石田宗弦

登録日:2025/01/04 Sat 08:23:20
更新日:2025/04/21 Mon 16:14:17
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人でも死神でも悲しい顔を見るのは

わしゃつらい。


石田 宗弦  
いしだ   そうけん

[職業]滅却師
[肩書]純血統滅却師
[身長/体重]162cm/52kg
[誕生日]3月22日
[CV]丸山詠二(前期アニメ)→野島昭生(千年血戦篇)


BLEACH』の登場人物。


 概要



石田雨竜の祖父にして、彼に滅却師の手解きをした師。
雨竜は彼を祖父としてではなく、滅却師の師として師匠(せんせい)と呼んでいる。
石田竜弦の父でもあり、かつて使用人だった片桐叶絵にとっては元家主であり義父でもある。
そして石田家の前当主も務めていた。彼が生きている内に当主が竜弦に変わったかどうかは不明。
妻は石田 依澄(いずみ)だが、本編の時間軸では彼女は出てこない上に話題にすら挙がらないので、存命なのか否かすら定かではない。

今となっては現世の滅却師では希少となった純血(エヒト)滅却師の一人である。
また、空座町総合病院の現在の院長は息子の竜弦なのだが、彼が40代に届くか届かないかの大分若い年齢にもかかわらず院長を務めていることから、
宗弦が前院長であり、それを息子の竜弦が継いだ可能性が高い*1ものの、その辺りの詳細は本編で言及されてないため不明。

本編中では既に死亡しているので、本人は雨竜の回想でしか登場しない。
彼の存在が具体的に描写され本人が台詞付きで登場したのも作中序盤から尸魂界篇まで。
そしてそれからは余り語られることは無かったので、読者にとっての認識および作中で開示された情報は「優しかった雨竜の祖父」というぐらいのものであった。
しかし最終章の『千年血戦篇』で語られた彼の活躍と情報により一気にその評価を覆し作中最重要人物の一角となったのである……。


 人物像




たくさんの人が死んだんじゃよ

人が死んだ以上 どちらが良くてどちらが悪かったなどと考えることに意味は無い

考えなければならんのは

どうしたら二度とそういう事態を起こさずに済むか それだけじゃ


上述の語り通り非常に優しい性格で、尚且つ聡明で思慮深い人物。
200年前の死神による滅却師殲滅戦を教えてもらった幼少期の雨竜は死神の非道さに憤ったが、これに関しても「寧ろ死神の言葉に耳を傾けなかった滅却師が悪かった」*2と語っており、その上で死神と滅却師が手を取り虚の問題を解決出来るような術を模索していた。
雨竜はこういった人柄や滅却師の道を自分に教えてくれたことへの感謝、更にある理由から医者の道を断念してしまうほど父と不仲になったのに加えて母や懇意にしていた使用人の死によって孤独感に苛まれたことで、家族で唯一の拠り所だった宗弦にだけ心を開いていた。

一方の竜弦は父を毛嫌いしており、自分が高校生の時はお父様、雨竜が小学生の時分は息子に目線を合わせて祖父(とう)さん(アニメではお爺さん)と言っていたのだが、本編では宗弦と呼び捨てにしたり、「手癖の悪い親を持ったことを初めて感謝しよう」と言ったりと中々に散々である。
竜弦は滅却師としての十分な力があり父を助けることも出来た筈だが、宗弦の死に目でも父を放置していることから相当な確執があったことが窺える。
ただ確かに宗弦は、雨竜の視点では優しい祖父だったのは間違いないのだが、逆に竜弦視点では余り良くない父親だった可能性が高く、そのためにこうした冷淡な振る舞いをしていたのかもしれない。
まず竜弦が高校生だった時の宗弦は修行ばかりしており家にも余り帰っていない様子で、それに対して妻の依澄は孤独感に苛まれていた。
そして依澄はそのストレスから当時竜弦の許嫁として石田家に引き取られていた黒崎真咲に対して厳しく当たっており、それのフォローに竜弦は四苦八苦していた程。
その後とある事件で真咲は重体に陥るのだが、その時も宗弦は家におらず、アニメではこれに対して竜弦が焦りも重なって歯ぎしりするぐらい憤っていたのである。
なおかつ以前の石田家の雰囲気や家訓、純血を尊重する仕来りを見る限り滅却師の名家として非常に厳格な体勢を敷いており、これらも当時の竜弦や真咲には合わなかった。
これらに加えて、そもそも竜弦は滅却師自体も心底嫌っており*3、息子に滅却師の道を示した祖父を遠ざけようともしている。
このように竜弦から見れば、確かに宗弦は決して良き父親ではなかったということなのであろう。
竜弦が雨竜に向けて「祖父さんの所に通うのはやめろと何度も言ってるだろう」と叱り付けていたことから、叶絵の死後も宗弦とは離れて暮らしていた様子。

