ロケット(AC)

登録日:2023/10/22 Sun 10:04:35
更新日:2025/03/06 Thu 19:11:02
所要時間:約 8 分で読めます







MESSAGE
_アモー:
_そんな機体で勝負する気か_
_なめられたものだ




概要

ロケットとは主に積荷を除いた推進部分の機構、ないしそれを持った物体を指す。
アーマード・コアに登場するのはこれを用いた「ロケット兵器」に分類される。
特徴はシリーズで多少異なるが、火力が高く、装備制限がないという素晴らしい長所を持っている。



利点

アーマードコアにおけるロケットは他の武器と重量を比較するとめっちゃ火力がある超兵器である。
その割に弾数もなかなかのもので、火力に対して軽いと言い換える事もできるし、射程も長く弾速も早いと至れり尽くせりだ。
与える反動(衝撃力)も高く、対戦ではブレードとのコンボでゴッソリAPを奪ったり、遠くから恐ろしい牽制としても機能する。
もちろんミッションでも強力で、射程を活かして大型爆撃機等にドカドカ撃ち込めばラクに撃墜できるのだ。

さらにモノによってはかなり軽く、軽量級のACでも火力補強に使える

右腕武器だけでは弾数が不安?

ブレードは当てるのが難しい?

そんな君にこそおすすめだ。

重量制限の厳しい軽ACにとっては乏しい火力を大幅にパワーアップさせることのできる、まさに救いの神になり得るパーツといえよう。

さらにさらに、破壊力のある肩武器といえるキャノンは四脚やタンクでないと上手く取り回せない装備制限*1があるのだが、
ロケットにはそんな制限などない。誰でも使えるのだ。
二脚・逆関節にとって肩装備の選択肢はなかなかに悩ませられるもので、というかぶっちゃけ大抵はデコイに弱いミサイルが主力になりがちだ。
そんな中、ロケットは軽いものから重いものまでバリエーションも豊か。

君のニーズにいつでも応え得る存在であり、可能性を秘めた素晴らしい兵器なのである。



欠点

そんなロケットにも致命的な弱点がある。それは…

ロックオンができない

これが唯一にして最大の弱点である。
低負荷と高威力に定評あるロケットではあるが、この一点が大きなハンデとなり敬遠されやすい悲運のパーツなのだ…。

とはいえ、正確に撃つ操作技術があれば、高機動の敵機に対しても欠点を補って余りある利点を発揮できるだろう。
まさしくアセンブル知識と運用技術を試す存在といえる。



ロケット入門

動かない的を狙うならまだしも、動く敵機に対して使う際は予測進路上にロケットを正確に撃つ技術が要求される。
一応、ロケット選択中は照準用のガイドが表示されるので、それを頼りに狙っていくしかないのだが、これもなかなか容易ではない。
そこで…

  • 近付いて当てろ!
そもそも遠距離の動く目標を狙うなどニュータイプでもなければ不可能である。
ロケッターですら、仮に当てられる腕があったとて中距離が限度というもの。
そこで、入門者はまず接近して撃つ事に絞って修行するのだ。

  • ブレードとのコンボに使え!
既にブレーダーとしての道を歩んでいるのなら、悩むことなくロケットを使いこなせるだろう。
斬って撃つ、ただそれだけでいい。

  • 固めて当てろ!
ハンドガンの反動が強いシリーズであれば、コレで相手を固めた直後にぶっ放すといったコンボが使用できる。
射程の関係で必然的に接近して使うので命中率も高まる。
相手がビクンビクンしているところにドカドカ撃ち込んでやろう。

  • 小型ロケットを乱射しろ!
小型は軽く、弾数があり、連射もそれなりにできるため、移動しながらでも弾着確認と修正を練習しやすい。
空を飛ぶ相手には厳しいが、そうでない相手なら、自ら発射したロケットの軌道も読みやすくなる。
まあ大半は当たらないのだが、まったく当たらないかと思えば意外と当たる。ロケットはそのくらいの気持ちでいい。

  • デカブツに撃て!
シリーズにちょくちょく登場する、大型爆撃機や巨大兵器といったデカブツはロケットを当てやすい。
目標がデカイのはもちろん、ロケットの特徴である長射程と弾速によって、こちらは遠距離でも命中が望めるのだ。
大型ロケットの練習には最適である。



