ベオウルフ(FE)

登録日:2023/10/19 Thu 01:13:45
更新日:2025/02/14 Fri 11:53:19
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ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』に登場する人物。
クラスはフリーナイト→フォレストナイト。

アグストリア諸公連合アンフォニー国のマクベス王に雇われた傭兵で飄々とした態度が目立つおっs…大人の男性。
しかしマクベスを快く思っていないため金でシグルド軍に寝返らせることが可能という、金で雇う仲間の元祖。
10000Gという安くない金額だが仲間になった彼の所持金に加算されているため、後のシリーズのキャラと違い軍資金の総額が減らない親切設計。
(『暁の女神』ではキャッシュバックでむしろ得になるフォルカが登場したが)
シグルドやレックス等、資金にさほど困らないキャラに払わせると良い。

登場する章でのラケシスとの会話によると、彼女の兄エルトシャンとは旧知の仲で、彼女のことを頼まれていたとのこと。
エルトシャンとの会話がないので一部のプレイヤーからはフカシ疑惑があったが、設定資料集にもエルトシャンの旧友と書かれている。

【ユニットとして】

○初期値と成長率、CCボーナス
フリーナイト LV9
HP-38(80)
力-14(40)+1
魔力-0(0)
技-11(40)+9
速さ-11(30)+6
運-3(20)
守備-10(30)+2
魔防-0(5)+3
移動-8
武器LV-剣B→剣A
血統-なし
スキル-追撃/突撃(CCで連続)
所持品:鋼の剣

ハイライン城制圧後、マクベスの陣取るアンフォニー城に進軍する際にヴォルツ隊の一人として出現する。
指揮官のヴォルツ以外はさほど強くないが、モブと間違えてベオウルフを倒さないようにしたい。

ヴォルツはベオウルフと同系統の上級職フォレストナイトであり、ベオウルフ自身が敵わないと認めている通り圧倒的なステータス差がある。
接近戦では厄介な相手*1だが、幸い射程2からの攻撃には無力なので弓や魔法等相応の準備をして挑みたい所。
またエリートリングをドロップするのでこれを持たせたいキャラにトドメを刺させたい。
彼の最大の特徴としてベオウルフとの会話中の「俺をやれるヤツはいねぇよ この世界ひろしと言えどもな」というセリフからプレイヤーの間では通称「世界ひろし」と呼ばれる。
当時の4コマでもひろしネタが使われているほどで、一介の敵将でありながら妙に印象に残る存在となっている。
このネタを意識してか、『エンゲージ』ではシグルドが「世界ひろしと言えども、ソラネルほど堅牢な場所はない」と述べる。

ベオウルフ自身はレベルの高さの割に初期値は全体的にパッとせず、目立った長所は最初から力がヴォルツ並に高い程度。
赤緑コンビことアレクノイッシュが多少良成長していれば殆どのステータスで超えていてもおかしくない。
その上フリーナイトなのでソシアルナイトの彼らと違って剣オンリーで槍も使えない。

だが『追撃』と『突撃』という赤緑が持つアタッカー向きのスキルを同時に備え(彼らには『見切り』と『必殺』もあるが)、成長率もアレクより運、ノイッシュより守備が10%低いもののそれ以外は全体的にバランス良く高い。
CCすると剣レベルがAに上昇し強力な銀の剣が解禁、さらにボーナスも技・速さを中心に高くスキル『連続』も付与されるため、CCしてから本領を発揮するキャラと言える。この顔で大器晩成型とか意外過ぎる
また上限値も騎兵の中でも技・速さが高く特に恵まれている。
上限値が低く剣・槍レベルともB止まりのパラディンと立場が逆転してしまう
育成するならリング類や剣Bでも使える有用な一品を奮発するのも一考。

加入直後こそ頼りないものの、素早く攻撃系のスキルが充実した剣騎兵という本作のゲームバランスにおいて使いやすい特徴を備えている。

【父親として】
物理系としてはかなり優秀な成長に加えてアタッカーには必須の『追撃』、また同じく攻撃向きの『突撃』を継承できる。
しかし追撃の継承を有効に活かそうとすると意外と選択肢は限られる…というか、武器継承や競合相手など総合的に見るとほぼ一択に近い。

唯一恋人会話が存在する相手であるラケシスはイベント的・性能の両面で人気の組み合わせ。
ナンナの魔力にこそ期待できなくなるが兄妹とも追撃のスキルとバランスの良い成長率を得られ、カリスマによる味方の支援も併せてマスターナイトの母親ほどでなくとも前線で頼れる存在となる。
なおフィンラケ派とのあれこれや『トラキア776』でデルムッドとフェルグスのみが使える『ベオの剣』なるアイテムが登場したりと何かと物議を醸したカップリングでもある。
一説ではベオウルフの名前を出すと彼本人というよりラケシス絡みか、あるいは世界ひろしの方に関心が行ってしまうプレイヤーが多いとも。

エーディン相手だとアーチナイトのレスターはスキルを追撃と突撃のどちらも有効に活用できる上にラナは杖振りに専念すれば良いので悪くない。
しかし、成長率が多少落ちてもスキル構成が同じかつレスターに弓を継承でき、イベント補正で簡単にくっつけられるミデェールがおり、彼を差し置いてまでベオウルフとのカップリングを目指す意義はあまりない。

ブリギッドとの結婚でもボウファイターファバルが優秀な成長率かつスキルを活かして戦える。
しかし、ファバルは追撃が兵種で保証されているため、技の成長率はガタ落ちするが連続も付くジャムカ、命中を重視する場合でも必殺化してない弓で戦う時に便利な必殺を継承できるノイッシュが競合相手となる。

【台詞】
  • 今度ばかりは、気が乗らねえなあ
    あのマクベスとか言う野郎、気にくわねぇ
    そろそろ別の雇い主でも探そうと思う
  • 俺を雇いたいなら10000ゴールドよこしな
    金をもってなきゃ、話にならねえ
  • ああ、ヤツとは昔からの付き合いだ
    おまえのことも頼まれていたから、こんなおせっかいをしている
  • ラケシス、もし俺になにかあればレンスターに行ってくれ
    レンスターにはフィンと、キュアンの子がいる
    俺に代わって彼らを助けてやってくれ


しかしあんたのことは記事に書きたくないぜ。
俺じゃ、ネタ人気で勝ち目はないからな。

ふっ、俺の項目を建てられるヤツはいねぇよ。
この世界ひろしと言えどもな…。


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最終更新:2025年02月14日 11:53

*1 LV20・力14・魔力2・技21・速さ18・守備14・魔防5・移動9・指揮3で鋼の大剣持ち。この章の闘技場の難敵であるケイモスと比べても力以外は見劣りせず、『連続』の兵種スキルで予想以上のダメージを受けることもある。