激突!ルンガ沖夜戦(艦隊これくしょん)

登録日:2021/06/18 (金) 02:40:51
更新日:2024/10/15 Tue 15:24:05
所要時間:約 68 分で読めます






ルンガ沖の再現といきましょう!

夜戦かも……。でも、もう迷いません
高波、突撃します!続いてください!

私達二水戦も、全艦待機しています
提督…ご命令を




艦隊これくしょん -艦これ-の2021年春に開催されていた期間限定イベント
4月1日のAFの段階で開催が春予定と告知され、その後に5/8開始と確定した。
4/22の8周年メンテナンスでも予定が変わっていなかったことで概ね不安視はされていなかったのだが…

実際の開始日はいつものようにずれ込…まず、なんと実装メンテナンスが当日中で日付が変わる前に終了している。
中規模以上のイベント開始が当日だったのは実に数年ぶりである。後段でまた長引いたけど
ただし、メンテ前の事前告知は21時までとしていた予定が、メンテ中にまず2時間延長。
結局事前メンテ時間から延長し続ける不名誉な記録は今回も更新
その後23:30と通知、23:30を迎えてもまだメンテ中で、実際のメンテ終了時刻は5/8 23:50前後。
実際は運営がまだメンテ中だからログインするなとツッコんでるのに提督達が攻略を始めた形であった。
告知時間に延長ツイートが間に合わない運営もだが、メンテ中にどんどん入ろうとする提督も提督である

後段作戦のE-4以降は5/21朝に解放。
終了時刻は第二次友軍の来訪告知ともに、友軍本体の来訪の約1週間後の6/22の11:00までと周知され、
延長もなく定刻通りに終了した。
前回のイベントを教訓に友軍本体が来るまで攻略していなかった提督たちは強制的に逆RTAをやるはめになった。
その代わりに普段延長しない終了処理メンテが延長した。

なお、アーケードの方もこちらのイベント開始前からイベント「発令!艦隊作戦第三法(艦これアーケード)」が進んでいたのだが、
新型コロナウイルスによる情勢の悪化を受けて、イベント後段作戦の開始が延期された事でこちらのイベントと丸被りしかけるという
兼任提督が恐れていた事態になりかけた。予定通りに進んでも拡張作戦が被っていたと思われるが
しかし、さらに情勢が悪化した事により、アーケードのイベント後段作戦は開始が無期限延期されてしまい、
結局、ブラウザ版のイベントが終了した6/22に入れ替わるようにアーケードの後段作戦が開始した拡張作戦も含めて7月末終了のため、4か月以上イベントが続くという凄まじい事になった
結果的に被らなかったとはいえ、なんか素直に喜べない。
そして、7/9から開始予定だった拡張作戦は緊急事態宣言が検討されている事が発表された7/8に再度延期となってしまった。8月10日に拡張作戦開始、終了は同月29日予定やっぱり拡張作戦はブラウザイベントと被る運命だったのか



主な新要素

春の戦間期を経たことで多数の改二が実装。
最上・矢矧に関しては従来の常識を塗り替える超高性能艦に仕上がっている。
なお、ここ数年の周年アップデートの流れから榛名の第三改装があるのではという声もあったが、スルーされてしまった*1

改二








新システム







総じて殺してやる…殺してやるぞ 駆逐ナ級なシステム面のテコ入れが目立っている。深山?知らない子ですね…
単純にアッパー調整が多いため、攻略難易度は大きく低下することとなった。
さらにもはやお馴染みになったイベント期間限定で使える警戒陣が、今回終盤の攻略の鍵を担う事になる。
「これまで培ってきたすべてのシステムを以てイベント海域を制す…これでよい。使えるものは何でも使って、最終的に勝てればよいのだ」



出撃制限

第三十一戦隊:E-1(E-1-1、E-1-2、E-1-3)
第六艦隊:E-2(E-2-1、E-2-3)
第三艦隊:E-2(E-2-2)、E-4(E-4-3)
二水戦:E-3(E-3-1、E-3-3)、E-5(E-5-3)
第八艦隊:E-3(ギミックのみ)、E-5(E-5-1)
連合艦隊:E-3(E-3-2)
遊撃部隊:E-4(E-4-1)
輸送部隊:E-4(E-4-2)
第二艦隊:E-4(E-4-4)、E-5(E-5-2)