用語

  • ロケッター/ロケッティア
ロケットを主軸に据えたアセン、またはそのアセンを使用するプレイヤーの事。
「ロケッティア」は無印シリーズの頃に呼ばれていた古い言い方で、同名のアメコミ作品、およびにそれを実写化したディズニーの映画が元ネタ。

  • ロケオン
全ての武器をロケット系だけで染める事。ロケットオンリーの略。
一切ロックオン不可能という、FCS?何それ美味しいの?といわんばかりの潔さである。
こんな上級者向け用語ではあるが、シリーズ中でもロケオンアセンを使用する傭兵が幾人か存在している。
類語にミサイルオンリーの「ミサオン」、グレネードオンリーの「グレオン」、ブレード系のみで構成された「ブレオン」等がある。
ミサオンはアリーナなどで強力だが、他はいずれも漢を試されるアセンである。

  • ロケ撃ち
ロケットがロックオン不可能であることから、転じてロックオンせずに撃つ手法を指す。
中でもキャノン系をはじめとする単発火力の高い武器を、FCSのロックオンに頼らず手動で先読み射撃するケースを指す事が多い。
無印シリーズ限定の古い呼び方で「生当て」と呼ばれる事もあったが、現在では完全な死語。





シリーズごとのロケット


『初代/無印シリーズ』(初代MOA

この頃から既にノーロックの武器、かつ重量ごとに取り揃えた小・中・大の豊富なラインナップが実現している。
いわゆる小ロケですら200程度の重量で、1300の火力と50発の弾ととてつもない性能。
大ロケはなんと着弾地点に爆風とそれに伴う反動を起こすので、いわゆる「固め」と呼ばれるハメから抜けるのに使う事もできるのだ。
この頃から熱心な使い手はいたのである。

MoAでは相手にデバフを与える特殊ロケットが実装されたが、こちらの評判はいまひとつ。
だが当たればおいしい。
ちなみにミッションで使う事はないだろうが、弾薬費がトンでもない事になっている。



『2シリーズ』(AC2AC2AA

ロケット全盛期。熱量システムが加わった事により高威力かつ高い熱を与える事の出来る武器へと進化した。
割と大雑把だった当たり判定を味方につけた事もあり、エムロードの叡智の結晶たる大ロケが大活躍。
大ロケの陰に隠れがちだが、小ロケもちょっと重くなっただけでまだまだ使い易さは健在。中ロケも対戦でなければそこまで悪くはない。

そして代表の大ロケ…これが超強い巨大な当たり判定、とてつもない破壊力、強力な熱量、超安い価格。
対戦でもよく使われた、後のアモー君も満足間違いなしの名品中の名品である。
これをメイン武器にし、本来の主力であろう他の武器をサブ武器にするという戦術が一線級だったと言えばその素晴らしさが伝わるだろう。

デバフロケットも続投しており、こちらも早い弾速のおかげで当てやすさはまあまあだが、威力がないので趣味の範疇か。
相手に使われると鬱陶しい。



『3シリーズ』(AC3AC3SL

大ロケが弱体化し、2ほど大暴れしなくなったが、特徴的なラインナップが充実している。
補助火器としては相変わらず優秀。
小ロケは再び軽量化され、SLでは弾数を代償にさらに軽量化した30ロケも登場。その重量なんと166。右腕武器の最軽量クラスと同レベルの軽さである。
大ロケも当たり判定が小さくなっただけで破壊力は据え置きであり、大型の敵には相変わらず素晴らしい活躍をしてくれる。
特にストーリー終盤に登場する難敵、デコイ無しでは回避困難な程の大量のミサイル弾幕や子機によるグレネードの援護射撃といったダブルアタックで激しく攻めてくる「大仏」D-C001-G撃破の際にお世話になったレイヴンも多いはず。

さて、3シリーズで増加したバリエーションは是非とも語らねばなるまい。

  • ハンドロケット
右腕に装備するロケット。ハンロケとも呼ばれる。今作で登場したのは以下の2種類。

「CWGG-HR-66」
本来主力武器を装備する箇所だけあって、威力・弾数共にロケオンの華とも言えるほど素晴らしい性能を持つ。
実質的には威力3000というグレネードに迫る威力を1秒未満の間隔で乱射できるというもので、その時間火力は大ロケをも凌ぐ
それでいて弾数もなかなか豊富であり、33回も撃つことができる。
大仏退治にはもちろん有効だし、ロケオンならば是非おすすめしたい名品である。

