薬膳ヤク(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)

登録日:2023/08/02 Wed 02:44:59
更新日:2025/04/20 Sun 02:16:10
所要時間約 12 分で読めるのじゃ





秘密は多いほうが 女性は魅力的に感じるじゃろ?


薬膳(やくぜん)ヤクとは『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』のヒロインであり、愛城恋太郎の16人目の彼女。


◆概要

代々薬剤師を営んできた一家である「薬膳家」の御隠居様。初登場時89歳。誕生日は8月9日 *1
そして恋太郎ファミリー5番目の彼女である薬膳楠莉実の祖母である。

もう一度言うが実の祖母である。ちなみに母方。

恋太郎ファミリーが30人を達成した時点でも当然ながらブッチギリのファミリー最年長。
長命種とかのガチの人外彼女が登場しない限り、おそらく今後も不動の1位と思われる。
タマ?あいつは自分を猫だと思い込んでる奇人だし…… ← おい 訂正しろ 殺すぞ!!!!


◆容姿

「こんな姿じゃが八十九歳なのじゃ」

御年89歳という実年齢ながら孫である楠莉の作った不老不死の薬の効果により、楠莉と同じ8歳の肉体を持つ。
外見は不老不死の薬が効いている状態の楠莉とそっくりな顔立ち・体格の幼女。赤茶色の髪を姫カットにし、髪の長さは自身の背丈に並ぶほど。イチョウ型のアホ毛を生やしている。
普段は着物姿でいることが多く、コスプレ時にも和服のテイストが加わることが多い。ただし水着や体操服、登山服など洋装にも抵抗はない模様。
なおヤクが服用した不老不死の薬は楠莉のそれより完成品に近い強力なものであり、「打ち消しの薬」を服用しても元の肉体に戻ることはない。


◆性格

「秘密が多い方が 女性は魅力的に見えるのじゃよ」

一人称は「わし」。語尾に「のじゃ」をつけるなど年寄り口調のいわゆる「のじゃロリ」。笑い方は孫とお揃いの「くすりくすり」。
肉体年齢は若くとも、89歳という実年齢相応の精神と自意識を持ち、落ち着きと包容力とバブみを感じさせる雰囲気を常に漂わせている*2
存在がかなりファンタジー寄りな一方で、当人の感性はファミリー内では常識的な部類。
他メンバーの奇行にも大抵は大らかな態度で受け止めるが、度を越した異常事態にはこんな→(゚∀゚)表情で呆然としてみせる。
また苦手とする状況に陥った時はこんな→(^ω^;)表情で焦りを露わにしたりと得手不得手による表情の差が大きい。

秘密主義的な一面があり、自身の内面や過去の経験に関しては謎めかせ、はぐらかすことが多い。
これはミステリアスさの演出という意味もあるが、戦場での体験など若い世代には強烈すぎることを隠す意図もある模様。
時に思わせぶりな言動で恋太郎をも翻弄し、8歳とも89歳とも思えぬ色香を感じさせることもしばしば。
一方で恋太郎が彼氏力を発揮してみせた時は、他メンバーと同様に乙女な反応を見せることもある。

薬学に通じているが研究者・薬剤師としての仕事は引退しており、現在は悠々自適の年金暮らし。
既婚者にして経産婦であるが、夫は故人であり、少なくとも孫娘の記憶には残っていないほど昔に亡くなっている。
お花の蜜大学附属高等学校の直接の関係者ではないものの、理事長職権乱用許可を得て毎日のように学校に通い詰めている。


◆スペック

「おや まだまだ見えるものじゃのう」

肉体年齢8歳にしてファミリー屈指の身体能力の持ち主。特に身のこなしと敏捷性には自信があるようで、涼しい顔でバク宙を決めるなど、ニンジャめいたパフォーマンスもたやすくこなす。
剣道の経験者であり、全力を出していない騎士華の連撃ならばたやすく躱せるほど。
戦場帰りということもあって、文字通りの修羅場をくぐり抜けている技術・経験値両面で隙のないソルジャー。銃を体の一部のごとく扱うことも可能。
ただし高齢者ならではの体の不調を訴えることもしばしば*3。また羽々里とは違った意味で魂の抜けやすい体質。

