井上敏樹

登録日: 2009/06/10(水) 21:18:23
更新日:2021/05/15 Sat 23:09:16
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井上敏樹…

仮面ライダーの脚本家としてその名を知らぬ者は居ない…


井上敏樹(いのうえ としき)とは日本の脚本家・小説家。ヤ○ザではない
たとえ『ギャラクシーエンジェル』の時に新谷良子から本気で「その筋の人」と思われていたとしても、893ではない。
まあぱっと見でその業界の人に見えないほど強面で大柄な人なのは事実だが。

【概要】

埼玉県出身。成蹊大学中退。
特撮からアニメ、ゲーム原作のコミカライズ、漫画やラノベの原作、果ては純文学まで幅広く手掛けている。

アニヲタ的には主に平成ライダーシリーズ(特にメインライターの『仮面ライダーアギト』以降)での所業が良くも悪くも有名。
かなり筆が早いため、忙しい時期のピンチヒッターとしてもよく起用されるが、
その良い意味でも悪い意味でも視聴者の度肝を抜く作風は好き嫌いが激しく分かれる。

第一期平成シリーズではメインライター・サブライター・劇場版の執筆など『電王』を除く9作品全てに携わったが、
その作風やプロデューサー陣の世代交代故か、第二期平成ライダーシリーズへの参加は『MOVIE大戦CORE』の「オーズ編と『仮面ライダー1号』、『ジオウ』の「キバ編」とスピンオフのみに留まっている*1

【家族】

父親は昭和ライダーを担当した脚本家の伊上勝だが、彼に師事したわけでもなく、父の脚本はロクに読まなかったらしい。
「著名な脚本家の息子」という認識はなかったと語っており、仮面ライダー関連の商品を東映スタッフからの土産物として貰ってきてくれた時に『仮面ライダー』の関係者が父親だという事を実感したという。子供時代には伊上への脚本の催促に対して居留守を頼まれることが度々あったという。
父を「実は人づきあいが苦手だと思う。子煩悩と無関心の中間ぐらいで、子供に嫌われるのが嫌いだった」「よく遊んでくれることはあったが、勉強しろなどと説教をすることはほとんどなかった」「仕事の関連でライダーグッズをお土産に持って帰ることはあったが、それ以外はろくなもんくれなかった」などと評している。
脚本のノウハウは自身を見出した東映の七條敬三プロデューサーやアラレちゃんで大先輩だった雪室俊一、脚本を手掛けることもあった長石多可男監督から教わったと語っており、特に長石に超新星フラッシュマンの第一稿を容赦なくボツにされた際、井上は長石に恐怖したという。

娘の井上亜樹子(別名義:鐘弘亜樹)も同業で三代に渡る脚本家一家*2。娘本人の意向により彼女のペンネームは伏せられていたが、関係者のTwitterでのほのめかしもあり、
井上が担当した特撮作品のノベライズなどを担当したとある作家*3ではないかと推察されていた。
二人の関係は長らく公然の秘密とされていたが、『ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)』で脚光を浴びた亜樹子氏自ら誌上インタビューで親子関係を明かす。
本人はSNSを使わないものの娘のTwitterを利用して自書の宣伝をすることがある。
ちなみに鬼太郎の裏番組は仮面ライダージオウ。丁度キバ編は敏樹氏が担当しており、Twitterでもそのことを言及した。

最近では『月刊ヒーローズ』の『装刀凱 ―ソードガイ―』、『仮面ライダークウガ』や、
ハローキティ×ヒーローという異色の漫画『イチゴマン』(担当編集:村上幸平)の漫画原作を担当。
また初の純文学作品『海の底のピアノ』『月神』や、エッセイ集『男と遊び』を発表している。


【作風】

一応シナリオの骨子自体は王道ではあるのだが、それを彩る枝葉末節が非常に濃く、王道に疑問を投げ続けるのが特徴。
ヒーロー物としては異色のシナリオを書くことが多く、人格に問題を抱えたキャラを生み出すこともある。
友情や信頼について冷笑的、あるいは懐疑的な話を作ることが多いが、
「声高に《友情》《友達》などといった単語を使うことに疑問を投げかけている」ということであり、
鳥人戦隊ジェットマン』の天堂竜結城凱を筆頭に、男同士の友情やといったものを色濃く描く傾向が強い。
また、作中では馬鹿にされがちな『アギト』の氷川誠や『仮面ライダー555』の菊池啓太郎といった生真面目なキャラクターが最後には報われることも多く、
本人の言動もあいまって偽悪的な印象も強く与えるが、やはり着地は王道というよりオーソドックスな結論になる場合が多い。

