登録日:2024/08/08 Thu 18:24:18
更新日:2024/08/11 Sun 07:23:10
所要時間:約 5 分で読めます
「寝起きで気分が悪いんだ、ほっといてくれないか。」
後述する本人のアンニュイな言動もあり、全体的にどこか退廃的な雰囲気を醸し出している。そのため、主人公勢の中で唯一BGMが短調系。
ロングシャンクにて自分の工房をもち、マッド・ネビルソンというあだ名で有名なネビルソンという発明家の弟子で発明や黄金時代の遺物の鑑定を得意とする青年。
腕前はかなりのもので工房は繁盛しており酒や女にも困らないという、傍から見れば
リア充ともいえる生活を送っているが、マイス本人は怠惰で
投げやり的な無気力な日々を送っていた。
そんな中ロングシャンクで悪名高いフーガという富豪が催したパーティーに師匠と一緒に招かれたマイスは、フーガの遺物自慢ショーにて衝撃的な出会いを果たす。
それは”フォート”と呼ばれる古代の絵画に描かれたブロンズの肌と銀髪と銀色の瞳をした美少女の姿であった。マイスは師匠の蘊蓄が全く耳に入らないほど心を奪われてしまったのである。
(ちなみにそのフォートは従来の黄金時代のものよりも鮮明で比較的新しいものであった。つまり黄金時代の後の荒廃した世代で作成されたものであり、その時代にも技術が残っており使いこなした人物がいるという証拠でアンサガ世界の考古学の定説を覆すほどの世紀の大発見である。)
夢中になったマイスは思わずフーガにフォートの出所を尋ねる。すると、フーガはティフォンという女性の名前を漏らす。
その後しばらくの間恋かもしれない心のモヤモヤを抱え手付かずの状態が続いていたマイスだったが、その銀の少女の行方を追うべく行動を開始するのであった。
一方ルビイ編ではマイス編とか異なる足取りで、銀の少女の手がかりを求める形で加入する。
キャラ性能
LP:13
HP:90
HP回復能力:C
能力値資質:力2・技3・心4・魔3・体1
初期スキル:銃L1・・武器加工L1・装飾品加工L1・マハラジャL1
寸評:戦闘面でいえば
特徴のないのが特徴といえる。
LPは13と平均よりややしたぐらいで技も3と平凡で余り打たれ強くはない。
物理面は力が弱く技もそれほど高くはないのでいまいち物足りない。どちらかというとやや数値が高めになる技が威力のベースになる短剣や弓のほうがややマシか。
体重も若干重く、全く装備しない状態でのみ軽体術が使えるが、防御が壊滅的になるし筋力も高いわけではないので正直実用的とは言い難い。
状態異常の方もやや心が高い程度で体のほうは壊滅的なのでコロコロ引っ掛かりやすい。
最初から銃を所持しておりスキルパネルもあるが、本作の銃は
マスケット銃仕様なのでリールの大半がハズレ扱いで攻撃に失敗してしまうという誰得仕様。
しかも連携した際もリールは回り続けているため、相手が高レベルの技を狙った結果銃のリールはハズレ枠にとまり連携の意味がほぼなくなりやすいという欠点も持っている。
精々一人旅で序盤の
スライム相手に当たりめリールを止めて一撃必殺を狙い、仲間が増えてきたら短剣や弓あたりにシフトして銃とはおさらばばした方がいいだろう。
一方の魔術方面は魔の資質そのものは3と並みだが水行が4・火行が3あるのでそちら方面ならダメージはでる。
五行の位置関係上で火は技ラインと近く火の威力を高めようとすると防御にも響影響してしまうので、どうせ斧や槍は使わないと割り切って力ラインを犠牲にして水を伸ばし高ランクの魔導板からアイスニードルなどを習得したい。
狙えるなら術合成パネルも所得してサンダークラップを使えるようにしたいところだ。
彼の特殊なスキルパネルとしては武器加工と装飾品加工がある。
EDにおける彼の動向も考慮すると彼らしいスキルともいえるが、
ゲーム上では能力値はともかく五行が致命的に伸びず更には能力基本値と五行基本値を合計しても100に届かないので戦闘能力にマイナスが及びかねないパネルとなってしまっている。
一応高レベルのパネルを持っていればマイスの工房であるロングシャンクの改造屋(ベースとなる武器や装飾品に別のアイテムを加えて耐久力を増やしたり特殊効果を変更したり特殊な素材にする)で加工できる武器や装飾品の種類が増えるが、正直他の加工屋で間に合わせればいいじゃんとツッコまれるとぐうの音も出ない。
総じて主人公勢の中でも使いづらい部類に入るかもしれない。
よりLPに恵まれ強力なキャラが複数加入するルビィ編ではその欠点が顕著になり、彼が加入する『廃都ファロスへ』は比較的難易度が高くもう少し戦力を充実させてから来た方がいいのも相まって術を覚えだすのが遅れてしまいがちになるので、スタメン落ちも十分ありうるだろう。