薬開発を代々趣味とする家柄であり、自身も戦場で「肉体の断面がくっつく薬」*4などヤバいものを開発している。
ただし本編の時間軸では孫とキャラを被らせないためか、そうした面を見せることはほとんどない。
専門的な薬学だけでなく、年の功ゆえの身近な野草を用いた民間医療などにも通じている。


一方で、年齢を加味しても、非常に…を通り越して異常に横文字・機械類を苦手としているどうやって薬学を修めたのやら*5
横文字は簡単な一般用語どころか、アメリカなどの国名すら日本語に変換しないと分からないレベルであり、カタカナは読むこと自体はできる*6が意味までは分からない*7、アルファベットは読める読めない以前に存在自体を知らないようで、恋太郎に指摘されるまで文字と認識していなかった*8など、本人の言う「古い」を通り越してまるでタイムスリップしてきた人のような印象がある。
また、「ファ」や「ディ」などの発音ができない人が多かった時代の生まれのため、ナディーのことを「なでー」、ファミリーを「はみりー」と言ってしまうなど、小文字の発音ができない。
機械類はテレビを「」と呼び*9、電話も糸電話しか使えないなど、こちらも尋常でないほど疎く、スマホにいたっては「」と呼んでおり存在意義すら認識しているか疑わしいレベル。顔文字みたいな表情をしているのに。
自動車は機械嫌いの祖母(楠莉にとっては高祖母にあたる)の影響で「人をひき殺す鉄の馬」と認識してひどく恐れており、エンジンのかかった車を見ると足がすくんで動けなくなってしまう。そのため車道を自力で横断することすら困難。
孫の楠莉や恋太郎ファミリーからいくら教わってもほとんど覚えないあたり、もはや脳になんらかのフィルターがかかっている疑惑すら感じられる。

上記の剣道をはじめ、日本古来の技能や遊びに堪能である。
メンコ遊びではファミリーで最強。書道もハイレベルな達筆で草書体を使いこなし、ナディー以外には解読できないほど。
楠莉「ずっとおばあちゃん死ぬほど字汚ねーのかと思ってたのだ」
また骨董品の愛好家であり、羽々里が購入したくそデカい壺*10を見た時は、珍しく外見相応のはしゃぎっぷりを見せた。
ただし審美眼はさっぱりであり、騙されて贋作を掴まれそうになったこともしばしば。


◆恋太郎との馴れ初め

「はじめまして 楠莉の彼氏さんや」

初登場は第75話。
薬膳家に招かれていた恋太郎の前に、外出先から帰ってきた形で登場。
楠莉母との「ノービビン!」で油断していた恋太郎と「はい、ビビーン!!」を果たす。

初対面から孫の彼氏として好意的な反応を示し、楠莉からの恋太郎ファミリー加入の誘いもあっさりと了承
楠莉が好きなテレビ番組を観ようと残ったため、二人で散歩デートへと向かう。
楽しい時間をともに過ごすも帰り際に恋太郎の本気を察し、楠莉を喜ばせようと話を合わせていただけと申し訳無さそうに明かすヤク。
自分は恋太郎のような若い子と恋愛をする年齢ではなく、恋太郎には楠莉たちのようにふさわしい時代の相手と幸せになるようにと、やんわりと想いを拒絶する。

ヤクの大人びた振る舞いや包容力に惹かれていた恋太郎だったが、それまで自分が子ども扱いしかされていないことに思い至り、少なからぬショックを受ける。
それでも自分を恋愛対象と見てもらうべく、話に聞いたヤクの亡き夫・楠莉祖父のような「男らしさの塊」を演じることを決意。
コンビニで購入した衣装一式を皮切りに自分なりのワイルドさを全力で実践していく恋太郎だったが、なぜかおばあちゃんに連れられて公園ではしゃぐ孫のごときムーヴをかましてしまう。
恋愛アピールとしては完全に空回りしている事をさすがに自覚し、最後の手段とばかりに強引な行動に出る。

