君のことが大大大大大好きな100人の彼女

登録日:2020/06/20 Sat 00:04:45
更新日:2024/04/20 Sat 17:32:36
所要時間:約 100 36 分で読めます


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100カノ 23年秋アニメ あほの原作と作画と編集に恵まれた愛に溢れる漫画 たまにシリアス アニメ ギャグ コメント欄ログ化項目 タバコより高くて頭に悪い漫画 ハジケリスト ハーレム ハーレムもの ハーレムラブコメの最適解 バイブリーアニメーションスタジオ ヤングジャンプ ラブギャグ ラブコメ ラブコメ版銀魂 ラブコメ界に堂々と殴り込んできた衝撃の新星 ラブコメ界のボボボーボ・ボーボボ 中村力斗 令和の瀬戸の花嫁 佐藤光 君のことが大大大大大好きな100人の彼女 恋人達の宴 恋太郎ファミリー 愛すべきバカ達 所要時間30分以上の項目 擬似家族 最狂のラブコメ 残念な美人達 溢れ出る狂気 漫画 濃すぎる登場人物 狂人・奇人・変人・変態のオンパレード 矢野茜 美少女版ゴールデンカムイ 腹筋崩壊 野澤ゆき子 集英社




負け彼女(ヒロイン)0の大人数(ハーレム)LOVEコメディの新発明・新回答

みんなちがって みんな好き♡



『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』とは、ヤングジャンプで連載中の漫画である。
原作は『シークレットラブスクーリー』の中村力斗氏、作画は『江口くんは見逃さない』の野澤ゆき子氏。
2021年4月から少年ジャンプ+にも掲載されるようになった。
2023年10月にアニメ1期が放映。2期の制作も決定している。



【あらすじ】

主人公・愛城恋太郎は生まれてから中学卒業まで100人に告白するも振られ続けていた。
「高校生活では彼女ができるように」と神社に祈願に行くと、そこで突然現れた神様に「高校では100人の『運命の人』と出会う」という衝撃的な事実を告げられる。
事実、高校入学初日に花園羽香里と院田唐音と出会い、2人から同時に告白される。

どちらがいいか全く選べず苦悩した恋太郎は再び神様に相談するが、そこで選ばれなかった運命の人はなんやかんや不幸な目に合って死ぬと明かされ状況は余計に悪くなる。
告白の返事の日、恋太郎は渡しながら告白すると必ず付き合えるという噂のあるピンクの四つ葉のクローバーを一晩かけて2つ見つけてそれぞれに渡し、2人とも絶対に幸せにするから2人ともつきあって欲しいと告白してめでたく2人と付き合う事になる。しかし、新たに出会う『運命の人』は後98人もいて……
恋太郎はその後も『運命の人』と出会いながら彼女を増やし、彼女達と愛し合ったり振り回されたりしていくのだった。


【概要】

ジャンルは所謂ラブコメ……なのだが、ギャグや疑似ファミリー要素も強め。
先述した通り、1人の男性主人公が総勢100人もの彼女達と同時に付き合い、なおかつキャラ被り・空気キャラ・負けヒロインを1人も出さずに全員をメインヒロインとして扱い、最終的には全員とゴールインして幸せになるというあまりにも常軌を逸した設定が特徴。

肝心の内容はかなりハジけたコメディである。
機知に富んだツッコミ、幸せなあまり奇行に走りがちな主人公にカノジョ、可愛いヒロインが頑張ったが故にしてしまう奇行、メタネタ、編集のアオリ文……

ラブはもちろんだけどコメディが強い!笑えてキュンキュン出来るとは……ひょっとして最強なのでは……?

腹黒気味だが根の優しさが隠せない脳内ピンク!
カノジョ側でツッコミを一手に担うが森羅万象にツンデレる男前ツインテール
小動物かつ良識人なのに会話のために引用する小説のせいで愉快な事になってる合法文学少女
効率・合理主義が先行しすぎていてむしろ明後日の方向に行きがちなクーデレ美女!
ナチュラルM.S.で幼女形態とボインな姿を行き来する属性使い過ぎで心配された科学っ娘!
「か……彼女の母親……」「実の母……」「未亡人」「『混沌』」「親子丼……」「祖母ろ丼……」

カワイイあの子の幸せな姿が見たい!→見られる!だってカノジョだから……!
いっぱいチュッチュしてほしい!→できる!だってカノジョだから……!
女の子同士もチュッチュしてほしい!→する!だってカノジョだから……!
頭ピンクになった女の子っていいよね!→ね!だってカノジョだから……!
あーんな事やこーんな事は……?→なせる!だってカノジョだから……!

