ストマック家(仮面ライダーガヴ)

登録日:2024/10/21 Mon 08:22:15
更新日:2025/04/22 Tue 20:40:28
所要時間:約 7 分で読めます


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K-SuKe お菓子メーカー またしても何も知らないランゴ兄さん クトゥルフ神話 グラニュート コメント欄ログ化項目 ジャルダック家 ストマック家 ストマック社 バラバラの家族 ブラック企業 ライダー怪人 ライダー系悪の組織リンク 五十嵐睦美 令和の園咲家 令和ライダー 仮面ライダー 仮面ライダーガヴ 企業 会社 全部こいつらのせい 北欧神話 千歳まち 反社会的勢力 古賀瑠 塚本高史 多田野曜平 宇佐見紗風 実業家 家族 家族経営 岡元次郎 島田敏 川﨑帆々花 工場 怪人 悪の組織 架空の企業 架空の組織 武藤聖馬 毒家族 滝澤諒 知念英和 竹内良太 篠原保 経営者 縄田雄哉 邪悪なチョコレート工場 酒井和真 闇バイトの元締め 闇菓子 闇菓子本舗 麻薬カルテル



親父も死んだしあの女ももういない。

あとは私たちが力を合わせてストマック家を盛り立てるだけ。


ストマック家とは、特撮ドラマ『仮面ライダーガヴ』に登場する敵対勢力である。


概要

本作の異世界・グラニュート界において大手製菓会社「ストマック社」を経営する貴族グラニュートの一家。
家紋兼社章はキャンディと悪魔を模したマーク。

一族で家業の各部門の重役に就いており、幸福な人間をスパイスに禁制の嗜好品・闇菓子を密造し、それを流通させることでゆくゆくはグラニュート界の掌握を目指している。誰が呼んだか「邪悪なチョコレート工場」もしくは「令和の園咲家」
一応製菓会社らしく闇菓子ではない普通のお菓子も製造・販売しているが、目的が目的なので実質単なるフロント企業。「していることが真っ黒」など、色々な意味でのブラック企業とも見なせる。そして「現実の視聴者はもとより敵種族の価値観においても犯罪者」という、歴代作品でも少々珍しい位置付けでもある(事情についてはグラニュートを参照)。

市販の闇菓子を食べた人たちは依存症に陥り、やがて金をかけずに食べたいと思うようになる。
そこでストマック社の闇バイトとして雇われた彼らは、闇菓子を手に入れるために幸福な人間を集め、その報酬に闇菓子を受け取る……というサイクルの下ストマック家は成り立っているのだ。
ちなみにショウマによると昔から一族経営を徹底しているらしく、(大体の人手はエージェントで賄える事もあって)バイトが出世する事はまず望めない模様。
加えて闇菓子の原料が人間である事はストマック社にとっても重大機密であり、もし闇菓子と手を切って足抜けを図ろうするバイトが居ればすぐさま口封じのため粛清されるという。

戦闘能力に関しても非常に高く、バイト達とはもはや異次元レベルで差がある。
基本的な身体能力の高さがあるのはもちろんのこと、独自の手持ち武器を戦闘に活用するのも大きな特徴。

取締や情報漏えいの対策として、原則機密エリア内では人間への擬態がルールとされており*1、改造手術を受けたバイトたちとは異なるアンティーク調の変身ベルト「ミミックデバイザー」で人間態に変身している。
ミミックデバイザーは過去作品の変身ベルトと同様にバックルの両横からベルト帯が伸びるタイプ。
通常の擬態よりも融通が利くのか、頭部のみを怪人態に戻したり、擬態状態の服の上からもガヴを出現させたりといった使い方ができる。

なおショウマの本名からも窺える通り、彼らはショウマの異母兄弟に当たる存在だが、当の彼らは半分人間のショウマを家族と認めておらず、仮にも末弟にするものとは思えない程酷薄で非道な仕打ちをし続けている。
……といっても、ショウマ以外の五兄妹同士の仲も決して良いとは言えず、会話は殆ど最低限の業務的なものである上に端々に嫌味が滲み皮肉が飛び交い、失態を重ねれば情けを一切かけられずに冷遇される*2など、「家族」としての関係は半ば破綻しているような状態。
なおストーリー中盤に入ってから基本カヤの外の上に特に長男が影が薄い*3