「ヤク!!! 俺の女になれッ!!!!」

そのままヤクを引き寄せ唇を奪おうとするも、持ち前の鋼の健全力により寸前で留まってしまう。
自身にワイルドの才能がないことを悔やむ恋太郎だったが——



最後の僅かな距離を詰め、唇を重ねたのはヤクの方であった。

「分かってないのう……」
「男らしい男との恋はもう したのじゃから どうせ別の男とするなら———」
「別の楽しみ方をできる恋の方がいいに決まっておるじゃろうが」

ヤクの急激な態度の変化にとまどう恋太郎に対し、顔を赤らめつつもはぐらかすような態度を崩さないヤク。
「女の気まぐれ」「戯れ」と宣う彼女に自分の本気を伝えようとする恋太郎をそっと押し留めると、

「だったら」
「いつか わしのことも本気にさせてくれるのを 楽しみに待っておるよ」

と挑戦的な言葉と表情を投げかけ、恋太郎も翻弄されながらも期待に応えることを誓うのだった。




◆ファミリー加入の経緯


…と言う次第でございまして… 薬膳ヤクさんを新しい彼女として迎え入れさせていただいてもよろしいでしょうか……!

こんな姿じゃが八十九歳なのじゃ

九十手前(アラナイ)

彼女の祖母

恋太郎からの紹介を受け、さすがに実年齢や楠莉との血縁関係に驚愕するファミリー一同。
羽々里にすら「大丈夫なの…!? 倫理的に」と案じられる始末。 「おめーが言うな」*11
しかしヤクの持ち前の包容力や楠莉からの無邪気な仲介ですんなりと受け入れられていく。

ファミリーメンバーについてはあらかじめ恋太郎から特徴など聞いていたヤクだったが、人数が人数だけに読者同様すぐには顔と名前が一致せず。
そこで楠莉が「ドMなのだ」「おっぱいのでけー変態なのだ」など率直すぎる言葉も添えつつ改めてメンバーを紹介。
一通り紹介を終えたあとでヤクが自信なさげに答え合わせをするも、特徴と人物が盛大にシャッフルされた結果、
弱気なロリ育」「美容の大敵バリューセットな美々美」「登山魔芽衣」「緊縛知与」「爆乳変態唐音」などのモンスターが誕生。*12

それでもどうにか覚えきったところで、楠莉が何気なく他メンバーにヤクの名を覚えているかを尋ねる。
が、それまでの騒ぎで凪乃・芽衣・知与を除くメンバーはすっかりド忘れ。
「発音は二文字」「カタカナ表記」「薬を連想させる」といった断片的な情報から導き出した答えは———


「えっと…薬膳——」

「シャブ!」


「ヤクなのじゃ」

名前間違い。ダメ、絶対。



◆ファミリー内の人間関係

ファミリー最年長ということもあり、他メンバーを成人組も含めて子か孫のように可愛がっている。
他メンバーからはその包容力や落ち着きで慕われ、他の成人組と比してもまっとうに年長者として扱われている。
かといって距離があるわけでもなく、年代ギャップなどで時折ツッコまれつつも総じて良好な関係。
他メンバーがはしゃいだり、奇行に走っているときなどは、優しくたしなめたり体を気遣った言葉をかけることが多い。


先輩彼女にして実の孫。ファミリー加入以前から非常に仲がよく、時折話題に出していた。
普段の幼女姿ではもちろん、打ち消しの薬で精神が実年齢相応になっても遠慮なく甘え倒すほどに懐いている。
不老不死の薬も元々「ヤクが死ぬのはイヤだから」という理由で作っていたもの。
ヤクの方も孫を溺愛しており、楠莉がはしゃいでいる様子を見た時は涼しい顔をしつつも内心で「わしの孫かわいすぎん?」と悶えている。
ヤクが他メンバー(特に騎士華)を可愛がっている時は嫉妬にかられることも。「楠莉のおばーちゃんなのだーッ!!!!」
ただし、ヤクの横文字と機械への理解の無さには頭を悩ませている。
「ありがとうのう 皆 楠莉と仲良くしてくれて」



