蒼き雷霆 ガンヴォルト鎖環

登録日:2022/08/04 Thu 00:29:23
更新日:2024/12/08 Sun 16:51:20
所要時間:約 40 分で読めます





封印セヨ。予測不能のNEXT STAGE.


蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト鎖環
ARMED BLUE: GUNVOLT3///GIBS


求めた希望(あした)の、その先へ。


■概要

蒼き雷霆 ガンヴォルト鎖環(ギブス)(Azure Striker Gunvolt 3)』とは、Nintendo Switch用に2022年7月28日に発売・配信されたゲームソフト。
ジャンルはライトノベル2Dアクション。開発・販売はインティ・クリエイツ。

蒼き雷霆 ガンヴォルト』、『蒼き雷霆 ガンヴォルト爪』に続くガンヴォルトシリーズ本編の3作目。前作から6年の時を経て発売された。
インティ・クリエイツの代表タイトルの一つ『ガンヴォルト』の一つの集大成的作品であり、それを踏まえたお祭り要素もある。

発表自体は2020年6月27日のイベント「Bitsummit Gaiden」で行われたのだが、そこから主に新主人公・きりんのアクション関連のゲームデザイン・調整にかなり難航。
白き鋼鉄のX2』が並行したり、『Bloodstained: Curse of the Moon 2』のスタッフも合流したりと紆余曲折の末完成。
この経緯や作り込み重視もあってか、初報ではプラットフォームもSwitchのみとなっていた。
後にXboxとSteamのリリースも決定され、前者は8月2日に発売、後者は2022年冬にリリース予定。

全体的にゲームスピードが『白き鋼鉄』以上となっており、各種操作のタイミングはシビア。
初心者救済要素は充実しているのでエンディングを見るのは難しくないが、各種要素のコンプリートを目指すと迅速かつ精密な操作を要求される。



■ストーリー


第七波動(セブンス)と呼ばれる特殊な力に目覚めた人間が生まれるようになった近未来。
多国籍能力者連合「エデン」の侵攻はガンヴォルトらの手によって終結した。

その後も戦いに身を置き続けたガンヴォルトは、ついに第七波動を超えた次の段階(ネクストフェーズ)へと至ってしまう。

皇神(スメラギ)と対を成す影の組織「裏八雲(ウラヤクモ)」はガンヴォルトの覚醒を予見。
派遣された裏八雲の戦巫女(いくさみこ)・きりんは、封印の力「鎖環(ギブス)」でガンヴォルトの覚醒を封じた後宣告する。

「ガンヴォルト、アンタはこれから起きる事態の責任をとらなきゃいけない」



■システム

きりんのアクション

基本的にきりんをメインに操作することになる。

移動

ホバリング等は無い為、主に後述の雷霆煉鎖を駆使することになる。
奈落に落ちた際はダメージを受けつつGVに拾われて復帰する。

裏八雲流抜刀術

仕込み錫杖を使った剣術。
地上三連撃が可能なセイバー的攻撃。テイヤッタア!

見栄えの都合だが、太刀筋と交差する軌道で閃きが見える摩訶不思議な剣術。

護符撃封ち(デバフウチ)

衝撃の第七波動を込めた護符を投げつける。デバフの名の通り、命中した敵は呪印(マーキング)状態となり防御力が下がる。
複数回当てると「衝重(ツイガサネ)」で更に下がり、最大(一撃破壊)まで下げた敵からは接触ダメージを受けない。

投げる方向は上下に調節可能で、見た目より当たり判定は広い。
それでも、落下中に放ったり動き回る相手を狙う際は慣れるまで結構外れる。

発射には護符ゲージを消費。時間経過か、地上で護符回収(リロード)することで回復する。

雷霆煉鎖(ライテイレンサ)