しかもルビィ編ではロングシャンクに立ち寄らないので独自のスキルパネルのうまみが全くないという残念な仕様になってしまっている。
マイス編のキーワード
現代では一から製造する技術は喪われ古代の絵画と認識されているが、じつはある種の念写技術で撮影した写真である。英語表記も『PHOTO』。
遺跡とかで発見される類のものは大抵黄金時代のもの。
なお、ネビルソンの分析によると上述のフォートは1000年ぐらい前のもので、これまで発見されたものとは世代が異なる世紀の発見レベルの代物だったのだが、冒険で発見したファーやグレース、更にはグレースからそれを盗んだティフォンも考古学に多大な影響が出るレベルの代物だったとは思いもしなかった模様。
銀の少女の種族。
その正体はかつてこの世界に存在した神が自分を模して創造した人型生物で寿命は千年を上回る。
黄金時代を築き上げ人間をはじめとしたさまざまな生命体を生み出した古代種族なのだが、生命や環境を顧みない技術を使い続けた結果混沌をため込んでカオス・ルーラーを呼び寄せ世界を荒廃させてしまった。
このことから生き残った真人は、自分の行いを猛省し、現在のイスカンダリアと呼ばれる都市のほとりにある未踏の荒野と呼ばれる場所に村を作ってそこで細々と暮らしている。
一方で自分の過ちを認められずイスカンダリアの地下で迷宮を作り上げ他者の命を糧に自身の存在を生き永らえさせているのが、真人の変わり果てた悪名高い
アンデッド集団であるナイツ・オブ・ザ・ラウンドテーブルである。
シナリオ
かなり難しい。
シナリオの進め方はほとんど一本位置で次にやることはわかりやすいのだが、こちらの戦力が他主人公時に比べて明確に弱いのにボス敵は強いという点で苦労する。
ローラ編やアーミック編と異なり「攻略法はわかっていても戦力差の所為で苦戦しやすい」という点で一番難しいシナリオである。
スタッフからも「いきなり無礼な発言をしていますが、お許しください。彼はそういうキャラクターなのです。そういうくせのあるキャラとストーリーが大丈夫であれば、冒険そのものは普通に進みます。最初から彼を選択しても、悪くはないでしょう。ラストバトルを別にすれば…」と注意書きがそえられてしまっている。
スタートはロングシャンクでゾマー・ラークバーン・ガデイラ・ワンダ・ニバコリナ・エスカータ・イスカンダリア・ヴァフトーム・ツォロフェロ・セリン・サドボスの順番で訪れる。
まず、最初の難点として「ロングシャンクからラークバーンまで一人旅がしばらく続く」というものがある。
本作の序盤に登場するスライムには『瞳は
絶対零度』という対象を一定確率で麻痺にする特殊攻撃があり、全員が麻痺やLP0になると
ゲームオーバーになる仕様の都合上序盤から全滅する危険性がある。
しかもマイスの当初の攻撃手段は博打要素が大きい銃と打撃属性でスライムにほとんど通らない格闘と土術の岩石弾しかなく、体のステータスも貧弱なので、仕留め損ねると麻痺らされてゲームオーバーとなってしまう。
次にようやく仲間になったサファイアも決して強いとはいえず加入直後は戦闘スキルを持っていないので火力が足りず、そのシナリオで出てくるボスはアンデッドなのでスポット参戦するティフォンはアンデッド恐怖症でボス相手に全くダメージが出ず更にあてにならないという苦境に。
というか館をうろつきまわってサーベルタイガーの寝床にうっかり足を踏み入ようものなら一方的に蹂躙されます。まじで。
その後は徐々に仲間が増えていってしばらくボス戦はないので割とテンポよく進んでゆくのだが(それでも剣難峡のような面倒くさい難所はある)、あまり加入メンバーの質はよくないのに最後の最後でナイツオブザラウンドテーブルとカオス・ルーラーの連戦がまっているという難関が待ち構えている。
加入した仲間を見極めてサブクエストを一つでも多くこなして仲間の能力値を底上げして、より良い態勢でラストバトルに臨みたいところだ。
仲間キャラクター
上述のようにLPが全体的に低く火力を出せるキャラがほとんどいないのが難点。
身もふたもない評価をすると「精鋭だらけのキャッシュ編とは逆に、よくて中の下、ほとんどがアンサガ全体でも下の下か下の中ぐらいの強さのキャラクターがピンポイントで集まってしまっている」という大変厳しいメンバー構成をしている。
