登録日:2011/12/27 Tue 10:07:43
更新日:2025/04/11 Fri 20:21:42
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ジム・カスタム及びジム・クゥエルとは、ガンダムシリーズに登場するモビルスーツ(MS)。
ジム・カスタム
GM CUSTOM
_ i r、
,rウ‐-ヽ|. __ _」 ヽ、
__r┬‐┐lLl-‐j ゴ! 「 「 ̄_r' l i
!= _|. |「 i|_,{iT「[_ ユ.j_|-''" ̄/| r‐.、|
 ̄| l レ' ̄∟ニ-' ̄ フ| _//| ゝ ノ|、
ト,_,_|i≡イ二7l≡≡! ヒ^ニ-' 〈{| |j
`i'7'ヽ.=|∟l| iニニト、__ i、r_ニ、|、 i.|
,‐j/>、ソ'r||__|l j─-、/ i/ >'⌒ヾ! _ |
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【性能諸元】
【機体解説】
一年戦争時の地球連邦軍の主力MSであった
ジムの性能向上機として、戦後開発された機体。
同時期に開発された
ジム・キャノンⅡは本機と生産ラインの大部分を共用している。
開発元は
ガンダムNT-1(通称“アレックス”)を開発したオーガスタ研。
アレックスで培った技術をフィードバックしており、
を持つ、高いレベルでバランスが取れた
“簡易量産型アレックス”とも呼ぶべき高性能MSである。
そして
格段に突出した部分は無いがアンバランスさも無い。
コウ・ウラキ少尉の
「特長がないのが特徴」という発言が全てを語っていると言っても過言ではない。
事実、本機のパイロットが一年戦争中でも最高峰の性能を持つゲルググMを相手に「旧式の
ゲルググが相手なら楽なもんだ」と発言する程であった。
ただ防御力は従来のジムとさほど変わりないのか、作中ではダメージを受けて手脚が吹っ飛ぶシーンが何度か見られた。
しかしそんな高性能で開発コストが安い筈が無く、結局配備されたのは一部の
エースパイロットのみに留まった。
ジム・カスタムから誕生した(最初から仕様通りに設計された)高級量産機という概念は、後に
ジェスタや
ハーディガンなどに受け継がれていく。
主な活躍
また、コミック『スーパーロボット大戦IMPACT 衝撃騎士団』第3話の主人公
ユージン・コズラウスキーの搭乗機としてオリジナルの強硬偵察仕様機が登場するなど、意外なところで活躍したこともあった。
【武装】
伝統的に頭部に2門
装備された近接戦闘用機関砲。
ジム・カスタムは指揮官機としての運用を想定して通信ユニットが大型化しているので
ジム改等に比べて装弾数が少ないとされる。
近接格闘戦用のビーム兵器。
バックパック右側に1本だけマウントしている。
エネルギー供給に関しては、E-CAPと本体直結の双方に対応したハイブリッド式である模様。
- ジム・ライフル
型式番号:HFW-GR・MR82-90mm
ホリフィールド・ファクトリー・ウエポンズ社が一年戦争中に開発したHFW-GMG·MG79-90mmジム・マシンガンの改良型。
システムウエポン構造であったジム・マシンガンの利点を活かして弾薬及び機関部、グリップなどの中枢部を流用しつつ、銃身の延長によって発射速度・射程距離を強化した。
外観もサブマシンガン型からアサルトライフルに近い形状へと変化している。また、連射・単射の撃ち分けも可能。
ジム・マシンガンと同じ弾薬且つケースレス式でありながら、弾速の向上によってドム系・ゲルググ系の装甲も容易く撃ち抜く優れた貫徹力を発揮した。
ただ、マガジンがストック下部に挿入する構造なので取り回しはあまり良くなさそうだが、なんやかんや0090年代中期に入っても地上部隊では使用されていた。
- シールド
型式番号:RGM・M-Sh-ABT/S-0057
ジム・コマンドなどが使用していた曲面型の対MS戦用シールド改のアップデートモデルを用いる。
大戦中の物に比べて機材などが更新されているが、機能的に変更などはない。
だが、ビームスポットガンやビームバズーカくらいなら防げた一年戦争中のそれに比べて『0083』劇中ではあっさり砕かれるシーンが散見された。
戦後だからって素材とかケチってない?
