登録日:2022/06/08 Wed 02:30:46
更新日:2025/04/22 Tue 18:41:11
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【概要】
ファーストネームは“マ”で、劇場版ではTV版と違ってエンドクレジットでのキャラ名一覧がファーストネーム表記のみとなっていたので、マ・クベも他のキャラクターに合わせた結果“マ”表記のみとなってしまって笑いを誘っていた。
そして、一番には
壺の人として認識されている。
どれ程の認識かというと、ガンダム好きを自称していてもファーストにあんまり詳しくなかったり本編を見たことがなかったり、という層にも
壺ネタだけは知られている位に。
ちなみにもうちょっと詳しい人には
ギャンが実質的なマ・クベ
専用機だったということ位までは知られているかも。
自分の手は汚さない知略家、策謀家、卑怯者というイメージを持たれていることが多いが、最後には汚名を返上するべく数々の策も弄したとはいえ自らMSを駆っての散り様を評価する声もある。それに、バロムの進言があったことが大きいが、マ大佐が居なければミネバ様は生き残れなかったのだ。
安彦良和による『
THE ORIGIN』では、本編以上に役割が多く持たされており階級も中将にまで上がっている。
独特の価値観ながらもファーストよりも高潔な印象を受ける人物として描かれており、TV以上に色々と活躍も多い。
『ククルス・ドアンの島』でも『THE ORIGIN』史観なのか
“将軍”と呼ばれている。
CVは
塩沢兼人。(特別版以降は田中正彦。ゲーム『サンライズ英雄譚R』では加瀬康之。『THE ORIGIN』と『
ククルス・ドアンの島』では山崎たくみ。)
なお、現在では神経質で狡猾そうな雰囲気こそ忘れられていないものの、概ね美形のオッサンというデザインにされてることが多いのだが、
ファースト当時の作画では顔の特徴を捉えにくかったのか質の悪い作画をする外注に当たったせいか(特に)登場初期の人相が抜群に悪い。
【ジオン軍でのポジション】
…が、
上記の面々が戦場で“二つ名”が付くような豪傑、武将タイプであるのに対して、
マ・クベはエリート軍人の政治家、知将タイプである。つまりは本来は同列に並べて語られるべき人物では無い。
にもかかわらず、前述のように何となーく強敵というイメージも持たれることがあるのは、最後には数々の仕掛けを弄していたとはいえ自らMSギャンに乗り込み
ガンダムに挑んで散っていったという事実があるからだろうか?
詳細は後述とするが、後にこの辺は
流石におかしいと認識されたのか、現在までに
『マ・クベは別に腕利きのパイロットとかそういうのではない』という下方修正を図るフォローがされている。
ちなみに、終盤にギャンで戦ったという印象の方が強く残っているかもしれないが、役割的には
中盤までの大ボスポジであり、劇中では大物として扱われている。
また、MSの規格に互換性を持たせる計画の
「統合整備計画」の立案者でもある。
実現したのは
一年戦争末期だったが、ジオンが連邦を侮らずに早期に実行されていれば未来は変わっていたかもしれない。
【趣味】
先にも述べたように骨董趣味の中でも特に壺好きとして知られ、初登場時には北宋時代の白磁の壺を指で弾いて音を楽しんでいた他、後に登場した自室でも壁一面に壺を飾っていた。
自身が統括していたオデッサが現在の地理的に中央アジアに位置していたからこその実益序でにコレクション集めに励んでいたとも考えられている。
なお各種パロディでこの一連の流れで壺が偽物ないし安物とすればそれだけで滑稽に見えるため、ある種のお約束として描かれていた。
しかしORIGINではそれを逆手に取り、逆にジオン国内の美術館の壺を次々と贋作と見抜く「本物の骨董趣味」として描かれている。
ちなみに「壺を指で弾いて音を聞く」というのは不純物やひび割れがないかをチェックするための妥当な方法であり、鑑定士も同じようなことをしている。
【本編での活躍】
ジオン公国軍突撃機動軍司令キシリア・ザビ少将の側近中の側近であり、
第一次降下作戦後より同突撃起動軍の地球方面部隊の司令官を務める。オデッサ基地を本拠地として大規模な鉱山を統治下に置き、地球から宇宙への資源採掘と輸送を指揮していた。
前述のようにシャア達と並ぶ“てきのかんぶ”ポジであるものの、いきなり大佐なんて地位に就いている。そこからも解るように、戦場での功績で名を挙げたシャア達とは違い、寧ろ、彼等をも駒として動かしてきた側である文官タイプのエリート軍人である。
どれだけ偉いかというと、地球を担当するジオン公国軍ではザビ家の公子である
ガルマ・ザビ大佐と双璧を為していたほど。
ガルマは北アメリカ担当、マ・クベはヨーロッパ担当と管轄が遠く離れていたこともあり、どちらが明確に上位だったかは不明ながら、
敵方の連邦軍からも「ガルマの次はマ・クベ」と集中して狙われるほどの存在感を備えていた。
ガルマの他、後のソロモン攻略戦にて副官的立場で付けられていた同じくキシリア配下で救援部隊司令のバロムも階級上は同じ“大佐”の筈なのに明確にマ・クベの方が上役として扱われているので、
実はジオン公国全体でもザビ家の面々に次ぐ位の地位にあったと推察出来る。
この辺の描写が後の『THE ORIGIN』での中将という地位に繋がっているのだろう。
前述のように基本的には自らは最前線には出ない策謀家というイメージが強いのだが、実はそういう訳でもない。
意外にも本格的な登場となった『機動戦士ガンダム』第18話では、督励に訪れたキシリアと共に新型MA
アッザムの試験を兼ねて新設の鉱山基地(第102採掘基地)を視察している所を家出中の
アムロとガンダムに見つけられた事から、戦闘に突入する。秘密保持&性能実験&噂の敵戦力の分析の為に同乗していたキシリアに半ば強引に命じられる形で自らアッザムを操ることになってしまう。