とくに問題なのが『LP一桁が3名もいるのによりにもよって更にアンデッド恐怖症のティフォンまでいるので、パーティーメンバーに最低一人&往々にして二人LP一桁のキャラクターを入れなければならない』という厳しい編成面であろう。
体重は軽めの面子が多いので軽体術は繰り出しやすいものの、『力がそんなにないので意外にダメージが出ない』とか『防具がおろそかになると撃たれ弱くなる』という理由で実際に使いこなせるメンバーはほとんどいないといっていい。
ボス戦はほとんどないので最終決戦まではそれなりなのだが、とにかくラストバトルのナイツオブザラウンドテーブル>カオスルーラーの連戦が厳しい。
それこそシナリオで顔だけは見せた他主人公でのプレイアブルキャラに「こいつがいればだいぶんマシになるんだけど!?」と思ってしまうぐらいに。
「占いは予言ではありません。何も保証は出来ません。 その代わりになるかどうか分かりませんが、私がご一緒しますわ。」
モンスターが跋扈する道を一人で旅をするという無理をしながらどうにかラークバーンの名物占い屋である水晶宮にたどり着いたマイス。
一度サファイアを名乗る赤いローブを身にまとったちゃらんぽらんそうな女性に占ってもらうもなぜかそこは近くの井戸。
ダメもとで探索するも案の定成果は得られず、文句を言おうと来訪したらそこにはもう一人青いローブに身を包んだ落ち着いた女性が。
実はこっちが本物のサファイアで先ほど応対したのは妹で占いがまだ未熟なルビィだったのだ。
というわけでお詫びも兼ねて改めて占ってもらったところキーワードはルビィと同じく「水」「扉」「地下」。
そこからサファイアは「ガデイラのはずれにある地下室があるやしきなのでは」という見解を述べる。
普通ならこれはこれで一笑に付しそうな結果だが、マイスは言われたとおりにガデイラを訪れる。
するとサファイアの推察通りティフォンを発見。さらにティフォンが郊外の屋敷に潜入するのを目の当たりにしたマイスは追跡を開始、サファイアも同行するのであった。
能力値はというと力の2を除いては概ね4~5と高い水準を持っているが、LPが10しかないのが悩みどころ。また、五行の火も4と高いが技の隣のラインにあるので、生存性を重視して技を伸ばしたらその分火行は伸び悩んでしまう。
が、これでも後述する面子と比べればまだましな方でマイス編はLP1桁もザラでありアンデッド恐怖症もちまでいるので、技4で短剣や弓でならそこそこダメージが出せるので、スタメン落ちもありうるルビィ編とはちがいスタメン入り確定するだけのステータスはある、というか回りがサファイア以上に貧弱すぎてスタメン入りさせざるを得ない。
名占い師というその肩書通り初期スキルに占いレベル4があり、序盤の宝箱に対する占いで中身を底上げしての資金稼ぎ((但しやりすぎて爆弾のリールを引き当てるとファンブル扱いとなりお宝レベルが1に下がってしまう)や高レベルのスキルパネル狙いにも貢献してくれる。
「そうよ。わたしは盗みが仕事。盗品をフーガみたいな連中に売り付けて暮らしてるのよ。何よ、騎士団にでも突き出すつもり?」
フーガに後述のグレースから盗んだフォートを売りつけた盗賊。
マイス編では語られないが実は元運び屋。
初めて接触した時ははぐらかされたが、のちにガデイラ郊外の屋敷に忍び込んだ際に過去の
トラウマで大の苦手になっているアンデッドに遭遇。すんでのところでマイス達の助太刀のおかげで何とか難を逃れたティフォンはニバコリナのグレースから少女のフォートを盗んだと白状し、パーティーメンバーに加わる。
後にそのグレースも加入するがマイスが黙っていたこともあり特に絡みはなかった。
どんくさすぎやしませんか、グレースさん
ステータスの方は…というととても悲惨。
それこそ「アンサガ最弱キャラは誰ですか?」という問いで真っ先に候補に挙がってしまう程。
HPは加入時点ではそれなりにあるが、能力値資質が壊滅的で4以上が一つもなく、力と体は1で心も2と資質総計は10とプレイアブルキャラで最低クラス。五行資質も火の3がややマシな程度で術師としても活用が難しい。
LPも13とマイス編では多い部類に入るとはいえ壁にするには全然足りない量しかない。
更にスキルパネル中央にあるネガティブパネル・アンデッド恐怖症レベル4が彼女の運用をさらに難しくしている。これは通常の同レベルのパネルよりも能力値や五行ボーナスをより多くもらえる一方でペナルティーが付くという代物で、これの所為で彼女はアンデッド系のモンスターに碌にダメージを与えることができず、LPダメージを与えて撃破するのがほぼ無理になっている。
