色が変化し、その後模様や形状が変化する方式が取られており、
例えば前作『Z』のウルトラフュージョンと違って、タイプチェンジの度にぐんぐんカットが出ることはないが、
ケンゴが現在のタイプのハイパーキーをチェンジしたいタイプのハイパーキーに取り換える必要はあるため、変身時同様に、
「キーを起動→挿入→ケンゴがGUTSスパークレンスを掲げる→左から右へ横一直線に動かしながら前口上→トリガーの名前を叫びながら変身アイテムを掲げる」
というシークエンスが挿入される。

ただし、このタイプチェンジ用のバンクは、各タイプの初回タイプチェンジ以降はテンポを重視してか省略されることも多く、
省略される場合は、「額のクリスタルが発光→チェンジ先のタイプ名のコールと共にタイプチェンジ」という演出になるのが基本。
一部のエピソードではティガと同じくクリスタルの前あたりで腕を一度交差させ、下ろした直後にタイプチェンジ完了という演出が行われたこともある。

なお、その『ティガ』を含む平成初期作品では、当時の技術の限界もあって「バンクや全身発光を使わず、ウルトラマンが動作の途中で流れるようにチェンジ」や、
「体色だけでなく、プロテクターの形状まで変化するタイプチェンジ」などの演出は不可能であったため、
撮影技術・映像処理技術の向上に伴ってそれらの演出が可能となった『トリガー』とそれらの作品を見比べると、時代の変化を実感できる……かもしれない。

なお、『トリガー』以前の「ニュージェネレーションヒーローズ」のウルトラマンは、歴代ウルトラマンの力を借りてパワーアップするのが一般的であり、
それもあって、タイプチェンジにあたる形態変化でも、力を借りたウルトラマンの意匠が盛り込まれたビジュアルが多かったが、
トリガーは自身の能力傾向を偏らせる『ティガ』や『ダイナ』のようなタイプチェンジを行うこともあり、
タイプチェンジ形態には他のウルトラマンの要素を入れず、各タイプの魅力が際立つようなデザインの意識がなされている。
一方で、タイプチェンジの際には「ニュージェネレーションヒーローズ」お馴染みのインナースペースで装填アイテムを変えてチェンジするが、
力自体は超古代文明の石版から引き出されたものであり、力を行使するための手段として人工的なアイテムが使われている。


マルチタイプ



ULTRAMAN TRIGGER MULTI TYPE!


BOOT UP! ZEPERION!



未来を築く、希望の光!

ウルトラマントリガー!!


画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~)PV映像より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京


ULTRAMAN TRIGGER


M U L T I T Y P E !


飛行速度:マッハ5
ジャンプ力:800m
走行速度:マッハ1.5
潜行速度:マッハ1.5
地中速度:マッハ1.5

マルチタイプキーをGUTSスパークレンスに装填して変身するトリガーの基本形態。
メインカラーは青紫で、頭頂部は真っすぐ上に伸びる。

パワー・スピード共にバランスの取れた性能を有しており、陸・海・空、戦いの舞台を問わない戦闘が可能である。
多彩な光線技にも長けており、手数の多さなら全形態の中で最も安定している。


マルチタイプの必殺技

ゼペリオン光線
腕をL字の構えに組んで発射するマルチタイプの必殺光線。
白色の光線に電撃のようなエフェクトが付加されている他、発射時にはトリガーの体のプロテクターが光り輝くという特徴を持つ。

トリガーハンドスラッシュ
腕を前に突き出し、指先から青白い光弾を連射する。
威力こそ低いが、牽制や飛び道具の迎撃など幅広い用途に使用される。

マルチ・スペシウム光線
両手を十字に交差することで、十字状の光弾を連射する。
第5話で初使用、一度はデスドラゴを撤退させることに成功した。

トリガー・タイマーフラッシュ
両腕を交差した後、全身にエネルギーを集中させてカラータイマーから光を放出する。
第8話のキングジョー ストレイジカスタム戦で使用。
ペダニウムハンマーで動きを封じられていたゼットを救った。

トリガースライサー
両腕から青白く輝く光の刃を撃ち出す。こちらも発射時にはトリガーの体のプロテクターが光り輝く。

パワータイプ



ULTRAMAN TRIGGER POWER TYPE!


BOOT UP! DERACIUM!



勝利を掴む、剛力の光!

ウルトラマントリガー!!


画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~)PV映像より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京


ULTRAMAN TRIGGER


P O W E R T Y P E !