次にくるマンガ大賞2020のコミックス部門第2位を受賞


【評価】

連載開始当初こそ、出落ちとしか思えないタイトルに「100人の彼女全員と付き合ってなおかつ全員幸せにする」という荒唐無稽な内容から地雷案件だと思われていた。

しかし、いざ蓋を開けてみると、
  • 「愛の狂戦士」「愛しか知らない化け物」と称される程に誠実さと愛情が天元突破している主人公
  • ひとりひとりが単体でメインヒロインをやれそうなくらいにキャラの濃い、奇人変人揃い個性的かつ魅力的な彼女達
  • 平然とパロディを挟み込んだり、自虐を含めたメタ発言で第四の壁をぶち破りに行く行為
  • 狂気を覚える程にブッ飛んだ、スピーディーかつ妙な所でロジカルなギャグ展開
  • かと思いきや要所要所でちゃんと差し込まれる、胸キュンなラブコメ要素とハイクオリティーな作画
  • 誠実さや仲の良さを強調させた丁寧なヘイト管理と、ただ一人のヒロインも蔑ろにしないという意気込みを感じさせる巧みな話作り
  • 登場ヒロインが20人を超えても尚、殆ど破綻が見られず一貫したデザインとストーリー
……等の要素が相まって、決して万人向けな題材ではないものの「ラブコメ界に堂々と殴り込んできた衝撃の新星」「ハーレムラブコメの最適解」「ラブコメ界のボボボーボ・ボーボボ」「ラブコメ版銀魂」等と評され、愛読者を中心にじわじわと話題を集めている。


【主な登場人物】


◆主人公

  • 愛城(あいじょう) 恋太郎(れんたろう)
CV:加藤渉(アニメ版)
この物語の主人公で、運命の人が100人もいる少年。高校1年生。
誠実さが擬人化したかのような好青年で、彼女達のためなら本当に何でも出来る作中最大の狂人。
詳しくは個別項目を参照。


◆恋太郎の彼女達

劇中では主に『恋太郎ファミリー』と呼ばれる。
特筆すべき事として彼女同士の仲が非常に良く、ハーレムというよりは恋太郎中心の疑似家族めいた集団である事が挙げられる。
ボケにツッコむ事はあっても恋太郎を奪い合うような事は無く、助け合ったり、協力しあったり、彼女達同士でイチャイチャしたりと結束は強い。
いつもべったり一緒かというと必ずしもそういう訳では無いらしく、恋太郎が個人で動く時間もそれなりにあり、また彼女達のみで行動する事もある。
個性が強すぎる面々が多く、読者からは次はどんな彼女が出るのか本当に100人出るのか・出せるのか、作画の野澤先生の体調は大丈夫なのか等と心配期待されている。


  • 花園(はなぞの) 羽香里(はかり)
CV:本渡楓(アニメ版)
最初の彼女(唐音と同時。ただし告白は先)。高校1年生。
脳内ピンク色でエッチな策謀を張り巡らせる、ちょっぴり腹黒な淫乱ドスケベお嬢様。
詳細は個別項目を参照。


  • 院田(いんだ) 唐音(からね)
CV:富田美憂(アニメ版)
最初の彼女(羽香里と同時。ただし告白は後)。高校1年生。
森羅万象に素直になれない全方位ツンデレギャルで、怪力姉御肌なメインツッコミ役。
詳細は個別項目を参照。


  • 好本(よしもと) (しずか)
CV:長縄まりあ(アニメ版)
3人目の彼女。高校1年生。図書委員。
背丈が低くて愛くるしいナチュラル小動物系で、喋るのがものすごく苦手な文学少女。
詳細は個別項目を参照。


  • 栄逢(えいあい) 凪乃(なの)
CV:瀬戸麻沙美(アニメ版)
4人目の彼女。高校1年生。
AIのように合理主義者な学年一位の秀才かつ、何事にも効率的なクールビューティー。
詳細は個別項目を参照。


  • 薬膳(やくぜん) 楠莉(くすり)
CV:朝井彩加(アニメ版)
5人目の彼女。高校3年生。科学部部長。
無邪気ロリとグラマラス美女の姿を使い分ける、薬開発が大好きなマッドサイエンティスト。
詳細は個別項目を参照。


  • 花園(はなぞの) 羽々里(ははり)
CV:上坂すみれ(アニメ版)
6人目の彼女。学園理事長。羽香里の母親
無類の可愛いもの好きで強すぎる母性を持て余した、ファミリー内屈指の変態セレブ。
詳細は個別項目を参照。


  • 原賀(はらが) 胡桃(くるみ)
7人目の彼女。中学3年生。
消化吸収が異常に早く度を越した食欲の持ち主で、腹ペコクーデレなサブツッコミ役。
詳細は個別項目を参照。