リブート作品である漫画『0083 REBELLION』では複数のオプションが登場した。
ビーム・ベイオネット |
ビームの銃剣。 ライフルのアンダーバレルに装着する。 |
グレネードランチャー |
アンダーバレル式のグレネードランチャー。 |
ロングライフル |
銃身、ストック、スコープ一式。 ジム・ライフルを長距離向けに対応させる。 |
スパイク |
シールド先端に装着する刺突武器。 ジム・ストライカーのスパイク・シールドに相当する。 |
ジム・マシンガンやハイパーバズーカなど連邦軍規格のMS用装備はおおよそ使用可能。
ビームライフルについて
これだけの高性能機でありながら
ビームライフル系統の武装が設定にすら無いのは謎である。
しかし性能上、使用可能なのは間違いないだろう。
事実、上記『新訳ΖⅢ』の機体は
ジムⅡ等と同じBR-S-85-C2タイプのビームライフルを持っていた。
なのに『0083』で用いなかった事については、ファンの間では諸説ある。
- 当初は大気圏下での作戦だったためビームライフルを用意していなかった
- ジオン残党であるデラーズ相手にはジム・ライフルで十分なため必要としなかった
- ビームライフルの技術がまだ発展途上だったためガンダムタイプにしか回せなかった
【バリエーション】
- ジム・カスタム高機動型
GM CUSTOM High Maneuver Model
型式番号:RGM-79N-Fb
型式番号からもわかるように
試作1号機フルバーニアンのバックパックの試験機。
バックパックと脚部の一部とシールドがフルバーニアンと共用である他、ビームライフルが専用の物になっている。
しかし、
ガンダム開発計画の記録が抹消された際にこの機体の存在も一緒に消されてしまい、幻の機体となってしまった。
元々はホビージャパンのムック本「GUNDAM WEAPONS(ガンダムウェポンズ)」に掲載されたオリジナル作例だったが、
Gジェネに参戦した事がきっかけで知られるようになった。
- ジム・カスタム 《シルバーヘイズ》 / シルバーヘイズ改
GM CUSTOM 《SILVER HAZE》 / SILVER HAZE EX
型式番号:RGM-79N
小説『機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ』に登場。
宇宙海賊「シュテンドウジ」が不法に購入したジム・カスタムを改造したもの。
パイロットはウイングス・ハウザー。
両肩にはシュテンドウジのパーソナルマークである「鬼の横顔」がマーキングされ、全身銀色に塗装されて頭部のこめかみに当たる部分に角っぽい突起がある。
その姿から「銀色の霞」の異名を持つ。
ジオン残党「ファラク」との戦いで損傷してからは「シルバーヘイズ改」として改修された。
以後、シュテンドウジがPMCマリア・シールド社に生まれ変わった後も、両肩のマーキングを女神の横顔に変えつつ主力として活躍した。
主な装備は概ね連邦軍機と同じ。
改になってからは左腕にガンダムNT-1と同型の90mmガトリング砲を追加。また高機動型ゲルググのビームナギナタに苦戦した経験からビーム・ミツマタを装備している(三つ又のツイン・ビームスピアみたいなもの)。
- アトミックヘビーアーマー・ジム・カスタム
型式番号:RGM-79N AHA
漫画『0083 REBELLION』に登場したバリエーション。
ジム・カスタムをベースとした
核融合弾運用型試作実験MS。
ガンダム試作2号機の開発母体となった機体。
右腕が丸々アトミックバズーカになり、背部にはバックパックの代わりに大型の冷却装置が装備されている。
また、核爆発からコックピットを守るために前面装甲(特に胸部)が強化された。
本機のアトミックバズーカはそれ自体にミノフスキー粒子を用いて高圧フィールドを形成、純核融合弾を撃ち出すという意欲的な設計だった。
だが一発撃つだけで使用不能になる事が発覚したため、試作2号機のアトミックバズーカにはMk82レーザー核融合弾を使用することとなった。
開発が凍結された後も解体されずに保存されており、デラーズのコロニー落としを阻止する為にコーウェン派閥の艦隊が投入したものの、シーマ艦隊の妨害で集光ミラーを一枚破壊しただけで撃墜されてしまった。
サンダーボルトではお馴染みのシーリング処理とバックパックに4本のバーニアアームが追加されているが、他は原型機とさほど変わった所はない。
シールド裏にアンカークローが装備されていたがオプションかは不明。
また、ビームライフルを標準装備している。
この世界ではU.C.0080年には既に量産されており、ペガサス級タイコンデロガの艦載機として配備された。
サイド6に逃げ込もうとする南洋同盟の船団を撃破しようと12機が投入されるが、ビリーの駆るザニーの思わぬ活躍に手間取っているうちにダリルらの救援が到着したことで退却、攻撃は失敗に終わった。
その後は南洋同盟によるテロを阻止する為、タイコンデロガと共にホットロッド艦隊に参加する。
ジム・クゥエルの配備が完了するまでの繋ぎとして配備されたティターンズカラーのジムカス。
クゥエルの配備は2ヶ月で完了したため、運用期間は極めて短かったとされる。
ジム・クゥエル
GM QUEL
そんな旧式で…この機体に勝てる気でいるのか!?
