登録日:2024/06/08 (土) 01:55:40
更新日:2025/04/09 Wed 22:06:21
所要時間:約 30 分で読めます
概要
『
九魂の久遠』(
Umbraclaw)とは、インティ・クリエイツ開発の横スクロールアクションゲーム。
対応プラットフォームは
Nintendo Switch、
PS4、
PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、および
Steam。
2024年5月30日発売。
切り絵タッチのグラフィックが特徴で、禍々しくも何処か美しい冥界の風景を印象的に描き出している。
主題歌は「一匹(キミ)と一人(私)の約束」。歌はツクモ役の夏吉ゆうこ。
システム
現世で死んだ黒猫「クオン」を操作し、現世へ戻るべく妖魔蠢く冥界を探索する黄泉がえりアクション。
冥界でもただの猫でしかないクオンは極めて非力で、初期状態では何の攻撃も出来ない上に、たった一発のダメージで死んでしまう。
しかし、「猫には九つの命がある」ということわざの通り、クオンはたとえ死んでも9回までなら生き返る事が出来る。
さらにクオンは死ぬたびに、冥界を漂う他の動物の魂を取り込んで自らのスキルとする「アニマリヴァイヴ」という能力を持つ。つまり死ねば死ぬほど強くなるのだ。
敵やトラップごとに何のスキルが得られるかはある程度傾向があるものの、基本的にはランダムである。
なので、望みのスキルが手に入るまで死ぬ事も戦略の一つである。……「力欲しさに限りある命を捨てる」という行為が本当に正しい事かは別だが。
動物スキルとは別に、冥界各所で入手する希望の数値「ホープポイント」と三色の勾玉「九魂石」、そしてボスの妖魔獣人を倒して得られる「獣人石」を消費してスキルや各種ステータスを強化出来る。
特にライフを追加する「猫には九生あり」は真っ先に開放するのがお勧め。たった一つ増えるだけでも生存率が劇的に変わる。
これらの強化はポーズ画面から任意でオンオフ切り替え可能。縛りプレイがしたい時も安心。
またホープポイントは他にも使う箇所がある(後述)ため、常時出来るだけ多く確保しておきたい。
チュートリアルを兼ねた序章を終えると、難易度を以下の三つから選択する事になる。
いわゆるイージー。
何度死んでもゲームオーバーにならない。ただしスキルを得られるのは9回まで。
いわゆるノーマル。
9回死ぬとゲームオーバーになり、最後に入ったステージからやり直し。
いわゆるハード。
9回死ぬとゲームオーバーになり、その章の最初からやり直し。
このうち九魂モード以外では、ステージクリア時に現在取り込んでいる魂を全て解放し、普通の猫に戻って残機をリセットする事が出来る。
第一章ではノーリスクでリセット出来るが、第二章では手持ちのホープポイントを全て消費するため注意。
またゲームオーバー時の救済措置として、ホープポイントの半分を支払う事で一時的に永魂モードに切り替える事が可能。どうしても力尽きるわけには行かない時にどうぞ。
九魂では「使いませんよね?」と淫帝から煽られてるけど。
なお本作はマルチエンディング方式であり、システム的には
ローグライクゲームに近い。
一周ごとのプレイ時間は凡そ2~3時間ほど。
アニマリヴァイヴで得られる動物スキル
描写的には「クオン自身が動物に変身する」パターンと「霊体の動物を召喚する」パターンの二種類に分かれる。
上記の通り何のスキルが発動するかは基本的にランダムだが、敵やトラップごとに「出やすい」スキルの傾向は存在する。
一応、その時点の死因に関わる事が多い(例:飛び道具なら遠距離攻撃系、環境ダメージなら防御系など)。
同じ系統のスキル同士(近接攻撃を除く)は同時発動せず、欲しいスキルと同系統を発動した場合は魂リセットするしかない。
また多くは緑のゲージで表示される「ヒスイゲージ」か、紫のゲージで表示される「スタミナゲージ」を消費する。無駄に乱発しすぎていざという時に使えない……という事がないようにしておきたい。
それぞれのスキルは青い九魂石を使って性能を強化できる。
公式の一覧が公開されていないため、以下はスキルエディットの並び順を参考に記載。
近接攻撃系スキル
いわゆる通常攻撃回数が+1され、幼魔形態でも敵を殴れるようになる。
トラの鉤爪を正面に振るう。業魔形態では通常攻撃からのコンボ。
最も基本的な攻撃技だけにリーチは短いものの、あると無いとではダメージ効率がかなり変わる。
そのぶんスキル厳選中に出ると邪魔とか言われがち。
ライオンの咆哮を正面に放つ。トラからのコンボ。
大音量の衝撃波で聴覚の鋭い相手を怯ませる効果も。
サーベルタイガーの牙で正面に噛み付く。トラ→ライオンからのコンボ。
遠距離攻撃系スキル
ゲージを消費しない射撃攻撃が行えるようになる。
シャコの高速パンチから繰り出される衝撃波を放つ。
威力は低めだが弾速が速く、使いやすい。発動もしやすいスキルなので、序盤からお世話になったプレイヤーも多いのではないだろうか。
ヤマアラシのトゲを射出する。トゲは幼魔形態では5本、業魔形態では9本。
トゲ一本一本の威力はそこそこながら拡散するため、あまり狙わなくても命中させやすいのが売り。
ダッシュ系スキル
シャドウスルーが性能変化し、業魔形態でもダッシュが可能になるスキル。
チーターに変身し、ダッシュの距離・速度がアップする。
強化すれば業魔形態でもシャドウスルーのように敵をすり抜けられるようになる。
ヘラジカに変身し、ダッシュが突進攻撃になる。
威力が高く、道中の雑魚ならほぼ一撃で粉砕でき、強化次第ではボス相手でも一方的にハメ殺す事が可能。
ただし代わりにすり抜けは出来なくなるため、立ち回りが変わってしまう面も。
ジャンプ系スキル
空中での動きの幅を広げるスキル。敵やダメージギミックの回避に役立つ。
背中にカラスの翼を生やし、多段ジャンプする。幼魔形態では1回のみ、業魔形態ではスタミナゲージの限りジャンプ可能。
純粋に機動力が向上するので、探索でも戦闘でも便利。
背中にコウモリの翼を生やし、スタミナゲージ分空中浮遊出来る。
通常では飛び移れないような高所へも渡れるが、発動中は一切攻撃出来ない上にスピードも遅め。
回避系スキル
敵の攻撃やギミックをやり過ごす。
チワワに変身し、あまりの可愛さで敵から手出しできなくする。
説明はネタっぽいが、要は全ての攻撃の無効化。使用中はその場から動けないものの、咄嗟の回避には非常に有用。
強化すると触れた敵に逆にダメージを与える能力も付与。立派なダメージソースになる。
敵の攻撃を受けると同時にカゲロウの群れに変身し、ダメージを無効化する。
ん?
