Operation Menace/新MO作戦(艦隊これくしょん)

登録日:2024/09/24 Tue 07:24:07
更新日:2025/04/10 Thu 04:10:31
所要時間:約 65 分で読めます









この()をくぐる者 一切の希望(資源)を捨てよ



前回→発動!竜巻作戦
次回→北海道防衛作戦/突入!第二次礼号作戦(3/8より開催中、3/23より後段開始)

艦隊これくしょん -艦これ-で2024年夏に開催されているイベント。

開始時期は7/27 3:30。
メンテナンスは例によって時間通りに進行せず、1日ずれて開始。
欧州作戦ということで開始前から大規模作戦が危惧されていたものの、規模中規模止まり。
しかしその実態は史上最難恐るべき地獄であった…

最初の告知は2024年初頭。
戦間期は例によって長かったが、間に期間任務が間断なく実施されていたためやや慌ただしい中での開幕であった。
期間中に間宮などの消耗品を大量に獲得できたことから、難易度について危惧する声が一部で挙がっていた。

作戦モチーフはカタパルト作戦/MO作戦。
前者については以前にもイベントマップのモチーフとなっていたものの、イベント自体になったのは今回が初。
後者は鋼材とボーキを稼ぐ遠征…ではなく、珊瑚礁海戦の前提となった作戦である。

終了時期は9/24 11:00。
後段開始(8/8)時点で残り1ヶ月強のイベントと告知されたものの、途中でサーバートラブルが発生したため延長が行われている。
中規模イベントとしては異例なほどの長期間ではあったが、イベント後段の現実的な戦力での攻略が可能となったのは残り11日の最終友軍来訪後。
既に前段作戦は楽々突破できる状態+2回分の3連休があったにしろ、非常に過酷な戦いを強いられた提督が多かった。
さらに8/23~8/24には富士スピードウェイにて金剛型86の納車式関連のリアイベがあり8/23の方に参加出来た提督は今年の運を使い切ったと思わず天を仰いだ*1、イベント終了直前の9/22には海上自衛隊の「舞鶴地方隊 オータムフェスタ2024」に運営が出店し、翌9/23にはそのまま特設酒保が開催されるなど、リアル関係でも非常に慌ただしい事になった。
つまり、舞鶴組は事実上ラスト数日をほぼ捨てる事になった

新要素



改二







新規実装艦は以下の5隻。

  • Mogador級大型駆逐艦 Mogador(モガドール)
  • Queen Elizabeth級戦艦 Valiant(ヴァリアント)
  • La Galissonnière(ラ・ガリソニエール)級軽巡洋艦 Gloire(グロワール)
  • Brooklyn級軽巡洋艦 Phoenix(フェニックス)
  • Lexington級戦艦改装空母 Lexington(レキシントン)

前回とは打って変わって艦種・艦数ともに豊富なラインナップ。
リアルでパリ五輪と同時開始だったためか、アメリカ艦はともかくフランス艦が一気に二隻実装という珍しい事態である。
日本艦の実装が初めて一隻もなく、すべて海外艦で占められる珍しい状況となった。
フランス艦二隻についてはこれまでの担当だったアキラ氏とは別のイラストレーターが起用されている。
また、Lexingtonは妹のSaratogaとは異なるイラストレーターとなったが、その担当として後段作戦直前に予告されたのはなんと麻宮騎亜氏。
機動戦艦ナデシコ」「サイレントメビウス」「コレクター・ユイ」等の令和になっても語り継がれる多数の名作に携わり、今イベントの行われた2024年には第55回星雲賞アート部門を受賞、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のスタッフロールで名前を見かけたのも記憶に新しい。*2
氏の名前を知る提督業のボリューム層であるベテランのアニヲタ諸兄を中心に、それこそ度肝を抜かれる事となった。
今作戦終了後、翌年の節分イベントでGloireが、バレンタインシーズンではMogadorが通常海域で期間限定でドロップするというまさかの速すぎる再入手に多くの提督達が驚いた。