  • 銘戸(めいど) 芽衣(めい)
CV:三森すずこ(アニメ版)
8人目の彼女。花園家に仕えるメイド。
狂気的なまでの羽々里への忠誠心の塊で、他人への奉仕が生きがいな糸目の犬系完璧超人。
詳細は個別項目を参照。


  • 須藤(すとう) (いく)
9人目の彼女。高校1年生。女子野球部。
ストイックさが行き過ぎて苦痛を求めるドMと化した、根性論者なボクっ娘野球少女。
詳細は個別項目を参照。


  • 美杉(うつくしすぎ) 美々美(みみみ)
10人目の彼女。高校2年生。
自他共に美しさを重要視して心身を磨き続けている、エセお嬢様な努力家ナルシスト。
詳細は個別項目を参照。


  • 華暮(かくれ) 愛々(めめ)
11人目の彼女。高校1年生。
顔を見られたくない極度の恥ずかしがり屋で、超人的な隠密技能を持つメカクレ裁縫女子。
詳細は個別項目を参照。


  • 伊院(いいん) 知与(ちよ)
12人目の彼女。中学1年生。恋太郎の従兄妹。
責任感と倫理観が強すぎるあまり、ありとあらゆる歪みを正しにかかるメガネ委員長。
詳細は個別項目を参照。


  • ナディー大和(やまと) 撫子(なでしこ)
13人目の彼女。高校の国語教師。
フリーダムを求めて日本的名家を飛び出した結果、アメリカにかぶれきったエセ外人。
詳細は個別項目を参照。


  • 優敷(やさしき) 山女(やまめ)
14人目の彼女。高校1年生。園芸部。
2mを超す長身かつ自然や生物を愛する、気は優しくて力持ちな訛り言葉の園芸女子。
詳細は個別項目を参照。


  • 茂見(もみ) 紅葉(もみじ)
15人目の彼女。中学3年生。
感触フェチが高じて物体全てを揉みしだきたがる、アンニュイな百合系不思議ちゃん。
詳細は個別項目を参照。


  • 薬膳(やくぜん) ヤク
16人目の彼女。元看護師。楠莉の祖母
不老不死の薬の試作品で見た目は8歳・精神は89歳になった、余裕飄々のロリ婆さん。
詳細は個別項目を参照。


  • 土呂瀞(とろとろ) 騎士華(きしか)
17人目の彼女。高校3年生。剣道部部長。
正義感が強く凛とした女騎士なのだが、その反動で幼児退行癖を隠し持つ甘えたがり。
詳細は個別項目を参照。


  • 毛樽井(けだるい) 亜愛子衣(あーしー)
18人目の彼女。高校1年生。
極度の低血圧のせいで常に気怠げな笑顔をした、可愛いものが大好きなダウナー系ギャル。
詳細は個別項目を参照。


  • 中二(なかじ) 詩人(うと)
19人目の彼女。中学2年生。
回りくどい言い回しと壊滅的なオカリナの演奏を好む、吟遊詩人気取りの中二病罹患者。
詳細は個別項目を参照。


  • 女井戸(めいど) (まい)
20人目の彼女。花園家に仕えるメイド。
芽衣に強い憧れを抱き彼女の妹を自称する、注意力散漫なスーパーポンコツドジっ娘。
詳細は個別項目を参照。


  • 盆能寺(ぼんのうじ) 百八(ももは)
21人目の彼女。高校の倫理教師。
校庭の隅でテントの中に住んでいる、酒・賭博・性の煩悩塗れな奉仕属性持ちダメ人間。
詳細は個別項目を参照。


  • 灰尾(ばいお) (りん)
22人目の彼女。中学2年生。
バイオリニストの卵な音楽少女にして、血生臭い事に興奮するギザ歯バイオレンスお嬢様。
詳細は個別項目を参照。


  • 一二三(ひふみ) (すう)
23人目の彼女。高校1年生。
「数字」に恋をする少女で、他のものには興味がなく、当たりもキツイ女の子。
数字の持つ意味や機能美ではなく、デザインや形に美を見出している。そのため計算や数学はテンでダメで、1+1=2ではなく1を崩さず11にすべきと考えており、同じ数字でも用途やデザインが違えば区別がつくとまで言い出すほど。
初恋は表彰台の選手…ではなく彼らが立っていた1位2位3位の数字。
7(がプリントされていた服)とデートしていたところ7(セブンヘブンの看板)と出くわして修羅場になってしまったこともあるらしい。
恋太郎とは彼がみんなと遊んだトランプを持って廊下を歩いていたところでぶつかって目が合い、運命の人と判明。散らばったトランプを拾ってくれた数が、絵札をことごとく無視して数字の札だけ拾ったことで、鋭い恋太郎は彼女の性癖を見抜いた。
人にも興味を持てない数は自分の恋心に苦しんでいたが、恋太郎が全身黒タイツで数字のジェスチャーをしてくれたことで彼にも恋心を抱き、23人目の彼女となった。
人物に興味を持てないことと数が多すぎることで恋太郎ファミリーのメンバーを覚えるのに苦労し気まずい思いをしていたが、同じクラスのあー子が「好きなものと関連付けて覚えればいい」とアドバイス。例えば7乃で凪乃、89でヤク、数字が名前に入っていないファミリーは目隠90(クレ)=メカクレで愛々、8100(バイオレ)ンすわの凛、9(ナイン)だからねの唐音…と好きなもの=数字に関連付けて全員を覚え、無事馴染むことができた。提案したあー子は数字に絡ませ損ねてしまったが、自分のために一肌脱いでくれたということで覚えたらしく、その後も懐いている様子が見られる。