飛行速度:マッハ3
ジャンプ力:500m
走行速度:マッハ1
潜行速度:マッハ1
地中速度:マッハ1

パワータイプキーを用いて変身するトリガーの剛力重視形態。
メインカラーはだが、両肩部・両腿部にのアクセントカラーが施されている。
胸部アーマーはVの字のスリットが施されたものに、頭頂部はアイスラッガーを思わせる曲線状に変化する。両肩には金色のプロテクターが襷状に伸びている。
初陣ではマルチタイプを圧倒したダーゴンと互角に渡り合い、第4話ではオカグビラを一気に持ち上げるパワフルさを見せている。
第10話ではザラガスオラオラのセリフと共に百裂パンチを繰り出し、アッパーカットを決めたものの、吹き飛ばす勢いが強すぎて危うくユナとアキトまで巻き込みかけたことも……。
ダーゴンさんが指先ひとつでダウン…じゃなくて止めなかったらヤバかった


パワータイプの必殺技

デラシウム光流
両腕に燃え盛るエネルギーを集めた後、右手で投げつける形で放つパワータイプの必殺光線。
ゼペリオン光線と同様、発射時にはトリガーの体のプロテクターが光り輝くという特徴を持つ。


スカイタイプ



ULTRAMAN TRIGGER SKY TYPE!


BOOT UP! RUNBOLDT!



天空を駆ける、高速の光!

ウルトラマントリガー!!


画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~)PV映像より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京


ULTRAMAN TRIGGER


S K Y T Y P E !

飛行速度:マッハ7
ジャンプ力:1000m
走行速度:マッハ2
潜行速度:マッハ1
地中速度:マッハ1


スカイタイプキーを用いて変身するトリガーの俊敏特化形態。
メインカラーは青紫だが、両肩部から胸部・両腕部・両腿部にスカイブルーのアクセントカラーが施されている。
頭頂部と両の耳元に金の装飾が施されているが、マルチ&パワータイプのようにスリット部には施されていない。
初陣はガッツファルコンと共闘してガゾートを撃破したものの、俊敏策士ヒュドラムの奇襲に見舞われてしまう結果となった。
とはいえ、その後は『トリガー』世界の始まりの怪獣ことデスドラゴ戦では空中でスカイアローを駆使し、電撃攻撃を相殺する場面を見せている。
さらに、第6話でのヒュドラム戦では怒りのマルチソード乱れ突きで圧倒、ランバルト光弾で逆転勝利して雪辱戦を果たした。
このように序盤においてはティガのスカイタイプと比べてもかなり見せ場が多くあり、YouTubeの公式配信では第8話までのサムネイル画像でも4回スカイタイプが登場している。


スカイタイプの必殺技

ランバルト光弾
両腕にエネルギーの渦を集めた後、右手で投げつける形で放つスカイタイプの必殺光線。
これまた発射時にはトリガーの体のプロテクターが光り輝くという特徴を持つ。


グリッタートリガーエタニティ



GLITTER TRIGGER ETERNITY!


BOOT UP! GLITTER ZEPERION!



宇宙を照らす、超古代の光!

ウルトラマン!トリガァァァーッ!!


画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~)第12話「三千万年の奇跡」より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京


GLITTER TRIGGER

E T E R N I T Y !


エタニティ・コアの欠片と言われるグリッタートリガーエタニティキーを用いて変身するトリガー奇跡の形態。
メインカラーは橙がかった赤で、手足やプロテクター部にのアクセントカラーが施されている。
菱形のカラータイマーも3つに増えたトライアングルクリスタルに変化。
これはマルチパワースカイの3形態の力が一体化しているという証でもある。
頭頂部のクリスタルも消えており、頭頂部から側頭部にかけて鋭角状の飾りも伸びている。
紫のカラーもなくなったため、一部では「ガイアV1メビウスバーニングブレイブっぽくも見える」との声も。

戦闘スタイルはトライアングルクリスタルから召喚されるグリッターブレードというジャマダハル剣を用いた剣戟が中心。
手甲部に施された3色の結晶パーツを回転させてグリップ部のトリガーを押すことで様々な特殊能力が発動、グリッタートリガーエタニティを強化させる。
第24話における邪神メガロゾーア戦ではサークルアームズ・マルチソードとの二刀流も披露している。

当初は欠片とはいえエタニティコアのパワーが強大すぎるためか、力の制御が難しかった上、
攻撃の際に不必要なまでにエネルギーを使ってしまい、すぐにカラータイマーが点滅してしまうほど消耗が激しいという欠点を抱えていた。
二度目の変身以降は全身から金色の炎が迸るほどで、長く維持はできなかったものの、リブットとのトレーニングでそれを克服した。
ただ、制御できるようになっても、他のタイプよりエネルギー消耗が激しいという欠点は残っており、
戦闘終了と判断する等で維持する必要が無くなれば、マルチタイプ等に即チェンジすることも多かった。