しかし、それにもかかわらず砲撃でガンダムを翻弄しアッザムリーダーを直撃、更には「ザクならもう動けなくなっているはず」等MSの性能に熟知した様子が垣間見える。そのため、前述の様に“ギャンに未熟なパイロットを補うシステムがあった”等と、後に逆補正をかけられてしまったりしているものの、元々パイロットとしての適正や前線で戦う能力が“無い”人物として描かれていた訳では無かった。
ザビ家の一員とはいえ、女性であり軍人タイプでもないキシリアが結局は男社会であるジオン公国軍内部で強い影響力を持てたのも、彼女の軍が地球からの資源の調達を取り仕切っていたという部分が大きく、このことでマ大佐が果たしていた役割というのは表向きにも後ろ向きにも非常に大きい。
例えば、ジオンが地球連邦への反抗を決意したのには、宇宙移民がカツカツの生活を強いられてきたという部分が大きかった訳だが、
その圧倒的に資源が不足していたジオンが開戦から暫くの地球側への優位と後付けも含むとおかしいレベルの戦力の増強を支えていたのが単に地球方面部隊による大規模な資源採掘であった。
事実、連邦軍はオデッサ奪還を大規模反抗作戦の始まりと定めていた。
劇中でも視聴者に詳細な情報が明かされていない内から“オデッサ・デイ”の作戦名が登場しており、実際のシナリオ上でもオデッサ作戦を機に連邦軍の本格的な逆転劇が始まっている。
一方、この時点で既に地球での資源の採掘に絡む大っぴらには語れない裏の事情も明確にシナリオ上で匂わされていた。
主であるキシリアがジオン内部で地位を確立出来たのにはマ・クベ率いる資源採掘、補給部隊の働きが大きかったのは上述の通りである。
だが、これに更に政治的な思惑が絡み、キシリアが己の影響力拡大を目論んだ結果、
実の兄である
ギレン・ザビ総帥や
ドズル・ザビ中将と牽制し合う中で、意図的に前線での地球資源の採掘状況をコントロールしていた模様。
つまり、それを側近にして前線指揮官として実行していたのがマ・クベだったのだ。
結果的にこの辺の事情が、“木馬”ことホワイトベース隊の追撃任務に就いたドズル配下の
ランバ・ラル隊に対して支援処か思いっきり足を引っ張る構図となった。
そして、ドズルから預けられていた
新造戦艦ザンジバルを取り上げてしまったのに始まり、最終的には
ドズルからの戦力の増強を握り潰している。
補給もままならないランバ・ラル隊は
グフ等のMS戦力を失っていき、約束されていた
ドムも受領出来ず、生身でのゲリラ作戦に出た末に壮絶な討ち死に。
残った部隊もクラウレ・ハモンに率いられて仇討ちに出るも、矢張り討ち死に……という悲惨な結果へと導いている。
そもそもの話、手強いことが既に分かっているホワイトベース隊を状況的にわざわざ正面から叩く必要性は薄いと認識していたこともあるのだが。
(ラル隊が交戦していた時のホワイトベース隊は敵地で孤立していたため、搦め手でどうにかなる可能性が高かった。実際その後のマ・クベは後付けではなく原作時点でも罠をしかけたり補給を潰そうとするなど、失敗したものの比較的自軍の損失の少ない形でかなり惜しいところまでいっていた)
この辺の流れは本編では案外とあっさり流されている部分なので、後から考察されたり補完されたりしている部分もある。
ラルを見捨てる形となった事についてもマ・クベの独断だったのか、キシリア直々の介入があったのかでも媒体や人によって解釈が分かれる所ではあるが、
何れにせよ敵ながら尊敬出来る武人としての評価が固まっているラルに対して、マ・クベに対するヘイトが溜まる案件である。
(この辺は上記の関連人物の項目も参照。ラルもザビ家が支配するジオンで手放しで支援を受けられるような出自では無かったのだ)
一応、マ・クベにも鉱山基地を駐屯兵諸共爆破するキシリアを諫めようとする場面も有り、自分の部下の生命を軽んずる人物ではない点は描かれているが。
22話では、ランバ・ラル隊が散った後は自ら支配地域へと侵攻してきたホワイトベースに対する作戦を指揮しており、優秀な知略家としての顔を見せている。さらには、そもそもとして地球方面部隊の司令官として常日頃から連邦軍相手に広範囲での戦いの指導をしている姿までが描かれた。
自らが指揮した作戦では
ブライトが過労で倒れていた時期というのも重なってか、レーダーを囮とした作戦で混乱するミライさんを引っかけることに成功。
遠隔操作されたメガ粒子砲台によりホワイトベースに重大なダメージを与えることに成功したが、自分の作戦に自信を持ちすぎていたのか、マーカーと
セイラが提案した、ありったけの発煙筒を利用して重大な損傷が出たことを演出するという苦し紛れの作戦に圧倒的優位に居ながら反対に引っかかってしまい、損傷を確認しきらない内にギリギリで見逃すことになる。
23話では、内通していた連邦軍No.2エルラン中将からの情報もあり、ホワイトベースへの補給に向かったマチルダのミディア輸送隊を阻もうとするもホワイトベース隊の活躍で失敗し
Gメカの受領を許している。
24話では新型MS
ドムと共にやって来た黒い三連星を迎え入れているのだが、同じキシリア旗下とはいえラル同様に叩き上げの武官である三連星とはウマが合わない様子が描かれていた。
25話では、いよいよ目前に迫ったオデッサ作戦を前にいきなりマッシュを欠いたガイアとオルテガの呑気にも見える行動に苛立つ様子から描かれた。
更に
Gファイターの操縦訓練に出ていた
アムロと
セイラにエルランからの内通者であるジュダックの尻尾を掴まれ、エルランまでも逮捕、勾留されてしまったことで入念に進めていたはずのオデッサ作戦での優位が反対に揺らぐことになり、エルランの裏切りを見越して引いていた陣形を逆に利用されて大敗を喫した。
ここで
南極条約にて禁止されている水爆を利用しての恫喝を行い連邦軍を引かせようとするも、
レビル将軍はこれを無視。ホワイトベースとガンダムの戦力を見込んでの事である(彼らはガイアとオルテガの襲撃を受けて前線には間に合わなかったものの、位置的にジオンの監視から逃れられていた)。
逆上したマ・クベはウラガンのためらいも無視して
水爆ミサイル発射を決行。