オートで発動するので便利だが、発動のたびにヒスイゲージを消費するため頼り切るのは禁物。
特に幼魔形態ではフェイタルスタンプが遠ざかるのでちゃんとシャドウスルーを使おう。
防御系スキル
主に敵の飛び道具を無効化するスキル。
ゾウの鼻を伸ばし、敵の飛び道具(と一部の近接攻撃)をキャッチする。
業魔形態ではさらに妖力を吸収して自身のヒスイゲージに置換し、そこから攻撃スキルでの反撃に繋げる事も可能という本作屈指の強力スキル。
なお敵弾が接近すると自動でスロー演出が入るが、煩わしいようであればオプションでOFFにする事も可能。
カメの甲羅を盾のように展開する。幼魔形態では背負い、業魔形態では前方に掲げる。
敵の飛び道具を反射し、逆にダメージを与える。小粒の妖力弾だけでなく極太の熱線まで跳ね返せるから地味に凄い。
なお近接攻撃も一応防げるが、何発も受けると壊れてしまう。
特殊スキル
ゲージ消費攻撃や特殊効果を発動させるスキル。
クジャクの尾羽を広げ、その美しさで周囲の敵をスタンさせる。
主に幼魔形態で敵が密集している場所をすり抜けたり、ボスの隙を増やしてダメージを稼いだりなどに使える。
無くてもそんなには困らないが、あると便利。
コアリクイに変身し、その恐ろしい(?)威嚇によって冥界の
時を止める。
性能的にはクジャクの上位互換。敵だけでなくトラップや環境も止められるので、一気に駆け抜けてしまおう。
ゴリラを召喚し、上空にジャンプアッパーを繰り出す。業魔形態時はクオン自身がゴリラに変身する。
頭上に陣取る敵相手に有効で、威力も優秀。
また業魔形態限定だが、空中で下段攻撃を入力する事で地上に向かってフィストドロップを出す事も可能。
アナコンダを召喚し、直線状に射出する。
威力が高く、さらに地形や敵を貫通する強力なスキル。ただしヒスイゲージの消費が大きいので連発は禁物。
近くの敵を自動追尾するスズメバチを召喚する。
ターゲットを選べない・画面外の敵には反応しないといった欠点はあるが、数ある攻撃系スキルの中でも抜群の使い勝手を誇る。
また強化すると九魂石も回収してくれる。一部の九魂石にはこれが無ければ取れない物も。
業魔専用。発動する死因が限られており、希少スキル並みに希少。
ランダムでカメ×2、ヘラジカ、ゴリラ、アナコンダ、スズメバチ、コアリクイいずれかを召喚。ゲージが足りない場合は何もしないチワワが出る。
ほとんどはゲージ消費が個別スキルより重い微妙スキル。だが強化すると一転して超低燃費になり、連発して敵を圧倒できる。
希少スキル
業魔専用。強力な効果を持つが希少とある通り発動しづらい。
常時周囲にウイルスをばら撒き、感染した敵にスリップダメージを与える。
クオン自身は平気。
直接攻撃しなくともじわじわと病殺するが、これだけで倒しきるのは難しい。ただし、
潔癖症の妖魔には効果覿面。
なお、ウイルスは動物ではない……というかそもそも生物と呼べるかすら怪しいのだが、そこはあまり気にしないように。
メキシコサラマンダーの再生能力により、ヒスイゲージを消費してライフを回復する。
本作はライフの回復手段が少なく、発動できるとラッキー。
ゾウなどヒスイゲージを回復する手段もあれば尚盤石になり、強力な妖魔相手でも泥沼の長期戦に持ち込める。
クマムシの乾眠能力によって高熱・冷気のダメージを無効化する。
発動中は常時ヒスイゲージを消費するが、他の回避・防御系スキルと異なり発動したまま動けるため、過酷な環境下でも自由に探索出来るのが売り。
またその性質上、炎の攻撃も完全に防ぐ事が可能。
左腕をタスマニアオオガニのハサミに変化させ、斜め上に伸ばして挟む。
威力・リーチ共に高く、さらに柔らかいものを切断する事が出来る。
必殺スキル
業魔専用。フェイタルスタンプに代わる大威力の技。
巨大なクジラに変身し、津波を起こしながら前方の敵全てを押し潰す。
全てのヒスイゲージを消費するだけあって圧倒的な破壊力を有し、ここぞという時の切り札に取っておきたい。
巨大なティラノサウルスに変身し、凄まじい咆哮で周囲の敵全てに大ダメージを与える。
倒しきれなかったとしても、咆哮の衝撃で生き残った敵をスタンさせる効果も付随。
ちなみに咆哮はクオン自身の鳴き声のままで、文字にすると「にゃおおおおーん!!」という具合。ちょっと可愛い。
九魂石強化・獣人石強化
第一章の開始時点から、アニマリヴァイヴの他にも「久遠強化」でステージ中に落ちている赤青緑三種類の九魂石・ボス撃破時に貰える獣人石&ホープポイントによるステータス等の強化ができる。
九魂石とホープポイントは大量に必要とする為、慎重に選びたい。
表示が「?」のものは条件を満たすと選択可能となる。
また一部の強化は2周目以降に追加される。
以下はゲーム中の並び順を参考に記載。
赤の九魂石強化
ライフの追加や機動力の向上など、クオン自身の強化がメイン。
幼魔形態(ネコ型)時のみの強化が多い。
効果:(ネコ型専用)シャドウスルーの消費スタミナが減少
全て取得すると消費量が初期状態の半分になる。
効果:(ネコ型専用)シャドウスルーの移動距離が延びる
ダッシュは途中で止まれない仕様の為、使い勝手が変わる可能性がある。
効果:スタミナゲージの回復速度が少し上昇
少しと書いてあるが、結構速くなる。
効果:(ネコ型専用)ダメージを肩代わりする勾玉(ライフ)を追加する
最大でライフが9になり、死んでもアニマリヴァイヴで全回復する。
追加ライフは表示が黄色く、勾玉がダメージを肩代わりする描写となっており細かい。
効果:(ネコ型専用)しゃがみ時移動速度が少し早くなる
通常の歩行速度と同じぐらいになる。
効果:壁張り付きで滑り落ちなくなる
壁張り付き中に↓を同時押し(斜め下を入力した状態)して自ら滑り落ちることも可能。
効果:マーキングポイントでマーキングするとライフが少し回復
回復手段が一気に増え、ネコ型の場合は「猫に九生あり」と組み合わせるとかなり死に難くなる。
効果:(ネコ型専用)第一章ボス 妖魔獣人の攻撃をシャドウスルー成功した時の獲得ヒスイゲージ量が増加
増加量が2倍ぐらいになり、何度も回避しなければならないボス戦がかなり有利になる。
効果:(ネコ型専用)第二章ボス 四神妖の攻撃をシャドウスルー成功した時の獲得ヒスイゲージ量が増加
効果:ヒト型専用 近距離攻撃で回復するヒスイゲージ量が増加
効果:九魂逢魔形態専用 のけぞらなくなる
ひたすらゴリ押ししてどちらが先に死ぬかの戦い方もできるようになるかもしれない。
青の九魂石強化
アニマリヴァイヴで得た動物スキルの強化が可能。
全体的にホープポイントの消費量が低めだが、強化内容が強力なものは高い。
赤の強化が少ない業魔形態(ヒト型)用で特に有用。
緑の九魂石強化
ステージ毎のマップ画面全体を開放したり、ホープポイント獲得量を増加させるなどプレーの補助的な強化が可能。
便利なものが多いが、三種の九魂石の中で取得できる数が少ない。
効果:ステージのマップ画面を開放する
マーキングポイントや隠しアイテムなどの位置が全て最初から確認できるようになる。
ヒト型でしか入れない特殊エリアも表示されるので注意。
効果:ホープポイントの入手量が少し増加
2つとも有効な場合、ホープポイントの獲得量が2倍になる。
効果:ザコ敵をシャドウスルーした時にホープポイントがわずかに入手できるようになる
ネコ型で動物スキルを使って倒した場合と同じ量を入手できる。
効果:業魔形態(ヒト型)への変身に抗うためのホープポイント必要量が減少する
効果:高いところから着地した際の硬直時間が無くなる
効果:(ネコ型専用)第一章ボス 妖魔獣人と戦う時にキャットウォークが出現するようになる
