登録日:2023/12/24 Sun 16:40:47
更新日:2025/07/09 Wed 00:46:54
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【概要】
Legend-Armsとは、
デジタルモンスターに登場する、自身の姿を武器・防具に変形できるデジモンが属するグループ、あるいは勢力。
本体も決して弱くはないが、武器・防具に変化すれば
「天使が持てば世界を救い、悪魔が持てば世界を滅ぼす」と称されるほどの神器と化す。
『武器デジモン』と呼称されることもある。
似たような名前だが、《ZERO-ARMS:グラニ》に代表される
ARMSとの関連性は不明。
【所属デジモン】
◆スパーダモン
レベル |
成長期 |
属性 |
フリー |
種族 |
武器型 |
必殺技 |
・オーロラブレイザー 波動を放って対象を破壊する。 |
得意技 |
・ブルーブレイブ 手に持った剣で切り裂く。 |
・シュガーパウンド 甘い砂糖で味方の傷を癒す。 |
デジモンクロスウォーズ期に登場した、鎧を纏った白獅子の姿の成長期デジモン。
初登場はNDSソフト『デジモンストーリー超クロスウォーズ レッド/ブルー』。
甘いものに目がないらしい。
他Legend-Armsより先行登場したが、そのぶん進化ルートが不明であり、1匹だけハブられてしまっている不遇のデジモン。
一応、(
ゲーム限定だが)
シャウトモンとの
デジクロス体は存在するだけマシか…?
また、後述のズバモン・ルドモン系列のデジモンよりメディアミックスでの登場回数は多い。
変形先は「ランス」。
“Spada”(イタリア語で「刀剣」)とはいったい…。
一応、槍状態でも手に持っていた剣が、銃剣のように槍の先端部に装着はされている。
◆アルマモン
レベル |
不明 |
属性 |
不明 |
種族 |
武器型 |
必殺技 |
・ソードマスカレイド |
・レインボゥハンド |
・マルクトクリスタル |
同じく、NDSソフト『デジモンストーリー超クロスウォーズ』で登場した武器デジモン。
人型の上半身から、大剣の刃部分がそのまま下半身として生えたような姿をしている。
かつては
デュナスモンのパートナーであったが、その思想の危険性から封印されてしまっていた。
作中では
バルバモンの手によって封印を解かれる。
バルバモンはアルマモンを手にしてデジタルワールドの征服を画策していたが、逆にバルバモンを剣に変えてしまう。
当然、戦闘でもその剣を使用してくる。それでいいのか、武器デジモン…。
クロスハートとのバトルで敗北すると、システムΩと融合し、Ωアルマモンバーストモードへと変化を遂げる。
座禅を組み空中に浮遊した姿となり、6本になった腕のそれぞれに異なる武具を装備している。
また、周囲に無数の剣を羽化場ており、戦闘でも使用してくる。
なお、
バーストモードとついてはいるが、
セイバーズのそれと同様かは不明。
一応、こちらも背部にオーラのようなものは纏っている。
名前の由来はイタリア語(もしくはラテン語)で「武器」を意味する“Arma”
◆ズバモン系列
2017年6月発売の『
デジタルモンスターVer.20th』で初登場したLegend-Arms系デジモン。
スパーダモンの登場(2011年)から約6年近くの間を開けての登場である。
いわゆる、
デジタルモンスター誕生20周年記念デジモン。
そのためか、「トゥエニスト」なる謎のデータが組み込まれ、「20」に纏わる容姿・技・口調などを持つのが特徴。
また、いずれの形態もその真価を発揮するのは、武器の形に自らの姿を変えた時だとか。
・サクモン
レベル |
幼年期Ⅰ |
属性 |
なし |
種族 |
武器型 |
必殺技 |
・サックリ |
頭部に1本の刃がでている、やんちゃな小型の幼年期デジモン。
このままツノモンに進化する、と言われても違和感のないデザイン。
が、全身が金色で頭部の刃がとても光輝いているのが大きな差。
起きている間はずっと動き回るが、頭部の重さでバランスが悪く、刃を振り回しながら転がるので周囲のデジモンが逃げ惑う光景を見かけることがあるという。
・サクットモン
レベル |
幼年期Ⅱ |
属性 |