マ・クベの発言や当核ミサイルの設計図を連邦にも事前公開していたことからして、核兵器の所有(およびそれを誇示した恫喝)までは条約違反とは言えないようだが、
実際に発射したとあってはもはや
言い逃れもできない南極条約違反であった。
さらにジオン公国は「この南極条約の締結によって、地球連邦はジオン公国を国家として承認した」という、戦争の目標を半ば以上果たしたと言えるほど重要なものだった。
(
デギン・ソド・ザビが劇場版で語った
「地球連邦はジオン公国をして初めて宇宙移民者の国家を認めた。ダイクンのやり方(ジオン共和国)ではしょせん民間レベルの政治運動でしかなかった」というのはここを言う。ジオン・ダイクン存命中の「ジオン共和国」は言わば自称で、ジオン公国に移行してからの南極条約で初めて連邦にも「条約を結ぶに足る相手」と見なされたわけである)
なので、それを全て反故にしてしまうこの水爆ミサイル発射は
ジオン公国の大義名分すら揺さぶるマ・クベの大暴走であった。
しかしこの核弾頭ミサイルも、ガイアとオルテガを振り切ったガンダムにより破壊される。
その結果を見るまでもなくザンジバルで
地球からの脱出を図っていたマ・クベは最後のあがきとなった水爆も阻止された事を途中で知るが、自らのこれまでの成果を振り返りつつ
「ジオンはあと10年は戦える」とガンダム史に残る言葉を残した。
しかしその後ジオンはあっという間に敗戦してしまい、しかも敗戦の原因は物的資源と言うより
人的資源であったことから、ファースト時点では的外れなセリフという扱いのように見られがち。
だが宇宙世紀の作品で次々とジオン残党軍が生え続け10年どころじゃなく戦争し続けてるためマ・クベの評価が上がり続けている。
(※ジオン残党の運営資本がすべてマ・クベの遺産というわけではない。現にアナハイムやブッホなど企業の資金提供や、民間人からの寄付、ジャンク品などからの独自調達、そして略奪などでまかなう場面も広く見られ、「ジオン残党の活躍=マ・クベの手腕」とは限らないことには留意が必要。そもそも残党も一枚岩ではなく、とても「物資の融通」などしないぐらい対立している組織もあるし)
ちなみに林譲治氏の書く小説では、ここでマ・クベが逃げ出した事で地上に残された兵士たちの指揮系統が乱れに乱れ、やがてカリフォルニアベース陥落からのジオンの地球からの撤退にまで繋がった。
…と、つまりは彼が味方を見捨てたせいで負けた戦犯のような扱いがされている。
正直な話、マ・クベの役割の大きさから考えれば間違いではないものの、林氏はザビ家に対しかなり厳しいスタンスで書いている為その辺りは留意点と言える。
36話では
グワジンに乗り込み、
連邦軍によるソロモン基地攻略作戦(チェンバロ作戦)に際して救援艦隊の総司令官を務める姿が描かれたが、それにもかかわらず積極的に救援を行っているという態度ではなかった。
その後、偶然にもドズルにより逃がされたゼナ夫人と
ミネバの乗った脱出艇を見つけ、当人は見過ごすつもりでいたのだが補佐として同乗していた
本来の救援艦隊の責任者であるバロム司令の
「宇宙の兵士の気持ちがわかっていない」との諫言を受けて渋々と救援を許可するが、このことが
後に唯一のザビ家の血統を遺す事に繋がった。
ただし、マ・クベの立場としては「ソロモンを攻撃している地球連邦軍に突撃する」事が任務なので、艦隊主力が救助艇を放置するのは別に間違った判断であるとは言えない。戦力外としてソロモンから逃げて来た人間を態々危険のド真ん中に突っ込ませては無駄な死人を増やす事に繋がりかねない。
更に救援艦隊は可能な限り急いでソロモンへの最短ルートを直進していたはずであり、脱出艇回収のための進路変更、減速を行うと、ソロモンもまた公転しているため再計算、軌道変更、再加速が必要となり、脱出艇を護衛なしで送り出すしかないほど追い込まれている戦場への到着は、回収にかかる時間+それ以上に遅れることになる。
バロムがマ・クベの判断を待たず回収を指示した際、「ソロモンの戦いは深刻のようだな」と話を振ることで「お前それで救援めっちゃ遅れるけどわかってる?兵士の気持ちなんかわかってるよ?そのうえで捨ておくべきだと言っているんだが?我々の任務理解してるよな?考え直すなら今だぞ」と遠回しに撤回の機会を与えていた。
だが、バロムは理解せず説教を始める。その間ソロモンの戦いのための作戦参謀という立場にあるバロムが遅参を選んだことで責任の転嫁は可能であろうこと、説得には時間は足りず、ブリッジ(発言が記録される公的な場)で見捨てるべきと強硬に主張するのも外聞が悪いこと、士気の低下の懸念などを計算し、回収に文字通り舵を切ったものと考えられる。
結局救援は間に合わなかった。
ただ、これも過剰弁護な点もある。
脱出艇一つを救助するぐらいならわざわざ艦隊の足を止める必要もなく、ムサイ一隻からコムサイ一つを射出させて回収させる手や、たくさん随伴しているジッコ突撃艇に牽引させる手があった。
しかしそうせず艦隊を停止させて旗艦で回収したあたり、マ・クベはこれを奇貨としてソロモンへの援軍を取りやめたという可能性も高いだろう。
が、無理のない範疇でもドズル派閥を救援出来れば素直に恩を売れてその後に繋がるため、マ・クベの発言から救援はジオン軍全体としても派閥争いの面から見ても本当にやりたかったものと思われる。
ただ、ソロモンで戦闘が始まってしばらくしてから出撃した増援艦隊なので、脱出艇を回収しなくてもどのみち間に合わなかった可能性のほうが高い。
映画版では「明らかに遅すぎる援軍」と呼ばれ、漫画「0079」では「今頃の出撃で…」「出遅れたが、キシリア様の命令なら行くしかないな」と愚痴も出ている。
この後、ソロモン陥落を見届けた後にバロムに泣き崩れるゼナを連れてグラナダに戻るように提言する一方で、自らはチベに移り今度は積極的にソロモンからの撤退兵力を回収。
これには、出自に気付いていなかったとはいえ左遷から解かれると共に同じくキシリア旗下に入り、急速に地位を挙げていたシャアへの対抗意識があったとも言われる。
と同時にバロムの「兵士の気持ち」という精神的な説得に耳を貸す辺り、マ・クベ本人も人間の情を蔑ろにするほど冷酷ではない事がわかる。