メンバー内で2番手の年長者(彼女(ヒロイン)24人在籍時点)だが、還暦一周分の年の差ゆえに他メンバーと同様“女の子”として扱われている。
羽々里は年上として敬おうと努めているものの、愛らしい外見とのギャップで元々壊れ気味の脳をしばしばバグらせている。
「お…おむちゅは…どちらが替えられる側ですか……?」
授業中は理事長室で共に過ごしていることも多く、羽々里にとっては仕事中の癒やしとなっている。
「なーに わしから見たら おぬしも他の子と変わらぬ“女の子”じゃよ」


ブロークンすぎるイングリッシュの使い手であるナディーと横文字が一切理解できないヤクという言語コミュニケーションが絶望的なコンビ。
他メンバーにとっても(恋太郎を除き)翻訳の困難なナディー語であるが、ヤクからすればもはや異星言語
それでも互いを想い、目を見て気持ちを通じ合わせることで言葉以上に深い絆を結んでいる。
剣道やメンコなど共通する特技が多く、年の功で一歩先んじているヤクにナディーが師匠のように扱うことも。
ナディーからの呼び名はヤクグラウンドロリータ。ヤクからの呼び名は「なでー
「言葉なんか通じなくとも わしはいつも楽しそうで元気な なでーの方が好きじゃよ」


70以上の年齢差がありながら、共にファミリー内のロリ枠の一員。ツーショットの単行本表紙にはならなかったが、連番彼女ペアでもある。
楠莉と共に利きほっぺを行った際は、親族で同じ肉体年齢ながらも感触の深みで見事に判別している。
年齢相応の体の不調を感じることが多いため、紅葉のマッサージ技術で特に恩恵を受けているメンバーの一人。
肩もみをされた時などは、ヤクとしては珍しく緩みきったリアクションを見せている。ほぼ逝きかけるほどに
「ふひゃあぁあ~~こんな気持ちよい肩もみ初めてなのじゃあぁ~~」


単行本の表紙を共に飾った連番彼女ペア(第10巻)。
剣道という共通点があり、主にフィーチャーされるのは赤ちゃんモードの騎士華を甘やかす姿。
バブみを越えたババみで「ばぁば~♡」とトロトロにさせられては、実の孫から嫉妬されている。
騎士華がファミリー内で常に甘やかす立場にいるヤクを案じ、恋太郎に甘えられるよう策を講じたことも。
「騎士華もかわいいよ」 「ばぁば…♥」


ご存知、彼女大大大大大好きモンスター。孫共々良好な関係を築いている。
普段のイチャイチャではヤクが年長者らしくも小悪魔めいた振る舞いを見せ、恋太郎側もそんな幼老併せ持った魅力にキュンキュンとさせられている。
告白時にはどこか気持ちをはぐらかす態度を見せていたが、恋太郎に対する惚れ込みや彼氏力を見せたときのリアクションは他の彼女(ヒロイン)らに引けを取らない。
「わしは骨董品を見る目はないが——男を見る目はあるのじゃよ」



◆家族構成

現在の家族構成は娘夫婦と孫娘の4人家族。存命組の詳細は楠莉の項目を参照。


  • 娘(楠莉の母)
楠莉の母はヤクと元夫の間に生まれた娘に該当する。薬膳家は女系家族なのかもしれない。


  • 楠莉の父
合法ショタでハルクな婿。そのためか、彼はヤクを「お義母さん」と呼ぶ。


ヤクの孫娘で恋太郎の5人目の彼女で恋太郎ファミリーの先輩。
二人の仲の良さは加入してからも変わっておらず、二人で出かける事も普通にある模様。


  • 元夫
ヤクの元夫であり、楠莉の祖父に該当する人物。当人は既に死別*13しているため、本編にはほとんど姿を見せない。回想等で顔、姿が描かれた事もほとんど無い。
「男らしさの塊のような男」な元軍人であり、ヤクとは従軍中に出会っている。*14
ワイルドで頼れる兄貴分であった一方で寡黙で不器用な面もあったらしく、甘い愛の言葉は勿論「感謝の言葉」を表するのも苦手であったと語られている。しかしそれらを踏まえて尚、ヤクとの夫婦仲は良好であった模様。
総じて典型的な「古き良き昭和の日本男児」であったと思われる。
ヤクは彼との思い出を大事にする一方で、彼とは異なる交流、アプローチをしてくる恋太郎との交際を楽しんでいる節がある。
因みに英語及び横文字は人並みには読めた模様*15