  • 火保(かほ) エイラ
24人目の彼女。大学2年生。
初の大学生彼女にして日本人とブラジル人のハーフ。その名に違わずカポエイラの達人で大の男3人をあっというまに撃破し、騎士華との異種格闘戦で足技と剣でリーチに差があるにもかかわらず引き分けるほど。
しかし小さい虫、幽霊など実体のないもの、かわいくて蹴り飛ばすのははばかられるものなど、「物理攻撃が通用しない相手」には恐怖のあまり文字通りひっくり返ってしまう。(判定は死ぬほど甘く、赤ちゃんモードの騎士華や珠を相手にしてもひっくり返ってしまう。)
物理攻撃が通用さえすればいいので自動車に轢かれそうな子どもを臆さず鮮やかな身のこなしで助けることもできる。心霊現象もラップ音等には怯えるが二宮金次郎像に対しては「物理で倒せそう」と全く怯えない。
逆に失恋は物理攻撃では解決できないので恐怖のあまり震えていたが、恋太郎にキスをされ恐怖を払拭されたことで24人目の彼女になった。
恋太郎ファミリーは物理攻撃が通用しない奇人変人やトラブルばっかりなのでことあるごとに七転八倒している。


  • 猫成(ねこなり) (たま)
25人目の彼女。元OLのフリーター。
21歳の元人間の猫を自称する猫のコスプレをした人間。一人称はタマ。外見が人間そっくりなのは本人曰く人間だった頃の名残。
「名残が純100%なんだよ」
人間だった頃はOLだったが仕事が嫌で嫌で仕方なく、来世でずっとなりたかった猫になる為自殺を考えるも、くじ運もないし来世で猫になれる保証はないと思い今世で猫になった
それからは自由気ままに生活していたがそろそろ貯金が尽きかけ、【(ひろ)ってください】と書かれた段ボールの中に座っていたところを恋太郎に発見される。
さしもの恋太郎もその壮絶な画にはビビーンしながら冷静にツッコミを入れ続けざるを得なかった。
いやビビーンて…他人事だと思って原作者おい… 「あ…あの……」 「にゃん…?」 にゃん……
だがその事情を聞いて恋太郎が捨て置くはずもなく、飼うことを申し出るが、さすがに一介の高校生のヒモお世話になる金銭的負担を無視できるほど図太くはなかった。
しかし、「働く事が自殺を選んでしまうほど苦手な事なら、それを避けるのは“甘え”なんかじゃない」という恋太郎の言葉に感涙。
恋太郎に甘やかしてもらえるなら頑張れるかもしれない……とバイト探しを決意し、飼い猫兼25人目の彼女になった。
「恋太郎と結ばれなかった場合になんやかんや死ぬ」ことがあまりにも普通に想像できてしまう世知辛い彼女。

ちなみに紅葉によるとなんと羽々里に次ぐレベルの巨乳らしい


  • 才奇(さいき) 姫歌(ひめか)
26人目の彼女。高校1年生。
お花の蜜高校に転校してきた若き天才歌姫『奇姫』。
幼い頃からただ歌っているだけ。才覚にあふれた身にとっては“できて当たり前のこと”をしているという自己認識だった。
……だというのに、周囲に天才だ天才だと呼ばれ続ける。それは「できて当たり前のこと」をしているに過ぎない姫歌にとって嬉しくもない言葉だった……が。
ある日、『Lemon』のMVでハイヒールを履いて歌う米津玄師を見て奇才に憧れを抱き、奇行に走るようになる(狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり)
本人は「かっこよ!!!」と感じた姿をなぞれて満足している。がしかし、姫歌の技量やオーラからどんなムーヴをしようとある程度それっぽく見えてしまうこと、
なにより奇行というにはちょっとズレた小規模な内容なため、周囲からは奇行ではなくただのドジと認識されている。
言うまでもなく奇人オンリーまみれの恋太郎ファミリーには爆速で馴染んだが、その過程で恋太郎の奇人っぷりを100カノの漫画で叩きつけられている。(誰が呼んだか無量空処)

