登録日:2023/09/22 Fri 00:32:26
更新日:2024/12/18 Wed 23:26:43
所要時間:約 5 分で読めます
還るべき地へ舞い降りた主は
裏切りの給仕こそ闇の化身であったと知る
薙ぎ払い 悉くを討ち果たし
今ここに 奪還の狼煙を上げる
◆概要
種族 :古龍種
別名 :爵銀龍
危険度:⭐︎10
「ボーナスアップデート」と称されたMHR:S最後のタイトルアップデート(Ver16.0.0)で追加された、
メル・ゼナの特殊個体。
当初からその存在を示唆されてきた
「キュリアと共生する前のメル・ゼナ」であり、そういう意味では本来の通常個体とも見て取れる。体色は赤かった部分が青に、金だった部分が外殻と同じ銀となったことで従来の個体以上に高貴さと神々しさを感じられる姿に変化。
その立ち振る舞いは騎士のようであるが、戦闘が続くと突如としてどこからともなくやって来たキュリアが纏わりつき従来のようなキュリアを用いた戦法を用いてくる。しかし、キュリアを巧みに行使していた従来の個体とは異なり
まるでその力に抗うかのような仕草を見せており、その姿はキュリアに対する拒絶や憎悪を感じられるが……?
人々の心が闇に染まり国が乱れるとき、
深淵の悪魔が国を喰らい尽くす。
劇中ではその存在が確認されたと同時に上記の「
深淵の悪魔」のおとぎ話に以下の続きがあったことが判明。
悪魔は"鬼神"を呼ぶ。
『爵』を冠する鬼神は彼方より現れ、
『白銀』の槍でもって
大地を灰燼となす滅浄の裁きを下す。
この続きに記された"鬼神"は「『爵』を冠する」「『白銀』の槍」といった形でメル・ゼナの特徴と一致しており、もしこの続きの通りであればメル・ゼナによる王国への甚大な被害がもたらされることは容易に予想できる。そしてそれを阻止すべく「猛き炎」とフィオレーネは原初を刻むメル・ゼナの討伐に向かうのであった。
◆クエスト『滅浄の裁き』
マスターランク |
M★★★★★★ |
緊急クエスト |
討伐クエスト |
滅浄の裁き |
目的地 |
|
メインターゲット |
報酬金 |
126000z |
城塞高地 |
原初を刻むメル・ゼナの討伐 |
制限時間 |
受注・参加条件 |
50分 |
MR10以上 |
狩猟場所は従来の個体と同じく城塞高地。
曇天で大型モンスターの野良出現はなく、通常のクエストでありながら
傀異化クエストと同じく空中にはキュリアが舞い、加えて非戦闘時のBGMはかつての
キュリア集結と同じなど開始時点で不穏な雰囲気が漂うが、そちらと異なり環境生物や小型モンスターはちゃんと出現する。
なお、肉質や弱点属性・破壊可能部位については基本的に従来の個体と同じだが、翼の肉質が僅かに硬くなっている。
◆戦闘能力
戦闘における本種の大きな特徴としては、コンボを重視した行動パターンが持ち味。
序盤は従来の個体が用いていた翼での打撃や尻尾による刺突・前方への突進と攻撃そのものは癖の少ないものばかりである。しかし、翼で刺突を繰り出した後にすかさず翼で薙ぎ払い、さらに尻尾での刺突で追い打ちをかけてくるとその癖の少なさを力づくで補うかの如く複数の攻撃を織り交ぜてこちらを畳みかけてくる。特に翼での薙ぎ払いは範囲が広く、こちらが側面や懐に入ったところで喰らうことが多々あるため要注意。
加えてこちらが回避したところに攻撃が当たるという事故も起こりやすいため、次の形態で温存するためにも不用意に攻め込まずわずかな隙を見つけて立ち回りたいところ。
仮にダメージを与えていなかったとしても、戦闘が始まってある程度時間が経過すると身体の各部にキュリアが纏わりつき、「血氣覚醒状態」に移行。
従来の個体と似た風貌と化し、上空からキュリアの塊を飛ばす・正面広範囲に向けてキュリアのレーザーを放つ・翼での打撃による衝撃波の攻撃が追加。
やはり喰らうと劫血やられになるが、解除までの時間が短く攻撃での回復が難しいため、大人しくアイテムに頼るのが望ましい。
キュリアの浸食が進むと従来の「血氣活性状態」に当たる「血氣烈昂状態」となり、全身が黒ずみ翼膜が赤紫色に変化。しかし、その荒れ狂い様からは従来の個体と異なりキュリアに対する憎悪を感じられるが……