前回に引き続いて前段実装段階では後段の情報がまったくなかった
蓋を開けた結果は5海域の中規模イベントだが、札枚数は9枚
1つを除いて1マップに2~3枚であり、難所に使用する艦は予め分けておいた方が無難。

ラストがそれまでの札の集合体という久々の集結タイプのイベント。
1つの札で甲作戦でも異なる海域に出撃できるのは2期になってから初めてである。
E-5は甲作戦攻略中では相変わらず札を無視できないが、札そのものはE-4で打ち止め。
同じ札の海域では特効艦が一部被っていたり攻略方針がある程度共通していたりと、編成を流用できるという意味では、異常な札枚数に比して編成難易度は比較的抑え目だったりする。

近年の傾向通り前段/後段で使用する艦艇がはっきりと分かれており、割り振りに苦労することはない。
前段作戦の難易度も低く、後段作戦での強敵に向けて溜める戦力展開にもっていくのはたやすい。
ただし、今回もあっちこっちで引っ張り凧状態になるため航巡総動員という事態が非常に起こりやすいので注意。



新規実装艦娘

以下の新規艦娘が実装された。

  • 松型駆逐艦 桃
  • 伊号200型潜水艦 伊203
  • 夕雲型駆逐艦 巻波
  • Northampton級重巡洋艦 Northampton(ノーザンプトン)
  • 夕雲型駆逐艦 涼波
  • 特務艦/灯台補給船/南極観測船 宗谷
  • Brooklin級軽巡洋艦 Honolulu(ホノルル)

このうち巻波と桃については夕雲型&丁型駆逐艦の実装告知、NorthamptonについてはSOC Seagullがランカー装備で配布されたことで実質的な予告があった。
また伊203についてはカレンダーでビジュアルが先出されているため、前段作戦の実装艦についてはある程度情報が揃った上でのスタートとなっている。
なお、宗谷は彼女の存在そのものが特異であるためか、それとも今後何かしら重要な立場を得る予定があるのか、あるいは実装発表にリアル宗谷が反応した事から何かしらのコラボが予定されているのか、
運営がTwitter上で「イベント後も別途入手手段を設ける予定」と告知しているかなり珍しい艦娘である。次の夏イベントでも邂逅できると予告されている。

新装備は、精鋭水雷戦隊 司令部、SO3C Seamew改、零式艦戦21型(台南空)、零式艦戦32型(台南空)、零式艦戦22型(251空)。
他、ランカー報酬で先行配布されていた、水雷戦隊 熟練見張員やSOC Seagullも海域報酬に入っている。
前述した通り水雷見張員は非常に強力であるほか、零式艦戦21型(台南空)、零式艦戦22型(251空)の2つは初の距離7の局地戦闘機であり、距離7の戦闘機が実装されるのは64戦隊以来。
零式艦戦32型(台南空)も制空面で64戦隊と比肩できる強力な戦闘機のため、狙えるのならいずれも絶対に確保しておきたいところ。



BGM

今回は艦これでは初となる、同海域でボス毎に違う戦闘BGMが流れる仕様が一部のボスマスで実装された。

新規BGM


E-1~E-3マップ:第三十一戦隊
E-1~E-2道中:第六艦隊の戦い
E-1ボス、E-5マップ:ルンガ沖夜戦(1ループ目)
E-2ボス、E-3道中:ラバウルの遊撃部隊
E-3ボス:ルンガ沖夜戦(2ループ目)
E-4マップ:ラバウルの夜
E-4道中:遊撃部隊の出撃
E-4ボス(E-4-3以外)、E-5道中:精鋭第二水雷戦隊
E-5-3ボス:二水戦駆逐艦の突撃

今回は全海域で最低3ゲージ以上という長丁場からか、いつもの繰り上がり形式があまりなく
独自曲が多め。
E-5は海域マップ曲がE-1ボス戦と同じであり、非常にせわしない印象を受けるが。
最後に控えるE-5-3ボス戦の曲は、E-5-1もE-5-2も別曲が使われるため、そこまでたどり着かないと聞くことができない専用曲仕様。

既出BGM


基地空襲:迎撃隊、発進!
E-4-3ボス:渚を越えて
E-5-1ボス:出撃!第八艦隊
E-5-2ボス:鉄底海峡夜戦

今回のイベントでは18初秋イベント以来となる基地空襲以外で過去イベントの戦闘BGMが使われており、再登場した敵とかつての戦いを彷彿とさせるBGMの中戦うことになる。
E-5-2はボスがE-4-4と入れ替わってるようにも思える