一部の攻撃が来るタイミングで、乗ればほぼ安置となるキャットウォークが出現
効果:(ネコ型専用)第二章ボス 四神妖と戦う時にキャットウォークが出現するようになる
効果:(ネコ型専用)近づけば見えるようになるタイプのキャットウォークが常に見えるようになる
効果:「スキルカスタマイズ」機能を追加する
アニマリヴァイヴで発動する動物スキルを好きなように選択して固定できるようになる。
ただし選択できるのは過去に得たことのある動物スキルのみの上、1つでも固定すると五魂で抗えなくなり必ずヒト型になる。
固定を全て解除すれば今まで通り。
獣人石強化
5種類の特殊な強化がそれぞれ2段階に分かれている。
1段階目は常識的な強化だが、2段階目は一部スキルが実質無制限といった公式チート状態になる場合がある。
とはいえ獣人石は1周につき1つしか手に入らず、2段階目の解放には5つ必要なので相当数周回することを考えると相応の見返りと言えるだろう。
効果:回避系スキル発動時に確率でヒスイゲージを消費しなくなる
効果:回避系スキル発動時にヒスイゲージを消費しなくなる
カゲロウを持っているとダメージを受けることが無くなる。
ただしヒスイゲージが足りないとスキルは発動しない為、純粋な無敵ではない。
効果:ダッシュ系スキルのスタミナ消費量が減少する
効果:ダッシュ系スキルでスタミナを消費しなくなる
例えばチーターを持っていれば無限ダッシュで駆け抜けられ爽快。
効果:ジャンプ系スキルのスタミナ消費量が減少する
効果:ジャンプ系スキルでスタミナを消費しなくなる
例えば業魔形態でカラスを持っていれば無限ジャンプが可能。
効果:防御系スキルの能力が強化される
効果:魂数リセットができる場所が増える
こちらの二段階目のみ通常の獣人石では解放できない。
ムメイ戦を5回特殊勝利しなければならない為、殺し続けているといつまでも解放できない。
効果:業魔形態の身体能力が上昇する
効果:幼魔形態(ネコ型)のシャドウスルーのスタミナ消費が半減する
赤の強化の「猫足」と組み合わせるとシャドウスルーのスタミナ消費量は4分の1となる。
登場キャラクター
メインキャラクター
クオン
幼魔形態のCVだが、実は「ミコ」&「モグ」という名前の本物の猫達であることがエンドロールにて判明する。
元からモロに本物の猫の声だったが、まさか二匹一役だったとは
主人公。死して冥界に堕ちた
黒猫。雌。誕生日は9月9日で、年齢は8~10歳ほど。猫種はアメショー混じりの雑種らしい。
現世の飼い主・ツクモの下に帰るべく、広大で過酷な冥界を肉球四つで探索する事となる。
性格は猫らしくマイペースで寡黙。生前からあまり周囲の反応は気にせず行動し、かつ一度決めた事は良くも悪くも頑として突き通す一面も見せる。
生前と同じ姿「幼魔形態」の身体能力は普通の猫と大差無いが、上記のアニマリヴァイヴに加えて、敵や危険を無傷ですり抜ける「シャドウスルー」という能力と、猫のみが渡れる虹色の足場「キャットウォーク」を見る力を持つ。
つまり、基本的にはこれらの能力で敵との接触をひたすら避けるのが基本となる。
また中ボスやボスクラスの妖魔の攻撃をシャドウスルーで回避すると、その妖力の一部を吸い取ってヒスイゲージに蓄えられる。
ヒスイゲージが満タンになると、必殺の猫パンチ「フェイタルスタンプ」を繰り出し、ライフゲージを丸々一本削り取るほどのダメージを与える事が可能。
勿論この貯めたヒスイゲージは動物スキルに転用も出来るが、攻撃力は微々たるものなのでお勧めはしない。
アニマリヴァイヴが五段階目に達すると、クオンは人間の魂と業を取り込み、大事な記憶と引き換えにして人型の妖魔獣人
「業魔形態」となる。
クオン立つなとか言われる。
業魔形態は冥界での生存に特化した姿であり、左腕の鉤爪による引っ掻き攻撃と強化された身体能力及び動物スキルによって高い戦闘能力を発揮する事が可能。
ただし身体が大きくなった分、幼魔形態のように敵をすり抜けたり細道を通ったりする事はもう出来ない。
遭遇する敵は戦って倒すしかなくなるのだ。
しかし力を得なくとも猫のままで居たいのなら、キャンセルボタン連打で
「抗う」事も出来る。無論、相応のホープポイントが必要になり、抗う毎に消費するホープポイントの数量はどんどん増えていく。
そしてアニマリヴァイヴが最後の九段階目に達すると、身も心もバケモノと化した「九魂逢魔形態」となる。
九魂逢魔形態では道中全ての雑魚敵を一撃で屠れるようになり、さらにヒスイゲージとスタミナゲージの消費も抑えられるため動物スキルも思う存分使いまくれる。まさに最終形態。
だがこの姿になればもう後は無い……次に死ねば、今度こそ魂は消滅してゲームオーバーになってしまうのだから。
第二章の各ステージには業魔形態でなければ入れない隠しエリアが存在し、それぞれには現世での思い出のアイテムが置かれている。
一度発見すると、それ以降マップ各所に出現するようになる(首輪のみ常備)。
内訳は、
キャットフード。食べるとライフが一定量回復。
ツクモ曰く高くて身体に良いとの事だが、クオンはこれが嫌いらしい。
ソファー。爪とぎすると一定時間攻撃力アップ。
クオンは寝るより爪を研いだほうが気持ちいいと思っている。
首輪。着けると一定時間ごとにヒスイゲージ回復。
クオンとしてはムズムズして着けたくないが、それでもツクモから貰った物という認識はある様子。
猫トイレ。使うとトイレハイ現象で一定時間動きが速くなる(ただし1ステージに1回のみ)。
クオン曰く「生き物だもの。冥界でもうんこぐらいするわ」。
生前は殆ど鳴かず、業魔形態でも一言も喋らないクオンが言葉で意思表示をするのは、全編通してこの発見時のコメントだけであり、妙にウィットに富んだ物言いは必見。
ツクモ
もしもクオンがどこかで迷子になって、お家に帰りたくても帰れなくなっちゃうような事があっても、絶対に諦めちゃダメだからね。
どんな事があっても必ず帰るんだって強い想いを……希望を、絶対に忘れないで。
クオンの飼い主である人間の少女。誕生日は9月19日。
幼少の頃に捨て猫だったクオンを拾い、それからずっと一緒に暮らしてきた。
内向的で家族や友人とはあまり上手く行っていないらしいが、心の支えとしているクオンの前では親バカならぬバ飼い主になる。
当のクオンも、自分にどんなにウザがられても構い倒しに来る彼女に多少呆れている様子を見せるものの、それでも現世への希望として脳裏に浮かぶのは彼女の笑顔なのだ。
本人の弁によるとイタコの才能があるらしい。
作中であまり詳しく掘り下げられはしないものの、冥界に存在する後述の水晶や思い出の品々はもしかすると……?
ちなみに「フェイタルスタンプ」や「シャドウスルー」といったクオンの技の数々は彼女が名付け親。どんなセンスだ。
現世で生きているためEDまで本人は姿を見せないが、彼女と過ごした思い出は道中の虹色水晶の回想で見る事が出来る。
その内容は、
- 高い餌に手を付けない
- 勝手に屋根裏などの高いところに登って降りられなくなる
- シャンプーすると不機嫌になる
- 排泄後、ハイになってあちこちを走り回る
など、猫を飼っているor飼っていた人あるあるで、ツクモ自身のIQの低い語りとマイペースなクオンとの温度差もあって、プレイヤーの笑いと共感を誘うものとなっている。
え?淫帝のヒロインなら大体碌な目に遭わないんじゃないかって?その通りでございます。
語り部
いずれ再び邂逅する時が来るかも知れないが…その時、二匹のケモノがどのような結末を辿るのかは、今後の愉しみと言ったところだろうか…。
読んで字の如くナレーター。
ストーリーの大筋やチュートリアルを重々しい口調でプレイヤーに教えてくれるが、果たしてどのような存在なのか……?