「CWGG-HLR-ALX」
男のロマン、パンツァーファウスト。
重すぎるとか、数値ほどダメージがないとか、リロードが長すぎるとか、そんな事はどうでもいい

  • 左腕ハンドロケット
射撃武器としての左腕銃が登場したSLではロケットも同時に追加。
…だが現実は非情であり左腕武器は腕の持ち上げ動作により右腕より使いづらく、なにより左ハンロケは威力も弾数も激減しているのが悲しい。
他、特殊ロケットはほとんどがインサイドに移動したが、ナパームロケットのみ左腕用で一品だけ残っている。
しかしこの左腕ナパロケは弾数が異常に多い(驚く事なかれ100発)かわりに滅茶苦茶重く、ロケットの強みである重量効率もへったくれもない。
ぶっちゃけ敵を燃やすのが目的ならこんな激重で当てにくいブツより発火投擲銃や熱ハンの方が遥かにマシである。

  • トリプルロケット
おそらく拡散バズーカの同類と思われる特殊ロケット。通称「トリロケ」。
小型ロケットを3発同時に発射し、ショットガンのようにバラまく。
装弾数60・30の二種類でバラけ方はそれぞれ異なっており、大きく拡散したり、まとまって飛んで行ったりする。
拡散する性質からそれなりに当てやすく、ロケオン・ロケッター入門におすすめされる。近距離で全弾命中させれば威力も高い。

  • アサルトロケット
産廃で有名なアサルトライフル系列と同じ性質を持った、1トリガーで2~3連射する小ロケ。
普通に使うとあまりの扱いづらさにロケッターですら人を選ぶものだが、こいつの真価はリロードキャンセルにある。
やり方は簡単で、インサイドを含む全ての射出系装備を外し、両肩にこのアサルトロケットのみを積む。
あとは対戦ステージにアリーナ会場を選び、開幕から即座に射撃ボタンと武器切替ボタンを交互に連打するだけである。
古来よりロケット百裂拳とも呼び習わされ、一説には禁忌の最終奥義とも伝えられており、
その威力はアリーナでストッパーとなりうるシルバーフォックスやコープスペッカーといった強豪をなす術なくなぶり殺しにするほど
ロケッターの間でも賛否が分かれる禁断の技である。

  • インサイドロケット
これまでのデバフロケットはほぼ全てインサイドに移され、肩装備のものはなくなった。
代わりにこれまたバリエーションが増えており、相手を炎上させるナパームロケット、ロックオン障害を引き起こす妨害ロケット、ジェネレータの出力を低下させるジェネレータジャマーなどがある。
いずれも当てられればリターンはあるが、威力がイマイチかつインサイドからデコイを外す事になるのでリスクが大きい。
飛距離もかなり短い上に嫌がらせにしかならないとあっては、ロケオンでも選ぶかは悩むところ。



『Nシリーズ』(NXLR

性能は基本的には3シリーズと同じ。
ただ全体的な弾数減少のあおりを受けて、以前ほど重量効率に優れている武器とは言えなくなった。
代わりに新たな操作体系が追加されたことにより、以前よりはロケットも狙いやすくなったと言えるかもしれない。
ミッションではクソECMでロックオン障害が発生する事が多くなったので、最初からロケ撃ち前提のロケットならば十分に活躍が見込める。施設の破壊なんかにも。
影響で相対的にトリプルロケットの立場が向上。リロキャン百裂拳は続投したが、LRでついに封印された。
熱管理システムの変更によりナパームロケットが凶悪化したのもこのシリーズの特徴。当たりさえすれば文字通り標的を火達磨にしてAPをゴリゴリ削ってくれる。
またLRではACの当たり判定が見直され*2、NX・NBに比べてロケットを命中させるのが難しくなっている。