メンバー

(ショウマを除く)現役世代メンバーの名前は共通して「舌の各種言語での呼称+stomach(胃・腹)」が由来となっている。

ランゴ・ストマック


人間はウチの家族じゃない。
我がストマック社の、闇菓子の材料にすぎないんだよ。

演:塚本高史

長男。
先代社長であった父・ブーシュの死に伴い、ストマック社の現社長の座に就いた。
本来の姿は頭から四本の角を伸ばしたカメレオンのような風貌。

一人称は「俺」
家長らしく性格は冷徹かつ厳格。ストマック家の繁栄とグラニュート界の掌握を野望として掲げ、アクの強い弟妹達の手綱を握るのに腐心している。
任された仕事を果たさない者は家族でも容赦しない主義であり、その采配に情や贔屓の類は一切存在しない。している事は悪だけど経営者としてはかなり真っ当。
しかし「社長」という立場ゆえに現場や末端の状況まで把握しきれず、自身も目先の実績や結果にばかり目が行きがちな節がある。
これが顕著に表れたのがラーゲ9ことラキア・アマルガの件であり、彼の思惑を見抜けないまま重用した結果、闇菓子工場への襲撃とヒトプレス奪還を許した事をグロッタとニエルブからチクチク責められた際はバツが悪そうに呻いていた。
敵方のトップでありながら、仮にも肉親の幹部達からろくに情報を共有して貰えておらず、なんなら現状一番蚊帳の外な姿に11年前メロン兄さんの再来を予想する視聴者もちらほら。そして出てくる度に視聴者に心配されたり同情されたりする立場になってしまった。ついでに「またしても何も知らないランゴ兄さん」の愛称(?)も付いた。

人間のことは闇菓子の材料としか見ておらず、嫌悪と侮蔑を隠そうともしない。あるいは「人間と関わったせいで父が狂った」とでも思っているのかもしれない。
それは腹違いの弟ショウマと継母みちるに対しても例外ではなく、ブーシュが逝去した途端二人を殺しにかかったほど。
一方、ショウマの予想以上の成長速度には「シータとジープが手を焼いたのも分からんではない」と素直に感嘆しつつ危機感も覚えており、新たなバイトを募って対策に乗り出す様子も見せている。ショウマの強さは認めたものの、それはそれとして双子の職務怠慢は事実なのでクビや勘当は撤回しないのだった。
シータの戦死には多少驚きつつも「先走ったか……馬鹿め」と吐き捨て、残されたジープの行方も探そうとしなかった。
が……これが後々、ジープを通して大統領ボッカ・ジャルダックに闇菓子事業と人間界の存在及び移動技術を知られるというとんでもない爆弾となって跳ね返ってきてしまう。
しかもボッカが人間を資源として利用する事に興味を示した結果、「闇菓子を利用してグラニュート界の政府・富裕層を支配する」という当初の目標は事実上頓挫
その後もボッカに脅されながら彼の秘書か何かのように扱き使われ、終いには社長の座をリゼルに奪われて自身はかつてのシータとジープと同じ仕入れ担当に格下げ。圧倒的権力を有する大統領親子に諂うしかないという自業自得ながらも哀れな立場になってしまうのだった。
一度もライダーと戦っていないのにここまで落ちぶれるボスキャラも前代未聞である。

名前はエスペラント語表記の「Lango」から。


グロッタ・ストマック


誰だか知らないけど、闇菓子で身を滅ぼすのは私たちのせいじゃない。
みーんな、自分で手を出すの。自己責任よ。

身長:223.9cm
体重:76.8kg
特色/力:大鎌/衝撃の吸収及び放出
演:千歳まち
スーツアクター(怪人態):宇佐見紗風

長女。
ストマック社においては闇菓子の製造を統括。
本来の姿は長く尖った頭部を持つ烏賊のような見た目で、腰からは四肢とは別に烏賊の触手が6本伸びているのが特徴。また腹のガヴもよく見るとカラストンビ(頭足類の嘴)になっている。