妖魔獣人
クオンと同じく死して冥界に堕ち、アニマリヴァイヴによって人の姿と言語、そして異能を得た動物たち。
第一章「伍魂の獣人」のボスであり、各エリアで冥界の門の鍵「要石」を捜索するクオンと各々の理由で衝突する。
ガルベストン
このカラダでまた現世に帰ったら、ニンゲンもっとたくさん喰えるだろうなァ…。
だから、こんなマズいモノしかいない冥界なんてさっさと抜け出してよォ、おれは現世に帰るんだァ…。
ニンゲン、もっともっとたくさん喰いたいからなァ…。
ホオジロザメの妖魔獣人。雄。
生前は「人食い鮫」として暴虐の限りを尽くし、大勢の人間を襲った末に最終的に人間に駆除されて命を落とした。
冥界に堕ちてからは妖魔を捕食して過ごしていたが、殺されてもなお人肉の味が忘れられず、再び人間を喰らうべく現世への帰還を目指している。
ダウナーながらも荒々しい口調で喋り、クオンに対しても自分の欲望を語りつつその飢えの矛先を向けて来る。
なお作中登場する妖魔獣人(クオン含む)の中で彼だけ記憶の欠落や精神の変調などが見受けられないが、これは恐らく
生前から喰う事しか頭に無かったため。ある意味鮫らしいが。
妖魔獣人となった事で、水中のみならず空中や地面の中も泳ぎ回れる能力を獲得。
これによって天井を泳ぎながら時折姿を現し、空中から地面に向かって鮫型の炎弾を撃ち込んで来たり、水竜巻でクオンを巻き上げて天井のトゲにぶつけようとして来たりする。
またこの時に一発でもダメージを与えると、クオン目掛けて突っ込みながら噛み付いてくる。何度もかわせば自ら壁に頭をめり込ませて大きな隙を晒す。どうやら食い意地のあまり頭が回っていないようだ。
それにしても竜巻起こしたり霊魂従えたりする鮫って……。
倒すと「獣人石・鮫」を入手。
アリス
おみみがいたいのは、わたしが「あのひと」のいいつけをちゃんときけなかったから…。
あんよがうごかなくなったのは、わたしがじめんをうるさくタンタンするのがやめられなかったから…。
おめめがみえなくなったのは、わたしがめをそらしてしまったから…ぜんぶ、ぜんぶわたしがわるいにちがいないんです。
「あのひと」は、こんないけないこのわたしを、いつも「よしよし」してくれるんです。
ウサギの妖魔獣人。雌。
自分の飼い主だった人間を盲目的に愛し、冥界から現世への帰還も「愛の試練」と認識している。
……しかし飼い主から事あるごとに虐待を受けていたようで、ボロボロの耳や血染めの脚、拾ったボタンで代用した目など、全身に痛々しい傷が残っている。
台詞が殆どひらがな表記なのも、虐待によって精神が退行しているためであろう。
だが彼女自身はその扱いを飼い主なりの愛情表現だと思っており、その「愛」を否定される事に強い苛立ちと怒りを見せる。
本作の倒錯枠……というには流石に不憫すぎるバックボーン。
ウサギらしく跳ね回るように移動し、合間を縫っては回転体当たりやドロップキックを繰り出す。
パターンそのものはシンプルだが動きが全体的に不規則なため、慣れないうちは接触ダメージを蓄積しがち。ただ攻撃チャンス自体は多く、慣れればガルベストンよりも楽な部類かも。
またウサギだけに大きな音はやはり苦手なようで、咆哮などの衝撃で怯んでしまう事も。……あるいは、それも生前に受けた仕打ちの影響なのかも知れないが。
倒すと「獣人石・兎」を入手。
スチュワート
ただのトリだったオレがよー、このカラダになってから声マネすっとよー、マネした声がホンモノになって出て来んだぜー!
ここまでさんざん聞かせてやったろ!?オモシレーだろ!?オモシレ―ってのは大事なことだぜー!!
コトドリの妖魔獣人。雄。
元々コトドリは生物・人工物問わず様々な音の鳴き真似が得意な生き物だが、妖魔獣人となった事で鳴き真似した物体や現象を実体化させる能力を獲得。
その力に酔いしれた現在は、現世に帰る事などすっかりどうでも良くなっており、冥界で暴れ回る事を至上の楽しみとしている。
破壊衝動と自己顕示欲を剥き出しにし、心までバケモノに成り果てたその姿は、まるでクオンの行く末を暗示しているようにも……。
あと声やテンションが頭からチェーンソー生やしたこいつに似ているとか一部で言われたり。
啼鳥の魔窟道中でチェーンソーやレーザービームを発生させていた張本人で、最奥での直接対決でもそれらの技を使ってくる。
自身は肉弾戦を仕掛けては来ず、背景の茂みの中を移動しながら姿を現すと共に鳴き真似をし、攻撃が終わると再び茂みに隠れ……というパターンを繰り返す。何を実体化させて来るかは鳴き声で判別可能。
いずれも攻撃範囲がかなり広めなので、スチュワートだけでなく画面全体にしっかり注意を配る事。
倒すと「獣人石・鳥」を入手。
ムメイ
私はなぁ、最近はもう、お前らバケモノが何言ってるのかも分かるようになってきてるんだぞ…!
ヨロイトカゲの妖魔獣人。雌。
大した戦闘能力は持たないが、ヨロイトカゲ特有の硬く尖った鱗のお陰で何とか生き延びている。
冥界に堕ちてからは、ひっきりなしに襲って来る妖魔たちや過酷な冥界の環境に神経がすり減り、現世への帰還を考えるどころでは無くなってしまっている。
さらに人間の魂を取り込んだ影響からか記憶の混濁も進み、自分が何者だったかすらも分からなくなっている。
以上の理由から精神的にかなり不安定で、偶然出くわしたクオンの事も「自分を殺しに来た」と(クオンが何も弁解しない事もあって)誤認する有様。
足ガクガクで怯える姿に何か込み上げるものを感じたら、あなたは立派に倒錯しています。
上記の経緯からも分かる通り戦闘意欲は皆無で、クオンが近づくと丸まって部屋内を転がりながら距離を取ろうとする。
トカゲらしく鱗を飛ばして防御を展開したり尻尾を切り離したりといった技も使うものの、これらはムメイ自身の意思で発動・制御しているわけではないらしい。
「誤解や立場の違いから已む無く戦うハメになる」「洗脳や暴走によって倒さざるを得なくなる」といったタイプのボスは過去作にも登場していたが、まさかの「最初から戦う気無し」である。
倒すと「獣人石・蜥」を入手。
妖泉郷入場時の妙に含みのあるナレーションと、「こちらから近づかない限り動かない」という行動パターンからピンと来た方も居られるだろうが、彼女とは戦わずにストーリーを進める事も可能。
やり方は簡単で、「ボス戦が始まったら一切攻撃しない」だけ。
しばらくするとイベントが始まり、クオンが自分に危害を加えようとしない事に気付いたムメイは平静を取り戻し、訝りながら口を開く。
自分がもう何なのかも分からない…こんな姿で、戦う力もないし、現世に帰れもしない…。
そもそも、逃げ回る事自体が「本当は死にたくない」という気持ちの表れ。
クオンは相変わらず何も答えないが、ムメイはその沈黙を肯定と受け取り、感謝の言葉を残してその場を後にした。
彼女を見逃すと、獣人石の代わりに
「獣人石・蜥?」を入手。
発売前から不憫キャラである事が強調されていただけに、倒さずに済んだ事に多くのプレイヤーが胸を撫で下ろしたとか。
ガンヴォルトの頃の淫帝なら容赦なく殺ってた。
なお、戦闘前の台詞や獣人石・蜥?の形状からは、彼女の素性について
ある疑惑が浮かぶことになるが、ムメイ自身が生前を忘れてしまっているため作中では解答は示されない。
ロック
なるほど!キミもあれだね?現世に戻ろうとしているんだね!