パワー&スカイでは見せなかったぐんぐんカットも披露。
ダイヤ型の3色の光が画面奥に飛び込んだ後、迸る金色のオーラの中で交差した光の中央から右拳を上げるグリッタートリガーエタニティが巨大化する。
ぐんぐんカットなしでのチェンジも多く*9、この場合はパワータイプ・スカイタイプと同様に色が変わってからプロテクターが変化する。

変身前にケンゴがGUTSスパークレンスを掲げるモーションも通常時と異なり、上に弧を描く形に変化。
これはかつてのティガの変身ポーズの基本である「真下から円を描きスパークレンスを掲げる」ものと逆の形になっている。

最強形態ではあるが、この形態で止めを刺しても終わらないパターンもあり、第19話に至ってはこの形態が事実上の前座となっている。


グリッタートリガーエタニティの必殺技


グリッターゼペリオン光線
ゼペリオン光線の強化版。
L字型の構えから金色の光線が放たれるが、通常時と異なりトリガー自身でも制御しきれないほどの破壊力を誇る。
初使用時にはトリガーダークを含めた闇の巨人一味に大打撃を与えただけでなく、一凪ぎで土埃が生じる様を見せつけた。一歩間違えれば大惨事だった……

グリッタートリガーボンバー(仮称)
右腕に黄金のオーラを集め、パンチの動作に合わせて螺旋状の衝撃波として放出する。

マルチフォトン

MULTI PHOTON!

グリッターブレードを用いた技の一つ。
結晶パーツを回転させ、紫色に合わせた「マルチモード」にしてトリガーを弾くことで発動。
左右にグリッタートリガーエタニティの分身が現れ、本体と同じ動作で敵を攻撃する。
本体及び斬撃の軌跡は、分身はそれぞれと異なる色を持つ。
某夢戦士とか言わない

パワーフォトン

POWER PHOTON!

グリッターブレードを用いた技の一つ。
結晶パーツを回転させ、赤色に合わせた「パワーモード」にしてトリガーを弾くことで発動。
大地を揺るがすジャンプと共に、刀身に赤いエネルギーを帯びたグリッターブレードを勢いよく突き刺す。

スカイフォトン

SKY PHOTON!

グリッターブレードを用いた技の一つ。
結晶パーツを回転させ、青色に合わせた「スカイモード」にしてトリガーを弾くことで発動。
グリッターブレードの刀身に青いエネルギーを漲らせ、残像が残るほどの超高速の連続斬りを叩き込む。

エタニティゼラデス

VIOLET!

ETERNITY ZERADES!

グリッターブレードを用いた必殺技の一つ。
トリガーを長押しした後エネルギチャージし、マルチモードにしてトリガーを弾くことで発動。
全身で大の字を描いた後、金色に輝くグリッタートリガーエタニティの周囲で紫色の波動が巻き起こる。
やがて横一直線状に三日月状の刃が生成され、グリッターブレードから放射される破壊光線と共に発射される。
これを受けた敵は縦一文字に両断され、木っ端微塵に爆発四散する。
名前の由来はグリッターティガの「ゼラデスビーム」からと思われる。

エタニティボンバー

CRIMSON!

ETERNITY BOMBER!

グリッターブレードを用いた必殺技の一つ。
トリガーを長押しした後エネルギチャージし、パワーモードにしてトリガーを弾くことで発動。
グリッターブレードを勢いよく振り上げ、土埃を上げながら突き進む真紅の斬撃を飛ばす。
第16話では刀身にエネルギーを込め、赤い稲妻を帯びたオレンジ色の光線を放った。
名前の由来はグリッターティガの技「グリッターボンバー」からと思われる。

エタニティバニッシュ

COBALT!

ETERNITY VANISH!

グリッターブレードを用いた必殺技の一つ。
トリガーを長押しした後エネルギチャージし、スカイモードにしてトリガーを弾くことで発動。
全身を青い竜巻状のエネルギーで包み込んだ後、相手の周囲を独楽のように高速旋回して斬り刻む。
第17話ではサークルアームズのマルチソードを併用し、二刀流でメツオロチにトドメを刺した。
名前の由来はグリッターティガの技「グリッターバニッシュ」からと思われる。







































ここから先は、所謂ウルトラシリーズファン向けの内容。

いや、寧ろここからが本題なのかもしれない……。

































ウルトラマンティガとの関係性】




ウルトラマントリガー最大の謎の一つ。
それはウルトラマンティガとの共通点があまりにも多すぎる事。
そして、それらに関しての説明が劇中では一切語られなかった事。

……など、物語開始時点である程度バックボーンが明確化されているのに対し、トリガーの場合、
現段階では「ウルトラマンティガのような存在」としか言い表すことが出来ない立ち位置となっている。
上述のスペックや必殺技、タイプチェンジの名称や特性、さらには世界観までトリガーとティガは類似しており、
両者に何かしらの繋がりは確実にあると思われるが、現時点では全くの不明である。