一人称は「私」
妖艶な雰囲気だが、その本性は残忍で好戦的。みちるをヒトプレスに変え、さらにショウマの目の前で握り砕いた張本人でもある。
弟妹達に対しても当たりが強く、取り分けシータとジープからは畏怖の対象と見られている。
その一方仕事に関しては真面目で、工場の視察を怠らず何かトラブルが起きた際は自ら現場に出向く事も厭わない。またシータの訃報を聞いた際に動揺を露わにしているなど、一家の中ではまだ兄妹への情がある部類。
ショウマの事も肉親の情こそ無いが「腐ってもストマック家の末っ子ね」と実力を讃えるなど一応血縁扱いはしている。なお、このセリフで計らずも絆斗とショウマの関係に亀裂を入れることになった。誰が呼んだか、令和の宝生永夢ゥ!
一通り戦った後のセリフなので「『拳を交えたら分かる』タイプの脳筋・戦闘狂なのでは」なんて推測も。あとガヴの世界で最も自由に生きてる女
しかし戦いに夢中になって当初の目的を忘れがちな悪癖があり、せっかく敵を追い詰めたのに一頻り暴れた事に満足してそのまま帰ってしまう一幕も。特撮の女性幹部でも珍しい脳筋枠。

戦闘時は巨大な鎌を得物とし、その細腕からは想像も付かない膂力で自由自在に振り回す。
また体表の吸盤で敵の攻撃の衝撃を吸収・減衰する事が出来、さらに蓄積した衝撃を極大の破壊エネルギーとして一気に放出するというカウンターじみたも芸当も可能。
勿論純粋な肉弾戦も得意で、一見優雅な佇まいに反した素手でのパンチやキック、さらには自分の顔が傷つくのも厭わないヘッドバットなど、その戦いぶりはステゴロそのもの。

歯ァ食いしばれ!!

人間態のままでもヴァレンを終始圧倒するほどの戦闘能力を誇り、東映公式HPでは「ストマック家の暴力担当」などと称されている。

名前はギリシャ語表記の「Γλῶττα」から。
演じる千歳氏が元から173cmの長身なのに加えて、撮影では16センチものハイヒールを履いているため、結果として身長189cmというかなり大柄なキャラになっている*4ちなみにラキア役の庄司氏(188cm)と一緒に写真を撮ったときは庄司氏もブーツで身長が伸びていたため負けた。
ちなみに当人の地はめっちゃお茶目。ステゴロキャラになったのもプロレス好きな事からの発想だそうな。そしてイラストも上手で、シータ退場の際にはファンアートを投稿している。
バレンタイン・ホワイトデーの時期には東映特撮ファンクラブ(TTFC)で脚本を千歳氏が手掛けた番外編的なボイスドラマ風コンテンツ『グロッタのバレンタイン』シリーズが配信された。
怪人態のモチーフは海の怪物「クラーケン」。


ニエルブ・ストマック


フフフ……面白くなってきた。
刺激って大事だよねぇ。

演:滝澤諒

次男。
ストマック社においては技術開発を担当し、バイトのグラニュート達が人間に擬態できるよう生体改造を施したのも彼。
本来の姿は蛇のような鱗で覆われ、鋭い歯を生やしている。

一人称は「僕」
職務より知的好奇心を優先するマッドサイエンティスト気質。普段は軽く飄々とした口調で話すが、常に浮かべた不敵な笑みの裏には悪意が見え隠れする。
模範にならなくてはいけないだろう創業者一族でありながら、機密エリアで怪人態になることを始め違反行為を繰り返すといった素行不良が目立ち、またショウマの生存を知っても見逃しつつ密かに配下のエージェントを動かすなどして独自に暗躍してもおり、その本心や考えを推し量ることは難しい。
一方、血の気自体は薄いため、シータ達からはランゴやグロッタと比べれば話しやすい相手と思われている模様。
しかし、血の気は薄い代わりに兄妹の中でも特に肉親の情という感情が薄い節があり、シータがガヴに倒された際はその場に居合わせたにも関わらず援護どころかガヴの戦闘記録を優先し、死亡報告の際にもランゴやグロッタ以上に感情が揺れ動いた様子を見せずに「尊い犠牲」という表現で揶揄した。
また、人間に対しては見下している様子こそ見られるが、研究のために人間と協力することや食文化に触れてみるといった行動を起こしており、他の兄妹と比べると嫌悪感は薄いようだ。

人間界では酸賀研造と内通しており、絆斗を改造する際に用いたグラニュートの臓器を提供したのも恐らくニエルブ。
そして、情報交換の中で得たヴァレンの戦闘データとデンテの研究資料に加えて、酸賀から振る舞われたプリンを基にヴラムシステムを開発、テスターとしてあえて腹に一物抱えているラーゲ9を選抜したが結局離反され、敵に塩を送ることになってしまった。それどころか、デンテにヴラスタムギアを複製されたことで、ヴァレン フラッペカスタム誕生の遠因となるなど、彼も彼で戦犯になってしまった。