なんだか随分遠くまで来てしまったから、早く帰らないと!きっとご主人が心配してるだろうからね!
柴犬の妖魔獣人。雄。誕生日は6月9日で、年齢は1~2歳ほど。
クオン同様、生前は人間に飼われていた犬。寡黙なクオンと対照的に少々鬱陶しいほどに社交的で、かつ主人への愛情を真っ直ぐに示すフレンドリーな忠犬。
妖魔獣人となった事も「この姿なら飼い主と話せる」と前向きに捉えている様子。
本来ならクオンと敵対する立場ではないのだが、何事も自分が一番でなければ気が済まない負けん気の強い性格ゆえ、自分が先に現世へ帰ろうとクオンに半ば一方的な戦いを仕掛けて来る。
詰まる所、淫帝過去作のアキュラやプニ助等に相当するライバルキャラ。
まぁあの辺の奴らほどキレてないが、何の義理も無いクオンからしてみれば大層厚かましい奴ではある。
上記の四体と違い特定のエリアではなく、要石を2つ入手した状態で何処かのエリアに入ると出現し、戦闘となる。
戦闘ではサマーソルトキックやドリルのように回転しながらの突進、炎を操る能力などを駆使する。その真っ直ぐな気性を反映したように全体的な動きは直線的だが、とにかく敏捷であり初見では追いつくのがやっとだろう。
そして彼の真骨頂とも言えるのが、クオンの動物スキルを封じて来る「条件犯射(パブロフ・ロック)」という技。
これは背景に表示されたアイコンのスキルを使用すると確定ダメージを与えて来るというもので、癖でボタンを押すと逆に窮地に立たされかねない。
が、あくまで「スキルを使えなくする」のではなく「スキルを使うとダメージを受ける」ので、場合によっては開き直って痛み分けに持ち込むのも手。
この初戦でライフバーを2本削ると「今日はここまでにしよう!」と言って退散する。
第二章では冥界の門の前に座っているが、話しかけても「僕は今『待て』をしているんだ」と言って、(クオンが何も言わない事もあって)まともに取り合ってくれない。
しかし、「大切な何か」を忘れかけているような、奇妙な感覚を覚えているようで……?
乾魂魄を全て集め、冥界の門の封印を解放するクオン。するとずっとその様子を静観していたロックが突然吠える。
改めて現世に帰りたい想いを叫び、彼は順番を譲ってくれと以前にも増して必死な調子で訴える。何なら君も四神妖討伐手伝ってくれても良かったのに。
しかしクオンはやはり何も答えない。が、そこには絶対譲らないという強い意志があった。
分かってくれないのかと苛立ちながら唸るロックの炎が青から赤に変わり、毛並みも青灰色から漆黒に染まって行く。まるでクオンの九魂逢魔形態のように。
ヴヴヴー…そうだ、ケンカに勝った奴が…強い奴が一番になるのは当然なんだ!
第二章の最後はロックとの再戦。
基本的には初戦と変わらないが、理性を喪失している分攻撃がより激しくなっており、さらにアクションのたびに炎を撒き散らすようになっている。
さらに条件犯射も強化されており、戦いが長引くと一度にスキルを二つ以上同時にロックしてくる事もある。
だが落ち着いて動きを読めば勝てない相手ではない。
残っていたライフゲージを2本とも削り切ると、ロックはその場に倒れ伏す。
正気に戻った彼は、自分と全力でぶつかったクオンもまた現世への強い想いを有していたことを認めつつ、「でも途中から同じじゃなかった」と自嘲する。
僕の中にバケモノがいた…この冥界で生まれたバケモノが。
もうバケモノになってしまった僕なんかとは、話したくなかったからなんだね…きっと。
懺悔するようなロックの呟きは段々と啜り泣きに変わり、「どうして帰りたかったのか」という理由が、最も大切だったはずの想いがどんどん薄れて行ってしまったと語る。
どうすれば忘れずに済んだのか。どうすれば心がバケモノにならずに済んだのか。それはロックにも、そしてクオンにも恐らく分からない。
力尽きる間際、彼は弱々しくクオンに最後の問いを投げかける。
キミはどうして自分が現世に帰りたいのか…まだ、ちゃんと覚えてるのかい…?
彼の最期を見届けると、「獣人石・狗」を入手。
こんなに嬉しくない強化素材ゲットも珍しい。
四神妖
冥界の禁足地を統べる四体の大妖魔で、各々が通常の妖魔より強大な力を持つ魂「乾魂魄」を有している。
第二章「四神妖の乾魂魄」のボスであり、冥界の門の封印を完全に解く為、乾魂魄を奪い取るべくクオンは彼らに挑む事となる。
なおそれぞれ弱点となる希少スキルが設定されており、使用すると通常とは違う演出が入る事も。
ナヴィエ
お前のような無粋な命は、捻り潰して寄生虫どもの栄養にでもなっていただくのが素敵だわ。この猫畜生が!!
青龍のような四神妖。雌。
東の大河を流れる水は全て彼女の肉体から分泌された体液であり、その恵みによって東地方の生態系の礎として存在している。
性格は独善的で潔癖。自分の卵から生まれた幼体を溺愛している一方で、その「愛しい我が子たち」を攻撃に巻き込んで平然と殺す歪んだ母性の持ち主でもある。
ウミウシにも似た異形の姿なのだが、声や上半身がセクシーと評判。
戦闘でも上記の体液を利用して攻撃してくる。
汚らわしいと罵りまくっただけあって基本的に自らクオンに近づかず、主に口からウォーターカッターの如く体液を吐きかけたり、幼体を呼び寄せてけしかけたりといった遠~中距離攻撃をメインとする。
こちらから近づこうとすると水に潜ってしまうため、遠距離攻撃系スキルがあればそれを主力にしたい。特に水中から飛び上がって来た時に当てれば怯ませられるので狙い目。
またクオン自身は体液に沈まないものの、母親の攻撃に巻き込まれて浮かんでくる幼体の死骸に足を取られないよう注意。
ウイルスを持っていると、戦闘開始から少し経つと突然血を吐きながら倒れてしまう。
一体何が起きたのかと混乱するナヴィエだったが、やがて自分が最初に言ったように本当に病気を伝染されたのだと気付く。
「これだからケダモノは嫌いなのよ」となおも悪態を吐くも、もはや抵抗する力も無いのだった。
ビクンビクンのたうつ姿がエロいと感じたあなた、倒錯しています。
ちなみに10回に1回ほどの確率で、台詞が京都弁になるという隠し要素がある。
会話の内容は特に変わらないが、標準語よりも辛辣に聞こえなくもない。
シュレーディンガー
やめとけやめとけ、現世に戻ってどうする。また苦しみながら死ぬまで生きるってのか?