【性能諸元】
型式番号 |
RGM-79Q ARZ-79GQ(レジオン所属機) |
所属 |
地球連邦軍 ティターンズ テミス レジオン |
開発 |
ルナツー |
生産形態 |
量産機 |
頭頂高 |
18.0m |
本体重量 |
39.8t |
全備重量 |
56.3t |
出力 |
1,420kw |
推力 |
67,480kg |
装甲材質 |
チタン合金セラミック複合材 |
武装 |
60mmバルカン砲×2 90mmジム・ライフル ビームライフル ビームサーベル シールド 他 |
主なパイロット |
ティターンズ一般兵 元ティターンズ兵士 アルファ・A・ベイト ベルナルド・モンシア チャップ・アデル フォルド・ロムフェロー アーネスト・マクガイア ヒューイット・ライネス ソウイチ・オビノ |
【機体解説】
主にティターンズのジオン狩りと治安維持活動に使われていた初期の主力MS。
もちろん黒と濃紺のティターンズカラー。
「クゥエル(Quel)」とは「鎮圧する(Quell)」と「地球の法と権限を行使する(Qualified to Use Earthly Law」 又は 「QUalified to Enforce the (Earth) Law)」という2つの意味があるらしい。
基本的にはジム・カスタムのマイナーチェンジで、カスタムとの違いは被弾しやすい肩アーマーを小さくし、バインダーの露出も下げている点。
また、対人制圧を主とする任務の都合上センサーが強化され、脛部や胸部にもセンサーが増設されている。
ムーバブルフレームの前身となった機構も試験的に脚部に採用されているらしい。
なお
ガンダムMk-Ⅱはこの機体をベースに開発しており、系譜的には
RX-78→NT-1→ジム・カスタム→ジム・クゥエル→
ヘイズル→ガンダムMk-Ⅱとなる。
そういう意味では、連邦軍のMS開発に大きく貢献したMSの一つと言えるだろう。
開発経緯に関しては諸説あり、以下の2つの説がある。
- ジム・カスタムの生産ラインをティターンズが独占し、ルナツーの工廠で純粋な連邦系の技術のみを用いて開発された
- オーガスタ研が連邦の各部隊向けに開発、宇宙世紀0084年に配備を予定していた物をティターンズが前倒しして専用機にさせた
基本的にティターンズ
専用機であったが、コンペイトウ駐留軍の様に極一部には連邦カラーの紅白の機体が配備されたりもしている(後述)。
後々ティターンズに最新鋭機が配備されるに伴い正規軍にも回されていった様だが、その頃には既に型落ちで、体の良い処分でしかなかった。
しかし、『
ADVANCE OF Ζ(A.O.Ζ)』シリーズではヘイズルなどの開発母体として活躍。
漫画『GUNDAM LEGACY』第3巻では創設間もない頃のティターンズのMSとして登場、その内の1機は元
ガンダム5号機のパイロットだったフォルド・ロムフェロー大尉の乗機として終盤まで活躍した。
ちなみにこのフォルド機、作中で
ザク・マシンガンを手の平で弾くシーンがあるが、流石に無理があったのか再掲載及び単行本化した際にはシールドで防ぐ描写に修正されている。
【武装】
- 60mmバルカン砲
- ビーム・サーベル 型式番号:XB-G-1065H
- ジム・ライフル
- シールド 型式番号:RGM・M-Sh-ABT/S-0019S
標準装備。
大半はジム・カスタムからの流用だが、ビームサーベルとシールドはマイナーチェンジモデルになった。
- ビームライフル
型式番号:BOWA・BR-S-85-C2
型式番号:XBR-M84a
ジム・カスタム同様、ボウワ社製のBR-S-85-C2型を装備可能。
ビームライフルの普及が進んだ時期のロールアウトであったため、市街地やコロニー内以外ではこちらを標準武装とした機体も多かった模様。
コンペイトウ所属機やT3実験部隊などの一部では
ガンダムTR-1[ヘイズル]と同じXBR-M84aを使用。