BGM

E1、E2海域:
E1、E2道中、E3海域:
E1、E2ボス、E3道中:
E3ボス:
E4海域:
E4道中、E5海域:
E4ボス、E5道中:太平洋南部の死闘
E5ボス:



出撃制限

札は合計9枚。
前回より海域数が増えたにも関わらず札枚数が減った。
そのため出撃制限についてそこまで悩むことはなかった。

海域解説

5海域で構成された中規模イベント。
前段作戦は非常に簡単で、特効艦載機と欧州艦が揃っているのであれば甲作戦の突破も難しくなかった。

しかし後段作戦、特にE4甲の難易度が地獄
雑誌インタビューで高難易度調整と明言されただけあってその難易度の苛烈さは常識を超えている。
友軍未達段階では歴代最強と称された17夏ラストマップを越えたとも称されていた。
現行であれば友軍によって僅かな勝機は見出せるものの、到着でも15万以下の燃料消費でクリアできれば幸運な部類。*3
E4の難易度が高すぎるだけでE5も十二分以上に強敵であり、E4で燃え尽きていればそのまま折れてしまうことも十分にあり得る。
オール甲クリアなどした日には掘りすら覚束ない壊滅状態に陥ることは珍しくない。正直な話、甲難易度のクリア自体が現実的でないとまで言える。
E4を突破した人たちのおよそ4割(最多)、E5を突破した人たちの3割弱(甲と同率の最多タイ)が丁作戦選択、と言えばその苛烈さが分かるはず。
突破した後もまったく楽になっていないため、攻略中にPhoenixがドロップしていなかった場合は容赦なく資源を打ち据えてくる。
+ 資源消費参考
資源消費参考という名の本項目編集提督達の悲喜こもごも
  • 初版作成者がオール甲クリア+新規艦コンプリートに要した燃料は累計60万に達した。これでも突破出来ているだけ幸運な部類である。
  • 乙乙乙丁丁で新規艦コンプリート+完走した低難易度補助提督は新規艦コンプリートまでに燃料14万+バケツ700個(遠征での回復量含まず)を費やした。過去の全イベント含め最大消費記録である。ハナからE4は丁かつ削り中にPhoenixドロップ、E5は丙スタートの-5で丁に移行。MogadorもValiantも10周ほどでドロップと雪風もビビるレベルの幸運だったからこそこの消費で済んだ可能性が高い。
  • 編集に参加している単婚1隻教提督はオール甲クリア+新規艦コンプリートで燃料約43万+バケツを最低1700個使用。E4-3およびE5-3以降は友軍到着後の攻略かつE4-3・E5-5共にゲージ破壊まで軽量編成なので洋上補給は1つも消費しておらず、ダメコンも殆どがE5に使用とこれでもおそらくマシな方である。むしろリアル事情で終盤2週間はイベントに貼り付き辛い状況で甲完走&わずか1日でPhoenix確保まで行けたのは運が良かったと言える。
  • 編集に参加しているカジュアル復帰提督は甲甲乙乙丙で完走・掘り無し(新艦未コンプ)で燃料約30万+バケツ800個程度消費。ほぼ全ての海域を友軍込みで突破していてもこれだけの消耗を強いられた。しかも洋上補給が尽きて一度課金補充までしている始末。
  • 編集に参加している甲種勲章28個保有、全艦コンプリートを5年以上継続してきた提督は、資源ほぼカンスト状態でE4に突入したものの、E4ラスダンのみで燃料を20万以上消費。時間と突破可能性の問題問題でE4を乙に落とし、E5は甲クリアしたもののPhoenix掘りは断念。
  • 編集に参加しているエンジョイ佐鎮提督は友軍到着後開始、甲甲甲乙乙で完走・掘り完遂(内Phoenixは5-5で二人)で燃料約25万+他資材も20万弱+バケツ約800消費。それでもE4-3では削りで女神3体を消費し約2割の確率でダメージ0を経験、ラスダンは大和タッチが運よく連続で命中したため突破できた。MogadorとValiantは多少沼ったが、それでもこの程度の消費で済んでいるのは時雨か雪風レベルの幸運に恵まれたといえる。
  • 編集に参加している単婚1隻自然回復教提督は友軍本体までは自然回復以上に備蓄してオール甲クリア+新規艦コンプリートにかかったのが後段燃料20万強+ダメコン系3個。たぶんこの中で一番速くても20万を割らない。