ただ誤解されないように補足しておくが、宗弦は滅却師の道を自らの意思で選んだ雨竜に感謝はしていたが、一度たりとも滅却師になることを強制も強要もしていない。
なんなら竜弦の立場や考え方も可能な限り尊重して「家庭のあるあいつにとっては重大問題だから(滅却師は金にならないという)主張は間違っていない」*4「父さん(竜弦)の守りたいものが分かるようになった時、自分の守りたいものも分かるようになるだろう」と雨竜に諭しており、息子と孫の親子仲を取り持つような発言もしている。
この当時は前述している通り、雨竜は母も使用人も全員亡くしていて、父と二人で暮らしていた*5ので、竜弦と雨竜の仲が悪いというのは文字通り家庭崩壊そのものに繋がる*6ため、宗弦としても気が気で無かったのだろう。
なので、昔はどうだったかは定かではないが、少なくとも雨竜が生まれてからは本編のような懐が広く滅却師も死神も差別しない優しい人物だったのは明白である。


 各章での活躍




【死神代行篇】

雨竜の回想に登場。
上述した通り滅却師に必要なことを孫に教えながら虚の討伐をしており、同時に死神に対して滅却師の必要性を説いて共闘を要請していた。
しかしその願いも死神には届かないどころか「我々の仕事に手を出すな」と一蹴されており、孤立無援の闘いを強いられていた。
そしてある日、巨大な虚5体*7が現れたのが、案の定死神は現れず一人で戦っていたのだが、1時間の死闘の末、虚に殺されてしまう。
死神が現れて残りの虚を討伐したのは、宗弦が死んでから1時間後だった模様。
雨竜はこの件がトラウマになり一護が現れた当初は無理な行動に出たという訳である。
この時、雨竜は一護に「もし死神が師匠の考えと滅却師の力を認めていたなら師は死なずに済んだ」と語っている。
確かにこの時点で死神が宗弦の言葉に少しでも耳を傾けていたら、宗弦も死神も無駄な犠牲を出さずに済んだ未来が訪れていたかもしれない……。


【尸魂界篇】

再び雨竜の回想で登場。
この時に宗弦の死の真相が明かされる。
かつて滅却師の研究に躍起になっていた十二番隊隊長涅マユリは研究素材として滅却師を欲していた。
しかしこの当時は既に200年前の殲滅戦及び、ユーハバッハの聖別で現世の生き残りは僅かとなり、残って活動していた滅却師にも死神による監視が付いていた。
この監視役の死神を手懐けて救援をわざと遅らせることで、現世で虚を討伐している滅却師を見殺しにさせるよう仕向ける。
そして死んだ滅却師の魂魄を持ち帰り研究素材にするという非道なことを繰り返していたのである。
これを聞かされた雨竜は大激怒し、一部の天才しか使えない乱装天傀のみならず最後の奥の手である滅却師最終形態(クインシー・レツトシュティール)をも解放。己の力を失うことも覚悟の上でマユリを一方的にボコボコにして瞬殺した。*8

ただ四十六室や総隊長もこれに関しては知っていた節があり、この実験に関しては特にマユリが罪に問われたという言及はない。そもそも過去の因縁から死神が滅却師に配慮する理由が何一つ無いので、当然かも知れないが。
相剋譚では零番隊修多羅千手丸が「妾はマユリと違って死体をいじくる趣味はない」と雨竜に語っていたので、やはりマユリが宗弦や現世の滅却師を実験体としていたことは周知の事実だったのであろう。

なお生前に散霊手套を雨竜に渡しているのだが、この時の言葉を聞く限り、この時点で雨竜が石田家、そして現世の滅却師にとって絶対に倒さなければならない『最後の敵』と戦えるようにする為に、この霊子兵装を渡していた節がある。