Eパック式であるので継戦能力に優れていた。
ただし、ヘイズルはEパックを2基装着していたが、クゥエルの方は1基だけで使用している。
【バリエーション】
ティターンズ次世代機開発プラン「TR計画」の為の改修機。
詳しくは項目を参照。
火星へ逃亡し、レジオンに吸収されたティターンズ残党のトリスタン派が運用した機体。
カラーリングはティターンズカラーとも違う漆黒となっているが、これはティターンズ内の特務部隊であるブラックヘアーズの所属だったため。
ただし、レジオン所属となったことを示す為にシールドの一部分だけが赤い。
- アーリー・ヘイズル
EARLY HAZEL
型式番号:ARZ-79GQ
所属:ティターンズ
旧ティターンズ反乱軍
頭頂高:18.1m
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
ジム・クゥエルの頭部をガンダムタイプに換装した機体。
TR計画においてヘイズルの素体となった機体で、頭部以外の性能は変わらない。
しかしジオン残党への威圧と大衆に与える影響を鑑みて少数がアーリーヘイズルに改修され、主に小隊長機として運用された。
作品としては『A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』に登場。
レジオン内で旧ティターンズが反乱を起こした際に、反逆者への見せしめリンチである「ウサギ狩り」で破壊されたジム・クゥエルを修復して頭部を残っていたヘイズルの予備ヘッドに差し替え、旧ティターンズの旗頭として反旗を翻した。
頭以外は素のクゥエルそのままながら、レジオンのハイザックをワンパンK.O.しており、その姿はレジオンにガンダムの恐怖を思い出させた。
ちなみにその時のパイロットは元ティターンズ兵のモンシ…ドナルド。
ティターンズ創設当初に配備されたタイプ。
腕部をジム改、脚部をジム・カスタムから流用しており、頭部の形状も異なる。
主に
アレキサンドリア級アル・ギザなどに配備された。
元ネタは『0083』ラストに登場したジム改っぽいデザインのクゥエル。
現在とデザインが違うのは、設定画が出来上がるよりも早く原画が描かれた為。
後に『A.O.Z Re-Boot』にて正式に設定が整理された。
グリプス戦役期のコンペイトウ方面軍に配備されていた正規軍カラー。
これは一般部隊を一時的にティターンズに編入する際に、部隊の質の向上の為に一時的な措置として配備させていたものである。
しかしティターンズカラーを一般部隊に使わせるのをティターンズ上層部が嫌がったため、色は従来のジムらしい赤/白にして差別化している。
ガンダムNT-1と同型のチョバムアーマーを装備したタイプ。
装備箇所を胴体と腰部に限定したことで機動性の低下を最小限に抑えている。
実弾装備が主流の
ジオン残党軍相手には有用だったらしい。
他メディア同様、カスタム・クゥエルとも高性能機の名に恥じぬ活躍を見せる事が多い。
ジオンの系譜でのジム・カスタムは開発時期に比べてスペックが高く安定しており、作品によるが
Z〜
ZZ初頭ぐらいなら、十分一線を張れる。
特に後期になるほどビーム主体になる連邦軍機で、対Iフィールド機に活躍する実弾のジムライフルは地味にありがたい。
但し、間接攻撃が可能でありながら、隣接しても後衛なら十分に威力を発揮でき索敵も可能なジム・キャノンⅡにお株を奪われがち。
アクシズの脅威以降は、系譜までは割高だったパワード・ジムが大幅に値下がり。
射程の長さと、索敵能力を持ち長期間扱えるジムキャノンⅡには更に差が開いた。
移動力や地上適正に優れ、更には生存性もカスタムより高めで、間接攻撃も得意とするパワード・ジムには、使い勝手で大きな差をつけられてしまっている。
以上の点から、不遇の機体。まさに残念な意味で”特徴が無いのが特徴”に。