あくまで自身への評価が嬉しいものではなかっただけで、歌うことや活動自体はノリノリ。
コンプレックス等により自己肯定感は低めな子が多くなりがちなファミリー内において、称賛されながら芸能界を歩んできた背景もあってか揺るぎない自信に満ちているなにげに珍しい彼女。
配慮もできるがそれ以上に意思が強く、加入して早々に皆を引っ張って導くリーダーシップを発揮。
詩人さえ圧倒されて言葉が出ない、ブレない自信に端を発する「すごい私が“すごい”って言ってるんだからじゃあもっとすごいってことじゃない」精神性は、
あの詩人にさえ「ぼ……暴論だ……」「まるで我儘なお姫様」だと評され、あまりに力強く真っ直ぐな言葉はまっすぐなコンプレックスにより卑屈になっていた詩人を激励してみせた。
恋太郎はもちろん、彼女にも唐音などファミリーをまとめるポジションはいたが、はっきり矢面に立って強烈に主導する一面を持つ新たな人材である。


  • 出井(でい) 祭李(まつり)
27人目の彼女。中学1年生。
知与のクラスメイトであり、ゴスロリ衣装に身を包んだ日本人とイギリス人のハーフ。
ともすれば可憐にも見える外見に対して、中身はべらんめぇ口調でまくし立てる気風の良い江戸っ子気質江戸っ子とハーフハーフとゴスロリだけでも並の作品なら十分個性になるところを全部盛るのが100カノクオリティ。誰が呼んだか属性のオーバードーズ
祭りと焼きそばをこよなく愛しており、祭りの日には決まって祖父母の営む焼きそばの出店で手伝いをしている。
祭りを一緒に回らないかと誘って来た恋太郎に対しては当初「祭りを利用して下心ありきで近づいてきた輩」として良い感情を抱いていなかったが、その後全身全霊で祭りを楽しみ「恋は祭り」という一種の境地に至った彼を前に考えを改め告白、晴れて恋人となった。
なお彼女の両親は海外を中心に活躍するファッションデザイナーであり、普段着ている衣装はそんな両親が作ってくれたイギリスのはっぴとねじりはちまきであるとのこと。イギリスに怒られるぞ


  • 宇佐美(うさみ) 椎奈(しいな)
28人目の彼女。高校2年生。
いつの間にか恋太郎ファミリーによる彼氏推し会にしれっと紛れ込んでいた不審者。
あまりにも当然のように紛れ込んだため、最後にやってきた恋太郎が指摘するまで、違和感を抱くが誰も口に出してツッコめず普通に話が進んでしまうというちゃんとこの作品を追ってなくて27人の彼女を把握してない人に優しくなさすぎる衝撃の登場回が展開された。
「…なんか今日28なんだよな…」
ねえ…!! 誰なの? 怖いよおッ!!
「逆集合体恐怖症」と称する極度のさみしがり屋で、身の回りのあらゆるものが密集してないと気が済まず、孤独を感じるとすぐ孤独死しそうになる。
「孤独死は死因ではない」
そんなある日、常時人口密度ギチギチの集団(恋太郎ファミリー)を発見して遠巻きに見ていたうちに恋太郎ファミリーを「世界で一番素敵な恋の形」だと感じて現在へ至り、この集団の一部になりたいという理由で恋太郎に告白。
だが恋太郎が「自分への好意とは直接関係ない告白」に難色を示したのを、拒絶されたと早とちりしてさみ死にそうになり一騒動を起こすことになるが、満員電車に逃げ込んだところを捕捉され、逆に恋太郎から告白を受ける。
「理由が『ファミリーに入りたいから』じゃ俺には先輩と付き合わせてもらう資格がない…!!」
「これから好きになってもらえるよう頑張りますので──俺のことを好きになって下さい!!」
一度は逃げ出した自分を諦めず捕まえてくれた恋太郎にすでに恋していた彼女は何も言わず、キスという形でその告白に応えた。
その後ファミリーの面々からは「ファミリーという集団を褒めてくれた人」として、大歓迎ムードでファミリーの一員として迎えられた。