実際、最初に救出することになったゼナとミネバの乗った救出艇もミノフスキー粒子の撒かれている戦場故の事情なのか、捕虜にされるのを避けるためなのか、特別に救援を要請する発信が行われていた訳でもなかったので傍から見た場合には他の脱出艇と区別はなく、マ・クベ達からは誰が乗っているのかということまで解っていた訳ではなかった。
そういう意味では、タイミングよくゼナとミネバを救ったことについて何か思惑があったのだろう等と思われてしまいがちだが、バロムの言葉に動かされて救出を許した時点では決して打算的な考えがあった訳ではなかったのだろう。
その後で今度は積極的に救出に動いたのもゼナの悲しむ姿に心を動かされていた可能性もあるし、そもそも功績を誇りたいのならゼナとミネバを送り届ける役目をバロムに任せてしまうだろうか?という疑問も残る。
ちなみに外部作品であるが『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』ではギャンに乗り、この妻子を救っている。
大量のジオンの仲間たちを見捨てた彼にしては意外な人情であるが、元よりキシリアの命令により一般兵ごと基地を爆破することを渋った一面もある為、彼なりに「必要でない犠牲」は好まないのであろう。
そして、37話にて地球で苦い経験を味わわされたホワイトベースをテキサスコロニーで発見。
これもシャアへの対抗意識だったのか、何と屈辱と汚名を晴らすべく、数々の仕掛けを施した上で自らMSギャンに乗り込んでガンダムを誘い込み迎え撃つというマ・クベらしくないと言われる作戦を決行。(ただし、先述までの通りでマ・クベはファンのイメージ程には卑怯者でも策略家ではあるが、それだけの男では無いのである。)
これを知った当のシャアは
「物好きな……」「私への当てつけだよ。そうでなければ、彼がそんな軽率なことをするものか」と苦笑しつつも、自ら
ゲルググの試験を兼ねてテキサスコロニーに降り立った後にガンダムと交戦。マ・クベに見つかった後には協力を申し出ているが、マ・クベは全力で断っている。
戦いではギャンの性能と的確な罠の布陣もあってかシャアの予想以上にガンダムを苦しめ、順当に武装を奪っていくことにも成功するも、ギャンの性能を以てしても丸裸にした筈のガンダム……というよりは
ララァ・スンと出会っていたことにより異常な覚醒を示し始めていたアムロを仕留められずに討ち死に。
またアムロからは
「策に走りすぎでパワー負けしている」と、追い込むことはできても最後の一押しができないことも指摘されていた。
(負けは負けだが結果的に同時期のシャアよりもよほど苦戦させているという、展開上の都合もあるとはいえ制作陣も後から見返すと意外では?というものになっている。)
この時に通信越しに腹心ウラガンに託した、自らの特に気に入っていた壺をキシリアに渡すように頼んだ
「あれは…いいものだ!」が今際の言葉となった。
でもその後すぐウラガンも戦死してしまったので渡せずじまいに……
ファーストTVシリーズを再編した劇場版シリーズでは立場こそ同じものの、諸々の活躍が削られており全体的に出番が少ない。
「哀・戦士」では冒頭から現れ、壺の音色を楽しみながらランバ・ラルへの嫌悪感を示しつつ戦況を俯瞰する……と司令官らしい立場を見せていた。
しかしその後は出番が減っていく。目立った場面と言えば、三連星との会話やオデッサから脱出する際の負け惜しみ、ゼナの回収シーンぐらい。あとはキシリアの側に立つ背景のような感じだった。
特に戦闘シーン・軍事シーンは顕著で、オデッサ作戦はかなりダイジェスト化されてエルラン内通や核ミサイルなども省略、アッザムやギャンでの戦いは丸々カットされ、
戦死すらしていない。仮にも
ロボットアニメでこれでは印象が薄くなるというもの。
ただし核ミサイルをガンダムに斬られる描写はカットされたが、ザンジバルで脱出するシーンの背後で
稲妻が走った巨大なキノコ雲
が描かれており
こちらでも水爆自体は利用した上にちゃんと起爆している可能性がある。
どの世界線でもきっちりと南極条約は破っていく男
実はテキサス・ソロモン戦より後の、シャアとララァがグワジンに謁見に来た場面でもキシリアの横に立っていて、テレビ版よりも長生きしているのだが、生きていることを含めて気付かない人も多いと想われる。
劇場版の「その後」を描いた漫画『
機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、此方でギャンに搭乗する姿やシャアと共にミネバとゼナを守る姿が描かれたが、
ア・バオア・クー脱出後に戦死。
シャアがキシリアを殺害した事には気付いておらず、対抗意識は持ちつつも敵対してはいなかった。
なお、スタッフロールでは本編で一貫して呼ばれているフルネームの「マ・クベ」ではなく何故かファーストネームの「マ」のみの表記となっておりよくネタにされる。
何故かシャアとのライバル関係が強調されており、シャアが
イケメンなのにかこつけてか「男妾」「
いい尻をしている」等と陰険な噂(
アッー!な上官に取り入って出世した)を流していたらしい。
まあシャアもシャアで
「マ・クベは女の尻を追いかけているのがお似合いだ」と漏らしていたらしいが。
後にテキサスコロニー周辺空域にて、
重巡チベに乗り艦隊を指揮してワッケイン及びペガサス(ホワイトベース)の部隊と交戦するも、上記の行動が祟ったのかシャアへの都合のいい救援要請も無視され、
ハヤトに討ち取られる。
出番は少ないが、激闘の中で「観音菩薩の像を持ってくればよかった、あっちのほうが心が落ち着くのに」と妙な感想を抱いたり、ザクのパイロットの名前を確認しながら「二人の奮闘をありがたいと思うのだ!」と怒鳴ったりと、インパクトは強い。
「策士ではあるが意外にも人情家」というのはこの辺りから想定されていたのかもしれない。
小説繋がりで、林譲治氏の執筆した
機動戦士ガンダム戦記Lost War Chronicles等にも名前だけ登場する。