一応、ジム・カスタムはジムキャノンⅡに改造できる。既存の機体は変えてしまおう。
ジム・クゥエルは、そんなジム・カスタムよりも、誤差レベルで機体性能が向上している。
アクシズの野望まではSFSに搭乗可能で、空中戦にも対応できたのだが…
脅威VからはSFSを取り上げられ、前述の二機が台頭したことにより強みを失ってしまった。
ジャミトフ率いるティターンズでは、初期からヤザン隊やモンシア達に配備されている。
エゥーゴと戦う分には十分なスペックを持ち、将来的には優秀なヘイズルに改造可能。
序盤は全滅させないように運用し、消耗したらヘイズルに変換しよう。
0083は以前から参加していたが、ジム・カスタムは『
α』から参戦。
原作ではエース用の機体とはいっても、このシリーズでは戦力の基準となるのが
ガンダムタイプをはじめとする新鋭MSや色々インフレしているスーパーロボット達なので一介の量産機という扱いでしかない。
特殊技能等に恵まれていることが多いバニング大尉を主力とする場合でも他の機体に乗せ換えるプレイヤーが大多数だろう。
性能自体もそれほど高くはないものの、ベテランっぽさを意識してか武装の命中率やCT補正が高めに設定されていることが多い。
『
第2次α』など
小隊システムのある作品では「ジム・ライフル(連射)」がALL兵器なので序盤なら小隊長機としても使えるかもしれない。
なお、全4作のαシリーズで
次々と生まれては消えていった量産型MS達の中で、
トーラスと並んで最初から最後まで最前線で活躍し続けており、
0083のメインキャラ達の愛機だからというメタな都合は置いといて、同期の
ジェガンにすら一度は見切りをつけた連邦軍もジム・カスタム(とジム・キャノンII)は高く評価していた模様。
実際、ビーム兵器が主武装ではない分場所を選ばず戦えるので、その辺りが重宝された可能性も高い。
『第2次α』で
大空魔竜隊がいない間の穴埋めとしてジム部隊が極東基地に送られたという
ネタとしか思えない展開もこの場所を選ばず戦える長所を考えれば納得できる気もする。
実際大空魔竜隊の帰還まで持ちこたえてみせたし。
また、『
AP』ではフル改造ボーナスにより
『一つ一つの攻撃に気力-10の効果』が追加されるという、鬼畜じみた能力を持つ。
ジム・カスタム「量産機に当てられてどんな気持ち?ねえねえどんな気持ち?」ということだろうか……。
また、コミカライズ版で
オリジナルキャラクターの乗機として抜擢された事もある。
基本性能はUC序盤の機体としては高めで、
ガンダムに匹敵するほどの数値となっていることも。
しかし、主力機には高火力や長射程の武装が求められるため、どちらも持たないジム・カスタムは基本的に開発や図鑑登録のためだけの存在となる。火器がシリーズを通して不遇系なマシンガン系しかないのも痛い。
設定上は支援機であるはずのジム・キャノンⅡの方が前線で活躍する機会は多いだろう。
ガンダム試作機シリーズやアルビオンはGXでお披露目となったが、ジムカスタムはGNEXTからの登場・・・となったが扱いは悲惨。
まず、GNEXTでは生産することはできずGMをエース機にした後基地に格納することでバージョンアップされる隠し機体として登場するのだが、ゲーム内グラフィックがボディを白くした初代GMとしか言いようのない手抜き仕様。戦闘力もGMに少し毛が生えた程度で、TECレベルの上昇に伴い機体性能が劇的に変化するGNEXTではすぐに戦闘についていけなくなってしまう。
GCENTURYではようやくグラフィックが準備されたが何故か機体の色は白のまま。自軍をTEC2にしたのちACEになった機体を基地に格納することで入手できる機体なのだが、はっきり言って弱い。
連邦だけでプレイするなら素直により強力な機体に基地で買い替えたほうがいいし、他軍も交えたACE機体に
フルアーマーZZやV2アサルトバスターとかあるならいっそのことTECレベルが高くなりそれらが解禁されるまで基地で眠らせといたほうがいい。