【破面篇】

竜弦の口から彼の存在が言及されており、この時雨竜は父がまだ滅却師であったことを初めて知った。
曰く竜弦は自身を指して「先代・石田宗弦から全ての能力と技術を継承し 最後の滅却師を名乗ることを許された ただ一人の男の名」とのこと。
ここで宗弦が竜弦にも滅却師の手解きをしていたことが明かされた(もっとも、次期当主になる一人息子に教育を施すのは当然ではあるのだが)。
ここから消失篇まで宗弦の描写どころか名前すら全く出なくなったので、彼の情報はここで終わりと思われた。
しかし……。


【千年血戦篇】

絶滅したと思われていた滅却師は現世に生き残った極僅かな人間だけであり、実は見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)と呼ばれる滅却師の国家が霊子空間で暗躍していたことが判明。
そして彼らは千年前に一度尸魂界を攻め込んでおり、護廷十三隊と戦っていたのである。
当然、現世で生き残っていた滅却師も無関係ではなく、それどころか最悪の形で帝国の首魁にして滅却師の始祖であるユーハバッハに干渉されていた。
千年決戦篇から9年前の6月17日、ユーハバッハは自らが復活するために多くの滅却師の命と力を奪う聖別(アウスヴェーレン)という力を行使しており、これにより現世にいた多くの滅却師が死ぬこととなり、その中には雨竜の母親である片桐叶絵も含まれていたのである。
当然、宗弦や竜弦もユーハバッハの存在を知っており、自身の復活と悲願の為に妻や同胞を葬った始祖に対して復讐の機を窺っていた。

本人は登場しないものの、ここで石田家の過去が明かされており、宗弦の名前も出ている。
人物像で説明した通り、この時点でユーハバッハと帝国を警戒していたのか宗弦は家に戻らず修行ばかりしており、これに対して妻と息子は不満を募らせていた。
加えてこの時の石田家は『滅却師が虚の討伐で動くのは死神が死んだ後で良い。その時も混血統に任せ純血統は動くべきではない』と雨竜に「死神と手を取り虚を倒そう」と語っていた頃の宗弦とは真逆の方針を取っている。

一方、帝国の中にも宗弦を知っていた者がおり、原作では騎士団の内二人が彼の存在に言及している。
キルゲ・オピーは宗弦のことを自分たちの技術と研鑽を否定した存在であると述べ、ユーグラム・ハッシュヴァルトもかつて宗弦が帝国を抜け出す際に散霊手套を持ち出していたと語っている。これにより宗弦が帝国にいた時期があったという事実が明らかになった。
更には散霊手套と一緒に帝国に入るための太陽の鍵*9も持ち出しており、これにより息子の竜弦が最終決戦で真世界城(ヴァールヴェルト)に乗り込むことが出来た。

そして無敵と思われたユーハバッハを倒すための『最後の鍵』の作成方法を宗弦は息子の竜弦に伝えていたのである。
聖別によって死亡した滅却師全員が心臓に銀の血栓が出来て死亡する。
その銀は『静止の銀』と呼ばれ、聖別を発動させた者つまりユーハバッハの血と混ぜることで、その存在の能力の全てを一瞬だけ完全に無効化する。
つまり聖別によって力を得るという行動そのものがユーハバッハの最大の弱点にもなるということを宗弦は見抜いていたのである。

この静止の銀で作られた一本の矢によって黒崎一護と石田雨竜は母の仇であるユーハバッハを倒し世界を護った。
ひたすらユーハバッハを倒すために準備して来た宗弦、息子に恨まれながらも妻を解剖した竜弦、そして家族の命と力を結集した矢でユーハバッハを撃ち抜いた雨竜。
死神との戦いの為に同族の屍をも築いてきた始祖は、死神との共存という真逆の道を選んだ同族の矢によって終焉を迎えるという、皮肉としか言えない最期を迎えたのである……。