…が、こちらでは前述の通り「マ・クベが全てをほっぽりだしたせいで地上部隊が混乱した」という悪役扱いであり、良い扱いとは言えない。
林氏は「不遇軍人救済家」と言われる程に人物の再評価に定評のある作家なのだが、そんな彼でもザビ家の横暴は庇護不可能とみなされたのだろうか。
前述のように、ファースト当時の設定を更に突き詰めた結果、かなりの大物として扱われている。
実際、同じ大佐とされつつも明らかに他の同格の人物よりも格上に描かれていたことから此方では階級も地球方面軍総司令・中将になっている。
性格的にも、人類の歴史、文化を本心から愛するが故にサイド3の博物館に展示されている美術品が贋作ばかりであるのが許せず、今後は文化の中心を宇宙に移すべく本物の文化財を獲得する為にも地球での戦争を継続させようと目論む策士として描かれる等、ただの壺好きと揶揄されていた人物とは思えないレベルに。
指揮の様子も策略一辺倒ではなく威厳で統率する描写がされ、黒い三連星がアムロの手で撃破され部下たちに動揺が走った時は「将兵に動揺を見せるな、こちらにも策はある」と物静かに一括することで鎮め後述のように殿を務めた時も配下のグフを率い共に奮戦するなど指揮官としての辣腕ぶりを示している。
そのため劇中のキャラクターたちもガルシア・ロメオのような愚物や「地球かぶれ」扱いして嫌ってたドズルを除いてはマ・クベに対し畏敬や尊敬の念をもって接している。
その分、原作でのヨゴレ役はオリキャラのガルシア・ロメオ少将に押し付けられた。
ルウム戦役後の南極条約の締結を結んだのもマ・クベ自身とされている他、その後の決裂することを目的とした地球連邦との和平交渉役をも担ったが、それを理由として自分と地球方面軍をジオン本国から切り捨てさせないためにキシリアにガルマを旗下に置くことを了承させる等、ファーストとはザビ家やキシリアとの関係も違っている。
さらに、オデッサ作戦にて核を使用したのもギレンによる「敗北した場合には地球の主要都市に大陸間弾道弾を打ち込み灰塵にせよ」という命令を「ジオニズムの理想など白磁の名品1つにも値しない」として握り潰したことへの言い訳としてレビルの乗った艦を狙ったものである。
それをガンダムに阻止された後は自らギャンに乗り込んでMS部隊を率いて連邦のMS部隊と交戦。
ギャンの性能によりMS部隊を圧倒し、その戦闘能力の高さに満足するも量産はさせないように提言する。
ちなみに本作では壺を託したウラガンが生き延びており、一戦戦争終結後にマ・クベの仇討ちを目論むのだが、その結果は……。
ジークジオン編の「伝説の巨人」にて……なぜかガッチャマンシリーズに登場する「ベルク・カッツェ」と
合体し「
神官マクベ・カッツェ」として登場。CVは
江原正士氏。
元々は伝説の巨人を信仰する神官だったが、ジークジオンにより邪心を掻き立てられジオン側につく。
多種の魔法を使い巨人や自然現象を操り騎士ガンダム達を苦しめる…ように見えて本人は指示ばかりであんま何もしてない。
更に名前はマ・クベであるが、目元以外を隠したマスクという出で立ちはキシリア、言動そのものはベルク・カッツェと
ゲルサドラの複合という「マ・クベ」要素はほぼ皆無という奇妙なキャラである。
またオカマ口調で喋ったり復活させた巨人の攻撃に巻き込まれる等のコミカルなシーンも多かった。
OVAでは生死不明だが、GB版ではなんと
ララァの部下で、断末魔の壺云々もララァに届けろというものであった。
キャラが全体的におかしい冒険王版であるが、このマ・クベは元々がイメージしやすいためか余りキャラ崩壊を起こしていない。
それどころか
実質的なラスボスである。
アムロ脱走編からちょくちょく登場するが、本格的に活躍するのは最終話。
なぜかカメラ目線のキシリアに「
ゾック」を与えられ「部下にハジを背負った男などいらない」と発破を掛けられ出撃する。
ちなみに戦場は宇宙である。
偶然近くにいたドズルもマ・クベに加勢、
ズゴック部隊を出撃させ援護する。
だがなんやかんやでキシリア肝いりのゾックの性能は高く、その巨体と機動性でガンダムを圧倒する。
しかし今まで多数の強敵を屠ってきたガンダムを止めることは出来ず「死ね!」と言う言葉と共に必殺の一撃を仕掛けるも、ビームサーベル二刀流のカウンターで撃破され「ぎゃああ!!」という断末魔を挙げて真っ二つになった。
それだけでなくゾックの残骸がドズルの乗ったムサイに直撃し轟沈するという
2コンボ達成。
そのまま
漫画も打ち切りとなるのであった。
しかしめぐりあい宇宙編では何の説明も無く復活(ドズルも復活)。
更に劇場版ということでギャン戦がカットされて死なずに済むのであった。
…というわけでこの漫画では代名詞とも言えるギャンに全く乗っていなかったりする。
【機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島】
令和の世にも映画にもORIGIN設定で登場。
とはいえアムロやドアン達に絡むことはなく、彼の出番は主に連邦軍の
ゴップ元帥との駆け引き。
しかしこの映画のマ・クベは、連邦軍に対し「今すぐオデッサへの侵攻を止めなければ、地球上の主要都市に攻撃する」という、ORIGIN設定にしては冷酷…いや、野蛮な提案をしてくる。
一方で部下に対して「
パリは燃えているか?」と、
アドルフ・ヒトラーの命じた
焦土作戦が現場の軍人たちによって阻止された史実を語り、本心ではそんな事はしたくないのを匂わせている。
それはゴップも同じである、彼としても地球上の都市が焼かれる事は避けたい。だが元帥は連邦の勝利の為に非情にもオデッサへ進んでいく。
二人共都市を焼く事をしたくないのに、連邦の勝利のため、ジオンの勝利のために、都市消滅に進んでいく…というのは、戦争というものはたとえ高官であろうと個人の思惑等通用しない事を思い知らせてくれる。
マ・クベはエース部隊である「
サザンクロス隊」を、件の土地攻撃ミサイルがある島へ派遣する。
彼らは色々あって全滅するものの、ウォルド・レンが潜入に成功。
ミサイルの攻撃シークエンスを実行する。