呪印状態の敵めがけてワープして攻撃する。
ワープ開始から斬る瞬間までは無敵なので、攻撃をすり抜けて回避することも可能。
左右入力で前から斬るか背後に回るか、ある程度操作できる。
複数の敵をマークしていると一気に連続攻撃する「乱舞(ミダレマイ)」となる。

数多の試行錯誤を経て出来上がったきりんのアクション最大の特徴。
ステージギミックからボス戦まで出番は多く、使いこなすのは必須。

身代わり符:電磁結界

被弾時に護符ゲージを消費し、オート回避電磁結界(カゲロウ)を発動。
初期習得はしておらず、専用のイマージュパルスを装備すると使用可能になる。

特殊攻撃

ゲーム中に新たに習得していく剣術。
切り上げ、回転切り、チャージ符、すり抜けダッシュ切りと、見たことあるようなラインナップ。

SPスキル

画面全体攻撃「裏九十二式・雷霆夜叉砕き」(GVがいない時は「九十二式・乱れ夜叉砕き」)を発動する。


ガンヴォルト

『爪』や『X』のプレイヤー体感や描写からアキュラの方が強くね?*1*2と言われていたのは淫帝(津田氏)も気にしていたらしい。まあ皆がEX凍結都市で地獄見たわけじゃないしね
それを受けて、本作では制約はあるものの「最強の第七波動能力者」にふさわしい性能を引っ提げてきた。

鎖環ゲージ

ガンヴォルトの力の安定度を示すゲージ。きりんで戦闘すると上昇する。

100%以上貯まった状態でのみガンヴォルトへの交代「雷霆解放」が行える。
GV操作中はゲージが常に減少し、攻撃や電磁結界で更に減っていく。彼にはHPもEPも無く、全てこのゲージに集約された形となる。

きりんにはいつでも戻れるが、ゲージは必ず0%になってしまうので交代を繰り返す事はできない。

移動

空中で無限にジャンプやダッシュが出来る。
半端にステージギミックを壊してしまった時等はお世話になる。
落下時は鎖環ゲージを消費しつつ復帰。落下ボイスは残念ながら?「フォッ!?」では無くなった。

ダート

電磁加速銃(ダートリーダー)から避雷針(ダート)を発射。
やはりあくまでロックオンの手段であり威力は低い。ロックオン数は3で固定だが、きりんの護符撃封ち同様に斜め撃ちが可能になった。

雷撃鱗

ミサイルや岩を防いだり、接触ダメージを与えるバリア
アキュラのフラッシュフィールドの様に、放電していない時は自動展開されるように進化した。

放電

電気エネルギーを放射する。ホバリング効果とロックオン雷撃が発動。

電磁結界

オート回避。
上記の通りEPの代わりに鎖環ゲージを消費。被弾しているとあっという間に強制交代してしまう。

コンセントレーション

例のポーズ。今作ではゲージ消費をその場で抑えるだけ。
状況確認やボス観察に使えなくもない。

ヴォルティックアーツ

蒼き雷霆を応用した攻撃の数々。
アキュラの動きを参考にしたものらしく、ダッシュをそのまま攻撃に繋げる。*3
雷霆煉鎖の互換技もあるので、きりんに行けてガンヴォルトに行けない場所は無い。

SPスキル

1作目と同じライトニングスフィア、スパークカリバー、ヴォルティックチェーンの3種。雷霆解放時の鎖環ゲージによって発動する技が決まる。


クードス・モルフォの歌

クードス

威信点。いわゆる「コンボ」にあたるもの。
主に敵にダメージを与えることで上昇する。

本作では被弾リセットや清算が無くなったが、代わりに被弾時に「クードスロック」が発生。ロック解除用のクードスが上昇値から差し引かれる。現クードス値が高かったり、電磁結界を発動した場合はロック値が大きくなる。

きりんは着地せずに連続で撃破、GVは同時撃破でボーナスが入る。GVは強力な反面獲得クードスがかなり低め。

クードス1000以上でモルフォが歌ってくれるのは過去作同様だが、今回は時間経過で歌がストップ。
歌い続けてもらうには延長料金……もといもう1000クードス稼いでエクステンドする必要がある。