海域解説


海域数は5と中規模ではある。
ただし札が空前絶後の9枚という恐ろしい多さであることに加え、E-1も含めて全海域でゲージ3本以上が並び、さらにはついにゲージ4本のマップが登場。累計のゲージ本数は16本と過去最多。
とにかく始めるまでのハードルが猛烈に高いが、実際は要所で使う艦隊の札が共通であるためある程度はマシ。
ただE-4が「ゲージ毎に札が違うのに特攻艦が被りまくる」「一部E-2、E-5と札共通」というメンバー選定に非常に困るマップとなっている。
また最終海域の札構成が特殊であり、最終マップ専用の札は付与されない。
それまでに使用した艦隊を集結させて戦い抜くことになる。
最終海域たるE-5は甲のみ札制限あり、乙以下は札制限なしの2期恒例の構成となっている。

後段作戦となるE-4以降では、レイテ沖海戦だけで2期になってから使われていなかった、遊撃部隊での7隻出撃が使用可能に。
最終海域の最終ボスとなるE-5-3も、スリガオ海峡以来となる遊撃部隊での最終決戦に挑むこととなった。

難易度は前段作戦がぬるめ、後段作戦が激戦という最近のイベント構成に準じる。
前段作戦は全体的な難易度が非常に低く、相対的な難マップとされるのはE-1

難所に関しては主だったものとしてE-4-4が1つ目の関門。
ボス本体よりもその手前が厳しいのが理由。
2つ目の難所はE-5-2のゲージ破壊
激しい資材消費と相まって難易度がきわめて高い。突破後のルート解放にも手間を取られるため消耗が激しい。
反面、ラストとなるE-5-3の攻略段階は超低消費&メンバー選択肢がほぼ無いので他の札と被らない&1部隊遠征可能&新規ドロップ艦狙いも可能とほぼウイニングランに近い。ただし短いわけではない。
ゲージ破壊では前回同様のルーレットになってしまうことは避けられないが、水雷見張員によるカットインの安定発動でハードルは大幅に低くなっている。
難所もE-5-2以外はそこまで多くなく、ギミックでもS勝利が必要な場面があまりない。
総合的な難易度は2期以降の中規模で最低とも言われており、友軍前突破、内田提督*5を筆頭に久々の甲勲章取得などの声も目立つ。
どちらかというと情報が集まってから、いかに海域攻略と掘りの時間を確保できるかの方が重要だったかもしれない。


詳細な解説

※解説は甲作戦選択時の難易度を基準にしています。
便宜上、戦力ゲージ1本目をE-x-1、2本目をE-x-2と呼称します。

E-1『第三十一戦隊、展開せよ!』-台湾/南沙諸島/比島方面沖-


E-2『第六艦隊の戦い』- ソロモン方面/レンネル島沖-


E-3『ルンガ沖夜戦』-タサファロング泊地沖-


E-4『ラバウル空襲!遊撃部隊、出撃せり!』-ラバウル沖/ビスマルク諸島沖/ソロモン諸島沖-


E-5『第二次ルンガ沖夜戦』-アイアンボトムサウンド-



追記・修正はホノルルマラソンを終えてからお願いします



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最終更新:2024年10月15日 15:24

*1 尤も、榛名は春限定グラフィックで三越とのコラボをやっているので難しかった可能性もあるが

*2 15.2連装砲改までに存在していた軽巡装備時の火力・命中補正。同時に14㎝連装砲改とイタリアとアメリカ以外の海外軽巡砲にも同様のフィットが入った。

*3 当初は駆逐艦のみ確認されていたが、本イベントにてPT小鬼群も対象であることが判明

*4 「確率で」言われているが、2回攻撃の割合は8割を超えているためほぼ同等を考えてよい

*5 公式小説「鶴翼の絆」の執筆者。

*6 神風と死闘を演じたSS-366 Hawkbill

*7 単発攻撃だが威力の倍率は2倍と高い為、火力ボーナスのある3号砲を3本積めば夜戦キャップに達しやすい

*8 軽巡で随伴艦相手に1.2倍・ボス相手に1.38倍、駆逐で随伴艦相手に1.35倍、ボス相手に1.55

*9 Honolulu以外に現時点で執務を放棄したアメリカ艦は存在しないため、そういう意味でもかなり珍しい