なお、夏の欧州イベントの恒例行事とも言えるネ級改の過剰配置は今回も健在である。
道中にもボスマスにも嫌と言うほど配置される。というか今回は道中への配置が前段の段階で物凄く多い。後段は言わずもがな。


詳細な解説
※解説は甲作戦選択時の難易度を基準にしています。
便宜上、戦力ゲージ1本目をEx-1、2本目をEx-2と呼称します。
一部低難易度の補足も入っています。

前段作戦は「Operation Menace」として扱われている。

E-1『発動!カタパルト作戦』-ケルト海/イギリス海峡-


E-2『メルセルケビール海戦』-ジブラルタル/アルボラン海-


E-3『激突!ダカール沖海戦』-北大西洋/フリータウン/ダカール-


E4以降は後段作戦であり、「新MO作戦」がスタート。
ここからが本当の地獄だ…

E-4『ビアク沖遭遇戦』-太平洋南部/ダバオ沖/ビアク島-


E-5『第二次珊瑚海海戦』-ラバウル沖/珊瑚海方面-



追記・修正はレーダーを装備したネ級の群れを越えてからお願いします




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最終更新:2025年04月10日 04:10

*1 参加できたのは金剛型86購入当選者8名+前夜祭パーティー当選者86名+タニベ提督&森山提督。

*2 多数のアメリカ艦娘を担当しているイラストレーターのZECO氏は予告の当日に、「氏の作品は高校生の時に見ていた(要約)」と食いついている。

*3 東京急行(弐)遠征の大成功250回分相当

*4 なんでRichelieuが出てくるかというとこのドック、そもそも連合国側に合流したRichelieuの巨体を整備できるよう作られたものなのである。

*5 戦艦1・軽巡3・駆逐6の2グループ

*6 防空巡棲姫の方が僅かに上なため、全 敵艦の中で第二位。イロハ級ではぶっちぎりの一位

*7 こちらの明確な利点として、洋上補給は勿論、ダメコンも使わないのでダメコンをE5に全投入できる。仮にダメコンを潜水艦に載せてたとしてもかなり余るはず。

*8 本イベント後段開始が24/8/8、天山一二型甲がE3で配られた23夏イベ開始は23/8/8であった。

*9 特に任務実装前に零式水上偵察機11型乙改(夜偵)をランカー報酬で貰っていた提督は任務を進めていないという事が多かったとか。

*10 割と任務やクリスマスに配ってたので取っていれば足りたが、11型乙を選ばなかったという提督は結構いた。

*11 この際左舷後方に受けた魚雷が致命傷になったためか、中破イラストでも左足を押さえている

*12 ちなみに艦娘遊撃隊は髪の色まではキャラに寄せないのが基本だったが、遊撃隊のPhoenixは髪まで再現している。

*13 潜水艦相手に沈められた繋がりでもある。

*14 といっても、一緒にSO3C Seamew改も貰えたのでわざわざ更新したという方が珍しいかもしれないが。

*15 新型航空兵装資材×1、熟練搭乗員×2、SOC Seagull×3

*16 65戦隊、キ102乙改+イ号一型乙誘導弾、Mosquito FB Mk.VI

*17 割合撃墜や迎撃対象が輸送船、輪形陣の場合は上記の3種も普通に全滅する

*18 コンバートで持参しない榛名以外。

*19 この後ろに中破した時雨が控えており、矢矧がカットイン不発した瞬間は時雨がギリギリ仕留めると思った提督が多かったと思われる。いや予想できないってこれ