【アニメ版『千年血戦篇』】

実はユーハバッハという人物および帝国や聖別の詳細、更には千年前の闘いと200年前の殲滅戦の内情を細かに書いた手記を遺していたことが描かれている。
これを持っていたのは息子の竜弦なので、彼も当然全てを知っていたということになる。
これを読むことで雨竜は初めてユーハバッハと帝国の存在を知り、騎士団に入ったという展開になっている。
また雨竜が尸魂界を襲った滅却師の事を探っている時に竜弦は「お前には関係のないことだ」と言っていることやこの手記を隠蔽していたこと、当の宗弦も帝国の事を全く雨竜に語っていなかったという事実から、ユーハバッハと帝国の存在を雨竜に一切教えず隠していたことは宗弦と竜弦が唯一共通していた考え方だったと予測出来る。*10
文字通り全ての情報が書き記されていたので、これには上記の内容に加えてユーハバッハすら知り得なかった石田雨竜が聖別を超えて生き残った理由も書かれていた模様。しかも、よく見ると霊王の名前さえも記されていることが確認出来るという驚異的な代物。

アニメ2クール目の訣別譚ではハッシュヴァルトが「陛下が如何なる存在かは石田宗弦でも知り得なかっただろう」と語っているのだが、これは全くの的外れであったと言える。
寧ろ宗弦はユーハバッハ本人を含む帝国の面々以上にユーハバッハという存在や聖別のことを深く知り尽くしていたのである。


【相剋譚】

アニメ版『千年血戦篇』第3クール最終話にて遂に本人が登場した。
+ ネタバレ注意
一部の手記の内容が宗弦の口から語られた。
やはりユーハバッハや聖別のことを全部を知っており、ユーハバッハが何をやろうとしているのか、目的が何なのかも綴っていた。
つまりユーハバッハの魂胆は宗弦には筒抜けだったのである。
同時に聖別後にユーハバッハの目的を確信したと述べているので、聖別が行われる前は僅かではあるが始祖を信じていた感じも伺える。
ただ始祖を語る際はユーハバッハと呼び捨てにした挙句に『奴』という呼称まで用い、更にはユーハバッハを倒すことは「現世に生きる滅却師の責務である」とまで述べている。
今までは断片的な情報からユーハバッハを必ず殺したいお爺さんだったと読者から推察されていた宗弦だったが、案の定ユーハバッハだけは絶対に許さない人であった……。

余談だが、この手記に書いてある宗弦の口調は原作初期の宗弦の口調と大分違う。
雨竜の前では「わし」「~じゃ」と如何にもお爺さん風で優しい言葉使いなのだが、ここでの一人称は「私」で口調も竜弦に似たものとなっている。
ユーハバッハに対する警告を綴った手記なので厳しい口調なのは当然かもしれないが、もしかしたらコチラの方が石田家の当主だった宗弦の素なのかもしれない。

+ 宗弦の手記の一部がこちら

皇帝ユーハバッハは滅却師の救世主ではない!

千年前の戦いの傷を癒し、君臨せんとするユーハバッハは、自らの力を高めるため、聖別によって、滅却師の仲間たちの力と命を奪った。

私は確信した。ユーハバッハは滅却師を捨てた世界を許さない。

奴は帰ってくる。忌むべき世界を終わらせるために。

現世で生きてゆく滅却師として、我々には責務がある。

その時が来たのならば、奴を止めねばならぬ。

誇りに懸けてこの世界を、愛する者を守るために。




 石田宗弦の謎


ここまでの説明で分かる通りユーハバッハを倒すことが出来たのは彼の存在が大きいのだが、不自然なほど彼に関する描写や情報が少ない。
また本編の行動や経歴を踏まえるだけでも疑問点が数多くあるので、それらについて解説する。

まず彼の年齢についてである。
当初は普通の人間だと思われていたのだが、帝国にいたという経歴や手記の絵には千年前の山本元柳斎の絵が詳細に描かれていたということから、彼も長命もしかしたら千年前の闘いにも参加していた疑惑があるのだが、この辺は情報が無いので未だに不明。*11

そして5体の大型虚に敗れて死亡したという点である。
力を付けた雨竜や竜弦、帝国の騎士団を見れば分かるが、隊長格に勝るとも劣らない彼らの実力に掛かれば大型虚の10体や20体など物の数ではない。
宗弦も純血統滅却師であり帝国にいたという経歴や現世にいた時も石田家当主として修行に明け暮れていたという点を踏まえると、彼らに勝るとも劣らない実力があるのは明白。学生であり、戦闘が本職とは思えない真咲ですら自前の才能と力だけで藍染惣右介の自信作たるホワイトを退けているので、石田家の滅却師や純血の滅却師がどれほど強いのかは簡単に分かることだろう。
にもかかわらず何故大型虚5体程度に負けてしまったのか?
挙句にマユリですら宗弦を「薄汚い爺さん」と何の変哲も無い弱者であるかのように語り、碌な情報を引き出せなかった*12ことも宗弦の死に一層の謎を残している。