REV.2よりコスト280の近距離機として登場。(REV.4以降はコスト250)
高い機動性を持ち、コストの高さに恥じない性能を持つ。
とはいえ高コスト機なのでなるべく犬死にしないように動きたい所。
○メイン武装
●ブルパップ・マシンガン
低~中バランサー機相手ならよろけを取りやすいが、高コスト機体に見合わない性能故か、使用率は極端に少ない。
●寒冷地仕様マシンガン
ダウン値が非常に低くこの武装単体ではよろけを取る事が困難だが、バルカンから本武装につなげたり
連撃被せに使用することでダメージを累積出来るため、状況次第では心強い武装となる。
●ジム・ライフル
近距離らしからぬ長射程を持ち、高めのダメージとダウン値、ノックバック効果が特徴。
サブとの組み合わせで対複数を捌く戦術に向いている。
○サブ
●頭部バルカン砲
ダウン値が極端に低く自衛力に欠けるが強制よろけ効果を持ち、味方との連携に向いている。
●ハンド・グレネイド
他の近距離機にも見られる一発ダウンの手榴弾。ジム・ライフルと組み合わせると対複数を相手にしやすい。
●ハイパー・バズーカ後期型
相手の足を狙うように飛んでいくため飛距離は伸ばしづらいが、ブーストの誘発に向いている。
バルカンやハングレの利便性ゆえか、プレイヤーの使用率が低い傾向にある。
また、小説作品から派生機であるシルバー・ヘイズ改も、2015年秋の勢力戦より登場している。
2016年5月に低コスト機として実装。
拠点制圧に有利な固有モジュールと強制転倒・広範囲・高威力の格闘プログラムを持ち、ジオン軍を恐怖に陥れた。
しかし格闘は振った後の硬直、上下の判定が弱いことなどが厳しく、どこでも使えるわけではない。
拠点防衛などに使えば、とてつもない戦果を得られるだろう。
現在は通常機とバニング大尉モデルの2種類が実装されている。
なおジム・カスタムは実装時点でゲルググに勝っている部分が何一つなかったため「旧式のゲルググなら楽なもんだ(震え声)」状態であった。
ちなみに似た立ち位置の後輩とも言えるジェスタ実装時にも似たような事態が起きている。
「動く戦争博物館かよ…(顔面蒼白)」
カスタム・クゥエル共に400コストで実装されている。カスタムはイベント報酬の配布機体、後者はガチャ産出。
カスタムの方は汎用機で、地上宇宙両方出撃できるが地上適正持ち。同コスト帯では抜群の運動性能を誇り、更に緊急回避Lv2を持つ。その他の基本性能は標準的。
主武装はハイパーバズーカ[改修型]とジム2用ビームライフルがあるが一長一短。
ハイバズ改は弾数制の即よろけ武装だが弾速が遅いのとCTがやや長いため咄嗟のカットに使いづらい。
ジム2用ビームライフルは即よろけが取れるビーム兵装だがヒート率90%がネック。CT自体は短いもののそれではOH必至で、OHさせないようにペース調整するとハイバズ改よりさらに手数が減ってしまう。
そしてそれら手数に難を抱える手兵総以外の副兵装がサーベルとバルカンしかないと言うところが難しい。
ただし前述の足回りに関しては地上適正も含めて抜群であり、人気の中コスト帯ということもあり愛用者は多い。
クゥエルの方は強襲機で、性能もカスタムをそのまま強襲機にリファインしましたと言う性能。
緊急回避を持ちカスタム同様ジム2用の即よろけビームライフルを持つことができるため、強襲機でありながら汎用機同様の立ち回りが可能。
以前はこのメリットを帳消しにするレベルの低火力が問題だったが、21年10月に戦績低下を受けた強化調整が入りいくらか改善。
相変わらず同コスト帯では低い方ではあるがフルコンボ決めても支援機を落とせない等と言った状況は解消された。
特にカスタムと違って宇宙適性と一通りの関連スキルを持つため、宇宙での足回りは同コスト帯でも随一と言って良い。
同コスト帯にはブースト移動しながらよろけを取り、強制ダウン&バ火力の