◆その他の登場人物

  • 神様
CV:千葉繁(アニメ版)
恋太郎の運命の人が100人になった全ての元凶。『縁結びまくり神社』の恋愛の神。アニメ版だとただの千葉繁。
しかもその理由が「設定する際、天空の城ラピュタ(初見)をテレビで見ながらだったので桁を二つ間違えた *1 から」という酷い物。
1話で自身の神社に祈願しに来た恋太郎に、高校生活で出会う運命の女性が100人いる事、選ばなかった女性は不幸にも死ぬ事を伝えた。
恋太郎がブチ切れるのも無理はない弩級のやらかしをしている(読者からは「邪神」と評された)一方、れっきとした神であるにもかかわらず信者でもない一人の人間の前に降臨し、軒並み訳を説明して謝罪する……という、彼なりの誠意の表れと言えなくもない行動をしてはいる。因みに恋太郎が再度相談に訪れた時にも降臨して説明に応えている。
また、運命の人が恋太郎の選択によって死ぬ事になる未来は教えているものの、それについて責任を課すような事も言っていない。まぁ悪いのはミスしたほうだしね……
以降本編に回想以外登場しておらず、2巻のオマケページ(というか表紙のカバー裏)で自分の出番が無いと叫んだのみだったが、フードファイト編にてタケコ・スーパーデラックスのイカサマ(特殊メイクで口元を隠し、食べたものを吐き戻して服に隠したタンクに貯蔵するトンデモイカサマ)に対し「設定がゾロリレベル!」とツッコミを入れたのを皮切りにオチのツッコミや単行本のおまけページではちょこちょこ登場している(恋太郎以外一緒に出ていないので他の人に視認出来るのかは不明)。

アホみたいなミスして恋太郎の彼女達を死の危険に晒した事が尾を引いているのか恋太郎のツッコミもどこか辛辣(「神社燃やすぞ」「バルスすんぞ」等)な上、上述のかつて恋太郎だった生き物(恋太郎の最も美しくない姿)は何故か神様にちょっと似ていた(神様もなんで自分に似てんの?とおまけページでツッコんでいる)。
85話でようやく本編に再登場。彼女達に過酷な運命を課した一方で、自分が出会える理由でもあった事から恋太郎からは今が一番幸せであると伝えられた。


  • 友人A
CV:山田美鈴(アニメ版)
恋太郎の中学時代の友人。アニメ版の描写からクラスメートだった模様。
冒頭で100回目の告白相手となった浅川さんに反吐を出されてミッ◯ィーみたいな顔になった恋太郎を慰めたりからかったりして去っていった。
以降全く音沙汰がなく、単に「恋太郎の境遇を第三者目線で説明するため」に出てきただけのキャラと思われるが、中性的な容姿である事や、恋太郎が優良物件なのにモテないという話をした際の「なんだお前俺に気でもあんのか」というツッコミ等から「実は女だったとかTSしたとかで後々彼女になるのでは……?」と憶測する者もいる。
アニメ版では女性声優が起用されたのでその印象に拍車がかかった。


  • 馬場(ばば) (あん)
CV:くじら(アニメ版)
お花の蜜大学附属高等学校の教頭。一言で言えば100カノのダマ
廊下を走っている生徒を目ざとく捕捉し、元陸上選手の俊足で追いかけ(時には壁や天井を這い回り)捕まえて嬉々としてディープキスの刑にするぶっ飛んだ先生 *2
そのため「地上で最も音速に近いババア」というB級映画に出てきそうな二つ名を持つ。

中年と言って差し支えない筈の年齢だがその旺盛さに陰りはなく、出張ホストといっぱいキスするためまだ稼ぎたいとの事。絶対体罰は趣味。
その後も度々登場しており、ファンデーションに3時間もかけて土壁にしている事や全種目の陸上選手である事、どうでもいいがおひつじ座である事が判明しており、校内でさまざまな奇行が目撃されている。最早ある種の妖怪かUMAのように扱われている。というか恋太郎にすら妖怪扱いされている。
名前の由来は言うまでもなく「ババア」から。


  • 呉莉羅連合(ゴリラれんごう)
CV:斉藤貴美子(総長)/ 黒木華、紡木吏佐(モブゴリラ)
凪乃のWikiみたいな解説曰く、21世紀初頭に結成された日本の暴走族。
全員ゴリラのような厳つい顔をしており、女総長は三つ編みの髪形をしている。
他のメンバーもバキバキの肉体に鉢巻を巻いた角刈りと非常にゴツい外見をしているため非常に分かりにくいが全員女性
メガネのおとなしそうな男の子、ユウ君(CV:榊原優希)は総長の彼氏であり、交通事故に巻き込まれそうになったところを総長が助けビビーンとなった両想いである。
ウエディングドレスとタキシードを着ての撮影権を得るため、ブーケトスイベントで恋太郎ファミリーと競争した。
その後もイベントで対決する機会がしばしばあるが、別に恋太郎ファミリーと憎みあって対立している訳ではないのでお互いがお互いをなんなんだコイツラと思いながらも有事の際は助け合い、総長も唐音の事を「戦友」と認めている。


  • やるやる三姉妹(⌒v⌒)
恋太郎ファミリーだけでは野球の練習試合の人数に足りないため助っ人を頼まれた三姉妹。
その後も稀に登場しており、彼女達の父親のやるやるパパも存在している。