考えられる理由としては、まず宗弦の年齢がある。
上記に説明した通り年齢は不明ではあるが、雨竜が小学生の時には大分高齢に差し掛かっていたので、霊力や身体能力も相応に落ちていたと思われる。
また竜弦が「宗弦から滅却師の能力の全てを継承した」と語っているので、これは比喩でもなんでもなく本当に宗弦の力そのものを引き継いでおり、これによって宗弦は大半の力を失っていた可能性もある。

宗弦が帝国にいた時期は一切描写されてないため、彼が帝国にいた時に何をしていたのか、どのような経緯で帝国から追放されたのか、というか何故帝国から離れたのか、どのような理由で帝国も宗弦と石田家を放置したのか、そしてユーハバッハを倒すための最後の切り札である静止の銀の存在をどうやって知ることが出来たのか。
これらは今のところ全て謎に包まれている。
果たして彼の、そして石田家の謎が明かされる時は来るのであろうか……?


守りたいものが違えば自ずと追記修正も違って来る
そういうものじゃ

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  • 陛下に中指を立てた男
  • 死神〇 滅却師〇 始祖×××
  • やりたい放題
  • 帝国最大の敗因
  • 年齢不詳
  • 滅却師の誇りにかけて
  • マユリ様の黒歴史
  • 謎しかない人
  • 丸山詠二
  • 野島昭生
  • 謎が多い
  • 千年血戦篇
  • 祖父
  • 高性能じいちゃん
  • 好々爺
  • (陛下以外には)凄く優しい人
  • 3月生まれ
  • 3月22日生まれ
  • おひつじ座
最終更新:2025年04月21日 16:14

*1 後述の静止の銀の作成方法がその可能性を高めている。

*2 ただ後に語られた滅却師の存在理由と虚に対する脅威を顧みれば、現世の滅却師が虚を討伐するのは当然である。また本編でも語られているが作中序盤の死神が現世の虚に対して対応が遅いのも深刻な問題だった(しかもこれには涅マユリの陰謀も絡んでいた)ので、宗弦の言ったように滅却師側だけに問題があった訳では断じてない。

*3 彼や真咲、叶絵の過去にユーハバッハの存在も含めれば竜弦が滅却師を徹底的に嫌うのも至極当然である。なんなら学生の時から滅却師という存在に懐疑的だった様子もある。

*4 実際、宗弦も「今は滅却師一本では食っていけない(逆に言えば宗弦の代では滅却師だけでも十分やっていけたと思われる)」と語っており、石田家も豪邸なので使用人を雇わないと維持も出来ない上に以前までいた叶絵と滅却師の使用人が死亡していることを踏まえれば、竜弦が家庭を養うために医者としての仕事に従事していたのも必然である。

*5 あの豪邸を宗弦と竜弦の手だけで維持できるとは思えないので、混血統の滅却師が亡くなってからは普通の人間である使用人も雇っていたものと考えられるが、その人たちに対して、母や以前まで懇意にしていた使用人を喪ったばかりの雨竜が心を開けたかは察しが付く。

*6 事実、本編の雨竜は既に竜弦を見限り実家を離れてアパートで一人暮らしをしている程であった。

*7 巨大虚なのか大虚なのか、あるいは大きめなサイズの通常の虚なのかは不明。

*8 ただ父との確執がある自分と似たような境遇のネムを重ねて同情心が出たようで、チャンスがあったにも関わらずマユリを殺しきれず結果的に逃がしてしまった。

*9 太陽の門という転移門を使うために必要な鍵。

*10 宗弦は幼少の雨竜に200年前の殲滅戦の一部しか語っておらず、千年前の闘いや帝国の事、そして母親の叶絵の死の真相は全く雨竜に話していない。ただ前述した通り散霊手套を渡したときに具体的な明言は避けているものの、強大な敵(ユーハバッハ)の存在を薄っすらと仄めかしている

*11 死神の例になるのだが、一心のように霊子空間にいた存在でも義骸に入れば現世でも人間として年を取ることも可能。

*12 宗弦を含む滅却師を対象にマユリが実験・解剖したことで得た技術は飛廉脚のみである。