そして遂にミサイルは発射されてしまう。
ゴップは飄々とした態度を捨て、自ら滅ぼしてしまう事となった都市から目を逸らすまいとブリッジに登場するが……
そのミサイルは大気圏を突破し、5色の綺麗なサザンクロスとなって消滅した。
どうしてそんな事になったかは映画本編を見てほしいが、それを見たマ・クベは
と、高笑いをしながら去っていく。
それが本心か皮肉か、それとも両方かはわからない。
一方ゴップも、切り捨てると決めた愛する都市が無事だったことに安堵の笑みを浮かべ「運はこちらに向いてきた」と再びオデッサへの侵攻を再開するのであった。
ここまでかっこいいマ・クベも珍しいが、しかし余りにも高潔過ぎて部下からは恐怖以外感じられていない部分も描かれている。
もしかしたら話しているゴップの方が彼のことを理解してるのかもしれない…。
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ガンダムシリーズ最新作ネタバレ注意! |
「最初からビグ・ザム一個戦隊を投入していれば、あと三日早く落とせたのだ…」
『-Beginning-』パートにおいて ルナツー攻略戦の司令官として登場。CVは 杉田智和氏。 またもやガンダムに乗れない杉田氏
冷静ながらも、 ギレンの作戦が功を成したことからキシリア派としては複雑な思いを見せていた。
『GQuuuuuuX』パートでは名前が出るのみだが、中将になっており、軍事法廷を預かる立場であるようだ。なお味方内からは「怖い」存在と見られている様子。
因みに、地球方面軍司令官であった彼が宇宙に戻っている事からもわかるようにこの世界線でもジオンは北米及びオデッサでの戦いで連邦軍に敗北して地上から撤退している(パンフレットの年表にも明記されている)。
ちなみにTV版のBeginningパートでの彼の活躍シーンは シャリア・ブルのナレーションで語られ、彼のセリフは丸ごとカットさせられた。
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【ゲームでの活躍】
主に旧シリーズに登場しており、
兜甲児を「下卑た男」と評すなど彼とは何かと因縁があった。『
第2次』にて
偽デューク・フリードを出してきたのが印象的。
『第2次』では割と目立つのだが、『第3次』では序盤のルート分岐限定で特に目立たないレアキャラ。しかもこのルートを選ぶと終盤のルート分岐を諦めざるを得なくなるため慣れたプレイヤーからはよく無視される。
地味にマ・クベ本人がギャンに搭乗したのは『第2次』『第3次』のみ。『
F完結編』ではギャンの後継機のR・ジャジャに搭乗するが、以降の登場作ではいずれもザンジバルにしか乗っていない。『F完結編』では後述の『ヒーロー戦記』
オマージュか
ラフレシアを率いてくる。
更に言うとギャン自体も旧シリーズとCOMPACTシリーズでちょこっと出ただけで、マ・クベが乗り込むどころか雑魚敵としての出番すら恵まれない……。
マサキ・アンドーから前述したファーストネームの事を揶揄われて「
人が気にしている事を!」と返すコミカルな一面も見せた。
最終的に
ラフレシアに乗るが、その末路は
シュウ・シラカワの催眠術によって
廃人にされるという悲惨なものである。
EXVSFBよりギャンに乗って参戦。
同じツィマッド社製の
ヅダに乗るデュバル少佐を強く信頼していたり、女王へ忠を誓う
ハリー・オードを見て好感を持つ。
一方で
ノリス・パッカードをランバ・ラルと同じ戦馬鹿とこき下ろしたり、
シーマ・ガラハウをどこか軽んじているような姿勢を見せた。
シャアに対しては対抗意識を隠しきれておらず、
クワトロ時代やCCA時代に至っても皮肉を飛ばしている。
EXVS2以降のキャラクターグラフィック絵の評判が高い事でも有名。
初代より登場。
格闘と指揮能力のステータス値が高く、原作通りギャンに乗せるのもいいが『
機動武闘伝Gガンダム』系列の機体に乗せるのもあり。覚醒値が0なので、MP消費系の武装との相性は悪い。
図鑑がはっちゃけてたことで有名な『アドバンス』では、
役回りは月並みだが、「壺」「ギャン」「遺言」の3点セットにより、ガンダム史上に不動の地位を獲得した。
とぶっちゃけ過ぎてる説明があったりする。
パイロットとして使用できる人物の一人。原作再現でいくつかのイベントにも関与する。キシリアが独立するシナリオでは彼女に付いていく。
前述の通り彼がアムロ相手に善戦できたのはギャンに未熟さを補うシステムが搭載されていたから、とされているのだが、本作では格闘のステータスが各作品の主人公や
ライバルたちにも引けを取らない数値に設定されており、パイロットとしても優秀だったという解釈がされている。ただし射撃は水準以下。
参謀タイプらしく指揮は高いものの、ラルや
黒い三連星との確執を反映してか魅力は低く、ついでに階級も中佐~大佐程度で司令官としては足りないので、ギャンに乗せて最前線に突撃させた方がいいかもしれない。作品によっては
専用機扱いなので補正もかかることだし。
外伝作『蒼き星の覇者』ではガルマと共に主役に抜擢。他の司令官と地上侵攻の主導権争いをしつつ連邦軍と戦うことになる。そして連邦との戦いが終わると、今度はキシリア閥のマ・クベとドズル閥のガルマとで地上方面軍を2つに割っての内戦がはじまることに…
PS2版 機動戦士ガンダム
概ね原作通りだが、とあるアニメムービーでは多大な戦果を挙げた主人公に「貴様の活躍、認めてやらんこともない」と彼らしい激励を送った後後ろにいた
黒い三連星に乱入され苦々しい表情を浮かべるというコミカルな姿が見られる。
『SDガンダムスカッドハンマーズ』
とはいえ弾薬込みでMSを配備してもらえたというのは戦力の補給を完全に断られ生身の兵士による白兵戦を強いられたTV版よりはマシな対応といえ、ゲーム中でもミサイルの弾幕やドリルでのガードブレイクを駆使して「ザクどころかグフやドムやゲルググとは違う」ほどの強敵として立ちはだかる。
ウラガン、
キシリア様にあの追記修正を届けてくれよ…
…あれは…いいものだ!