なし |
種族 |
武器型 |
必殺技 |
・サクサク |
サクモンから進化した幼年期デジモン。
刃が頭部の左右の2本になり、小さな足も生えた。
足もついたことでバランスが安定するようになったため、転がることは無く動きは活発になった。
…が、天井や壁に刺さると身動きが取れなくなる。
名前だけなら、このまま
サクヤモンにでも進化してもおかしくない。
・ズバモン
レベル |
成長期 |
属性 |
ワクチン種 |
種族 |
武器型 |
必殺技 |
・トゥウェンティダイブ 刃の生えた頭から突進する。 |
得意技 |
・ツオスクラッチ |
Legend-Armsの「剣」ルートの成長期。
全身を黄金の鎧で包まれ、頭には「20」と描かれた刃が生えた小竜と言った姿。
性格は曲がったことを嫌い常にキレを追求する。
戦いもギャグもキレの良い日はご機嫌だ。
ズバモン系のみならずルドモン系も含めても、唯一アニメに登場できた種族。
いくら、人気が下火だった時期が初登場だったとはいえ、記念デジモンとはいったい…。
その登場は『
デジモンゴーストゲーム』第31話「辻斬リ」。
本話での騒動の黒幕であったムシャモンと因縁のあるデジモンで、苦戦していた
ジンバーアンゴラモンに助力する。
設定通り自らを刀に変化させ、その力でムシャモンの白鳥丸を破壊する。
なお、本来の設定画では短刀サイズなのだが、見栄えを優先してか通常の刀レベルまで刀身が伸びていた。
・ズバイガーモン
レベル |
成熟期 |
属性 |
ワクチン種 |
種族 |
武器型 |
必殺技 |
・Road T(w)o Decade 「トゥエニストォォォ!!」と叫び、刃の生えた頭から懐に突っ込む技。 |
・ヴァンシオン 尻尾の刃での回転切り。 フランス語で「20th」を意味する“Vingtième”からとられたと思われる。 |
「トゥエニストの俺は立ち止まらない!どんどん走り続けるぜ!」と心に刻んだズバモンが、駆け抜けるスタイルに進化した姿。(原文ママ)
四足歩行の竜へと進化し、しっぽには巨大な黄金の剣が生えた。
平地も悪路も前へ、這ってでも前へ、立ち止まらずに突き進むことがズバイガーモンのポリシーだという。
ブルモン辺りとは仲がよさそうである。
・デュラモン
レベル |
完全体 |
属性 |
ワクチン種 |
種族 |
武器型 |
必殺技 |
・グラスラッシュ 両手の剣で敵を斬る技。 “Glass”とは「草むら」の意味。剣つながりで、草薙剣に由来する技名なのであろうか…? |
・ブリンテッド 胸から放つビーム。大ダメージを与えるとともに「20」のマークを刻みつけるという。 英語版でのスペルは“Blinded”で、これは「盲目にされた」という意味。 ……眩しいのだろうか? |
走り続けた先に見えた、向こう側の世界へ一歩ずつ歩み始めた完全体デジモン。
どんな未来が待ち構えているかは分からないが、如何なる困難が立ちはだかっても、鍛錬を重ねて強さを増した自らの剣で切り開いていく。
…という謎ポエムな図鑑説明の方が有名な説もある完全体。
両腕が剣そのものになり、頭や肩からも剣が生えた黄金竜人騎士と言った姿。
「20」の文字は胸に移動している。
また特徴的な背中の大剣は自身を武器に変えた時、無類の攻撃力を披露する。
背中と言いつつ実際に生えているのは尻からなのだが
設定画や
ドット絵を見る限り、変形後の姿は
ビクトリーグレイモンのドラモンブレイカーのような形状のようだ。
・デュランダモン
レベル |
究極体 |
属性 |
ワクチン種 |
種族 |
聖剣型 |
必殺技 |
・ツヴァングレンツェ 両手の剣で闘気を込めて敵を斬る。 ドイツ語で「20th」を表す“Zwanzig”と、「閃光」を表す“Glänze”を合わせたと思われる。 フランスの伝説の聖剣なのに、ドイツ語なのはご愛敬。 |
・トロンメッサー 複数の敵を纏めて一掃する回転切り。 “Thron”、“Messer”はそれぞれドイツ語で「王座」、「ナイフ」を意味する。 |
◆ルドモン系列
「剣」であるズバモン系列に引き続き、デジタルモンスター発売開始から21周年の年である2018年に発売された『デジモンペンデュラムVer.20th』で初登場した記念デジモン。
…あれ?