しかもそのうち手に入る普通のレベル5のスキルパネルには獲得量で劣るし、同じ系統を組み合わせてより多く能力値を得られるパネルボーナスを得るのも難しくなってしまう。
一応他のネガティブパネルと組み合わせて無理やりパネルボーナスを得ることも可能だが、そうなると運用がさらに難しくなるのは言うまでもない。
他の面子も火力があまり高くない中で、致命的にアンデッド、すなわちナイトオブザラウンドテーブルが苦手なティフォンをメンバーに入れるのは他の面子がダウンした時に詰みになりかねないリスクを伴うので、ウェント編と同じく二軍行きの最有力候補になってしまうだろう。
また、運良くほかの恐怖症パネルや不殺パネルで上書きできてもそこまで戦力として期待できないのが痛い。
「あの方は人の好き嫌いが激しい方ですから、私がご案内いたしましょう。 ファー様のおられるイスカンダリアまで。」
ティフォンが盗んだフォートの元の持ち主。
後述するファーの副官を務めた魔道師で、現在はニバコリナで隠遁生活を送っている。
外見はどことなく年齢を重ねた
ララァ・スンぽい。
ティフォンのことははぐらかしつつフォートの出所を尋ねるため面会してきたマイスを気に入り、上司のファーにマイスを紹介するために同行する。
なお、そのフォートはその後マイスが文字通り火事場泥棒で手に入れるが、その際にも特に反応はナシ。やっぱりどんくさry
戦力としては悲惨とまでは言えないが微妙。
体5と光る部分はあるものの力と心は最低クラスの1で技と魔は3と並み程度。
更にはLPもアンサガ全体では平均よりやや上程度の16ぐらい。
…が、この「技は並み程度でLP16」がマイス編では重要で、マイス編における最大LPの持ち主で技もそれなりなことから、LP自慢多いルビィ編では没個性気味だったグレースがマイス編では壁役として頑張る羽目になるという、ある意味でパーティの要になってしまった。
ちなみに魔道士だけあってピュリファイやバブルブローやアイスニードル等様々な水術を習得しているが、肝心の彼女の水行は1。3ある金行は攻撃力に恵まれないので、術運用は忘れてしまうのも手かもしれない。
「あんた“マッド”ネビルソンの弟子かい。あんたも腕のいい発明家なんだろうね。あのフォートはファロスの地下迷宮で見つけたのさ。」
グレースの上官でかつては”バルクの金獅子”の
二つ名を持つ高名な戦士であった。
が寄る年波には勝てず55歳の今現在は引退してイスカンダリアでのんびり過ごしている。
が、たまに若いころの気がよみがえり冒険にも出たりしている。
グレースの仲介で自分を訪れたマイスが師匠ネビルソンの名を出したところ彼女の方もネビルソンの高名を知っており、その弟子がフォートの研究でじぶんをたずねたときかされ気に入り、フォートを見つけたファロスの地下迷宮に彼を案内する。
性能は…とても悲惨。またかい
55歳という年齢の影響がLPにもろに出ており全キャラ中ワースト三位の8しかない。
また肉体も衰えを見せているのか力&技共に並みの3しかなく、かなり打たれ弱い。
魔法に割と無頓着だったのか術は一切覚えておらず五行も木が3でややマシな程度。
スキル面では目利きがあり各店にある掘り出し物を見つけやすいというメリットはあるものの、低めのLPの所為で戦力としては正直厳しい。
が、「さすがにアンデッド恐怖症とLP6は勘弁!」という考えを持つプレイヤーならば彼女にもスタメン入りの余地があるというのがマイス編の余裕のなさを物語っているといえよう・・・
「こんなもののために命をかけるなんて、あんたバカだよ。…でも、一番大事な物なんて、他人から見れば何の価値も無いものだったりするんだよね。」
主人公シナリオを持つ元海賊で現在はニバコリナで教師をしている姐御肌の未亡人。中の人は
CV17歳
師匠の分析を聞いていればすぐに悟れそうなものだが恋煩いしていたマイスは、フォートの描かれている以上銀の少女が過去の存在であると思い知らされすっかり腑抜けになってしまった。
そんなある日、手に入れた短剣の鑑定のためにローラが彼の工房を訪れやや投げやりに応対するが、そこでフーガの屋敷が火事になったと街中が大騒ぎに。
そこに件のフォートがあることを思い出したマイスはローラの制止を振り切ってや炎が燃え盛るやしきに突入する。
(ちなみにこのクエストは制限ターンがあり、規定ターン内にフォートを回収して屋敷から脱出しないとゲームオーバーとなる)。
そして火事場泥棒でフォートを手に入れてほっとしたマイスを半ば呆れながら眺めていたローラだったが、その絵を見た途端絵にそっくりな銀髪の少女がヴァフトーム行きの船に乗ったことを思い出し彼に告げる。