ちなみにプリン自体は自身も実食しているが、試食前に顔を顰めながら「人間はこんな物を喜んで食べるのかい?」と漏らし、口に入れた際も何とも言えない表情をしている。
ニエルブを演じた滝澤氏は口に合わなかったと解釈している模様。
後のエピソードでグラニュートは鉱物食である事が語られているため、それを考慮すると対極とも言えるプリンの存在や食感などを怪訝に感じても仕方ないところか。*5

名前はハンガリー語表記の「Nyelv」から。
演じる滝澤氏はOPダンスシーンの振り付けも担当している。そして「冷えルブ」「消えルブ」などのダジャレを普及させルブことも目論んでいルブ。
本作の放送開始時点で他のニチアサキッズタイムや特撮ヒーロー番組への出演はないが、舞台作品であるもののプリキュアに変身した経験があるという、一風変わった経歴の持ち主でもあったりする。
ところで、平成以降の『仮面ライダー』シリーズにおいて、メガネありのインテリ系キャラはネタキャラと化す傾向があるが、ニエルブは寧ろ11年前の極悪サイエンティストに近い気質と言えよう。


シータ・ストマック


楽しそうにやってんじゃん。
お前と一緒にいた人間たちも幸せそうで……良いスパイスになるかもな。

身長:195.0cm
体重:58.3kg
特色/力:俊敏性/短銃/連携攻撃
演:川﨑帆々花(ほのか)
スーツアクター(怪人態):五十嵐睦美

次姉。
双子の弟であるジープ共々仕入れ統括を担当しており、髪色が向かって左が白で右が黒なのがシータ。そしてこっちはよく見ると短パン。ファングジョーカーと同じ配色なのがシータと覚えよう。
本来の姿はのような見た目で、両肩に白い毛皮をケープのように纏っている。

一人称は「俺」、二人称は「お前」。
乱暴な口調で話し、性格も粗野で大雑把なところが目立つが、ジープのことはなんだかんだ大事に思っている様子。

バイトのグラニュート達が次々連絡を絶っている(=ガヴに倒されている)事実からジープと共にいち早くショウマの生存に気付くも、「弱っちい赤ガヴ」を甚振る楽しみを取っておくために兄姉たちにはその事を秘匿していた。
が、そうこうしているうちにショウマによってヒトプレスの仕入れに支障をきたすようになり、遂には人間界の拠点まで破壊されてしまいだんだんと一族内での立場が悪化。
遂には赤ガヴ生存の報告を怠った事と職務怠慢*6を理由に、ランゴから1クール足らずにして姉弟揃ってクビを宣告されてしまった。
なんとか「10日以内に赤ガヴを倒して良質なヒトプレスを5ケース分納める」事を条件にクビを保留にしてもらい、本腰を入れて打倒ショウマに挑む事となる。
……が、それすら失敗して完全にランゴに見限られ、ストマック家の地位を盤石化するべく富裕層と政略結婚するよう命じられる羽目に。
このままではジープと離れ離れになってしまうと危惧し、同時に自分達の面子を潰したショウマを人間界ごと滅ぼそうと暴走し始める。

戦闘では俊敏な身のこなしと短銃による射撃戦を得意とする。
ショウマとの直接対決では、ジープとの連携でガヴの既存の全フォームを圧倒して見せた。そんなに強かったら最初から真面目に戦えばクビにされずに済んだのに……。
その後、爆破テロを起こしてショウマをおびき寄せるも、新たな力・ケーキングフォームに圧倒される。
そしてジープを押し退ける形でケーキングブレイクを受け、爆散。その場には短銃と破損したミミックキーだけが遺されたのだった。

……よかった……。


なお、破損したミミックキーはまだ動作するようで、第29話ではジープが試しにシータのミミックキーをハメてみたところシータの姿になり、鏡に映ったシータの姿を見てショウマたちへの復讐を誓っていた*7

名前はそのまま日本語表記の捩り。
川﨑女史は、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のドン1話やドン10話に登場したモブ女生徒役として出演したことがある。
また、怪人態のモチーフは、北欧神話に登場する双子の狼の片割れ「スコル」。その名は「嘲り」を意味するという。


ジープ・ストマックジープ・ジャルダック


可哀想ねぇ。
ママと同じ人間だったら一緒に死ねたのに!