「平穏」とは程遠い。かといって「刺激」とも違う。ああいうのは「徒労」ってんだ。
おれはムダな徒労が大ッ嫌いなんだ。折れるだろ、ホネとか、ココロとか。
白虎のような四神妖。雄。
元々はクオンや妖魔獣人達と同じく現世で生きていたホワイトタイガーだが、稀に見る強い精神力と戦闘能力で、一介の亡者から四神妖の一角にまで上り詰めた変わり種。
今や現世への未練や帰還願望は存在せず、西の蒼穹を根城にしながら自由気ままに「狩り」を楽しんでいる。
自分の元までやって来たクオンの力を認めつつ、猫と虎の「同族のよしみ」として手下になるよう誘うが、拒絶された事で襲い掛かって来る。
平穏な暮らしがどうのと言いつつ、クオンに面倒を押し付けて自分は楽をする気満々であった。
西の蒼穹は重力がおかしくなっており、足場から落ちると上下反転するギミックになっているのだが、まずそれに慣れない事にはどうしようもない。
そして彼自身はその環境に完全に適応しており、目視出来ない程のスピードで足場や両側の壁を飛び回りながら、包帯状に展開した右腕をドリルにした突進や尻尾での突き刺し、さらには画面中央部を覆うほどの竜巻などを繰り出してくる。
さらに体力が減ると巨大な岩で足場を破壊したりもして来るようになり、地に足を付けないまま戦う事も多くなる。
総じて、パワーとスピードを両立した本作屈指の強敵。とにかく、数少ない隙を見逃がさないよう立ち回るのだ。
攻撃を喰らうたびにメキシコサラマンダーの効果で回復を繰り返すと、段々ぜえぜえと息を切らし始め、やがて自ら仰向けに倒れてしまった。
徒労が大嫌いな彼にとって、殴っても殴っても倒れない敵などまさに最悪の相手。
終いには「乾魂魄がそんなに奪いたけりゃ、もう勝手にしろ」と勝負を放棄してしまう。本当に悲観的な喋り方でちょっとかわいそう望み通りトドメを刺してやろう。
ジョルジュ
朱雀のような四神妖。(恐らく)雄。
冥界の火山地帯である南の奈落にて、生と死を幾度となく繰り返しながら長きに渡って君臨し続けている存在。
成長するたび、フェニックスの如くその身を冥界火山の火口に投じ、そのたびにその妖力と火力は強大化して行くのだという。
なおヒトの魂を取り込んでいないのか、あるいは死んで生まれ変わってを繰り返しているために自我が育つ余地がないのか、知能はトリそのもの。そのため本作のボスで唯一言葉を話さない。なので戦闘前イベントではクオンと無言で睨み合うというシュールな絵面に。
戦闘は浮遊する卵の形態から始まり、以降赤い四枚の翼を広げた成体、青い炎を纏った最終形態との三連戦となる。なので四神妖で彼だけライフバーが三本。
攻撃は全形態で共通して急降下しながらの体当たりの他、背景の火山から溶岩を噴火させたり、火球を放ったりする技がメイン。
特に下腹部の太陽から放つ熱波は全体攻撃であり、地面に残ったままの卵の殻の陰に隠れる以外に回避する方法はない。一応シャドウスルーの対象だが、タイミングが割とシビア。
常時飛行しているため、ゴリラやスズメバチなどの対空手段が欲しいところ。
ジョルジュの攻撃は炎や熱を用いたものが殆どであり、クマムシのスキルさえあればほぼ全て完封出来てしまう。
上記の熱波も、厄介な画面全体攻撃から単なるボーナスタイムに早変わり。
ちなみに、幼魔形態では第三形態にフェイタルスタンプをぶち込んだ時点で終了となるが、業魔形態でライフバーを削り切ると道連れ覚悟の必殺技を繰り出してくる。
それも凌ぎ切ると……ご自分の目で確かめていただきたい。
ハーランド
儂とお前さんのチカラの差は歴然じゃ。お前さんを凍らせてブチ砕くのは簡単なんじゃ。
お前さんのチカラの源になっているモノは…儂のチカラを上回るだけの「想い」があるんかのう。
そいつはこんなトコロで、命と一緒に捨ててええモンか?
あるいは、それゆえに退けんということなのかも知れんがな…。
玄武のような四神妖。雌。
冥界の凍土地帯に聳える北の氷塔の頂上に座し、その妖力を独占している大妖魔。
普段は若作りしておちゃらけた言動をしているが、実際は非常に長い時を生きているだけあって老獪で知識も豊富。六つ目四つ足の異形ロリババアという淫帝の倒錯ぶりを象徴するキャラ造形。
四神妖の中では穏健なのか、当初は自分の魂を狙って来たクオンに諦めて帰るよう忠告するが、無視された事に(というかやっぱりクオンが何も言わないので)業を煮やして「カッチンコッチンのちグワシャーンの刑」にしようとして来る。
ムメイと並び、殺伐とした冥界における癒し枠。
伸縮自在の腕を通じて冷気を操る能力と、飛行可能な高速機動形態に変形する能力を持つ。
変形して空飛ぶ玄武って現世にも居たような?属性は逆だけど。
飛行中は空中から氷弾や冷気を撒き散らし、さらにトゲ付きの甲羅を分離させてそれを飛ばしてくる。
地上に降りると、両手で掲げるような形で巨大な氷塊を生成してそれを振り下ろしたり、滑るように投げつけて来たりする。次に何をして来るか、腕の動きを見て確認しよう。
危険なのは氷に触れて凍結している最中に追撃を加えられる事なので、すぐにレバガチャで振りほどく事。
ひょろ長い腕は見た目通り柔軟で強靱だが、タスマニアオオガニのハサミでちょん切る事が可能。
第一段階で腕を伸ばしている最中に切れば墜落させられ、さらに第二段階で氷塊を掲げているところを切れば、自分で自分の脳天に氷塊を直撃させて大ダメージを与える事が可能。
氷塊でトドメを刺すと、そのまま砕けた氷の下敷きになってしまう。
如何に長生きのハーランドとて、まさか自分が「グワシャーン」される側になるとは思わなかっただろう。
終章
終章「虹の橋の果てに」
冥界の門をくぐると、そこは稲妻がひらめく虚空に虹色の橋だけが掛かった「混沌の空間」だった。
ここを抜ければ現世に帰れる……最後の試練に挑むクオン。その旅の終わりに現れたのは……?
雷獣ガンヴォルト
「迸れ! 蒼き雷霆よ!!」
『
蒼き雷霆 ガンヴォルト鎖環』の主人公の一人。とある戦いの途中にこの混沌の空間に飛ばされたらしく、
問答無用で戦いになる。
流石に原作の本気モード程無法ではないが、普通にロックオンや雷撃を使ってくる。お前その姿でも普通に戦えるんかい。
範囲ロックオンの他、移動中にすれ違うだけでもロックオンされてしまうので、とにかくGVに触れられずに攻撃を当てていく必要がある。
更にHPゲージ1本目破壊時と、時間経過で上昇する鎖環ゲージMAX時にはSPスキルを使用。こちらの形態に応じて使う技が変わる。
他ボス以上に幼魔と業魔での難易度の差が激しく、業魔では苦戦必須。この後普通に混沌の空間を進むことも考えて挑もう。
クラウディオス
よく来たな。道中大変だっただろう。ずっと見ていた。
本作のラスボスにして、これまでクオン(とプレイヤー)を導いて来た語り部の正体。まあぶっちゃけ途中から怪しさを隠そうともしてなかったけど。
元々は四神妖よりも上位に位置する冥界の支配者であり、遠い昔に妖魔たちを率いて現世への侵攻を画策。その際に何があったのかは不明だが、現世と冥界の狭間の空間に封じ込められた。
自力で抜け出す事も出来ず退屈を持て余した彼(?)は、現世で死んだ生き物を冥界に引き込むと共に「冥界の門をくぐれば現世へ帰れる」と吹き込み、その足掻く様を見て愉しむという、悪趣味かつ虚無的な娯楽に興じるようになる。
クオンをはじめ、ロックたち妖魔獣人もこうして集められた存在であり、彼らもクオンと同じように門の存在を知っていたのはそのため。「冥界の門を通れるのは一人(一匹)だけ」などとクオンは一言も言われていないのに、少なくともロックはその前提でいたのもコイツが各々の性格に合わせて話していたのが原因の模様。
無論亡者を現世に帰してやるつもりなど毛頭無く、数々の困難を潜り抜けて自分の前まで辿り着いたクオンを称賛しながらも、その命を刈り取る事で此度の遊びに幕を引かんとする。
全ての障害を九魂逢魔の力で捻り潰して彼に挑むと……?