リック・ドムⅡ(GH)がいるが、
あちらとは機動力とモーションの扱いやすさ、緊急回避の有無で差別化を図っている。
Season03から0083参戦に伴い、本機も初参戦。 パイロットもバニング、モンシア、ベイトと一緒に実装された。
量産機故かレアリティが高いわけでもなく、パッとした性能や能力もない。
地形適正は同じ砂漠戦の経験があるゼフィランスと比べても最低と地形適正も秀でたものもない。
本ゲームでは本機は追加されても実装から2年近くになってもジムキャノンⅡの方は一向に参戦していない。 アデルとキース涙目。
OVA発売当時のいわゆる旧キットは発売されず。
1999年12月にMG(1/100)でガンダムNT-1の流用キットとしてカスタム、クゥエル双方が発売。
カスタムにはバニング、クゥエルには
ニナのミニフィギュアが付属する。
ガンダムNT-1からパーツを流用したことと設定の整合性を考慮してか、足首など一部形状が元々の設定と異なる。
2019年にガンダムNT-1 Ver. 2.0が発売されたことを受け、ジム・カスタムもVer. 2.0で発売されることが期待される。
ジム・クゥエルは後に、AOZのMG商品展開の一環として、
プレミアムバンダイ限定でAOZ版が発売。幾つかの外装はガンダムヘイズルから、内部フレームはガンダムMk-Ⅱ Ver. 2.0から流用されており、実質ジム・クゥエル Ver. 2.0となっている。
HGUCでは2007年1月にジム・クゥエルが、2011年1月にジム・カスタムが発売されている。
前者には左銃持ち手と右サーベル専用持ち手が、後者には6種類のハンドパーツが付く。
しかしクゥエルはヘイズルシリーズに合わせてバランスが変えられたヘイズル2号機の流用キットであるせいか、設定画や劇中に比べて脚がすごく太く、その辺りはよく批判される。
そのためHGUCクゥエルを作る際に形が似ているカスタムの脚を流用するモデラーは多い。
SDキットではGジェネシリーズとしてNT-1アレックス(No.37の方)の流用キットという形で発売。
新規パーツが頭と腕と武器だけなので、バックパックにビームサーベルが二本あるのはご愛敬。
アレックスのパーツも付属するため、ジムカスタムカラーのアレックスやチョバムアーマー装備のジムカスタムが作れる。
追記・修正はカスタムしてからお願いします。
- 賀東さんが酒飲んでこいつのキットの仕上げして大ポカやらかしたっつってた。 -- 名無しさん (2013-10-07 22:25:18)
- そういやレガシーで乗ってたな、フォルド -- 名無しさん (2014-03-23 02:21:35)
- >スパロボシリーズ - 0083が参戦する時には必ず参戦している 初期シリーズにはいません。αから参戦 -- 名無しさん (2014-04-01 09:09:18)
- 胸やランドセルはアレックス、下半身はRX-78といったデザイン。固有の箇所は突き出した肩と強そうな形状のカメラアイ、そしてガンダムタイプから2本角を取ったような頭部形状ガンダム的な特徴を散りばめることで「GMと名乗るぶんの特徴は有してるがどこかGMとは異質なヤツ」という印象を与えるが、これは「主役じゃないけどやられ役でもない」という劇中の役どころにマッチしたデザインといえる。ガンイージとかに通じるガンダムもどき(準ガンダム)的キャラクター -- 名無しさん (2014-04-11 10:46:05)
- GセンチュリーというPSのゲームには「名前はジムカスタム、姿はジムクゥエル、ただし何故か 銀 色 」という謎すぎる機体がいた。誰だお前 -- 名無しさん (2014-04-13 09:16:47)
- α外伝では、コレンに「ガンダムもどき」と言われてモンシアが怒ってたな。 -- 名無しさん (2014-07-31 17:19:04)