身長:196.1cm
体重:58.5kg
特色/力:俊敏性/双短剣/連携攻撃
演:古賀(るいと)
スーツアクター(怪人態):酒井和真

三兄。
双子の姉であるシータ共々仕入れ統括を担当しており、髪色が向かって左が黒で右が白なのがジープ。こっちはスカートを履いている。
シータ同様本来の姿は狼のような見た目で、こちらは鉤爪を模したような薄い青の装甲を纏っている。

シータとは逆に一人称は「私」
女性言葉を使うなど女性的な印象。せっかちな姉に比べて落ち着いた性格で、現場担当という事もあり目利きの鋭い面も。
しかしながら責任感の乏しさはシータと共通するところで、また自分達のこれまでの横暴と怠慢を棚に上げてショウマやランゴを恨むなど、基本的には姉ともども他責思考の塊である。

ショウマと再会した当初こそシータと共にショウマを嘲っていたものの、差し向けたエージェントを撃退されたのを機にどんどん立場が悪くなり、グロッタに脅されたりニエルブに泣き着いたりする始末。
ランゴからの解雇通告を受けて本気で焦りながらショウマに挑むが、どうにも危機意識が足りていないのは否めず失敗。
結局正式にクビにされた挙句、富裕層へ嫁ぐよう命令される事に。あれ?「嫁ぐ」?「婿入り」じゃなくて?*8
自分達の帰る場所を奪ったとしてショウマに(幼少期からの嫉妬も含めた)逆恨みを募らせ、シータと共に街で破壊活動をしながらショウマを誘き出すという行動に出る。

戦闘では双短剣を武器に戦う。
小柄な体躯に見合わぬパワーとスピードを有し、シータとの連携で獲物を追い込む。

第14話でのショウマとの決戦でシータを目の前で喪い、発狂。土砂降りの雨の中、まるでシータとお揃いになるように黒髪を切り落としていた……。
ロジョーの一件後は物語からフェードアウトしていたが、ボッカの娘であるリゼルとの出会いを機にジャルダック家の婿養子となり、自分を追放した兄姉達、そして片割れを奪ったショウマへの復讐を開始。手始めにストマック社の副社長に就任し、ランゴを社長の座から引き摺り下ろす事に成功した。

名前はヒンディー語表記の「जीभ」から。変な親父師匠を鍛える時に乗り回していたアレではない、念の為。
古賀氏の中性的な容貌に加えて衣装もゴスロリ服だが、上記の通りれっきとした男性である*9本編中で初めて言及されたのは第4話で、ショウマが「ジープ兄さん」と呼んだのに脳を破壊された視聴者多数。
怪人態のモチーフは、北欧神話に登場する狼にしてスコルの双子の兄弟「ハティ」。その名は「憎しみ」を意味するという。


ショウマ・ストマック仮面ライダーガヴ

演:知念英和

主人公。四男で人間とのハーフ。
先述の通り、家族から酷薄な仕打ちを受け続けており、抹殺対象にされている。
当人にとっても彼らは母・みちるの仇である上、闇菓子の流通を阻止すべく何人ものグラニュートを倒しているため、完全な敵対関係にある。
しかし他のきょうだいは彼を「赤ガヴ」としか呼ばないのに対して彼の方は「名前+兄さんor姉さん」と呼ぶあたり、一応家族として扱ってはいるらしい。
詳細は個別項目を参照。


ブーシュ・ストマック


あなたの知恵と技術で、ショウマに力を与えてくれないか?
私達と同じように眷属を生む力を……たくましく生きる力を!

