アリシア=イーデルシア

登録日:2023/11/07 Tue 03:53:52
更新日:2024/10/16 Wed 15:11:29
所要時間:約 6 分で読めます





アリシア=イーデルシア漫画異世界おじさん』の登場人物。
CV:豊崎愛生(アニメ)、内田彩チェインクロニクルコラボ版)

目次

【概要】

本作のヒロインその3。幼なじみの少年2人との3人パーティで活動している神聖魔導士の女性。SUGOIDEKAI
幼なじみ三人組の中でも一番年長だが、幼い頃からアリシアのフォローをしてばかりだった二人からは当然ながら全く敬われていない。
冒険者になって半年しか経っていない駆け出しだが、ある事情で当時にして50年間も空席だった「伝説の勇者」に任命された。

3巻の表紙を飾っているが、3巻での出番は10ページしかない上に見せ場もない。
しかし段々と登場シーンを増やして行っており、温泉での混浴や「けだもののローブ*1」を着用した影響でかわいいキツネと勘違いしたおじさんに体を触れられるなどの見せ場もある。

【人物】

人懐っこく温厚な性格をしているが、おじさんと出会う度におじさんをオークと勘違いして襲い掛かり、毎回返り討ちに遭っているあたり、彼女も立派なグランバハマル人。
ある依頼を受けた際におじさんと共闘して打ち解け、このパーティはおじさんにとって貴重な信頼できる仲間となった…筈だったが、
自分の秘密をアリシアに知られていると知った人間不信のおじさんはそのネタで恐喝される事を恐れ、自分と出会った記憶をアリシア達の頭から消去して逃げてしまった為、依頼はすべて彼女らが行った功績となり、再登場時は神聖勇者(シャイニング・クルセイダー)の称号を得ていた。
後におじさんと再会し*2共に「深闇の迷宮」のダンジョンを攻略することになる。

どうにも抜けたところがあり幼い頃から幼なじみ二人に迷惑をかけまくったことから、二人からは完全に恋愛対象として見られていない。
ツンデレエルフ「ライガとエドガー、どっちとデキてるか」と聞かれた際は、二人から
「…無理…!(悪ィ…)」「…こっちにも選ぶ権利はあるんで…!(ゴメン…)」と否定されてしまった。
「知ってたけど 言い方っ…!」

おじさんのことは異性として気になっている様子で、おじさんが塗り薬で手当てしてくれて喜んだのも束の間、その薬がツンデレエルフからの貰い物と知るや、おじさんの頭を無意識のうちに叩いたり。無自覚ながら他の女の影がちらつくと嫉妬するまでに入れ込んでいる。
おじさん側も彼女を嫌う理由がほぼ無く、アリシア側から全幅の信頼を寄せてくれるためおそらく主要ヒロインの中で一番おじさんの好感度が高い(SEGA除く)。
おじさんが異世界出身なのも知っているが、本人の意思を尊重して幼馴染のライガとエルガーに対しても秘密にしてくれていた*3
後におじさんと同い年(20歳)である事が発覚し、その際は驚愕していた。更に細かく生まれ月で割ると彼女の方が年上である。

実は9歳までの記憶がなく、憶えている最初の記憶は血まみれでゴブリンの馬車にさらわれそうなところを、ライガ達の村の自警団に助けられた場面。
持ち物は「大好きなア×××お姉ちゃん 10歳おめ×と~ ××より」という明らかに日本語で書かれた*4破れた手紙のみだった(×の部分は破れて読めない)。
結局家族は見つからず*5名前も思い出せなかった為、その後はライガ達の村の辺境司祭の元で「アリシア」と名付けられて育った。

この経歴から思い出というものを大事に思っており、おじさんが自分から記憶を消していたと知った時は普段は見せないような表情を見せ、おじさんに対し記憶を消さないことを約束させた。
その後、逆におじさんは自分自身に対して消した記憶が何だったかアリシアに問い詰めるが、よりによって混浴中に裸体を見られたことだったので羞恥心から話そうとしなかった*6
結局、真相は帰還後にたかふみ達と一部始終を見るまではおじさんも知ることができなかった模様。

【戦闘能力】

先述の通り、この世界におけるとされる存在の力を借りて発動する神聖魔法の使い手。
辺境司祭に育てられたためか学識もあるようで、、神聖魔法による支援のほか、得意の治癒の護符を作りの実力は高く、初期でも戦闘以外では優秀。
ただし、王都に居を構えるような高位の神官と比べると、彼女自身の神聖魔法はまだ未熟なようである*7

ダンジョン最奥で古代魔導具「救世のワンド」を入手するも、当初はその秘めた力を発揮できず、恰好だけと思い込んで柄の部分をピンク色に塗ったりしてエルフを失望させていた。

しかし、翌第27話におじさんが柄を捻って回す事が発動スイッチになる事に気付き、ワンドの真価が発揮されたことで、勇者の名に相応しい力を得た。
その効果である強力な精神同期魔法の副産物によりエドガーとライガの能力と技が使えるようになった*8他に、神の加護で身体能力も底上げされて技の質も増幅、元々の担い手以上の練度で技を振るうことが出来る。
彼女自身の戦闘スキルが向上しているかは不明だが、エドガーとライガが目覚ましい進歩を遂げているので、必然的に彼女の力も増していく。
アリシアがワンドを手放しても、少なくとも近距離にワンドがある限りはその恩恵に預かることが出来るので、ワンドを失うとすぐさま無力になるということもない。

戦闘スタイルも後方支援から身体強化状態での近接戦闘を活かす方向にシフトしたようで、後に装備を新調した際には動きやすさ重視のミニの肩出しワンピース(+上にマント・下にショートパンツ)になり、付与効果も防御を削って機動力に寄せている。



追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2024年10月16日 15:11

*1 このローブを着ていると外部からは動物に認識されるローブ。

*2 ただし記憶を消されているため初対面として再度戦っている

*3 後に打ち明けることになるが、その際もちゃんとおじさんに許可を取っている。

*4 ただしこれは記憶の精霊による翻訳の可能性も無くはない

*5 本人はおそらくオークに殺されたのではないかと推測している。

*6 正確には、話そうとしたものの不穏な気配を察したエルフに狙撃されたり恫喝されたりでその機会が作れなかった。

*7 この世界の高位神官ともなると回復魔法によって金属等の非生物素材さえも再生可能なのだが、アリシア自身の回復魔法では人体や生物由来の素材を再生させるに留まる。

*8 効果名は「スキルエンゲージ」