ソングオブディーヴァ

きりんのHPがゼロになると確率で発動。
BGMが専用の歌になり、モルフォがパワーを制御した暴走ガンヴォルトに交代する。
暴走GVは無敵。「ゲームを破壊する」と謳われる通り、攻略が作業と化す。当然この間クードスは貰えない。
ステージ内の特定箇所で復活したきりんに戻る。

なお、この暴走状態で長時間居続けたり、電磁結界を使い続けたりすると、最終的にはとんでもない事態へと突入する…
その詳細はキミの目で確かめろ!


イマージュパルス

ガンヴォルトの記憶から再現され、きりんによって護符に固定された過去の能力者の力。
能力者じゃない人や名前も聞いてない人も混じっているけど。

ステージ中に拾った記憶の欠片「イマージュジップ」の個数に応じて、クリア時にランダムで獲得できる。
つまり記憶ガチャ装備。思い…出した!
付け替えはいつでも(スキル型のCT中を除く)可能。

入手可能なものはミッションと難易度ごとに決まっており、DLCイマージュパルスもこの抽選対象に追加という形式。

お祭り要素として過去のドット絵資産を使い回しつつ本作を盛り上げる……筈だったのだが、
新しく描いたり打ち直したりした数も多く結局かなり手間がかかっているとのこと。
社内でも「なんでやねん!」と突っ込まれたらしいが、まあ淫帝らしい話である。

スキル型

最大4個装備可能。使用するとシリーズキャラクターを召喚し、攻撃や回復を行わせる。
基本的にクールタイム経過で再使用出来るが、中には1ミッション1回のみのものも。

ボスには弱点が設定されており、該当するスキルで大ダメージを与えられる……が、ノーヒントだったり事前入手が大変なので初回攻略時には活用し辛い。

クードス加算されないことと、暴発して足場にする敵を倒してしまったりすることがあるのが玉に瑕。

パッシブ型

アビリティを付与するものと、モルフォの歌を指定するものがある。

アビリティは初期は2個、最大8個装備可能。
同じパルスは1つしか装備出来ない(所持できない)が、同系統の重ね掛けは可能。


■■■■のアクション


追加モード



■キャラクター

◆主人公

●きりん

「アンタに、真の封印を!」

CV:篠原侑

新主人公。
霊能力で「この国」=日本を守護してきた影の組織・裏八雲に所属する戦巫女。
封印の第七波動「鎖環(ギブス)」の能力者。

話し方はドライで任務でも冷徹に剣を振るが、基本的には人当たりの良い少女。
裏八雲の性質上、人並みよりはストイックな生活をしてきたようだが、ガンヴォルトを犬扱いしてからかったり*4、燃え盛る炎を見て「どら焼き何人分焼けるかな」と考えたりする一面も。


●ガンヴォルト

「迸れ! 蒼き雷霆よ!!」

CV:石川界人

蒼き雷霆(アームド・ブルー)」の異名を持つ「雷撃」の第七波動能力者であるシリーズ主人公。
悲惨な目に遭いながらも自由を求めて戦い続けたら、今度はパートナーではなく本人がとんでもないことになってしまった。


過去にお札と剣で戦うサムライみたいな人と一緒に戦ったことがあるらしい。
残念ながらイマージュパルスとして出てきたりはしないが。


●モルフォ

「むすーっ…こうなったら、治龍局のイメージソングでも作っちゃおうかしら…」

CV:櫻川めぐ

かつてガンヴォルトと共にいた少女の幻影。
彼女を具現化させる「電子の謡精(サイバーディーヴァ)」はGVの身体を離れた後、封じられたはずだが……



◆暴走能力者


過去作のボスと異なり、正真正銘の一般人。
第七波動の覚醒・暴龍化によって能力と精神が暴走してしまい、各所で事件を起こす。
生かしておくわけにはいかな……くはないので、きりんは彼らの暴走を封じる為に挑むことになる。
彼らの変身は宝剣等のアイテムによる武装現象とは原理が違うのか、本人の能力とは無関係に肉体の変化が大きい。