ここにきてメル・ゼナお得意の瞬間移動が解禁され、そこからの攻撃パターンも尻尾による刺突2連続や前形態で使用した正面広範囲に向けたキュリアのレーザー・周囲にキュリアの塊を発生させジャンプからの着地と共に爆発させると凶悪なものに変化している。
従来の個体と同じくキュリアの集った部位を攻撃し続けることで状態解除すると共にダウンをとることができるので苛烈な行動パターンを搔い潜りながら攻撃していきたい。
体力が少なくなるとさらにキュリアが纏わりつき、赤い光と共に
全身がドス黒く染まった「血氣蝕烈状態」へと移行。
金火竜や
銀火竜の形態変化に似ているが、そちらと異なり
この姿になったが最後、解除は不可能であり、そのクエスト中では討伐するまでずっとこの形態のままである。
従来の個体にはなかった更なる形態であるが、それに驚いている暇はない。なぜなら、
左翼による刺突
↓
そのまま薙ぎ払い
↓
右翼による刺突
↓
そのまま薙ぎ払い
↓
突進
↓
瞬間移動からの尻尾による薙ぎ払い
↓
瞬間移動からのブレス攻撃
↓
サマーソルト
↓
両翼による薙ぎ払い
↓
瞬間移動からの両翼による空中薙ぎ払い
↓
周囲への衝撃波
約30秒で上記の11個の攻撃全てを形態変化からすぐにこちら目がけて叩き込んでくるからである。
この形態に変化したのを確認したら、攻撃が終わるまで速やかに
逃げるべし。幸い大技後は、浸食するキュリアを拒絶するための身悶えにより大きな隙を晒すので攻撃のチャンスはしっかりある。
◆結末
見事体力を削り切れば討伐……とならず撃退となり、元の姿に戻ったメル・ゼナは14番エリアへと撤退していく。
猛き炎とフィオレーネが後を追うとそこにはキュリアの大群がメル・ゼナに寄生しようと纏わりついていた。このまま従来の姿で第2ラウンドか……と思われたが様子がおかしい。
荒れ狂うメル・ゼナは2人には関心を見せず、ただひたすらに纏わりつくキュリアを薙ぎ払い、悉くを討ち果たしていたのだ。
それもそのはず、「鬼神」ことメル・ゼナによる「滅浄の裁き」の対象は人々ではなく深淵の悪魔であり、過去にメル・ゼナが縄張りに入り込んだガイアデルムと衝突した際にガイアデルムを撃退したことで結果的に王国が護られていたというのがおとぎ話の真相であったのだ。
王国は…私の大切な人々はメル・ゼナによる蹂躙を受けてきた
だが…いま 我々にとって真の敵はメル・ゼナではない!
討伐対象を変更する
キュリアを駆逐し……メル・ゼナを救うぞ!
かくしてメル・ゼナに寄生しようとしていたキュリア達は猛き炎とフィオレーネの活躍によって全滅。原初を刻むメル・ゼナは2人に礼を言うように向き合った後に水平線の彼方へと飛び去って行った。
こうして思わぬ一面が判明したメル・ゼナだったが、人々の安寧を守っているエルガドの面々に対し、メル・ゼナにとってはあくまでも自分の縄張りを守っただけに過ぎず、メル・ゼナ自身による被害が出ていたことも事実である。
そのためエルガドの面々は人々の安寧を守るべく今後も新たな脅威に備えて立ち向かっていくこととなる。
というわけでまさかの、
ストーリー上で主人公に倒される事のなかったラスボスというモンハンにおいて非常に珍しい存在となった。
とはいえ、ライズを含めて本作は
倒すべき本当の敵を前に
ライバル達が救援に駆けつけていたので、
ラスボスではあるが本当の元凶であったガイアデルムの宿敵でもあった原初を刻むメル・ゼナが最後の最後に味方になるのは必然だったのかもしれない。
なお、『滅浄の裁き』クリア後は新たに出現したクエスト『蘇る伝説』にて何度でも戦えるようになるが、これは『滅浄の裁き』で登場したメル・ゼナとは別の凶暴な個体という事になっているので普通に討伐する事になる。
◆装備
◆武器
「爵銀龍派生改」が該当。いずれの武器も形状は爵銀龍派生と同じだが、赤かった部分が原初を刻むメル・ゼナと同じ青に変わっている。
攻撃はオリジナルから10下がっており会心率も0%のままだが、特筆すべきは装飾品スロット。