- そのα外伝でクェルが唯一使えるんだよな。しかも結構強い。 -- 名無しさん (2015-06-06 20:23:29)
- 戦後わずか三年でゲルググクラスがザコ扱いって事は相当高性能だよねぇ。少なくとも下手なガンダムタイプお呼びじゃないって事だし -- 名無しさん (2015-06-06 21:00:24)
- これが好きって言うと従来のジム好きにはニワカ呼ばわりされそうだが、それでもかっこ良くて強いので好きな機体 まぁ、武装が地味だからゲームじゃ不遇だけど・・・ -- 名無しさん (2015-08-15 23:34:10)
- サブマシンガンとかビームライフルとか、連邦標準の武装使えるはずなんだけどね。ライフル使ってるのはバニングたちが乗ってるからで。 -- 名無しさん (2015-10-20 18:04:27)
- ↑ビームライフルはアルビオンにはテスト中だったガンダム用の奴しか積んで無かったのかもな。元々重力下運用試験の為に降下した艦だし。 -- 名無しさん (2015-10-20 18:42:49)
- ↑7その前のSFCのGNEXTなんて真っ白なジムだったしな。どうしてこうなった -- 名無しさん (2016-01-22 18:00:39)
- クゥエルよりもカスタムが好き。生産数が少ないのが悲しい -- 名無しさん (2016-04-09 11:09:36)
- ゲルググマリーネとの性能差はどれぐらいなのか -- 名無しさん (2016-06-24 13:28:48)
- ↑×2 エース用ハイスペック機だから数が少ないのも道理 -- 名無しさん (2016-07-23 00:22:55)
- カスが効かねえんだよ(ザクマシンガンを手のひらで弾きながら) -- 名無しさん (2016-11-29 01:27:34)
- ↑2 確かクゥエルの方が若干推力が抑えられて代わりにセンサー性能とかを高めたコロニー内向けの仕様なんだっけ?割と控えめな振る舞いのモビルスーツなのね。 -- 名無しさん (2017-05-13 01:31:16)
- 「特徴が無いのが特徴」じゃなくて「特長が無いのが特徴」だよ -- 名無しさん (2017-10-28 09:13:03)
- NTのオーガスタで立ってたのクゥエルか? -- 名無しさん (2018-12-13 01:14:03)
- MGアレックス2.0出るし、コイツらもリメイクしてくれないかなぁ -- 名無しさん (2019-03-03 13:55:18)
- Gジェネジェネシスだと連射武器救済+性能が時系列順に上がるのでドムトロ相手にも負けてないと結構な出世をしたな。 -- 名無しさん (2019-03-03 14:01:40)
- ジム・ライフルの口径って90㎜なのか。もっと強力にしてあるイメージ持ってたけど1年戦争経験者になじみやすくするためそのままにしたのかな。0083は大規模に軍拡するような世界情勢でもなかったし -- 名無しさん (2019-04-22 21:35:38)
- 祝HG&MGダブルリメイク。プレバンだけどさ。 HGの方はカスタムベースで、MGの方はヘイズル2号機とのコンパチらしい -- 名無しさん (2019-05-19 11:46:16)
- Gジェネだとジムライフルが単なる弱いマシンガンだったのでいまいち不遇だった -- 名無しさん (2019-12-01 21:50:02)
- 立体化すると、特徴的なフォルムのジムライフルに悩まされる。 -- 名無しさん (2020-04-04 12:17:39)
- RX-81ジーラインがゲーム用カトキリファインを経てなお、0080や83勢以上のオーパーツ感が拭えないが、やはりジムカス+ガンダムヘッド+サーベルもう一本…ぐらいの方がそれらしく見えたんではなかろうか -- 名無しさん (2023-01-22 21:17:21)
最終更新:2025年04月11日 20:21