  • ヤクの祖母
ヤクの祖母であり、楠莉の高祖母(祖母の祖母)に該当する女性。ヤクの母方か父方かは不明。
当たり前だが既に故人であり、思い出話等の台詞に時々出てくるのみ。*16
自他ともに認める機械嫌いであったらしく、車(普通の乗用車)を「鉄の馬」と呼び警戒するようにヤクに教えたのはこの人。この為ヤクはあらゆる乗り物を「鉄の○○」と認識している。*17*18
ヤクの人生観、価値観に大きな影響を与えた人物であり、前述したヤクの得意分野苦手分野の形成に大いに関わった人物である。
この事から、ヤクと楠莉には「おばあちゃんっ娘であり、祖母の影響を濃く受けている」という共通点がある事が浮かび上がってくる。


◆余談

名前の由来は「薬物」……ではなく、彼女の母が好きだった「屋久杉」から。



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  • 薬膳シャブ→ではない
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最終更新:2025年04月20日 02:16

*1 第133話にて判明。由来は名前(ヤ=8、ク=9)の語呂合わせ、または『薬草の日』からだと思われる。

*2 楠莉のみ服用時未成年だったため、精神年齢に影響を受けた。

*3 体は若返っているはずなのでおそらく気分的なもの。

*4 千切れた手足や頭をアンパンマンのごときノリでくっつけられる代物。ただし、接着剤的なものではなく、まさかの飲み薬。

*5 一応、薬学には「天然薬物学」や「漢方薬学」などもあり、ヨモギの薬効を説明するシーンも見受けられるが、それでも修めるには横文字と外来語は避けられない。そのため、ヤクがどうやって薬学を修めたのかは謎に包まれている。

*6 昭和初期は、男尊女卑の観点から『女性的とされるひらがな』より『男性的な印象のカタカナ』を使うことが推奨されていた時期があった為と思われる。また、昭和初期辺りの生まれの女性で「ヤク」のようなカタカナの名前が多いのは、当時カタカナよりも漢字の方が格式が高く『女子の名前に漢字は恐れ多い』という風潮があった為。

*7 ボタンをスイッチではなく植物の牡丹と思ってしまう。

*8 本人曰く「変な形の傷だと思ってた」

*9 昔のブラウン管テレビならともかく、現代の液晶テレビやプラズマテレビなどの薄型テレビも「箱」と呼ぶのはどうなのだろうか…

*10 ヤク曰く稀代の陶芸家による名品

*11 誰のツッコミか作中では判然としていないが多分唐音か胡桃。

*12 ただのイメージ映像です。

*13 特にこの事に関するエピソードは現在無いため、高齢を経て普通に病死か寿命で老衰死したと思われる

*14 その為生前は、組織内で「可愛がられるマスコット」と「有能で便利な後衛要員」と「開発した薬でやらかすトラブルメーカー」を兼任していた時期のヤクを知る数少ない一人であった可能性が高い。

*15 ヤクにプレゼントした手作りの壺の底に英語でメッセージを書いていたことから。ただし、前述のとおりヤクはアルファベットの存在を知らなかったため、全く意味が無かった。それどころか、単行本のおまけ漫画によると粘土で字を埋めようとしていたらしく、「埋めなくて良かった」と安堵している。

*16 当然作中で姿が描かれた事はない。

*17 電車は「鉄の蛇」、ジェットコースターは「鉄の龍」といった具合

*18 因みにこの漫画の舞台を2020年として逆算するとヤクの祖母が生まれたのは明治初期と推定され、更に日本に自動車が伝来したのは20世紀に入った辺りと言われているため(諸説あり)、ヤクの祖母が物心ついた頃には自動車は日本に存在しておらずヤクの祖母が自動車に馴染めなかったというのは充分あり得る事ではある。