CV:竹内良太
スーツアクター:縄田雄哉

故人。
ストマック家の父親で、ストマック社の前社長。ランゴの本来の姿に髭を生やしたような姿をしており、左角にはリング状の装飾があり、口元もよく見るとニエルブの本来の姿と同じ網状になっている。

一人称は「私」
人間界から連れてきたみちるを見初めてしまい、彼女との間にショウマを儲けた。
その後は2人を屋敷の一室で保護していたが、当時既に闇菓子を製造していたストマック社で「人間を幸せにする」行為は危険そのもので、2人に対してはDVやスパルタ紛いの対応しかできず、それを巡る真意も隠し続けた過去がある。
また、ハーフ故にグラニュートとしての能力が不完全だったショウマを憂い、デンテにガヴの改造を依頼したり、自身も稽古を付けようとしたりしていた。
それらはブーシュなりの愛情ゆえで、彼のことをデンテは「妻と息子を愛していた」と評していた……が、
  • 当のみちるからの認識:「自分を元いた人間界から攫って返さず望んでもいない子まで産ませ、息子ともども閉じ込め続けた人食いの化け物」
  • ショウマからの認識:「自分と母を不幸に追いやった元凶」
  • みちるとは別にいたはずの本妻との子であろうランゴ達からの認識:「闇菓子の材料でしかない人間との間に子供を作ったイカれた親父」*10
……と、身内からことごとく嫌われながらこの世を去った。
また、ショウマばかりにかまけてシータとジープの誕生日にも顔を出さず蔑ろにする姿をも見せており*11、この振る舞いは二人がショウマを「自分たちから父の愛情を奪った相手」として嫉妬と憎悪を掻き立てる原因にも繋がってしまっている。
そして自身の死後、生前の懸念通りランゴ達はショウマとみちるの排除に動き、さらに兄弟同士での殺し合いまでが起きる事態にもなった。
故人でありながら掘り下げられるたびに視聴者からの好感度が下がって行く様は、ある意味過去作蛮野天十郎などと良い勝負ぶり。

しかしブーシュの生前の行動の真意はショウマに伝わったのか、「たとえ善意からであろうと相手を不幸にしてはいけない」「悪いのは人間の幸せを食い物にする側」と、ショウマの行動指針を決定づける事となる。

名前はフランス語で「口」を意味する「Bouche」から。


デンテ・ストマック


虜になってしまうとやめられないのじゃよ、闇菓子は。
我ながら罪なものを作ったもんじゃ。

CV:多田野曜平
スーツアクター:岡元次郎

ショウマやランゴ達の大叔父。
クジラかガマガエルのような恰幅の良い体格のグラニュート。
かつてはストマック社で技術部門を担っており、闇菓子及び人間から幸せな感情をスパイスとして抽出する技術を開発した。
また、ブーシュの頼みでショウマのガヴを赤ガヴに改造する手術もした。
その際に人間の研究をしたことで人間界のお菓子にハマってしまい、またストマック社の仕事に関わる事に飽きたため、現在は人間界でホームレス同然の隠居生活をしている。
この経緯のため一族との繋がりはほぼ途絶えており、ブーシュの死もランゴ達の台頭も知らなかった様子。
ランゴ達からのデンテに関する言及もほとんどなく現状をどのように認識されているのかは不明。生きておりショウマに協力していることが知れれば粛清されてもおかしくないのだが現状その様子はない。

一人称は「儂」。でっぷり太った体型はお菓子をドカ食いしたせいだとか*12。ちなみにショウマと違いお菓子を食べても眷属を生み出す様子は見られない。

一見、関西弁が混ざったような口調で話す好々爺だが、上記の通り闇菓子及びその製造工程の根幹はデンテが作り出したもので、つまりみちるや早恵を始めとする多くの人間の失踪とに間接的に関わった人物。
というか闇菓子自体が禁制品なだけに、グラニュート界基準でも立派な犯罪者
会話の中でも井上母子を冷遇し続けたブーシュをショウマの前で擁護したり、自分が闇菓子の開発者だとショウマとラキア(二人とも闇菓子のせいで家族を失っている)の目の前でカミングアウトしたりと、どうにもデリカシーが欠けた発言が目立つ。

とはいえ差別的で冷淡なランゴ達と違い、ショウマに友好的かつ協力的な立場を取っているのも確か。
そして、人間界をストマック社から守るため兄姉達と戦う事を決意したショウマから、「お菓子を融通する代わりに自分をサポートして欲しい」と協力関係を申し出られる。
「一応儂もストマック家なんじゃが」と少々複雑そうにしつつも、打算抜きにショウマと人間界を気に入りつつあった事もあり、最終的にその条件を飲んだ。
もっとも、ショウマ自身は上記の件もあって完全には信用していない節はあり、一応穏当には接しているが連絡兼監視役のゴチゾウを渡している。
デンテ本人も自分が信用されていない事は自覚している一方、ショウマとの関わりの中で少なからず心境に変化が生じてきており、自分に怒りをぶつけて来たラキアに「あの時兄貴を止めていれば何かが変わったかもしれん」と後悔の念を吐露し、「自分は殺されても文句はないがショウマには協力してやってくれ」と頼んでいる。