一方でスラップスティックコメディも好み、アニメでは『ギャラクシーエンジェル』、特撮では『超光戦士シャンゼリオン』『衝撃ゴウライガン!!』といったハチャメチャな作品も書いている。
後述のように料理好きな為か、ほぼ毎回何かしらの形で食事シーンを入れ、ギャグ回では丸々二話料理番組にしたことも。

一度観たら忘れられない強烈な言動や印象的な台詞回しに定評があり、
その台詞力については長年特撮で組んでいた田﨑竜太監督や長石監督から高く評価されている。
長石は『仮面ライダークウガ』における椿医師の「君はいい鎖骨をしてる。鎖骨だけじゃない、脛骨のカーブも素晴らしい」という台詞を大層気に入っていたらしい。
村上幸平が『イチゴマン』でアオリに使えるようなインパクトのある台詞が欲しいとメールをすると僅か数分で返事が返ってきたと言う。

ハードなシナリオやアンチ王道を好む視聴者の支持を集める一方、彼を毛嫌いする人もおり、特に一部には親の仇のように氏を憎んでいる人間もいる。
ただ、平成ライダーに関しての伏線放置は担当Pだった白倉伸一郎武部直美らの意向が強いと言った方が正しく、
平成ライダー以外の『ジェットマン』や『牙-KIBA-』、アニメ版『DEATH NOTE』などは非常に綺麗にまとめている。
たまにまともなキャラを作るとその常識的な面が逆に強烈な存在感を放ったりする。

戦闘シーンの描写に関しては大ざっぱにしか書かず、現場に任せて自身は口を出さない主義らしい。
そのため、彼の担当回の戦闘シーンは監督やアクション監督など演出スタッフの力量に大きく左右される。

出演者の人物像やアイデアに影響を受けることもあり、『ジェットマン』ではキャストの意見を聞いてどのような展開にするかを決めたことが複数回あった模様。
『555』の草加雅人の最期について村上氏に「誰に殺されるのが一番嫌?」と聞いて「木場」と返答されたので「草加を殺すのは木場にしよう」と決めたという逸話は有名。


敏樹
(草加雅人役の村上幸平に)
ファイズのキャラで誰に殺されたくない?

村上
木場。

敏樹
おk。分かった

村上
(渡された脚本を読んで)
いのうえぇぇぇぇ!!!!

同じく村上幸平関連でブロッコリー(というか木谷高明)の圧力に曝されていた脚本家達に、
「俺が責任取るから好きなようにやれ!」と発破をかけてカオスと化したことで有名な『ギャラクシーエンジェル』にて、『カイザ・ムラカミ』役で村上をゲスト出演させたことがある。
内容は普通に面白く、村上の演技も声優としてやって行けそうな程自然。
草加の「なんじゃそりゃぁ~?!」が聴けるので草加、村上ファンは一度は見てみると良いかも。

村上とは非常に仲が良く、『牙狼』でも村上を登場させた他、様々な珍味を食べさせている。
よく村上のブログにツーショットで写っているほか、ブログのカテゴリーに井上敏樹があるほど。
この他、若松俊秀(『ジェットマン』)、広瀬裕(『ジェットマン』『シャンゼリオン』)、萩野崇(『シャンゼリオン』『龍騎』)、小川敦史(『シャンゼリオン』『アギト』)、山崎潤(『アギト』『555』)、山本匠馬(『キバ』『ゴウライガン』)など、「井上組」と言える俳優がいる。
2020年には『アギト』絡みで要潤のYouTubeチャンネルにゲスト出演した。

マッドハウスには「井上以外本社内全面禁煙(=氏だけは喫煙OK)」という伝説がある。
そういう伝説ができるほど関係が深い、ということなのは確かだが…。

一晩に2シナリオを書き上げる程筆が早く、『555』の最終回を1時間半で書いた、『仮面ライダーファイズ正伝 異形の花々』は1日で書き上げた、『RIDER TIME 龍騎』3話分の初稿を4日(復習視聴の時間含)で書いたなどの逸話がある。
黒田洋介によると「半分の時間で二本の脚本」、つまり単純計算で4倍の量を書けるらしく、
脚本は上がりが早ければ早いほどその後の演出・作画などに余裕が出来る為、制作側からするとありがたいタイプらしい。
平成ライダーへの初参加も『クウガ』の制作進行が遅れていた為である。
『アギト』に至っては桜が咲く頃に映画『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』の執筆を始め、TVSP『仮面ライダーアギト スペシャル 新たなる変身』を書き終えた頃に桜が散っていたらしい。
この間、ホテルのスイートルームで缶詰め生活を送り、白倉Pと同棲カップルじみたやり取りを繰り返していたという。当時年頃だった亜樹子嬢の心境や如何に。