また、トリガーが火星に現れたことが地球に報道された際、「ティガやダイナと似た存在」ではなく「未知の巨人」として紹介されていた上、
地球の防衛隊であるGUTS-SELECTも最初からトリガーを味方とは判断せず、人類にとってどのような存在と見るべきか議論されていたことから、
「『トリガー』の舞台である地球・火星は『ティガ』及び『ダイナ』の舞台「ネオフロンティアスペース」とは異なる世界ではないか」と言われていた*11

そして第9話「あの日の翼」にて、GUTS-SELECT創設者のミツクニが色々曰く付きのガッツウイング1号含めてネオフロンティアスペースからの漂着者という事実が判明。
これにより、『トリガー』の舞台である地球・火星は『ティガ』及び『ダイナ』とは異なる世界だということが明らかになった。
ミツクニがネオフロンティアスペース及びTPCの関係者だという事を踏まえると、
第1話でケンゴにGUTSスパークレンスを渡す際、彼にかつてのティガ=マドカ・ダイゴの姿を想起していたのも頷ける。

だが、トリガーの存在については未だに謎。
そもそも超古代の光と闇の巨人やユザレといった共通点が存在する世界に「TPCの人間が兵器ごと跳ばされる」など単なる偶然では片付けられないものがあり、
他にもガゾートやキリエル人による事件や巨人像に関わるタイムパラドックス現象、人の内なる光によるティガの分身体の降臨等、
状況の詳細に大きな差異はあれどネオフロンティアスペースにおけるティガ絡みの事件とほぼ同じ出来事が次々と発生しており、世界の繋がりに関してより謎が深まっている。
一部書籍では「ティガと同義」と説明されているが、これはどういう意味なのだろうか……?

また、かつての戦士と似た姿・能力を持ち、その戦士が得意としていた光線技と同じ名前の光線を得意としつつ、
かつての戦士は所有していなかった様々な形態に変形する武器を使うという点で、2021年で生誕50周年を迎えたウルトラマンを連想した人も多い他、
中には情報公開当初から「パワータイプとスカイタイプの頭部形状が『ティガ』第1話でゴルザメルバに破壊された石像の巨人と似ている」という指摘も。





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最終更新:2025年03月14日 23:09

*1 これによりスーツアクターの目の位置が変わるため、トリガーの覗き穴(スリット)は目の上側に設けられている。

*2 ちなみにジードとは作品のメイン監督が坂本浩一監督という共通点を持つ。

*3 ケンゴはハルキと自分のように「別人格のウルトラマンと人間が融合した」のではなく、『ティガ』のダイゴや『R/B』の湊兄妹のように「ウルトラマンへと変身する力を手に入れた人間」だと説明したようにも取れるが、ゼットがケンゴの素性を察した上でジードのように「基本形態が人間のウルトラマン」、あるいはウルトラセブンウルトラマンメビウスのように「人間に擬態しているウルトラマン」というニュアンスで発言した可能性もある。

*4 第18話でもトリガーの記憶のカルミラが笑っていると発言しており、一応巨人達にも表情の変化は起こる模様。

*5 「ケンゴがトリガーダークを変質させた張本人」という記憶が蘇った後は、カルミラは自分の愛するトリガーを変えたケンゴに並々ならぬ憎しみをぶつけるようになっており、もしも「正史」でもケンゴ、あるいは彼に似た人間がトリガーを変質させたのならば、カルミラの性格からしてその人間の姿形を覚えている方が自然である。

*6 ただし、「ウルトラマンへの変身目的で作られた」という開発経緯を知るのは開発者であるアキトを始めとした一握りの人間だけで、GUTS-SELECTのメンバーには知らされていない。

*7 ケンゴの持っているものと同じ仕様

*8 リブット当人が語ったところによると、「光の国」のウルトラマンは一度人間に擬態すると、光の力を解放するアイテム…つまりは変身アイテムを用いないと再度ウルトラマンの姿に戻れなくなるらしい。

*9 第14話再戦、第15話、第19話、第21話、第22話、第23話。

*10 そもそも光と闇の力でエタニティコアを制御するために変身したため、トリガートゥルースこと「真のトリガー」への変身はメガロゾーア撃破作戦の第一段階でしかない。

*11 仮に『ダイナ』より後の話だとしても、地球の人々さえ「光の巨人」を忘れていたとは考えにくい上、もし人々から「光の巨人」が忘れられるほどの年月が経ったというのなら、文明レベルが『ダイナ』と同程度なのはおかしいため。