  • 寿裸漆区(じゅらしっく)高校女子野球部
お花の蜜大学附属高等学校女子野球部と練習試合をした他校の野球部。
名前が判明しているのはキャッチャーの寺野(てらの) サウル子(さうるこ)とピッチャーの辺路木(べろき) ラプ子(らぷこ)のみ。
静をチームの穴として精神的に追い詰めたが、これが逆に恋太郎ファミリーの逆鱗に触れた。
単行本のおまけでは試合後に恋太郎ファミリーと全員で焼肉に興じ、静に暴言の一件を詫びていると思わしき描写がある。またファースト(名前不明)は「静の必死で走る姿が去年亡くなった愛犬のチーちゃんに似ている」ということから静を「チーちゃん」と呼んで可愛がっており、焼肉の時も学園祭の時も骨抜きにされている。
学園祭アイドル編でも恋太郎ファミリーの名前を聞いて見学に来ていた。
名前の由来は寺野は「ティラノサウルス」、辺路木は「ヴェロキラプトル」から。他の部員も恐竜がモチーフと思わしきデザインをしている。


  • 責任感の申し子(本名不明。命名者は恋太郎)
47話で初登場した幼児の女の子。
名前の通り、子供でありながら多大な責任感を持っていて、誰かに粗相を働いたら素直に謝った後死んでけじめを付けようとする癖を持っている *3
また、まだ園児ぐらいの幼児なのでいまいち呂律が回らない喋り方をする。「死にまちゅ……!!」「殺ちゃれる……!!」
数コマしか出番の無いモブキャラなのだが、性格と呂律の回らない喋り方がウケた結果ちょっとした人気を博している。


  • 雉根田(きじねた) 兎留々(とるる)
お花の蜜大学附属高等学校の新聞部部長。
名前の由来は「記事ネタ」「撮る」から。
おまけでは羽々里から「トトロ」と間違えられた。


  • 九織(くおり) ティーナ
学園祭アイドル編で登場したレッスンコーチ。
ストイックな元アイドルで、コーチとしては至ってマトモな人物だが、その名の通り「クオリティ」を事あるごとにクォリクォリ連呼してなんか鬱陶しいのが難点。


  • 葉飼(ようかい)
お花の蜜大学附属高等学校の妖怪研究部部長。
名前の由来は「妖怪」から。


  • 無限の神
上半身裸で天使の輪と羽を持つ、痩せた青年の外見をした神。
恋太郎、静、楠莉、育、凛、数と共に無限神社で祭りデートをしていた祭李の「この祭り(じかん)がずっと続けばいいのに」という願いを祭李以外の全員を洗脳し異空間に幽閉することで実現させた。
洗脳の内容が「それぞれの大好きなものを蔑ろにしてでも祭りを優先する」といったものだったり、祭李から祭りを終わらせてくれと懇願されるも「『終わり』があったら無限ではない」という理由で邪悪な笑みを浮かべながら拒絶するなど、縁結びの神のうっかりミスが些細なことに感じるほどの邪神。
しかし、祭李の涙を見た恋太郎が愛の力で肉体の制御を無理やり取り戻し、全身に激痛を走らせながらも抗い始める
神は驚愕し、慌てて10倍神通力を浴びせるがそれすらも耐え切られ、心が折れて土下座と共に皆を解放。
「コロ…ス… コノジンジャヲ…モヤス…」「それだけは勘弁してくれ!!」
後に神様新聞にこの行為が掲載されているため神様界でもアウトな行為だった模様。
もちろん縁結びの神からは「ろくでもない神もいたもんじゃ」と心底呆れられていた。いや神様、あんたが言うな!!*4


  • 野澤先生
本作の作画担当である野澤ゆき子女史その人。
作中ではプライバシー保護のため全身がモザイクの状態で登場する。


  • ナレーション
CV:うえだゆうじ(アニメ版)
その名の通り天の声である。やけにテンションが高い。
つうか完全に元祖お前ら人間じゃねぇ!!でお馴染みのあの人である。


◆モブキャラ達

基本的にはクズキャラが大多数を占めている枠組みであり、言うなれば100カノの敵役。
彼ら彼女らが恋太郎ファミリーないし恋太郎や彼女達に失礼な粗相を働いた結果、痛い目に遭うのが定番の流れになっている。
ただし、一部を除いて恋太郎達の器の大きさや誠実さに反省・改心する者も多いため、読後感が釈然としないまま終わる事はそうそうない *5


◆用語

  • 運命の人
読んで字の如く、恋愛的に最高のパートナー。
神様曰く「運命の人がいるだけでたいへんな幸福」であり、出会った(互いを目視等で認識した)途端に雷に打たれたような衝撃が走り一目惚れする。