名前の由来は1作目の七宝剣と同じく、自動車関連。
変身形態のモチーフは神話・伝承の龍とタロットの大アルカナ。

B.B.(ブラックバッジ)

「オレっちとしてはオールタイムナウいベシャリを心がけてるつもりだけどなぁ」

狂騒の宴 翠の鎌が閃き踊る
その手に抗うすべはなく
迫る死線に ただ祈れ

DEATH PROCESSION(デスプロセッション)

死と踊る霊翼(オージーオブザデッド)” B.B.
CV:中野大志
  • 登場ミッション:Holynight ⅩⅢ
  • モチーフ:ニーズヘッグ+死神
  • 名前の由来:ロールスロイスの特別仕様「ブラックバッジ」
魂のエネルギーから思念体を作り出し操る「死霊(ガイスト)」の能力者。
所謂フリーター。明るい性格だが軽薄で調子に乗りやすいチャラ男。

そして言葉選びが明らかに'80~'90年代な死語の使い手。死霊ってそういう……?
そのせいかモテずに聖夜を一人寂しく過ごしていた所で暴走。「クリスマス終了のお知らせ」を届けようとする。

実質ステージ1なこともあり、技は見切りやすかったり剣で弾けたりと対処は比較的楽。
殆どの攻撃は雷霆煉鎖なしでも避けられるが、使い方は覚えておきたいところ。

●シロン

「おす!!プロゲーマーの底力、見せてやる!」

0と1の狭間より
来たる突風、吸い込む豪風
我、門の守護者なり

MAGICIAN's GATE(マジシャンズゲート)

超速演算の魔術師(マジシャンズオペレート)” シロン
CV:豊洲りお
  • 登場ミッション:Cyber Daydream
  • モチーフ:ナーガ魔術師
  • 名前の由来:ブガッティ・シロン
敵の千手先を読むという程の高速思考を可能にする「超速演算(オーバークロック)」の能力者。
主にRTSを得意とするプロゲーマーにして、優秀なハッカーでもある。格ゲーは比較的苦手。

本人としては「男の中の男」を目指しているのだが、タイツと短パンが似合う“カッコイイ”というより“カワイイ”少年
暴走により、超大型ゲーセンを乗っ取って要塞に魔改造してしまった。

ワープを繰り返しながら部屋の防衛装置を駆使し、浮遊オーブでビームを屈折・反射させて攻撃してくる。
装置とオーブの位置で攻撃パターンは見えるのだが、軌道の変化に慣れるまでは少々面倒。

●レクサス

「貴様、社会のルールを何だと思っている!」

朽ちたる亡骸の丘
昇りし双極の遊星
仇なす者を砕き屠れ

SATELLITE PENDULUM(サテライトペンデュラム)

空虚に揺れる道化(スイングペンドアルルカン)” レクサス
CV:原澤航一
  • 登場ミッション:Pendulum Heart
  • モチーフ:リヴァイアサン愚者
  • 名前の由来:トヨタの高級車ブランド「レクサス」
触れた者物にベクトルを与える「振子(ペンデュラム)」の能力者。
ここでいうベクトルは運動量らしく、要は条件付きの念力の模様。

以前は裏社会で荒事を生業にしていたが、現在は更生。物流メガフロートで働いていたところで暴走した。
地味にシリーズに中々現れなかった、能力を平和的に仕事に活かしている第七波動能力者。
ルールやマナーに厳しいが、別にマナー講師的な奴ではなく言っていることはほぼ正論である……本人が法律を守ってさえいれば。

部屋に積もったガラクタをあの手この手で飛ばしてくる。
ガラクタにも護符が当たる為、迂闊に雷霆煉鎖を使うと振り子軌道で動く本体共々接触ダメージを受けやすい。
SPスキルでは2つの巨大な塊を動かす。曰く母なる悪夢

●カミオム

「オレが許したとしても、オレの筋肉が許しはしないッ!!」

喧嘩上等! 威風堂々!
賭ける命に咲く羅道
漢、神雄武ここに在り

喧嘩領域展開(タイマンはらせてもらうッ!)

