登録日:2025/09/03 Wed 09:27:30
更新日:2025/09/03 Wed 20:33:22NEW!
所要時間:約 4 分で読め
いかにも。私がグラニュート界の大統領……ボッカ・ジャルダックだ。
ボッカ・ジャルダックとは、特撮テレビドラマ『
仮面ライダーガヴ』に登場するキャラクターである。
【データ】
身長:211.8cm
体重:148.1kg
特色/力:知略/振動操作/強靭な肉体/エネルギー波
CV:
安元洋貴
人間体:舟木健(NORD)
スーツアクター:高田将司
【概要】
本作の異種族である
グラニュートであり、
グラニュート界現大統領。
娘にリゼル・ジャルダックがおり、彼女に婿入りした
ジープにとっては義父に当たる。
白い外骨格と紫色の肌に蛸と羊が混ざったような姿のグラニュートで、金の刺繍が施されたド派手な純白のスーツを着こなす。
またそのスーツの上からでも分かる程の屈強な体格の持ち主。
人間体は金髪でハーフ風の顔立ちをした整った身なりの若い紳士。
【人物像】
一人称は
「私」。
紳士的な振る舞いに反して性格は慇懃で高圧的。
グラニュート界における最高権力者故に、
ランゴを含めた
ストマック家の誰もが歯向かうことのできない絶大な存在。一方でその強引な政治手腕は庶民から少なからぬ反発を招いている様子。
反面、娘のリゼルには
駄々甘で、リゼルのお願いは二つ返事でOKを出すほど。
ただし、娘の奔放な性格には辟易している面も見られ、人間界の土産を渡された時は表向きは礼を言いつつも、裏では
「捨てておけ。どうせ飽きるのだから」と部下に命令していた。
なお、費用や諸準備はストマック社に全て押し付けている。
婿になったジープを通して闇菓子技術と人間界の存在を知り、
大っぴらな人間の資源化を目論むように。そして29話以降ストマック社の後ろ盾……という建前でランゴ達の首根っこを掴んでしまった。
ちなみにこの手の異種族の敵キャラには珍しく、人間を頭から見下さず人間界のビル街を見て「知性・文明ともに自分達グラニュートと比較して遜色の無い種族」であると素直に認めるなど、実力主義ながらフラットな目線で人や物を評価できる視点を持つ。
……逆に言えば、知性を持つ種族だと分かっていながら資源扱いすることに躊躇が無いというところに彼の冷酷さが際立つのだが。
【戦闘能力】
グラニュートの中でも突出して強靭な肉体を持っており、ガヴ、ヴァレン、ヴラム、ランゴ全員を相手に独りで渡り合うどころか圧倒する桁外れの力の持ち主。
手からは強力な威力を持つ青いビームを放つが、本気を出すときには上着を脱ぎ棄て、腕と胸部が金色に輝く頑強な戦闘形態へと姿を変える。
この状態では、大気を利用した振動操作という特殊能力を使用可能となり、この能力で周囲の相手を発する「言葉」で意のままに服従させる事が可能。
また、眷属であるバトラーも実力が高く、これを量産し数の暴力で圧倒することもある。
総括すると間違いなく劇中最強の人物であり、とあるイレギュラーが起こらなければショウマ達の勝利は有り得なかった。
【来歴】
事実上ストマック社を傘下にした後は、闇菓子を富裕層に流通させて自分の権力を盤石化しようと企む。
しかしそんな彼もランゴ、グロッタとストマック家の主戦力たる長子が二人も立て続けに敗れた事には流石に焦りを覚えたのか、ついに
「人間界全体を闇菓子製造のための牧場にする」という恐ろしい計画を発表した。
第43話で、視察として人間界を訪問。
テストとして差し向けたバトラーたちを撃破したガヴとヴラムを軽く退ける戦闘能力を見せた。
第46話で彼の失脚とストマック家の再興を目指す二エルブの策略により、二エルブに変装したショウマから暗殺を試みられるも、当時の最強フォームであるマスターガヴ/オーバーガヴの力をもってしても歯が立たないほどの圧倒的な戦闘力を見せつけ、ショウマを返り討ちにした。
【人間の力を侮った絶大なる権力者の末路】
第47話で再び暗殺を企てたニエルブを謀略に嵌めて自爆させ、ガヴとヴァレンを退ける。
その後ニエルブによるダミーゴチゾウの効果で大量のヒトプレスをグラニュート界に持ち帰ることに無事成功するが、生きていたランゴにリゼルを人質に取られて奪回するため人間界へと向かい、ランゴと協定を結んだショウマたちと交戦。
金色の戦闘形態へと姿を変え、なおも彼らを圧倒するが、ショウマが諦めない気持ちで石ごと食したグミから生まれたゴチゾウで変身したアメイジングミフォームの前に持ち味だった大気を利用した振動操作を無力化されついに劣勢に。
なおも食い下がるが、背後からランゴに剣で貫かれて重傷を負ったところにガヴ、ヴァレン、ヴラムの3人によるトリプルライダーキックを浴びて爆散した。
ボッカの死亡により、大統領邸にいたバトラーも根こそぎ消滅してしまったため、ジャルダック家は完全に没落。
後ろ盾を失ったリゼルは社長の座を追われるのだった。
【余談】
ストマック家の面々と違い過去や心理描写が全く描かれず、ショウマたち人類サイドからすれば最初から最後まで「純粋な悪」として描写されていたが、一方で娘のリゼルに対しては上述するように彼女の奔放さに呆れる事こそあれど深く愛しており、命を案じて彼女を守ろうとしたことが敗北に繋がってしまったことから、特撮全体における悪役サイドの父親キャラとしては珍しく子供への慈愛に満ちた人物でもあった。
(この点では家族全員に疎まれながらこの世を去った上死後もさらに株が下がるブーシュや、娘たちを物としか思っておらず愛情など全くなかった
前作品のラスボスとは対象的になっている。)
全く…荒らしの小賢しさには手を焼くよ。おかげで私の部下に追記・修正を頼まなければならなかった。
- 剣でいうところの天王寺、ウィザードでいうところの笛木ポジション。 -- 名無しさん (2025-09-03 11:44:34)
- テラー・ドーパント、アークゼロとかもそうか -- 名無しさん (2025-09-03 12:01:01)
- 娘に対する愛情は真っ当だった人、それが死因に繋がってしまった… -- 名無しさん (2025-09-03 15:35:13)
- 現大統領が親子そろって行方不明ってリアルだと結構な大事件だけどグラニュート界でも騒ぎになってたりしたんだろうか -- 名無しさん (2025-09-03 18:24:01)
- 脱がない方が強かった人…佇まいは格ゲラスボスのテンプレっぽかったのがツボだったけどね -- 名無しさん (2025-09-03 18:30:39)
- アメイジンググミになってからも言霊が効かないだけで殴り合い自体は普通に互角か寧ろ若干優勢気味に進めてたんだよなぁ…ランゴ兄さんの不意打ち剣ぶっ刺しが無ければ勝ってた可能性まであった -- 名無しさん (2025-09-03 20:22:36)
- ここまでバカみたいに単純に強いのが特徴な奴も珍しい気がする。 -- 名無しさん (2025-09-03 20:30:52)
- カリエスC3とやりあっても勝てそう -- 名無しさん (2025-09-03 20:33:22)
最終更新:2025年09月03日 20:33