ラスボスらしく、全9形態との九連戦となる。
長丁場だが、ぶっちゃけ攻撃は単調なので業魔形態だとロックの方が大変と感じるプレイヤーも多いことだろう
順番に、
杖。回転しながら空中を飛び回り、時折地面を叩いて衝撃波を起こす。この衝撃波がシャドウスルーの対象であり、業魔形態でも前後の硬直が攻撃チャンスとなる。
↓
ナヴィエ。体液ウォーターカッターからの体液ジェットの移動を繰り返す。両側に壁が出現し、戦闘フィールドが狭まるので回避は慎重に。
↓
シュレーディンガー。両側の壁に張り付きながらの突進を繰り返す。本物と戦った時と違い普通の足場なので、対処は格段に楽な筈。
↓
心臓(のような妖魔)。二体に分裂。蜘蛛の巣状のレールを移動し、接触するとハート型の電撃を放つ。フェイタルスタンプの当たり判定は赤い方のみ。
↓
ランタン。空中に火球を配置してクオンに突っ込ませる。ゾウかカメがあれば火球をキャッチできるので楽。無い場合は火球を避けた後に反撃しよう。
↓
ジョルジュ。左右に移動しながら熱波を放つ。たまにフェイントして来ることも。
↓
ハーランド。ひたすら氷塊を生成して叩きつけて来る。本物のような氷ブロックは出さないので、ダメージ覚悟で殴り続けるのもアリ。
↓
天秤。画面に大きな天秤を召喚し、皿を交互に地面に叩きつけて衝撃波を起こす。上空に浮かぶ羽が本体だが、皿に乗らないと攻撃を当てられないので惑わされないように。
↓
大鎌を携えた死神。鎌を振り回して斬撃を飛ばしてくる。得物が大振り過ぎるのか至近距離に当たり判定は無いので、恐れずに近づけ!
業魔形態で全てのライフを削り切るとQTEに移行し、クラウディオスから妖力を吸収しながら最後の一撃を叩き込む事になる。
……クオンにトドメを刺される間際、彼(?)が発したのは断末魔でも悲鳴でもなく、哄笑だった。
それは死を以て退屈から解放された事への歓喜の笑いだったのか、あるいは……?
疑問は残るが、ともあれ最後の障害を突破した事で遂に現世への道は開かれ、ツクモの歌をバックにしたスタッフロールの後にEDが挿入される。
ED分岐は以下の通り。勿論ネタバレ注意。
- 達成条件:マーキング回数が1回以下の状態で、業魔形態でクリア
ツクモの家に帰って来たクオン。
しかし、冥界での戦いで記憶は薄れ、残っていたのはそこに帰るという執念だけだった。
目の前にいる人間が誰かも分からなくなったクオンは、妖魔の破壊衝動をそれに向けて……
バッドエンド1。
プレイヤーの多くが存在を予想したであろう、最悪の結末。
条件を把握していないと却って見るのが難しかったりする。
ちなみにロックの項で触れたとおり、第二章の時点で彼も飼い主の記憶が薄れてしまっているため、仮にクオンに勝って現世に帰れたとしても同じような結末を辿る可能性が高い。
二重に不憫。
- 達成条件:マーキング回数が2~5回の状態で、業魔形態でクリア
クオンは無事家に帰って来た。
しかし異形の妖魔獣人と化したその姿は、事情を知らないツクモにとっては恐ろしいバケモノ以外の何物でもなかった。
悲鳴を上げて怯える飼い主を前に、自分が「ずっと一緒に暮らしてきた猫のクオン」だと証明する術はクオンには思いつかなかった。
もはや自分の帰る場所は無いと悟ったクオンは、自らツクモの前から姿を消した。
その行方を知る者は誰も居ない……。
バッドエンド2。
ツクモに拒絶されても彼女を傷付けない選択を取った辺り、クオンの理性が窺えて尚の事物悲しい。
- 達成条件:マーキング回数が6~10回の状態で、業魔形態でクリア。
数々の死闘を潜り抜け、クオンは現世へと舞い戻って来た。
……だが、クオンが冥界に居る間に現世では既に途方もない時間が流れていた。
ツクモは既にこの世を去り、共に住んでいた家も取り壊されてしまっていた。跡に残されていたのは彼女の遺骨が眠る墓だけ。
独りぼっちのクオンは墓石の前で項垂れ、佇むしかなかった。
それからどれくらいの時が経ったのか、クオンもいつしか姿を消した。
バッドエンド3。
それにしても、ツクモの魂は何処へ行ったのだろうか……?
- 達成条件:マーキング回数が11~12回、または13回以上でバフアイテムが揃っていない状態で、業魔形態でクリア
現世に帰還したクオン。しかし戦いで傷ついた魂は、最早もとの肉体を保てなくなっていた。
そのままでは魂も消えてしまうところだったが、死産になりかけていた子猫に宿ることで、どうにか新たな生を得る。
果たしてツクモと再会できるのか?それは誰にもわからない……
バッドエンド4。
微かな希望を残しているが、仮に再会できてもツクモからすれば別のネコなのが悲哀を感じさせる。
- 達成条件:マーキング回数が13~20、バフアイテムを全て入手した状態で業魔形態でクリア
クオンは無事家に帰って来た。
突然現れた人とも獣ともつかぬ異形にはツクモも驚いたが、残る面影と手に持っていた思い出の品々でそれがクオンだと気付いた。
死んだと思っていた飼い猫が二本足になって帰って来た……その現実にいささか腑に落ちないものを感じつつも、とりあえずツクモは愛猫との再会を喜ぶのだった。
そして今日もクオンはあのソファーで身体を丸めて眠っている。
グッドエンド。
語りがそれまでのクラウディオスからツクモに変わり、取り戻したひとまずの平穏を思わせる。
「失われた居場所」と途中までは同じ流れだが、こちらはツクモがクオンの正体に気付いてくれた展開。
比較すると対面しても即座に拒絶されず少し恐がる程度に収まっており、心の繋がりを感じられる。
いやまあ、そりゃ飼い猫が自分より長身になって帰ってきたら誰でもビビるよなぁ……。
- 達成条件:幼魔形態のままクリア。マーキング・バフアイテムは関係なし
クオンは無事家に帰って来た。
何食わぬ顔で、いつも通りのソファーの上でごろ寝する。
聞こえて来るのは聞き慣れた足音と声。それが誰なのかは勿論分かっている。だけどいつものように知らんぷりする。
居るべき場所に、在るべき姿で必ず帰るという執念の末、クオンはツクモの元に帰って来たのだ。
ベストエンド。
最悪の結末と共にわかりやすい、一つの目標と言えるエンディング。
恐らくこのルートではツクモはクオンの死を知らなかったものと思われる。
何か毛の色が変わったり胸周りが光っていたりするが、まあ些細な事である。
……だが、全ての結末を見届けた後、九の倍数の周にこのエンドになると……?
余談
キミがそうまでして現世に戻ろうとする理由は何だろう?
クラウディオスの問いかけに対し、クオンがツクモを想い描き応える場面だが、ツクモの顔を思い出せない時に流れるBGMの曲名は
「理由なんて、もう思い出せない」
となっている。
クオンの言葉のようにも見え、心がバケモノになってしまっていることがうかがえる。
そして、ツクモの顔をはっきり覚えている時の曲名は
「そうあるべきだから、そうするんだ」
となっている。
余談
- 本作監修の西沢ディレクターによると本作の設定・シナリオの由来はかつて飼っていた猫の病死。
「本当に九つの魂を持ってるなら蘇って帰って来てくれないかな」と思ったのがきっかけで、とあるシーンでのツクモの台詞は、まさにその気持ちの代弁と言えるだろう。
- 主人公たるクオンと同じ立場の存在という世界観的に重要なポジションの妖魔獣人たちだが、実はゲーム的には後付けのキャラ。
というのも本作は当初DL専売の短編ゲームとして企画されており、ボスも四神妖とクラウディオスのみの予定だった。それがフルプライス作品に変更されるにあたり、追加のステージとボスが新たに作られたのである。
ちなみにキャラデザの際には色々な動物のアイデアがスタッフたちから出され、その中でもスチュワートのモチーフであるコトドリは西沢ディレクターのお気に入りとの事。
- 四神妖は魂を抜かれた事で確かに死んだものの、強大な意志と妖力を備えているゆえに実は魂だけになっても自我を保っているらしい。もし続編が出たら魂状態で喋る……かも?