鉄拳番長(バンチョーファウスト)” カミオム
CV:閻子丹
  • 登場ミッション:Pride&Battle
  • モチーフ:ヒュドラ+戦車
  • 名前の由来:Camion(フランス語等でトラック)のもじり?
相手にインファイトを強いる「喧嘩上等(タイマン)」の能力者。
学ラン学帽に下駄履き、何の漫画読んだの?と問いたくなる風貌の漢。なお学生ではない。

寺で修行していたところで暴走する。ちなみに精神修行の類ではなく筋トレ。
一見ただの脳筋だが、意外な特技もある。

戦闘が進むと壁蹴りを封じたり、こちらを引き寄せて地上近距離戦を強要してくる。
つまり彼の攻撃はその状態でも避けられるようになっている、ということでもある。

ATEMS(アテムス)

ZEDΩ.の指揮下で台頭し始めた海外の能力者組織。
独自の第七波動研究や武力行使など、活動範囲は多岐に渡る。

幹部陣「ATEMSナイツ」はZEDΩ.の親衛隊兼ハーレムメンバー
いずれも強力な第七波動能力者の女性で、戦闘時は盗んだ封鍵を使って強化外装を身に纏う。
外装の共通モチーフは大アルカナ+精霊。
名前の由来はヨーロッパの美術館や教会。

皇神の張っている国防結界は彼らを以てしても厄介だったようだが、新型ミサイルに搭乗する という荒業で不法入国を果たす。
能力者の自由を掲げたフェザーや、能力者だけの国家設立を目指したエデンともまた異なる思惑があるようだが……?

ZEDΩ.(ジエド)

「世界を照らせ、金色の黎明よ!」

暮れなずむ世界 炎環の理
翼となり、剣となりて
希望へと続く紅を闢け

破界と再世の炎環(レジティーマフトゥラ)

CV:堀江瞬

ATEMSのリーダーにして、核融合を操る「金色の黎明(ゴールドトリリオン)」の能力者。
GVに匹敵するもう一人の最強の第七波動。
青龍(GV)白虎(アキュラ)玄武(シャオウー)に続く朱雀をモチーフとしたキャラでもある。

王と敬われるだけの実力と度量を兼ね備え、敵対するきりん達にも余裕を崩さず理性的に話すが、
その言動からは自分の正義を疑わない傲慢さと身内以外を信じない猜疑心がうかがえる。

暴龍の出現を確認し、上述の方法で侵入。ミサイルの上できりん&GVとの腕試しの後、何らかの思惑をもってナイツに封鍵を狙わせる。

移動や攻撃の光速さ・範囲ともにそれまでのボスから跳ね上がっており、避け方が分かり辛い。
慣れるまでは大人しく蒼き雷霆を頼るが吉。

トリリオン(1兆)なのはZにΩ.な名前を踏まえると宇宙恐竜が由来だろうか。
本作の2ヶ月半前にガチの1兆度によって太陽でも1兆にほど遠いのが広く知られたのは不運だった

そして公式にも認知されたあだ名は「ヤマダデンキ「ヤマダ」だと「ヤマダイッポウ」さんと被る
彼のビジュアルはPVや店舗特典イラストで早くから公開されていたのだが、名前が明らかになるまで間があった。この間に単独イラスト(SPスキルカットイン)を使用したヤマダデンキの店舗特典が配信*5で紹介されたことで定着。
しかしこれも呼びにくい為、下記のグラツィエの影響で「ずえど様」と呼ばれることも。