そのためかは知らないが、ルドモン系列は特に体に20の要素は入っていない。
また、ズバモンと同じく、その真価を発揮するのは、盾の形に自らの姿を変えた時だとか。
・コツコモン
レベル |
幼年期Ⅰ |
属性 |
なし |
種族 |
防具型 |
必殺技 |
・コッツン 帽子のつばで相手を小突く技。 |
皮製の帽子を被って生まれたデジモン。
並の幼年期に比べると防具があることから強そうに見えるが、柔らかめな素材のため防御力はそれほどない。
性格は警戒心が強く、すぐに帽子の中に潜んでしまうという。
「
コッコモン」ではなく、「
コツコモン」なのは注意。
・カッキンモン
レベル |
幼年期Ⅱ |
属性 |
なし |
種族 |
武器型 |
必殺技 |
・カンカン 盾の鋭利な部分で相手を突く技。 |
帽子が銅製の盾になり渋さも増したデジモン。
防具が強固になったことで警戒心は薄れ、臆することなく突っかかる性格に変化した。
しかし、まだ銅製であるため、突っかかりが過ぎると痛い目を見てしまう。
・ルドモン
レベル |
成長期 |
属性 |
データ種 |
種族 |
防具型 |
必殺技 |
・ウォルレーキ 攻撃と防御を担う両手の盾。 “Wall”は「壁」、“Rake”は「クマデ」をそれぞれ意味する。 |
Legend-Armsの「盾」ルートの成長期。
派手な神話イメージのズバモンと異なり、ミリタリーグリーンに塗装された現代の盾で構成された地味な姿。
盾には小さな3つの爪がついており、攻撃にも転用可能。
しかし、成長期ながらその防御力は高く、かの「
D-ブリガード」に狙われたエリアを防衛しきったとの記録が残っている。
なお、その防具の中身は、ピンクの髪と左右で茶色とダークグレーに分かれた色合いの体のパペット型風の小型デジモン。
・ティアルドモン
レベル |
成熟期 |
属性 |
データ種 |
種族 |
防具型 |
必殺技1 |
・フリスビッカー 腕のシールドを投擲する。 |
必殺技2 |
・アサルトクロー 高速移動から爪で攻撃を加える。 |
地味なルドモンから一転、全身が青く塗装された
ロボットのような姿に。
両手には爪の付いた六角形の盾が付属している。
頑強さに加え、優れた俊足をも得て進化した姿。
高速で突っ走り、戦地に取り残された戦うことのできないデジモンの救助を行う。
色味も相まって、SD化されたミラージュガオガモンのように見えなくもない。
その盾は氷の結界を張ることができる魔法の盾であり、敵からの攻撃を凍らせて無力化する。
・ライジルドモン
レベル |
完全体 |
属性 |
データ種 |
種族 |
防具型 |
必殺技 |
・ライトニングバスター 頭から放つ高出力電撃を敵に叩き込む。 |
・ロケットメッサー 両腕を射出する。 |
成熟期からさらに色が変化し、ズバモン系統と似た黄金色に。
名前は「
雷」+「シールド」からとったものと思われる。
その盾には「雷神」の文字が刻まれているが…
ライジンモンとはきっと関係はないと思われる。
機械化が進み、俊敏さはある程度犠牲になったが
飛行能力を身に着けた。
腕の盾のみならず、肩にも盾が生え、さらに全身を覆う電磁バリアまで得た。
防御に専任すれば、究極体からの攻撃を一辺に受けても耐えきるほどの強固さを誇る。
また、身動きはが取れなくでもデメリットはあるものの、電磁バリアをある程度なら広範囲に広げられるため、エリアを丸ごと守ることもできる。
・ブリウエルドラモン
レベル |
究極体 |
属性 |
データ種 |
種族 |
防具型 |
必殺技 |
・グレンストーム 炎の翼から烈火を放つ。 |
・ブラストスマッシュ 翼を分離し炎のバリアを展開しながら敵に突撃する。 |
全身が真紅の盾の集合体で作られた、四足歩行の火竜の姿と化した「Legend-Arms」盾デジモンの究極体。
神話や
ゲームの『伝説の盾』のデータから進化したとされる。
見た目は
レッドデジゾイド製に見えるが、その硬質は解析不能である。