過去の存在かと思ったら今も生きてる可能性が突然浮上し、マイスはいてもたってもいられなくなり工房を後にする。そんなマイスを放っておけなくなりローラも同行するのであった。
キャラの性能は”マイス編では”強い部類に入る。
力が4あり斧や剣や槍での攻撃を得意としており、体と心もそれぞれ3と4ありバステ耐性もまぁまぁ。
LPも15とマイス編では多めだが、技は1と低いので意外と消耗しやすく、短剣や弓は不向き。
また、ある程度火術を覚えており火行も4あって技力ラインから離れているので、魔道板パネルが手に入れば火術を運用するのも悪くはない。
アンサガ全体としては中の下から中の中ぐらいで、主人公を務めるローラ編では”フランシスやアンリやプラティフィラムの足を引っ張らない程度には戦える”程度なのだが、パーティーメンバーの大半が悲惨なマイス編では技が低いため若干LPを消耗しやすいという点を差し引いてもかなりマシな部類に入るので主戦力として頑張ることになるだろう。
「私は落ちついてますわ。 突然、床が動いて階段が現れたんです。そこに立っていた銀色の髪の少女がその中へと」
藁にすがる思いでヴァフトームに行きレジナレオーヌ祭の喧騒の真っただ中を探しているうちにようやく見つけた銀の少女をルビィのちょっかいで見失い、途方に暮れていたところで接触してきたセレブそうな女性。
サドボスの魔法一家の生まれで家族構成は祖父ジョーゼフ・母レベッカ・父トマス・弟ロイ・妹
ジュディとかなりの大所帯。
中の人はローラと同じく
CV17歳。
なんでもイスカンダールを埋葬しているという霊廟に女性が入っていくのを目撃したが、自分一人ではどうにもできず途方に暮れていたところ、たまたまマイスを見かけたので助力を求めてきたのである。で、その女性の特徴が見失った銀の少女そのものだったため、いてもたってもいられなくなったマイスは霊廟に突入しマリーもあわてて後を追うことになった。
ジュディ編では天然なのか計算づくなのか分からない言動で周囲を困惑させていたが、こちらではたまたま物見遊山でレジナ・レオーヌ祭りを訪れた際に見かけた銀の少女を助けようとしたり、その過程でで知り合ったマイスとガントレットの呪いに悩まされているミシェルに魔道の権威である祖父のジョーゼフを紹介するなど割と親切。
戦力はというと…かなり悲惨。
技は5と高いので短剣や弓でならダメージを叩き出せるが、ファーと同じくワースト三位のLP8はやっぱりきつく、ボス戦の1ターンの攻防であっというまにLPが枯渇することもザラ。
魔法面も魔こそ5あるが五行のうち火のほうはよりによって力と技の中間ラインにあり両立は難しく、金のほうはそもそも先頭向きの術に恵まれていない。
一応技5あるため同じLPのファーよりは打たれ強いといえ、スタメン入りする余地はある。
「我、イスカンダールを捜す。汝、イスカンダールを知らざるや。」
フォートをめぐる一見無駄に見える冒険の果てに遂に邂逅できた銀の少女。
見た目はこの世のものとは思えないほど端正だが、表情に乏しく古めかしい(というか機械的な)言葉遣いで近寄りがたい印象を与える。
「我、スキルを試す」「汝、強し」といった風に初期の機械翻訳のような口調で淡淡としゃべる。
ちなみに厳密にいえば彼女はフォートに描かれた1000年ほど前の真人の女性”リヴェルヴァーラ”とうり二つの娘で本名をフィダルジェインという。
外見は10代半ばの思春期の少女だが、真人なので大変寿命が長くこう見えて120歳。
遂に出会えたお目当ての少女を前にしどろもどろに告白めいた
自己紹介をしたマイス。
だが、それに対して彼女が無表情に突き付けたのは拒絶の言葉だった。
「邪なる力を求める者か。真の力を知らぬ者か。 破滅の種をもてあそぶ幼な児。一時の快楽のため毒を飲み続くる愚者。汝は幼児か、愚者か?」
マイス『打ちのめされた。不思議な言葉遣いと読みにくい表情だったが、そこに示されていたのは軽蔑と憐れみだった。薄汚れた野良犬を見るような態度だった。』
一旦へこんだマイスだが、銀の少女が「我、イスカンダールを捜す。」といったことで気分転換のために協力することに。
困ったことにイスカンダールといえば古の英雄の名前でこの世界では彼にあやかってその名前を付けた者がそれこそいたるところにおり、なかなか人探しは進まない。
サファイアに占ってもらえばよかったのでは
とはいえなんだかんだ言って銀の少女の力になれるならそれもいいかということで、それを手伝いつつ工房を経営していたところ、一人の遺物に悩まされている女性の訪問を受けることになる。