●システィナ

「ふん。ZEDΩ.様の令は天名が下るに等しいのよ!」

双丘の先、叉路へと進む
授かりの宮は舞い降りた
今、王の弾丸が貫き爆ぜる

SEXUALICAL BULLET(セクシャリカルバレット)

導きの魔弾士(フェイタルシューター)” システィナ
CV:大西沙織
  • 登場ミッション:Trick Bullet
  • モチーフ:運命の輪+シルフィード+蜂
  • 名前の由来:ヴァチカンの「システィーナ礼拝堂」
様々な弾丸を生成する「トリックバレット」の能力者。
ATEMSナイツ、延いてはATEMSの作戦指揮を担う参謀格。

ナイツの中でも一際ZEDΩ.への思いが強く、強引に秘書の座に就く程。
そしてナイツの中でも一際エロい。SPスキルの口上に至っては18禁スレスレ。

戦闘形態のモチーフ「蜂」は『X2』のヴェスパと被っているが、槍を持っていたあちらと違って刺してこない。曰く「銃は剣より強しッ!」である。
弾丸の対処もさることながら、常に空中にいるため纏まったダメージを与えづらい。

●グラツィエ

「んだば…まんずやるすかねってことだべな…わがった!」

大地よ 命を護りし礎よ
金剛不壊の装となりて
破砕の力を我に授けよ

HVARF COORDINATOR(フバーフコーディネイター)

「わはははは!どうだべかこのばでーは!?」

大地よ 無限の命の源よ
吹き荒ぶ嵐を纏い
万物を砕く怪腕となせ

SYBYLLA SINISTER(シビラシニスター)

産土剛力神(サンドストロンガー)” グラツィエ
CV:照井春佳
  • 登場ミッション:Sand Storm
  • モチーフ:力+ノーム
  • 名前の由来:イタリアの「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」
砂を操る「サンドストーム」の能力者。

東北風の訛り(岩手弁?)が入った方言女子。サンドだけに道産子(どさんこ)、ということだろうか。国外から来たのにとか、そもそも彼ら何語で喋ってんだとか言わない
普段は腰は低いものの「ZEDΩ.(ずえど)様が正しい」と思考停止している節があり、訛り抜きでも話が通じない。

戦闘序盤は素早くも単調なシャベル攻撃のみだが、最初のゲージブレイクで本気を出すと豹変。
SPスキルで外装を強化し、第七波動を全開にして襲ってくる。でもシャベルより見切りやすい
激昂すると訛りがさらに強くなり、きりんと多くのプレイヤーには何言っているのか分からなくなる。分からなかったら英語テキストにしてみるのも手。

ステージが砂丘ということもあって、一部の技は某ジャッカル型レプリロイドを彷彿とさせる。

●プラド

「ブラーヴォだ子猫ちゃん!キミたちの二重奏(デュエット)わたしの歌劇(オペラ)で更に盛り上げてあげよう!」

我が静と動の交響曲
応えよ対なる双刃よ
氷炎の宴を顕現せしめん

BIELEMENT(バイエレメンタル)AL GARDEN(ガーデン)

双剣の麗騎士(デュアルロードナイト)” プラド
CV:上坂すみれ
  • 登場ミッション:Cool&Heat
  • モチーフ:正義+サラマンダー+メキシコサラマンダー
  • 名前の由来:スペインの「プラド美術館」
高熱と冷気を操る二属性の第七波動「ヒートクール」の能力者。
曰くZEDΩ.やGVとも異なる可能性を秘めた能力らしい……が現状は2人程強力な域にはない。
というか恐らく、どちらか一方のみを連続して使用する様子が無いこと等から、その能力の本来の性質は高熱と冷気を操るのではなく単なる「熱量操作」という単一属性の能力だろう。