料理がプロ級に上手いらしく、脚本に料理ネタをよく仕込むのは本人の料理好きの影響だろうか。
これに関しては 「弁当の仕込から監督、演出、アクションまで全てを一人でこなす超脚本家(笑)」 と呼ばれたりも(もとは井上アンチが言い出した事実誤認を井上ファンが面白がったのが由来)。
食べた人たちからも好評なのだが、面と向かって褒められるのは嫌なようでたまに「お手伝いさんが作ってくれた」と嘘を吐くこともあるそうな。
小林靖子の引っ越し祝いで手料理を振る舞ったが、材料費に数十万近く使った挙句に片付けすら一切しなかった為、その後突然態度が冷たくなりしばらく連絡が取れなくなったというエピソードがある。
大変な食道楽として有名であり、仕事と食なら食を優先すると公言している。
一度の食事会で数十万単位を平気で使い込む為、同伴者は常に支払いに戦々恐々としているらしい。
『シャンゼリオン』最終話の完成試写会の後、ふぐ料理屋に行きたがる井上をスタッフみんなで阻止したという逸話があるくらいには食が関わった時の金遣いが荒い。

曰く料理シーンが多いのは「ニチアサで人間関係を示すのに性交以外だったら料理しかない」そうな。つまりちびっ子への配慮である。ただし、全部の食事シーンがそうではないので注意。
ニチアサの制約を外れた『小説 仮面ライダー龍騎』や『異形の花々』、『RIDER TIME 龍騎』では容赦なく人間関係を表す為に性交シーンを見せてくれる*4
特に、ガツガツと真魚ちゃんの料理を食べたら異常に元気になった津上翔一や、紅音也最後のオムライスはあからさますぎて逆に「井上敏樹が何考えてるのか簡単に分かる」と、コアなファンからは有名。

基本的に対談やインタビューなどはタメ口で良くも悪くも砕けた対応をしている。
『語ろう!クウガ アギト 龍騎』のインタビューではいきなりお茶を入れるところから始まった。


何故か重要な台詞や描写をカットされることが多い。
例を挙げると映画『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』のゾルダ脱落、映画『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』のカブキの最期、『仮面ライダーキバ』の裏設定等。
映画『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』では「絶対にここはカットするなよ!」と言っていた所が全てカットされていた(音也と渡の浴槽でのシーン、ゆりと恵の絡みなど)。
「当人にとっては重要でも客観的にはそう思えないから」という可能性もあるが、真相は不明。一応ディレクターズカット版で拾われた部分もあるが。

実はあの熱血スポ根ロボットアニメ『疾風!アイアンリーガー』にも参加するはずだったが、飲み会の席で誤って腕を折られてしまい(酔った勢いでの腕相撲が原因)、
スケジュールの問題からその場に同席していた會川昇が代理で参加することとなった。酒の席のトラブルには気を付けよう。

登場人物の破滅を描く際には、たとえその破滅が自業自得であったとしても、視聴者の共感を呼ぶ印象的な場面を用意するケースが多い。
『ジェットマン』のトランザ、『超光戦士シャンゼリオン』の黒岩省吾、『アギト』の榊亜紀、『龍騎』の芝浦淳、『555』の草加雅人及び北崎など、
一度は頂点に立つも、自身の過剰な性格が災いし、自業自得ではあるが壮絶な最期を遂げる者も多く、
特に悪役のトランザ、黒岩省吾、北崎は従来の「ヒーローが敵に倒される」という図式からは逸脱している。
これについてはギリシャ神話のイーカロスのような「滅びの美学」が英雄(ヒーロー)には必要という信念からであるという。

劇中においてなんらかの悪事、特に「殺人(この『人』というのは人の心を持った怪人、即ち完全に悪と言い切れない連中も含む)」を行ったキャラはかなりの高確率で報いを受けて死ぬ。
これは例え味方側のキャラであろうとも例外はなく、上記の草加などが代表的。『キバ』の登太牙や名護さんなんかも当初は最後に死亡する予定だったと言う。
一方で逆に悪事を働かなかったキャラは、敵方であっても生き残ることがあり、『555』のドルフィンオルフェノクや、琢磨君(色々やったが少なくとも画面内では一人も殺していない)辺りが有名か。