名前の由来は『プリドゥエン』。デュランダルと比べてややマイナーだが、アーサー王の保有するといわれる盾。
プリドゥエンだが、
ブリウエルドラモンである。
メタ的な話をすると、名有りの伝説の盾として文句なしに世界最高の知名度を誇るアテナの盾「イージス」が既に「イージスドラモン」で使われてしまっているための苦肉の策であろう。
ブリウエルドラモンに目はないが、「ゴース」と「フェイ」という2体の自立型AIが全方位の視覚を担っている。
そして、この「ゴース」「フェイ」も炎の
バリアを張る能力を持ち、その
バリアをブリウエルドラモンまで拡げることができる。
そして、「ゴース」「フェイ」はどこまで遠くても活動ができるため、理論上、世界全てを
バリアで包むことも可能と言われる。
【そして…】
◆ラグナロードモン
レベル |
究極体 |
属性 |
ウィルス種 |
種族 |
特異型 |
必殺技 |
・ディレクトスマッシャー 遙か上空から振り下ろした剣で敵を一刀両断にする。 |
・イグニッションプロミネンス 盾から超高温の火炎を吐き出し辺り一帯を火の海に変える。 |
・デュエルエッジフロージョン 盾の炎を纏った剣で敵を突き刺す最大奥義。 敵のデータをデジコアごと灼き尽くし、跡形もなく消滅させてしまうという。 |
「剣」ルートのデュランダモンと「盾」ルートのブリウエルドラモンが
ジョグレスした姿。
Legend-Armsの最終形態にして、
ダークエリアの奥底に潜む邪悪なる者が目覚めたとき、2体の「Legend-Arms」のデジコアが共鳴することで誕生すると言われている。
ルドモン系列と同じく『
デジモンペンデュラムVer.20th』で初登場。
設定通り、デュランダモンとブリウエルドラモンをジョグレスさせることでのみ誕生させられる、所謂、超究極体枠のデジモン。
ジョグレス体であるものの、紫色の鎧騎士であるラグナロードモンには進化元の原型は一切ない。
それもそのはず、ラグナロードモンは「最強の剣」と「最強の盾」を扱える騎士として疑似的に生み出されたものであるため。
進化元となる2体は武器形態となり、最強の黄金の剣と最強の真紅の盾としてラグナロードモンに振るわれる。
それどころか、剣と盾はラグナロードモンが直接触れずともそれぞれの意思で自由に飛び回り、三位一体の攻防で敵を翻弄する。
また、ジョグレス体でありながらもデュランダモンとブリウエルドラモンは自分たちの意思を保った上で、本体もまた別の意思を持っているという稀有なデジモンである。
これが、一種のバグでもある
カオスモンと同じく、特異型に分類されている所以と思われる。
名前の由来はラグナモンと同じく、北欧神話の最終戦争である
ラグナロクと思われる。
だが、“
Lord”という単語が入っていることから、9世紀の北欧で活躍した伝説的なヴァイキングの王である『ラグナル・ロズブローク』に由来する可能性も考えられている。
追記・修正は武器に変形してからお願いします。
- 世代でまとめるんじゃなくて、ルートごとにまとめた方がいいのでは? -- 名無しさん (2023-12-25 09:59:31)
- ↑それやろうとするとスパーダモンとラグナロードモンの置き場所がわからなくて -- 名無しさん (2023-12-25 13:45:51)
- こんな感じでどうだろうか・・・ -- 名無しさん (2023-12-26 00:52:11)
- アルマモンもこれなんだろうか? -- 名無しさん (2023-12-27 09:06:08)
- 他のデジモンがLegend-Arms持っている場面見たこと無いぞ -- 名無しさん (2024-08-02 14:45:42)
- こいつカオスモンとかと同じ特異型なんだよな。意思が統合されたわけじゃないしそもそも元々の合体前の2体は完全に原型とどめた状態で存在してて無から新しい存在が生まれてきたというかなり変な進化してるのでまさに特異ではある -- 名無しさん (2025-07-09 00:45:46)
最終更新:2025年07月09日 00:46