ACとそれを操縦するAIを構築して戦わせる外伝作『フォーミュラフロント』では、
操縦担当のAIはロックオンできないはずのロケットを完璧に照準してビシバシ命中させてくれるため、ロケットの実用性が従来作と比べて高い。
接近戦を挑むようにカスタムしたAIと組み合わせて、「理論上は火力の高い両肩ロケットをダメージソースにする」などの戦術が考案されたほか、
高熱量の武器による熱暴走を狙う戦術がまだまだ有効だったNB基準のバランス調整が追い風となって、
手軽に熱量攻めの補助ができるインサイドのナパームロケットが脚光を浴びるなど、従来作では見向きもされなかった亜種ロケットに活躍の場が生まれた。

NXにおけるロケッターとして冒頭の台詞を放ったアモー(AC:バースボム/エンドボム)が該当する。



『4シリーズ』(AC4ACfA

主にイクバール/アルゼブラの傘下企業・テクノクラートが製造する。
相も変わらずノーロック・高火力ではあるが、加えて爆風による範囲ダメージも付加された。
また本作から操作体系がスティック操作に完全に移行した事により、エイムが直感的にしやすくなった。
しかし、ゲームスピードの高速化が向かい風となっており、しかも発射中にマシンガン等で迎撃された場合、爆発のダメージが伝播する仕様も相まってリスクまで跳ね上がっている。

なお、fAの初期レギュレーションではやけに威力が低かった不具合があったが、後期にて大幅な底上げ修正がなされ、AF等の大型兵器に対する切り札の一角となった。

国家解体戦争リンクス戦争期におけるテクノクラート唯一のリンクスであるNo.25、ボリスビッチ(AC:バガモール)がロケッターに該当する。



『Ⅴシリーズ』(ACⅤACVD

これまでのロケット(KEロケット)に加えCE属性のHEATロケット、ロックオンを不可にする閃光ロケットの3カテゴリが肩武器として登場。
Vシリーズはゲームスピードの遅さもあってロケット各種も十分実用の範囲内。
また全てのロケットが複数発同時発射になった。両肩装備なら大量のロケットを一度にばらまくという光景も珍しくない。

KEロケットは何故か異様に重いためアセンをかなり選ぶが、ミサイル系の様に着弾地点に爆発を起こしその爆風でダメージと衝撃を与える。
山なりに撃たれるなど発射軌道に癖がある物が多く、活用するには空中から撃ち下ろして面制圧を狙うなど一工夫が必要だがコンスタントに削っていける。
HEATロケットはKEロケとは逆に着弾しても爆風を起こさない代わりに負荷がかなり軽い。
プレイヤーのサイティング能力がより響いてくるが、重量当たりの火力でかなり優れているため機動戦を主体にした機体に火力補助としての採用率が高く、重量機や近接機を追い払ったり大型兵器を相手にする際には効果覿面。
武器育成用のフレイムフライ速攻撃破にも便利。
閃光ロケット、通称フラロケは当てた相手のロックオンを不可にするという特殊ロケット。喰らった側のカメラ性能が高いほど効果時間が高まるという特徴を持つ。目の良さが命取りだ!
Vの初期フラロケは一度当てれば20~30秒ロック不可という極めて凶悪な性能をしており、これを当て続けてチームメンバーでタコ殴りにする戦法で猛威を振るった。
流石に脅威が過ぎたため、アップデートで10秒弱程度まで効果時間を落とされ効果範囲も狭まる弱体化措置を受けたが、それでもタンクを始めとする重量機には効果抜群ということで人気のあった装備だった。

しかしVDでは一転してゲームスピード高速化により当てづらい・効果時間中に落としきれないなどといった環境の変化に加え、更にはラグというどうしようもない敵*3に阻まれた結果、かつての栄光は見る影も無くなってしまった。



ACⅥ

話が…違うっすよ… 一度生まれたものは…そう簡単には死なないって…

10年ぶりの新作にして史上初、ロケットというカテゴリ丸ごとリストラを受けるという衝撃の事実に多くのロケッターが涙を流した。
恐らくはターゲットアシストやスタッガーといったシステムに噛み合い過ぎてバランスを崩しかねないためと思われる。
或いは火炎放射器すらロックオン対応可能になったりとっつきも強力なブレードホーミングつき軽攻撃が追加されるまでになった今作でノーロック要素は縛りにしかならないと判断されたか。

一応「マニュアルエイム」というターゲットアシストとロックオンを一時的に捨てて手動狙撃できるモードがあるので、欲求不満なロケッター各位はそれでぶっ放して気を紛わせて頂きたい。
ロックオン武器との併用という戦術の幅は無くなってしまうが…