- 確かGジェネアドバンスだったかな?『壺』『ギャン』『遺言』の3点セットでFGで不動の地位を手に入れた!!と言われてしまった人。 -- 名無しさん (2022-06-08 03:11:54)
- ファーストネームについてはスパロボかなんかでマサキにツッコまれてた気がする、どの作品だっけ? -- 名無しさん (2022-06-08 06:12:57)
- ↑『ヒーロー戦記』での発言みたいね。マさん曰く「人が気にしている事を!」とのこと -- 名無しさん (2022-06-08 06:28:54)
- 塩沢さんつながりで言えばぶりぶりざえもんがORIGINではオーベルシュタインに進化したみたいな変わりようだったw -- 名無しさん (2022-06-08 08:40:21)
- 劇場版ククルス・ドアンの島では自身の計画を予想外の方法で完全阻止されて大笑いしてたけど、あれは本気だったのだろうか。 -- 名無しさん (2022-06-08 08:44:07)
- マさん!!マさんじゃないですか!! -- 名無しさん (2022-06-08 09:32:47)
- 北宋期の白磁。私の好きな壺です -- 名無しさん (2022-06-08 10:28:19)
- ↑マフィラス構文やめろや(笑) -- 名無しさん (2022-06-08 10:36:13)
- 「かき氷屋はもう畳んじまったんゲスよ……」 -- 名無しさん (2022-06-08 10:53:54)
- まだ項目なかったの!?と思ったが、歴史あるキャラだけに書くことが多くて簡単にかけないタイプの項目だったか -- 名無しさん (2022-06-08 12:27:51)
- ジオン独立戦争記だと核ミサイルイベントの後で謹慎処分にするかしないか選択肢が出て、謹慎させると二度と表には出て来なくなるが、後で発生するソロモン戦前のムービーで謹慎状態か否かに関わらずキシリアの横に控えてる姿が……。 ついでに原作で目の敵にしてたシャアも進め方によっては最後まで仲良く謹慎状態で終わったりするなんの因果か…… -- 名無しさん (2022-06-08 16:45:40)
- 指揮下に入るならアニメ版よりオリジン版の方が気持ちよく戦えそう -- 名無しさん (2022-06-08 17:28:01)
- 考えてもみよ、我々が送り届けた物資の量を…ジオンはあと10年は戦える…って言ってた人 -- 名無しさん (2022-06-08 17:36:42)
- 実際10年くらいは戦えるくらいの物資を送ってたとは言われるが、問題はジオンに足りないのは物資ではなく人的資源だったという事実 -- 名無しさん (2022-06-08 17:39:48)
- 「“マ”は“馬”で中華系ではないか」という説もありますね。 -- 名無しさん (2022-06-08 18:27:11)
- そもそもガンダムのキャラ自体歯抜けが多いよね -- 名無しさん (2022-06-08 19:00:17)
- 親はどういうつもりで名前を付けたのか…。名付け親が「マ…」って言いかけた時点で急死してそのまま『マ』って名前になっちゃった、とかw -- 名無しさん (2022-06-08 19:21:17)
- ゲームでギャンの上方修正がくるたびに遺言を言いにくる人 -- 名無しさん (2022-06-08 20:34:41)
- 遺産でジオン残党が16年も食いつないだり、オデッサでの凶行がGP02A誕生のきっかけになったりと、ある意味死後が本番である。 -- 名無しさん (2022-06-08 20:42:51)
- 10年戦える資源送ったところで上はビックリドッキリメカ製造で無駄遣い下は忠義の名のもとに私服肥やしてんだから救われねえよな -- 名無しさん (2022-06-08 21:41:37)
- 連ジで名前を『マ大佐』にするとちゃんと出て来てくれる。システムの都合上ギャンでなくとも良いのがまた面白い -- 名無しさん (2022-06-08 22:11:59)
- ORIGIN版の最期もアニメで見たい -- 名無しさん (2022-06-08 22:22:48)
- いざとなったら自ら戦線に立つ辺り(しかもギャンのおかげもあるだろうがちゃんと強い)有能か否かは置いといてただ後方で偉そうに指示だけだすタイプの策士キャラとは一線を画していると思うわ -- 名無しさん (2022-06-09 00:34:30)
- 方向性は全然違うけど補給(物資)の重要性をちゃんと理解してたりパイロットとしても活躍してたりキシリアじゃなくてドズルに似てるよねこの人。 -- 名無しさん (2022-06-09 07:34:06)
- あまりに有名キャラ過ぎて、まさか出来たばかりの記事だとは思いもしなかったわ -- 名無しさん (2022-06-09 12:00:09)
- なんであんなバリバリの接近戦MSが彼の機体なんだ -- 名無しさん (2022-06-09 13:51:35)
- マクベスとかあるし、マクベで一つの名前かと思ってたよ -- 名無しさん (2022-06-09 14:14:19)
- ↑2主兵装が機雷と面制圧が得意な武器だから別にマ・クベの戦闘スタイルに向いてない機体というわけでもないんだ -- 名無しさん (2022-06-09 14:29:13)
- オールズモビルも勘定にいれたら直接的な影響はともかく半世紀近くもということに -- 名無しさん (2022-06-09 19:59:06)
- マの人そこまで考えてないと思うよ>ジオンはあと10年は戦える -- 名無しさん (2022-06-09 20:14:12)