  • 一人に一人
  • 必ず一定の時期に出会う事になっている
  • 男は徐々に、女は瞬時に好きになる
  • 幸福の裏返しとして、結ばれなかった場合反動で近いうちに不幸な目に遭い、なんやかんやで死に至る

……等が要項として告げられている。最後のは呪いじゃないんですか?*6
なお、これを知っている(と判明している)のはイレギュラーたる恋太郎一人であり、彼女達はこの事情を知らされていない。
その好き好き度合いは凄まじく、抱きついたり手を結べば非常な多幸感で満たされる。特にキスに至ってはシャブよりキまる等と言われるレベルで、人命救助として人工呼吸を真剣にしようとしていたのに、口づけの幸せのあまり頭ピンクの羽香里はともかく凪乃でさえキスに夢中になってブレストゥーブレス出来なかった程。

しかしながらこの好感だけではどうにもならない事態も当然あり *7 、どれも恋太郎、ひいては当人達の努力や誠意で破局を回避したに過ぎず、万能の力や都合のいい運命では決してない。唐音や羽香里の場合が分かりやすいが、大きく膨れた好感は反転すれば一気に嫌悪や絶望に変わってしまう。
果たして恋太郎は彼女達全員を宇宙一大切にし幸せにする、誠実王になれるのか……!?

  • お花の蜜大学付属高等学校
恋太郎ファミリーが通う学校で、第1話では学校名が設定されていなかったが、野球編で名前が明らかになった *8
屋上を恋太郎と羽香里と唐音が一緒に昼食を取って以来、恋太郎ファミリーが集まるのは大体屋上でこの漫画の主な舞台。
よって背景を描く必要がないので野澤先生の負担が少ない……が、カノジョらがバストアップで描かれる際は背丈に合わせてフェンスの位置が変化している。

後に、幼・小・中・高・大が一箇所に集まったとんでもないマンモス校だった事が判明した。
恋太郎が中学までは彼女を作るために勉強を頑張っていて成績がよかったらしく、入学後の最初の試験で中ぐらいの成績なので難関校と思われる。
登場人物の言動からはとてもそうは思えないが。

  • 本気グループ
度々登場する企業。育も知らないほど遠い親戚が経営するグループであり、「提供する全品質を本気で」がモットー。
が、その度合いがとんでもなく、朝礼会で平然と「妥協したら殺す」と大声で叫んでおり、また本気グループ社員のセリフはほぼ全て太文字で叫んでいる吹き出しで書かれている
初登場の温泉施設では設備がアトラクションレベルで激しい上に、「本気極楽湯」ではファミリー全員が本当に「極楽」に送られようとされ、焼肉屋で本気グループが提供したという「やみつきキャベツ」は全員がキャベツしか食べられなり、無理に拒絶しようとすると禁断症状が出るもはや別の葉っぱとしか思えない代物
一応は真っ当な経営をしているはずの企業なのだが、やることなすことが命に関わりかねない事態を引き起こすため、恋太郎ファミリーからもトラブル企業として警戒されている。
「本気寺」という寺院もグループ内には存在しており、「本気修行体験」もできるがこちらも異常な厳しさであり、住職も口が悪い。しかし修行は途中でリタイア可能な上に、住職も理解のある人間であるため比較的まともな方である。


追記修正は100人の彼女を幸せにしてからお願いします。

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最終更新:2024年04月20日 17:32

*1 アニメ版では「初見ラピュタのバルスのシーンに感動して100点付けちゃったから」と「『1』を2桁間違える」よりは自然(?)な流れに変更されている。

*2 アニメ版では、教頭先生に気に入られているのか原作2話で初登場した際に襲われていた金髪の男子生徒がやたらと餌食になっており、最終話のEDに至ってはただ歩いていただけなのにキスを連打されていた。

*3 勿論、素直に謝れる良い子なのですぐに許してもらえている。

*4 まあ、縁結びの神はうっかり者なだけで悪い神様ではないのだが……

*5 美々美の服を汚そうとしたカップルの男性や、育とデート中にバッティングセンターで遭遇したカップル等。

*6 1人が斃れたら連鎖的に全員死に至るであろう羽香里とその関係者、弱弱しすぎて語るに及ばない静、騙されていいように利用されそうな楠莉(とその破滅に引きずられるであろうヤク)、将来的に自らの首を絞めかねない気質や性癖を持っている唐音や育や凛、言動が誤解を招きかねない凪乃や美々美や詩人のように、ファミリーの全員が『恋太郎と結ばれなかった場合に破滅する』危うさを持っているのは確かではある。

*7 二股を正面から申し込んだ時の唐音の軽蔑、コンプレックスや良識から身を引こうとした静、合理で拒絶しようとした凪乃、チクショーこうなったら薬漬けにしようした楠莉etc…

*8 アニメ版では最初からこの名前になっている。