特徴的な使い手

COMはその特有の正確なエイミングにより、プレイヤーが使うよりも遥かに脅威になる事が多い。ちょっとズルい。
ロケット愛好家と思しきレイヴンはちらほらいるが、その中でも特徴的なものを紹介。

  • ヴァッハフント/ルーキーブレイカー
AC2に登場。武器腕マシンガンに小ロケを積んだ機体。
「初心者の壁」というシリーズの伝統を確立した立役者でもあり、機体名もそのまんまである。
試合前にメールを送ったり、勝ち負けによって異なるメールを送るなど芸も細かい。
実際腕マシの破壊力はかなりの脅威で、本人もわざと低ランクに位置している事から、初心者はまだまだ回避に慣れない状態である事が多い。
とはいえロケッターとしての腕は未熟。所詮は腕マシに頼って初心者狩りをしているだけの輩である。

  • ナンバー1111/ワンカウント
AC2に登場。1という数字が大好きで、常に11位に固執するという変態レイヴン。
なんで1位じゃないかって? 11の方が1の数が多いからさ!
腕武器カニ腕プラズマキャノンと強力な大ロケを両肩に積んだ清々しいまでの偏執的火力馬鹿で、当たると滅茶苦茶痛い。
ちなみにプレイヤーが勝ちあがると12位に転落してしまう。
だがその後ストーリーが進んで騙して悪いがストラングを撃破すると再び11位に。
そしてシナリオ全クリア後はストラングが復活するのでまた12位に転落する。

  • パーティプレイ/ジョーカー
AC3に登場。雇える僚機かつ追加ランカーとしてアリーナにも登場するレイヴンその1。
陽気な性格をしており、浪費癖持ち。その意味では名前に違わぬ人。パーティプレイってそういう…。
フロート脚に珍しいハンドロケットを積んだ数少ないロケッターで、さらに肩にもトリロケを装備し地面を滑りながら乱射する。
典型的なスロースターターという解説文通り序盤の動きはパッとしないが、時間が経つに連れてOBを主体とした動きに切り替わりブレードも絡めた高速戦闘に持ち込んでくるという中々の曲者。
僚機としては射撃の腕は悪くない一方、案外あっさり弾切れする。頼りになるのかならないのかよくわからん奴であるが、蟹の放つビットをロケットで撃ち落とすというニュータイプ顔負けな神技を見せる事もある。

  • レジーナ/エキドナ
AC3に登場。雇える僚機かつ追加ランカーとしてアリーナにも登場するレイヴンその2。
女性レイヴン。ボイスからして快活な性格をしているが、同じくランカーレイヴンである親父とは仲がイマイチらしい。
初登場時のミッションでは直接には登場せず、プレイヤーがそのミッションをクリアすれば自動的に生存し、以後いくつかの場面で雇えるようになる。失敗すると死ぬ。

ただ、実力はぶっちゃけ大した事はなく、武装もハンドグレネードとトリプルロケット×2というかなり尖ったアセン。
正直なんでトリロケなんか使ってるの…?と言いたくなるが、それだけ愛着があるのだろうと思われる。
両肩に積むほどだしね。

  • シャドーエッジ/クラッシュボーン
AC3のミッション「重要物資移送」で登場する敵AC。登場シーンがカッコイイので名前は印象に残りやすい。
が、戦っていると手応えがあるわけでもなく、むしろ他のMTが護衛対象を狙うのを阻止しなければならないため機体そのものは忘れられがち。
しかしながらアセンは小型ロケット×2、とっつき、エネルギーシールドと驚きの構成で、プレッシャーを与えるという意味ではこれ以上ないほど成功している。

  • ワルキューレ/グナー
AC3に登場。上位ランカーにして数少ない女性レイヴン。
武器はスナイパーライフル+小型ロケット2つだが、厄介なのがステルスで、アリーナでは戦闘が長引きがちな上、強化人間お得意の浮遊トップアタックからの鬼ロックでロケットの恐ろしさを教えてくれる。
僚機として雇える機会もあるが、ステルスのせいで敵がこっちばかり狙ってきたりする。
アリーナで勝利すると、3のアリーナランカー内で渦巻く八百長などの陰謀、もといBBと愉快な手下たちについてメールをくれる。人格もいい人。