アニメだと東映版『遊戯王』にも関わっている他、同じく東映の『北斗の拳』や『仮面の忍者赤影』、更には『ドラゴンボール』の最初の映画も手掛けている。
また、『ドラゴンボールZ』ではベジータナッパが地球を訪れる前のエピソードを執筆しており、これも賛否が分かれる内容となっている。

更に、アニメ版『名探偵コナン』初のオリジナルエピソードの脚本を担当したのは彼なのだが…
「色々とツッコミ所の多いシナリオだったため、ストーリーやトリックの整合性を重視するお偉いさんを怒らせてしまい、以後呼ばれなくなってしまった」という噂が出た*5

勇者特急マイトガイン』で井上氏が執筆した2本は、片方は納豆嫌いの敵が世界中の納豆を買い占めたことで始まる完全なギャグ回
もう1本は正義の心に目覚めてしまった主役ロボの偽物の感動回と非常に両極端である。
どちらも強烈なインパクトを持っており、未だに語り草である。
その影響からか『スパロボ』では上記2本ともシナリオ再現が行われた。
また、この回に登場したブラックマイトガインは人気が高くスパロボ、ブレイブサーガに参戦したばかりかスーパーロボット超合金で立体化も果たした。

機動戦士Ζガンダム』の脚本のオファーも受けたことがあるそうだが、サンライズに向かったところプロデューサーの内田健二から「君と富野は合いません!」と言われ結局参加しなかったという逸話がある。因みに富野とは知人の結婚式で会ったことがあるらしい。




【脚本】

太字はメイン脚本

アニメ

特撮・実写および関連作


【小説・漫画】


【ゲーム】

  • フェアリーフェンサー エフ

【実写出演】

  • 現場監督(仮面ライダー555)※最終回で琢磨君をコキ使っていたあの人



また、『カブト』『電王』『ディケイド』と『W』以降を除く大体の平成ライダー劇場版(『THE FIRST』『THE NEXT』含む)の脚本は全て彼である。
それらの評価は総じて高く、本編の放送があまり好評では無かった『キバ』ですら*6劇場版では多くの観客を魅了した。
特に『555』の劇場版『パラダイス・ ロスト』 はアクションの素晴らしさなども相まって「劇場版仮面ライダー最高傑作」との呼び声も高い。

彼が担当した中でも有名な『鳥人戦隊ジェットマン』は前作の著しい視聴率不振により戦隊シリーズ自体の打ち切りが危惧されていたが、
この作品と後番組の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』が大きな反響を呼び、戦隊シリーズが持ち直したと言われている。
『ジェットマン』は「戦うトレンディドラマ」とも呼ばれ、平成以降の仮面ライダーシリーズの様な主婦や大人の高年齢の客層を得る事にも成功した初めての戦隊である。
そして最終回は戦隊シリーズでも逸話として残るほど有名なエピソードとなった。子供ながらにあの最終回に衝撃を受けた者は多い。
雨宮慶太、白倉伸一郎(この時はサプPだった)とそれぞれ組んだ初の作品でもある。


親交が広く色んなジャンルの人間と交流を持っているらしく、
『メビウスギア』(井上の原作作品)の作画を担当した六道神士によると、仕事場へ行くと飲み屋のお姉さんからAV監督、真性レベルの変態まで様々な人達がいたらしい。

『ジェットマン』の鈴木Pからも面倒見のいい性格と評され、他人の作品作りにおける熱意への理解があることから、
業界関係者には彼を慕っていたり尊敬していたりする人物が結構な数存在する。主にこの人とかこの人とか。
特に高寺は『語ろう!』シリーズのインタビュー中、井上について語っている際に感極まって泣き崩れてしまい、それを聞かされた当の井上は「どうしたんだろうね、あいつ……」と零していた。
近年確認されている主な舎弟に評論家の宇野常寛、ライター仲間の森橋ビンゴ、岸本みゆきらがおり、上記の井上組俳優と共にニコ生に出演することもあった。
また宇野との交流が切欠で知り合った小説家の川上弘美の勧めで『海の底のピアノ』の出版に至ったという。