マイス編のお約束で戦力としてはやっぱり物足りない。
LPは15とローラと同じぐらいあるのだが技が最低クラスの1なのでやっぱり消耗しやすい。
そして魔の資質こそ5で術師に向いているかと思いきや、アンサガの術威力は五行値のほうがウエイトが高いのによりにもよって彼女の五行値はどれも2と平均的で残念ながら火力は思ったほどでない。
というか、加入が終盤なのに術を一切覚えていないので術師向きではない。
唯一の利点は全キャラ中4番目に軽い体重を活かした軽体術を扱いやすい事だろうか。というか正直其れしかダメージソースがない。
「ひどい、ひど過ぎるわ。あなたを捜して3年よ。本当は1年だけど、この際、時間の長さは問題じゃないの。あなたの噂を聞いて、あちこち捜し歩いて、そんないたいけな少女に向かって”帰れ”だなんて、私、もう死んでしまいたい。」
話し出すと止まらなくなる冒険家。太ももや[[乳揺れ]]がすごい。
嘗てはアイドル探検家として名声を築き上げていたが、ガントレットを手にした結果呪われて外せなくなってしまい、それ以降不定期に異次元転送され戦わせられる羽目になりすっかり精神的に消耗してしまって落ちぶれて現在に至る。
23歳で少女とはいったい
遺物に詳しいマイスなら外せるヒントを得られるかもという一縷の望みを抱いて工房を訪れる。
そして分析の結果魔道板が構造に組み込まれていることを発見し、黄金時代の遺物のおぞましさに初めて気づかされたマイスは傍らにいたマリーが「魔道板に詳しい祖父ならもっと分析できるかもしれない」と助言されたことで、自分でも半ば戸惑いながらミシェルを助けるためにサドボスに赴くことに。
そして剣難峡や樹海といった難所を乗り越えようやく到達した魔法屋にてジョーゼフの助言から「ある場所で陰陽の気が混じりあっている」ことを突き止めたマイスは危険を冒してその流れを断ち切り、ようやくミシェルは呪いのガントレットから解放されたのであった。
このことはマイスの心境にも変化をもたらした。
今までの遺物頼りの人生が少女の言う通り危険だったこと、そしてそれに対抗することができた誇りを手に入れたことを銀の少女に感謝し、改めて彼女の目的のために力になることを誓うのであった。
戦力としては…かなり悲惨。マイス編はこんなんばっかりである
能力値総計は17と高いほうでしかも力&技双方とも最高クラスの5あるため物理アタッカーとしては申し分ない。またエデルやゴージュと違い資質1は一つもない。
また体重も程よい軽さなので、軽体術でもかなりのダメージを叩き出せる。
さらに言えば力ラインと被るとはいえ水行も4あるため水術遣いとしてはなかなかの資質を秘めている。
この辺りは流石元アイドル冒険家といったところ。
…なのだが、呪いのガントレットで精神が摩耗しつくした影響で本ゲームで最も重要なLPが全キャラ中ワーストの6しかなく、技値が高いおかげでなかなか削られにくいとはいえ当たり所が悪いとあっさりと戦闘不能になってしまうので大変危なっかしい。
ラウンドテーブル戦でも相手達ががLP攻撃能力の高い技や術を繰り出してくるが、次のカオス・ルーラー戦で回復するLPは各自最大量の半分ずつなので、少し消耗しただけでひっこめざるを得なくなってしまう。
基本短期決戦で済む雑魚戦ならば、
サガシリーズでは全体攻撃物理が豊富で頼もしいといえるのだが、ボス戦で運用するにはかなりの勇気がいるだろう。
ぶっちゃけ「LP6は流石に
ラスボス戦では無理」ということで最終メンバーからは外されてもおかしくはない。
それでもガンドレットに対してなすすべがないため能力値が伸び悩むローラ編よりはだいぶんマシなのだが。
後、乳揺れと太もも目当てで愛用するプレイヤーも多い
その他登場人物
フォートの少女をめぐってマイスと関わる人々。
中には別シナリオで主人公を務めたり加入する者もおり、マイス編をプレイ時に「あなたが加入してくれれば旅がもっと楽になるんですけどねぇ」と思えるキャラもちらほら。
「そう言うな。おかげでお得意様なのだから。お前はフーガを大事にしておけ。」
マイスの師匠でマッド・ネビルソンの異名を持つ発明家にして遺物鑑定家。
腕利きだが変わり者でめったなことでは人前に出ない。
清濁合わさった人物で、フーガの浅はかな人物像を軽蔑しながらもそれをおくびにも出さない腹芸を持ちつつ、マイスの成長を静かに見守るよき理解者で彼の父親ともいえる人物である。
「これはこれは、大発明家とそのお弟子さんではありませんか。」