自らを「ZEDΩ.公の騎士」とする中性的な麗人。
自尊心の強さと芝居がかった話し方が特徴で、きりんは彼女を妙に苦手にしている。
ZEDΩ.への感情と(おそらく)無関係に変な人、とある意味異端のナイツ。

戦闘形態は右半身が青、左が赤の超竜神あるいはキカイダーカラー。
攻撃範囲がかなり広く、身体の向き=きりんとの位置関係で使う技が決まるのを覚えておかないと避け切るのは厳しい。


●サーペンタイン

「ってああ…皇神の人たちですか、こんな場所までご苦労様ですね…」

涅槃より来たれり六喩の化身
我が力、我が現身となり
追憶の裁定にて万物を穿たん

MISTIC MANDALA(ミスティックマンダーラ)

告死霧僧(ミスティックミスト)” サーペンタイン
CV:石上静香
  • 登場ミッション:Mystic Mist
  • モチーフ:隠者+ウンディーネ+クラゲ
  • 名前の由来:イギリスの「サーペンタイン・ギャラリー」
霧を発生させ、そこに同化したり幻を生み出したりする「ファントムミスト」の能力者。
能力のイメージに違わず工作活動が主任務。

託鉢僧のような出で立ちで仏教用語を用いるが、長髪のハーレムメンバーなせいであまり僧っぽくない。
外では少々内気な女性を装っているが、根暗で陰湿な地が出ると気だるげでありながらドスの効いた声で話し、言葉遣いも若干荒くなる。

本人の攻撃はATEMSの中では割と単調なのだが、厄介な技を隠し持っている。
稼ぎプレイでもイマージュパルスが有用となる稀有な相手。

過去作では「曼荼羅」に因んだ名前の技を使う(蒼き雷霆の能力者)2名は「マンダラー」と発音している。原語の発音はこちらの「マンダーラ」が近い。








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最終更新:2024年12月08日 16:51

*1 一応、シナリオ上でGVが明確に苦戦したとされているのは弱点そのものである海水、死者蘇生能力により不死身のエリーゼ123や、その不死身すら打ち破った対能力者特殊弾頭『グリードスナッチャー』を筆頭に能力者抹殺を目的とした数々の武装を有し、比較対象にもなっているアキュラ、単一で同格と目されていた上に電子の謡精(サイバーディーヴァ)の力を支配・取り込んでいた紫電・パンテーラ、同じ蒼き雷霆(アームドブルー)の能力を持ち、アキュラから強奪した『グリードスナッチャー』を振るうアシモフといった、錚々たる顔ぶれではある。

*2 また、ゲーム上で戦うその他の7ボスについても皇神が選出した優秀な能力者が自身の能力を宝剣で制御していたことや、電子の謡精(サイバーディーヴァ)の力を封じたミラーピースを元に作成した宝書でその能力を増幅していたことを踏まえれば、GVの能力は能力者として頂点に限りなく近いと言えるだろう。

*3 その話を聞いたきりんは「無能力者がそんな動きをしていたなんて信じられない」といった旨の発言をしている。かくいう彼女も、生体電流の活性化で身体能力を増幅できるGVや自分で開発した強化装備を身に着けているアキュラに比肩する身体能力を随所で見せているのだが、彼女の鎖環(ギブス)に運動能力を補佐する使い方はないはずである。第七波動に目覚めた人間は基礎的な身体能力も向上するのか、こっそりそういう能力の札を用意しているのだろうか?

*4 勿論当のガンヴォルトは「誰がこんな姿にしたんだか」とぼやいている

*5 ガンヴォルト情報局 第40回

*6 ・以外のキーをかな入力し逆縦読みすると「せかい ほふる あおき ちから わたし たおす」となる

*7 前作におけるアシモフの残滓という前例があるのだが、ZEDΩ.達は知る由もない

*8 ガンヴォルト情報局51回の津田氏の発言より