ミミックキーは持っていないのか、基本的にアジトから出ることはないが、ゴチゾウからショウマのピンチを伝えられた際にはそのまま人間の服を着てショウマを助けに出向いている*13
ヒトプレスの開発より先にミミックキーは実用化されていた描写があるのでなぜミミックキーを使わないのかは不明。

名前はイタリア語で歯を意味する「Dente」から。
デザインは篠原氏ではなく、一般のグラニュートと同じくK-SuKe氏が担当している。とはいえストマック家の縁者なので、デザインの方向性はランゴ達に寄せている。
ちなみに東映側公式サイトのキャスト紹介にて、声が箸袋ヲタ怪人でスーツアクターがシャンゼリオンな事も説明されていた。
ある意味人を食物扱いする異種族なのに地球の事物にハマった点は箸袋ヲタと共通しているかもしれない。

ゾンブ・ストマック


フフッ、異世界で手に入れた未知の材料だ……。

CV:島田敏
スーツアクター:縄田雄哉

ストマック社創業者。デンテの兄でブーシュの父。
細長い角を生やした山羊かレイヨウのようなグラニュートで、息子や孫と血の繋がりを感じさせる一方、弟のデンテとは全く似ていない。

ある日「異世界で手に入れた未知の材料」をデンテに提供したことで闇菓子の原型となる菓子の開発に成功。
その後闇菓子の旨味に取り憑かれ中毒となったグラニュートを見て「闇菓子で天下を獲る」という野望を抱き、元々ただのお菓子メーカーだったストマック社を現在のストマック社の方針へと転換させた。
つまり、本作における全ての元凶である。それを踏まえてブーシュを見るとこの親にしてこの子ありという感じである
ショウマと面識はないため、少なくともショウマが物心のつく前にはこの世を去っているものと思われる。その末路は不明だが一番殴りたい奴がもういない

名前はポーランド語で歯を意味する「ząb」から。


親戚

ボッカ・ジャルダック


困るなぁ!そんな大きな発見は共有しておいて貰わないと…

CV:安元洋貴
スーツアクター:高田将司

グラニュート界現大統領。リゼル・ジャルダックの実父でありジープの義父。
白い外骨格と紫色の肌に蛸と羊が混ざったような姿のグラニュートで、金の刺繍が施されたド派手な純白のスーツを着こなす。

一人称は「私」
紳士的な振る舞いに反して性格は慇懃で高圧的。
グラニュート界における最高権力者故にランゴを含めたストマック家の誰もが歯向かうことのできない絶大な存在であり、一方でその強引な政治手腕は庶民から少なからない反発を招いている様子(ラキア曰く『まあまあ評判の悪いオッサン』)。
反面、娘のリゼルには駄々甘で、リゼルのお願いは二つ返事でOKを出すほど。ただし費用や諸準備はストマック社に全て押し付けている。
婿になったジープを通して闇菓子技術と人間界の存在を知り、大っぴらな人間の資源化を目論むように。そして29話以降ストマック社の後ろ盾……という建前でランゴ達の首根っこを掴んでしまった。

ランゴのエージェントを片手で軽く消滅させるほどの力を持ち、戦闘面においてもその実力はかなりのものであると思われる。


デザインモチーフは太古の地球の支配者たる邪神「クトゥルフ」。
安元氏は『ライドカメンズ』にて力の仮面 マイタス/大怪人マイタシャールの声を演じていたが、TVシリーズの出演は今回が初。また、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のナレーションや『ヒーリングっど・プリキュア』のグアイワルの声を担当しており、香村氏が脚本を担当した作品への出演は3回目となる。
これに伴い、安元氏はニチアサ出演コンプリートを達成した。
ついでにスーツアクターの高田氏は長年スーパー戦隊を支えた人物であり、ライダーでのレギュラー出演はガメルアンク(ロスト)以来となる。


リゼル・ジャルダック


何それ?かわいい〜!!!

この女?私にそんな口聞いていいの?