  • ファンファーレ/インターピッド
AC3に登場。上位ランカーにしてストーリー終盤でミラージュ社がプレイヤーを始末するために刺客として送り込んだレイヴン。
ワルキューレと違い性格はあまり宜しくないようで、トラファルガーから報酬を横取りした張本人との噂あり。
肝心の武装は大ロケ・ハンロケと紛れもないロケッターであり、加えて地上魚雷ミサイルと投擲銃を装備。
地上魚雷以外は完全にノーロック(なので左腕投擲銃もほぼノーロック)と男らしい。それでいて強いのでなかなかいやらしい奴である。
もっともこのミッションの戦場は障害物だらけの狭いエリアなので、やたら被弾が嵩むという事情もあるが…。

AC3SLに登場。通称フォグ兄。驚異的な操縦技術で相手を翻弄し、ショットガンとロケットで攻め立てる屈指の強ランカー。詳細は個別記事で。

  • アモー/バースボム、エンドボム
ACNXに登場。みんなのアイドル・アモー君。
武装をほぼロケットで固めたACという漢アセンの乗り手である。
実際には最初に乗っているバースボムはブレードを積んでいるためロケオンでは無い。固め切りでもしようとしたのだろうか
しかもフレームのスペックの低さに加えてアモーの実力不足故にランキング下位の常連といった立場。

だが、ストーリーが進行すると自分自身と機体を強化し、左腕もハンロケに変えて名実共にロケオンとなる。
動きも見違える程に良くなり、トップアタックからの精度の高いロケット撃ち下ろし戦術で果敢に攻めるように。
ぶっちゃけ強化後は動きだけなら変に素ジャンプしまくる上位ランカー陣よりよっぽど良いが、如何せん武器が武器なので平行移動するだけで殆どの攻撃は避けられるという悲しみを背負っている。
こちらもロケオン機を組んでアモーと戦うと結構面白かったりする。
ただ非常に残念な事に、ストーリー中盤で確実に戦死してしまうためフリーアリーナで対戦できない。
しかもナレ死なので、わざとミッションを失敗することで生還させられるジノーヴィーらと違いどうしても回避できないおまけつき…。
なお下手人は狂犬リムかピン親父とのもっぱらの噂。

  • ボリスビッチ/バガモール
AC4に登場。ハァラショォォォォー!!の叫びで知れた人。
右手のマシンガン以外はロケットだが4シリーズはゲームスピードの超高速化によりノーロック武器の難度が跳ね上がっており、自分でそのまま扱うとしたら前QBからの至近当てという自爆特攻じみた運用くらいしか無いという有り様。
自称が「ワガハイ」だったり上述のシャウトからキャラはそこそこ濃いのだが、何故かプレイヤーの印象には残りにくい。
また今作のテスト先生が強い事も相まって初心者にとっても倒しやすく、「こっちの方が練習相手になる。」との声も。

  • 鬼武蔵/白帝Ⅰ
ACVDに登場。古来から伝わる武道を戦術に組み込み駆使する傭兵部隊「機甲道」の一員。
「卑怯などと所詮弱者の戯言、勝った者が強者。」という思想を持ち、勝つためには如何なる手段を用いると言われている卑劣漢。
その性格は機体にも如実に現れており、肩のフラッシュロケットとロック速度を低下させるジャマー2丁による妨害によって相手の射撃武器を無力化し、その隙を突いて一方的にいたぶる…までは良いのだが、肝心の射撃武器の火力が壊滅的で逆に倒される方が難しいレベルという悲しき男。








MESSAGE
_アモー:
_貴様・・・_
_覚えておくぞ・・・





追記・修正はナニカサレタアモー君にロケオンで勝ってからお願いします。


この項目が面白かったなら……ロケット担いで\ドカンと/

最終更新:2025年03月06日 19:11

*1 二脚、逆脚、2~LRにおけるフロート脚はキャノン系を撃つ際に「構え」が発生する。

*2 従来は当たり判定が機体よりもやや大きかったが、LRで機体の外観通りのサイズに縮小された

*3 ダメージ判定は撃った側だが、妨害成功判定は撃たれた側で行われるという仕様のため