- まあ10年どころではなく何十年も残党が湧いて出てくるんですがね -- 名無しさん (2022-06-09 21:22:26)
- あ、ラフレシアのパイロットだ -- 名無しさん (2022-06-09 21:31:46)
- 「ジオンはあと10年は戦える」はノリだと思う 予算目当ての連邦軍の支援もあって、現実にそうなったけど -- 名無しさん (2022-06-10 01:46:43)
- キシリアよりギレンの下についた方が輝いてたんじゃねえの? -- 名無しさん (2022-06-10 09:21:29)
- ギレンはコロニー落とし主導するような人だし、相性最悪じゃない? -- 名無しさん (2022-06-10 10:09:51)
- ↑同じ総帥ならトレーズだろうな世界が違うけど。キシリアよりも気が合いそうだけど、そういや何でマさんはキシリア贔屓なんだろ?…惚れてる? -- 名無しさん (2022-06-10 12:11:37)
- バンディエラとククルス・ドアンの島で、内心では文明・文化を後世に残しておきたいという考えを持ってるのが分かる。 -- 名無しさん (2022-06-10 15:39:25)
- あー、地球の主要都市を爆破できなくて良かったー って感じなのかな -- 名無しさん (2022-06-15 09:39:44)
- 偽デューク云々はマ・クベ本人の扱いとはあまり関係ないような気がしたので削りました -- 名無しさん (2022-06-19 10:41:44)
- マクベ・〇〇〇とか、〇〇〇・マクベとか、そんな名前にしたらよかったものを……。やっぱり上のコメにもあった通り、中国系だったんだろうか? あと、劇場版次元では最期はどうなったんだろう? 半公式(?)のC.D.Aではア・バオア・クーからの撤退中にやられたけど。 -- 名無しさん (2022-06-23 11:57:50)
- ↑4↑5対峙することになったゴップも連邦の勝利と都市の壊滅を真摯に天秤にかけた後結局無事で安堵してたし、新しいギレンの野望が出たらさらに式と魅力が上がりそう -- 名無しさん (2022-07-07 16:58:55)
- 救命艇救出の下り、追記と合わさって文章がとっ散らかってるように感じる。 -- 名無しさん (2024-01-18 11:13:55)
- 死に際に壺を気にするのって意味がわからないんだが何かの暗喩?その後誰も壺になんか触れないし -- 名無しさん (2024-02-25 23:37:09)
- 「風魔一族の陰謀」で壺はキシリア様(の中の人)に届いたが、彼女はその壺を割ってしまったw。 -- 名無しさん (2024-04-22 13:01:13)
- TVアニメ版で水爆を発射する時、集中線に囲まれた正面顔ドアップで「ミサイル発射ァッ!」と音割れするくらい迫真の大声で叫んでて笑った -- 名無しさん (2024-05-13 15:42:28)
- ギャンが未熟なパイロットを補う性能を~って無理矢理過ぎない?ゲルググにコンペで負けた機体でしょ?そんな優れたシステムがあるのならゲルググにも搭載して…それが無理ならギャンの方を採用してればジオン勝ち確だったじゃない。未熟なパイロットでもリックドム9機を一人で蹂躙するまで成長したアムロと接近戦タイマンで結構粘れるレベルに押し上げてくれる超システムなんだから。それ使えば学徒動員兵でも連邦のジムくらい余裕で蹴散らせたでしょう。素直にマクベがシャアに迫るほど優秀なパイロットだったと考える方が妥当じゃね? -- 名無しさん (2024-09-07 21:59:31)
- ニュートロンジャマーの設定の誕生経緯から、「マ・クベの影響力は世界観をも超越する」なんてジョークも。 -- 名無しさん (2024-12-07 17:31:23)
- ↑2それは単純にジオンの悪癖である「武人はいても兵士はいない」だと思うよ、ジオンは良くも悪くもMSを無駄にたくさんの種類を作るからってもあるし1番の理由はもう戦争事態が終盤の末期戦だからパイロットの操縦性よりもゲルググの高性能を選んで操縦性を軽視した、それが最終的に一年戦争の敗因だと思ってるよ、あとゲルググは別にいい機体ではない生産性も微妙だし武装も取り回しが難しいと初心者の学徒兵が乗る期待として落第点だった -- 名無しさん (2025-02-20 15:49:15)
- 最初はただの卑劣な小細工屋だったのが「あれ、ジオンに事務処理できる奴いなくない?」>「じゃああまり武人ぽくはないが頭は回るマ・クベが適任じゃん!」て感じで新作が出るたびに株を上げてる気がする。 -- 名無しさん (2025-02-24 11:37:31)
- 名前の元ネタはマクベスなのかマキャベリなのか、中華の馬氏か。思想的にはマキャベリ寄り…か? -- 名無しさん (2025-02-24 12:20:07)
- SD外伝でベルク・カッツェに言及されてるが、塩沢さんは後にOVA版ガッチャマンでベルク・カッツェ演じるという縁があったりする -- 名無しさん (2025-03-11 21:24:44)
- ファーストネームのことを気にしている設定は『ヒーロー戦記』以外では特に存在しない 原作のマ・クベなら冷徹に返すかもしれない -- 名無しさん (2025-03-11 21:35:00)
- 条約破って水爆撃ったのに軍事法廷任されてるのすごい -- 名無しさん (2025-04-22 18:41:11)
最終更新:2025年04月22日 18:41