そうだ、項目の追記・修正はしてくれた?私達の紹介してるやつ。
編集したらページ保存ちゃんと押した?忘れてブラウザバックしたりしてないよね?
- 白虎は別格の強さよね。光速さ、範囲、重力で情報過多なうえに、追い詰められて業魔形態になると足場が狭くヒッ(フッニャ)も決めにくい -- 名無しさん (2024-06-09 12:08:35)
- 隠しエンドだと妖魔が現世に出てくる可能性が示唆されるんだよね。つまり、あの触手とか色々生えた連中にツクモちゃんがあんな事やこんな事されちゃう可能性ががが -- 名無しさん (2024-06-09 12:58:33)
- 隠しEDは九魂の久遠・爪が出るフラグだと思ってる -- 名無しさん (2024-06-09 13:20:08)
- 内容を充実させてくれて感謝 とにかく大好きな作品なので跳ねてほしい… -- 名無しさん (2024-06-10 13:26:29)
- ムメイは自殺者の魂取り込んだせいで記憶が混濁してるとかっぽい気がする。他の四匹ほど自我も強くなさそうだし -- 名無しさん (2024-06-10 15:13:45)
- ビジュアルと雰囲気がめっちゃ気に入ったけどヌルゲーマーなので躊躇してた。体験版やって永魂ならなんとかなりそうだから買ったよ。 -- 名無しさん (2024-06-11 22:40:26)
- 何回やり直してもエンディングの待ってよまだ行かないでのフレーズが涙腺に来る -- 名無しさん (2024-06-13 09:01:39)
- 欲を言えば、妖魔獣人も体力減らしたら新技解禁されるとかあっても良かったかなと思う。もしかしたらアプデでテコ入れされるかも知れないけど -- 名無しさん (2024-06-13 18:06:53)
- サメは一見凶悪そうだけど、言っていることは徹頭徹尾「うまい物が喰いたい」ってだけなんだよね。野生動物としては当然のことであり、凶暴ではあっても悪とは言えないだろう。 -- 名無しさん (2024-06-13 18:15:40)
- 何気にクオンがメス説濃厚なの結構な倒錯ポイントだと思う(褒め言葉) -- 名無しさん (2024-06-14 18:26:57)
- 英語版ハーランドは言ってる事のニュアンスは大体同じでもしゃべり方に抑揚が無いせいか不思議ちゃんっぽくなってるのな。 -- 名無しさん (2024-06-14 21:24:17)
- 宣伝だと「9回死んだら終わり」が強調されてるからハードっぽく聞こえるけど、実際は救済措置多くてそこまで難しくない(むしろ過去作に比べて易しめ?)のでもっとプレイヤー増えて欲しい。あとアプデとDLCも欲しい -- 名無しさん (2024-06-15 15:21:53)
- 一週目からベストが狙いやすかったり意図して難易度落としている部分は少なくないよね。「猫が飼い主の下へ戻るゲーム」をやりたい(バッド見たくない)人も安心 -- 名無しさん (2024-06-15 16:02:28)
- ただ慣れて来ると手応えが無くなって来るので、九魂より上のEXモードとか欲しい。ボスの技追加されたり敵増えたり -- 名無しさん (2024-06-15 16:22:03)
- 落下やプレスのような問答無用の一撃死がないので、アクション下手でも永魂モードでごり押しすればクリアはできる。一周するとなんとなくコツがわかって次はもっとうまくできそうな気になる。二週目は強化となれのおかげで楽に進めるようになるため上達感が出る。本当にうまくできてるな。 -- 名無しさん (2024-06-17 18:32:40)
- ゾウは業魔モードに限らず、妖魔モードでもヒスイゲージ貯められるよ。たった今確認してきたから間違いない。 -- 名無しさん (2024-06-17 19:47:21)
- これと九日Nine-Sols、奇しくもタイトルに九を含むケモナーホイホイなメトロイドヴェニアが並び立ってるな。 -- 名無しさん (2024-06-20 18:53:06)
- (業魔モードの久遠含む)妖魔獣人の中で、あきらかにムメイだけ顔がヒトっぽいんだよね。追加コンテンツとかですくわれるルートが欲しい。 -- 名無しさん (2024-06-20 22:05:32)
- 来週の生放送まで公式で質問募集してるから、気になる事あったら(攻略関係ない限り)色々送ってみても良いかも -- 名無しさん (2024-06-21 18:16:01)
- ↑の方に付け足すと、Twitter(X)でハッシュタグ「#九魂の質問」にて質問を募集中 他でも受け付けていたらすまん -- 名無しさん (2024-06-24 13:08:56)
- 強化しすぎると死なない(スキルが手に入らない)ことになり、初期状態で進めなければならないというジレンマ。追加ライフオフにして死ぬたびに一つずつオンにしていったらいい感じだった。 -- 名無しさん (2024-06-26 20:45:40)
- わんヴォルト、主人公のスキルを敵が使って来るとこんなに理不尽なのか… -- 名無しさん (2024-06-26 21:11:43)
- ディレクターのコメントによると、四神妖たち魂ぶっこ抜かれても意識保ってるっぽいので、もし続編があったら喋るんじゃないですかね?とのこと。前作の敵がサポートアイテムになるとしたらそれはそれで面白い -- 名無しさん (2024-07-07 13:07:02)
- 物語的にもシステム的にも続編来てほしい クオンちゃんの一生懸命なとこもっと見せてくれ! -- 名無しさん (2024-07-08 12:38:50)
- 隠しボスのGVが問答無用で襲ってくるのってあれかな。きりん傍にいないからまた暴走してるのかな -- 名無しさん (2024-07-24 22:03:20)
- 『居場所がないエンド』が最初に見たエンディングだったなぁ… -- 名無しさん (2024-08-12 10:07:58)
- 9/9はクオンちゃんの誕生日で9/19がツクモさんの誕生日だ クオンちゃん誕生日おめでとう! -- 名無しさん (2024-09-09 10:05:48)
- ツクモさん誕生日おめでとう! -- 名無しさん (2024-09-19 12:44:26)
- カルドアンシエルでの紹介が楽しみですねぇ… -- 名無しさん (2024-10-06 22:42:59)
- カルアンにネームドキャラ全員(存在自体がネタバレのクラウディオス以外)登場確定してるの今の所ここだけだし、淫帝にとってもアピールしたいIPなんだろうなと。GVみたくメディアミックス下さい -- 名無しさん (2024-10-16 19:51:27)
- ラスボスの特殊シーンは「説教」と言われることが多いけど、「帰りたがった動物霊がそれより力を楽しみ化け物になるのはそういうことだ」という提示だと思ってる。さっさと現世に帰らず、冥界に留まり続ける(ゲームを何周もする)のは化け物化の追体験なんだよという話 -- 名無しさん (2024-11-17 07:31:37)
- ↑実際わざとやらない限りまず見れないからねアレ -- 名無しさん (2025-02-05 23:09:47)
- 白蛇に絡んでる新年壁紙…次回作で蛇の妖魔が出るフラグかな? -- 名無しさん (2025-02-11 14:33:51)
- アリスの言動がヤバいのって、もしかしてクラウディオスが飼い主との記憶を過剰に美化して吹き込んでたからだったりするのかな?現世でやってた兎の足タンタンって「威嚇」のための行動だから、少なくとも生きてた頃は自分が酷い扱い受けてたって自覚ありそうだし -- 名無しさん (2025-03-20 23:34:46)
最終更新:2025年04月09日 22:06