富豪が多いロングシャンクでも一番の大富豪。その金に物を言わせた贅をつくした立ち振る舞いから陰では嫌われている。尤も金払いはいいためマイス達は彼におべっかを使い研究費用を捻出している。
金に物を言わせて黄金時代の遺物をかき集め自身のパーティーで見せびらかすのを好むが、彼自身には鑑定眼はないので大半はがらくたばっかり。オリジンの
マ・クベが彼を知ったらあきれ返りそうである。
上述の通り彼の邸宅は火事に見舞われ焼け落ちてしまう。
なお、ヴェント編では裏の顔が描写されており、同編のメインヴィランであるトゥース・ブラッドべインが勢力を拡大するために設立した不死者を支援する人間たちの組織ブラッディリーグの幹部である。
ラークバーンで姉と一緒に占い館水晶宮を営んでいる女占い師でアンサガの主人公の一人。正真正銘の17歳。
フーガがフォートを手に入れたといったティフォンの行方を追うため(マイス本人が今の自分はどうかしていると自嘲するほど)わざわざ訪れた水晶宮にて、姉が不在だったため上記の通り一足先に彼女が占うことに。
三つのキーワードは姉と同じものを導き出せたのだが、その後の推敲不足でマイスに自宅近くの古井戸を示唆しひと手間取らせてしまう。
そのため後で姉のサファイアがけじめのため改めて占うことに。
その後、姉とは別行動でアンサガ世界最大級の大都市であるヴァフトームのレジナ・レオーヌ祭りでで店を開いてたところで見知ったマイスを発見、本人が銀の少女関連でお取込み中だとは露知らず踊りに巻き込んでしまう。幼馴染のヒロユキ涙目
本人に悪気はないのだが、占いでミスリードされるわそのあとレジナ・レオーヌ祭りでようやく発見した銀の少女に追いつこうとする際に強引に踊りに付き合わされ一旦少女を見失ってしまうわとマイスにとってはトラブルメーカーといって差し支えなく敬遠するのも無理はないだろう。
だが、じつはプレイアブル時のステータスはマイス編の加入者よりも高め。
まず、LPがグレースよりも高い18ありバステ耐性の心・体も双方4あり打たれ強い。
技は最低クラスの1だが力は3と並みにはあり更には軽めなので軽体術が十分視野に入る。
しかも魔の資質と火行が4ある上に火のラインと力技のラインが離れた場所にあるため、火術遣いとしてならなかなかの火力を出せるのだ。
もし彼女が加入していればラウンドテーブルとの戦いはいくらか楽にはなったであろう。
ヴェント編では実際にラウンドテーブルと戦う機会がある。
「そのガントレット、魔道板と似た性質を持っているようだな。」
マリーの祖父で人里から離れ離れ樹海という迷いやすい魔境に囲まれたサトボスで魔法店ジョーセフズを経営している老魔術師。この世界の術の権威の一人である。なお、サファイアは自分の近所に住んでるもう一人の魔道の権威であるユンのことを失念してた模様。ラークバーンなら大所帯で楽な旅路だったろうに
娘の性格も知っていたので最初は「新しい飲み友達でもできたのか?」と訝しんでいたが、今回は真面目な用件で紹介したとのことで、さっそくガントレットを分析し助言を与える。
同じくガントレットが絡むキャッシュ編とは異なりこちらでは同道しない。
仲間になった場合はLP不足には悩まされる一方で豊富な術と最初から所持している高レベルの魔道板からの追加で全体攻撃のエキスパートにはなれたかもしれない。
少なくともティフォンやファーよりはマシだろう
「ありがとう。この世界は、この世界に住む者の手でしか変えられない。おい若造、彼女を頼むぞ。」
銀の少女がナイトオブザラウンドテーブルを討伐したいということで再びイスカンダリアにあるファロスの地下迷宮に足を踏み入れたマイス一行。
そこに現れたのは黒づくめのスーツやコートを身にまとった一人の壮年の男性だった。
イスカンダールというこの世界でありふれた名前を名乗るその男は、自分が銀の少女の母の知り合いであること、マイスから見てどういう経緯で生きているかはわからないが1000年ほど生きていること、自分やマイス達人間は真人が自分たちを模倣して作り上げたある種のモンスターであること、件のフォートを撮影したのが自分であることをマイスに告げる。
話が吹っ飛びすぎて正直半信半疑だったマイスであったが、壮年の男性の頼みである「銀の少女に助太刀してナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブルを討伐してほしい」は承諾。最終決戦に臨むことになる。
この人物こそが本作のキーパーソンの一人であり1000年前に人間のために立ち上がり様々なモンスターを討伐した英雄イスカンダールその人である。