なんとレベル4のスロットが3つ付いている。さらに百竜装飾品スロットもレベル3であり、このヤケクソじみたスロットによって拡張性においては右に出る武器は無いと言っても過言ではない。
属性値も40と低くはないため、最終追加モンスターの武器に相応しい使い勝手の良い武器と言えよう。
◆防具
「プライマルシリーズ」が該当。男女共に純白をベースとした鎧と青い
マントに金の差し色が入った見た目となっている。
レベル4スロット10個・レベル2スロット3個とこちらもかなりのスロットを傀異錬成なしで所持しているため、カスタマイズ性は抜群。加えてモンスターを攻撃して回復した際に回復量に応じて攻撃性能が段階的に上昇する新スキル「血氣覚醒」を持っている。
同じくデフォルトで付いているスキルも「破壊王」でモンスターの部位破壊を素早く狙い、「連撃」と「超会心」でダメージを稼ぐことで「血氣」で回復量を増やし、攻撃の上昇を大きくするとさながらメル・ゼナの怒涛のコンボの如くシナジーを発揮しているのである。空いたスロットに「攻撃」や「弱点特攻」、「会心撃【属性】」をセットして火力を上乗せするのも良い。
ただし、頭から順に
ナルガクルガ希少種、イヴェルカーナ、原初を刻むメル・ゼナ、エスピナス亜種、渾沌に呻くゴア・マガラと、猛者達のレア素材を要求してくるため、作成難易度はかなり高い。討求コインが余ってるならばそちらで入手するのが手っ取り早いだろう。
そして最大の問題は、傀異錬成や傀異錬金で発現しないレアスキル……具体的に言えば
天衣無崩と血氣覚醒の発動部位がもろ被りな所。
間違いなく意図的に調整されているのだろうが、このせいでどちらをどの程度取るかがかなり悩ましい。
追記・修正はキュリアを殲滅してからお願いします。
- 11連コンボに初見はなすすべなくぶっ飛ばされた思い出 -- 名無しさん (2023-09-22 18:01:45)
- 最後のコンボは一瞬だけ間があるからこれで終わりかな?って思って突っ込んだら無事コンボ再開して死んだ -- 名無しさん (2023-09-22 21:55:35)
- キュリア砲の回避を安定させるにはやはり合気つけて疾替え先駆けだろうか -- 名無しさん (2023-09-22 22:17:13)
- エフェクトの予兆は一瞬だけど本体の構えはそれなりにあるから見てれば距離0ランスでも間に合うハズよ -- 名無しさん (2023-09-22 22:40:17)
- イヴェルカーナとの縄張り争いではフィジカルモンスター振りを見せつけてくれる -- 名無しさん (2023-09-23 01:17:41)
- この華麗な見た目で脳筋モンスターなの好き -- 名無しさん (2023-09-23 07:49:10)
- 原初を刻むって名前ならキュリア関係なしの殴り合いがしたかった -- 名無しさん (2023-09-23 14:16:30)
- 今後外部出演する時はこの形態がデフォになるんだろうな、キュリアを残すなら話は別だけと -- 名無しさん (2023-09-23 15:20:54)
- 強さも防具も悪くないんだが前作ワールドのこのポジションがミラボレアスって考えるとな…… -- 名無しさん (2023-09-24 15:55:29)
- ミラボレアスは戦って楽しくないし装備も他の装備がほぼ死んじゃったからなぁ、原初メルゼナは最初ヤバく感じるけどモンハン本来のターン制バトルの究極系で戦ってて楽しい。 -- 名無しさん (2023-09-24 22:15:54)
- 闇落ちの経緯がほぼくっころ騎士でスケベ・・・ -- 名無しさん (2023-10-23 20:52:16)
- やってる間は実質無敵になれる操竜を血氣蝕烈状態になるまで温存して、それで安全にダメージを稼げばだいぶ楽になるはず。そう考えると、体力が増えるマルチよりソロの方が楽だったりして・・・?そもそも血氣蝕烈状態にたどり着けない?キュララララララ?・・・はい。 -- 名無しさん (2024-09-13 01:56:46)
最終更新:2024年12月18日 23:26