【井上語録】

だいたいわかった
(※のら犬兄弟のギョーカイ時事放談!や仮面ラジレンジャーでゲスト出演した際に語られているが、門矢士の口癖の元ネタである)


「(乾杯時)世界平和に」

「……クソが」

「(○○の悪口は)止めろよ、お前ら!! ○○は良い奴だぞ! or 俺は○○大好きだ!」(※悪口の言い出しっぺは主に自分)

「(真魚の科白は生き生きしてますよねと言われ)だろ。金がかかってるんだよ(笑)。いろんな意味で」

「俺さぁ、神様になりたいんだよ」

「一億使うのは簡単だよ?」

「(プリキュアの脚本を書いてと言われ)何、プリキュアって?」

「(草加の台詞はシャアを意識したんですか?と聞かれ)……シャアって誰だ?」

「(草加とシャアの台詞は似てますよねという話題で)ちょっと俺の方が良いな!」

「俺がお前だったら自殺してる」

「恋愛とは死に近づくこと」

「マツタケと女は自分で見つけるもの」

「ワインセラーの中が貧しくなると、心が貧しくなる」

「酒は無理して飲まなければ意味がない」

「530円(の漫画)か、ゴミ(53)みたいな内容じゃないだろうな?」

「あの実相寺昭雄ってのはなかなか上手いな」

「『海の底のピアノ』は傑作でね、読むと心が綺麗になるね。あれ読むと神に近付くね!」

「(自著「月神」について)読めば必ず元気になる。神の力が宿るだろう。君のそばには俺がいる。
一冊買えば救われる。二冊買えば、君が人を救えるだろう」

「(岸本みゆきについて)半分くらい出会わなければ良かった系」

「なぜヒーローものは進歩しないのか……なぜヒーローは平気で臭い芝居をして、平気で正義を謳わなきゃいけないのだろうかと。
これは子供に対して悪影響を与えるんじゃないかとひそかに思ってるんだよね」

「力に対して力でぶっつぶすという図式は、やってることは悪もヒーローも同じなわけ。
それで表面的な正義を謳うのは、そんなこと信じてる大人は誰もいないんだけど、子供は喜ぶだろうという、どこか小馬鹿にしたようなところがある。
みんな正義とは何なのかということを考えずに作ってるんじゃないか」

「テーマは愛だよ、愛」

「(アンチが居ても)いいんだよ、そういうのが面白いんだから」

「お前の頼みは聞く。そういうものだろ」

「美味い物のわからない奴は、だいたい才能も無いね!!」

「『響鬼』は良い作品だと思うよ。俺は嫌いだけど、作品としての「志」があった。要はね、その「志」があるかないかなんだよ」

「その志を感じられればさ、俺が好きか嫌いかなんてどうだっていいんだよ。俺が嫌いであっても認めることは出来る。
ただ世の中、志が無いのが多いよね。そうなると、もうダメだね、いろんな意味で」

「きゅうりはデザート」

「殺そうと思う相手の名前は知らない方が良い」

「(ホン読みについて)折角刷り上がった脚本を愚かなプロデューサーが駄目にする会」

「誰もかれもがレモン好きだと思うんじゃねーよ!」



追記、修正は任せた


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最終更新:2021年05月15日 23:09

*1 ただし、井上がシリーズ構成を担当したアニメの脚本をよく担当していた石橋大助が『仮面ライダーウィザード』にサブライターとして関わっている。

*2 三代続けて脚本家というのは珍しいが、親子で同じシリーズを担当したことのある脚本家は『聖闘士星矢』・『ドラゴンボール』シリーズを担当した小山高生・小山真の例がある。ジャンルは異なるが、虚淵玄も祖父の大坪砂男と同じく作家の家系である。

*3 監修に井上が入っている。近年は『プリキュア』シリーズのTV版脚本も担当しているライターなので、もし当たりなら親子二代のニチアサ脚本家である。

*4 流石に『RIDER TIME 龍騎』については直接的なシーンはカットされたが。

*5 実際、その話を担当した年以降は『名探偵コナン』には参加していない。オリジナルエピソード以外に脚本を担当した3話「プロサッカー選手脅迫事件」「[[消えた死体殺人事件」「カラオケボックス殺人事件」はいずれも原作のアニメ化。ちなみに「消えた死体殺人事件」では犯人の動機の謎の改変があったり……。

*6 ただし、現在ではネット配信サービスの発達や、当時ちびっ子だった世代が成長した事などから、「一気見した方が面白い」などと再評価されつつある。