亡くなったと思われていたが実は『盟友リース・トーレスと語り合った結果世界に介入しすぎてしまうと真人たちの二の舞になってしまうことを悟り、征服作業をほどほどで切り上げ自身はリースの秘術でこの世界の外に転移することができ、しかも外の世界にいる間不老不死である存在”アンリミテッド”』になっていたのだ。
リースがイスカンダールにこのような術を施したのは、「自分たちは幸運にも踏みとどまることができたが遠い将来、混沌の性質を理解せずに野望に突き進んだ結果宇四トンの呼び口になってしまう存在が出るかもしれない。」という危惧を抱き、それに対する保険として盟友にアンリミテッドの秘術を施したと思われる。
イスカンダール側もその思いをよく理解しており「その世代を生きる者たちの意向を尊重し過度に介入せずに助言を与える」というスタンスで動いている。
…ただ、マイス編の面子のしょっぱさを考慮する力と技が双方4あって攻撃力が高く残機のLPも17とグレースを上回る能力でルビイ編で主戦力として活躍したイスカンダールに助太刀してほしかったという意見も…。
ファロスの地下迷宮の奥深くでアンデッドたちを使役するかつての真人のなれの果て。
少なく見積もっても数千年も前から存在しており、今現在でもトゥース・ブラッドべインやクライド・ブラッドストームなど
吸血鬼を従えるなど本作のヴィランでもトップクラスの危険な集団。
なのだが、上記のように、カオス・ルーラーの前座の中では唯一主人公と積極的な絡みはない。
打倒を目指しているのは銀の少女の方で、マイスは恋したうえに世の中の本質を教えてくれた彼女に報いたいから助太刀しているに過ぎない。
詳しい性能は
該当項目を参照。本作トップクラスの難敵であり、しかも彼らと戦い消耗した状態で
混沌を撃退するための最終決戦に臨まなければならない
一連の旅で自分の今までの人生がいかに無気力で堕落していたかを思い知らされたマイスは、一旦銀の少女に別れを告げよりふさわしい人間として再び彼女に会いに行くべく新しい計画に挑む。
それは空飛ぶ乗り物を発明することであった。
遺物に頼らず一から設計し実験を繰り返すという試行錯誤の毎日。
だがマイスの心はいつになく高揚し、多少の失敗にもめげず熱心に取り組む。
師匠のネビルソンもそんな彼を物静かに応援する。
そして彼は遂にそれを完成させ、ロングシャンクの上空に飛び立ち、改めて銀の少女のもとへと向かうのであった。
解体真書の巻末に掲載されたノベルではイスカンダールが他主人公と綿密に連絡を取り合い混沌に対処する方針で動いたため,ナイトオブザラウンドテーブルはマイス・銀の少女・ミシェル・グレース・ファーのチームに討伐された。正直他チームよりも苦戦しそうな面子であるが
混沌の裂け目はルビィの宿敵であるジーン・ムーアになった。
追記、修正は銀の少女に出会ってからお願いします
- せめてひとりくらいエース級がいればまだなんとかなると思うんだけど、なんでこんな二軍ぞろいのメンツなんだか… -- 名無しさん (2024-08-09 00:07:37)
- ひどい、ひど過ぎるわ。マイス編をプレイして3年よ。本当は1年だけど、この際、時間の長さは問題じゃないの。アンサガの攻略本を買って、あちこち攻略サイトを渡り歩いて、そんないたいけなプレイヤーに向かって”バグでクリアー不能”だなんて、私、もう死んでしまいたい。 -- 名無しさん (2024-08-09 00:08:29)
- ひとりの女性を一途に追い続けるというストーリーなのに仲間は全員女性(しかもお子様、所帯持ち、性別不詳は除く)のハーレムパーティー。女好きとはいえこれは… -- 名無しさん (2024-08-09 15:20:46)
- 周りを美女(1名除く)に囲まれても見向きもしないほど一途ってことを、PTメンバーを通して描写したかったんだろう。まぁその「手を出してもいい美人達」がゲーム的には使いづらいのは勘弁してほしい所だが… -- 名無しさん (2024-08-11 01:27:36)
- ↑というかアンサガはRPGの中ではキャラ格差が凄まじいし女性陣がピーキーすぎる。ルビィも技が低いしジュディもかなりピーキーでレベッカも育って並べると意外に弱い下の上レベル。エースといえるのが人間ですらないプラティフィラムだけってのが・・・ -- 名無しさん (2024-08-11 05:38:40)
- アンサガの主人公項目ってタイトルは◯◯編でよくない? -- 名無しさん (2024-08-11 07:23:10)
最終更新:2024年08月11日 07:23