演:鎌田英怜奈

グラニュート界の大統領、ボッカ・ジャルダックの娘。
人間態は黒と青のド派手なゴスロリ衣装で着飾った銀髪縦ロールの美少女。グラニュート態は羊に似る。

ある日シータを失った悲しみから抜け出せず、道端でシータの忘形見である壊れたミミックキーを持って泣きながら路頭に迷っていたジープを見つけ、そのミミックキーを「かわいい」と称し私にちょうだいと要求。
当然形見を渡すわけにはいかないと断るジープだったが、自分が大統領の令嬢であり言うことを聴かなければただではすまないと脅迫。
それを聞いたジープは以前ランゴから「富裕層と結婚しろ」と言われたことを思い出し、自分の身の上を語った上、彼女と交際を開始したのち結婚。交際と同時にジープからストマック社と闇菓子の事を聞き、ニエルブに頼んで密かに作ってもらったミミックキーによって人間体を手に入れた。*14ランゴとグロッタは言われるまでグラニュートだと気付かなかった様子。ジープが親父と同じ性癖に目覚めたと勘違いでもしたのだろうか
また、人間体の姿が相当気に入っているようで、グラニュート界に戻っても引き続き人間体のままでいるため、ボッカからは苦言を呈されていた。
その後ストマック社にジープと父とともに顔合わせとして来社し、人間界に別荘を用意してもらいジープとその別荘を拠点として人間界で活動を開始。

そして第30話からはジャルダック家の傘下に入ったことにより、ストマック社の新たな社長に就任した。

人間体は一目ではとても悪人には見えない色白で可愛らしい美少女だが、上述するように壊れたものや不気味なもの(例:ホラー映画のポスター)を「かわいい」と称するなど感性が猟奇的で歪んでいる。
また、相手に詰められたり要求を飲もうとしないと自分が大統領の娘であることを盾に自分の身を守ったり要求を押し通そうとする傲慢さも持ち合わせている。

しかも単なる七光りではなく、本人の戦闘能力も高い。
初戦闘では怪人体に変身した時の気迫だけでガヴのフォームで最強硬度を誇るグルキャンフォームとそれまで一度も強制変身解除されることがなかったヴラムを二人まとめて強制変身解除に追い込んでいる。

夫であるジープの事は愛してはいるようだが、ジープの事を「私のかわいいお人形」と称しており、彼の事を「家族」というより「所有物」という感覚で見ている模様。

ジープ自身も彼女のその異常な感性と、背後に大統領がいることから下手な真似をすれば自分の身も危うくなると自覚しているのか、結婚したことでランゴ達の鼻を明かした一方、彼女に対して畏怖の感情を抱いているような反応をしている。

怪人態のデザインモチーフは盲目にして無貌の神「ニャルラトホテプ」。


眷属

エージェント


身長:不特定
体重:不特定
特色/力:高い知性/優れた戦闘力/忠誠心
CV:櫻井皓基(男)、東海林亜祐(女)

ストマック家のグラニュートが生みだし、使役することのできる眷属で、今作における戦闘員ポジション
眷族を生み出せるのはストマック家のグラニュート固有の能力なのか、バイトのグラニュート達が眷族を生み出す描写は無い。
カラスのようなマスクと黒尽くめのパーカーのファッションが特徴。男女2種類存在しており、デザインも微妙に異なる。
人間界とグラニュート界の橋渡しの役割を果たし、ヒトプレスの徴収と闇菓子の譲渡が主な役割*15。グラニュート界では闇菓子の売り子、というか売人も担う。
顔に走る発光体と、ボディに垂れているリボンに自身の生みの親たるストマック家メンバーのパーソナルカラーが差し色として入っているのが特徴で、これは該当メンバーへの忠誠心を示すとともに、誰に仕えるエージェントなのか一目で識別できる。
あと、彼らが失態を犯した際のマウンティングの材料にもなる。

差し色は、
  • →ランゴ
  • →グロッタ
  • →ニエルブ
  • →シータ
  • →ジープ
  • →ゾンブ
となっている。

戦闘員枠ながら高い戦闘能力を有し、2~3体いれば十分ガヴを追い込める事ができる。
特にランゴのエージェントはブリザードソルベフォームともまともに渡り合い、グルキャンフォームの最大火力を以てようやく撃退できたほどの戦闘力を誇る。
この手の人工生物ポジションとしては異例な事に知性や言語能力も高く、単独でのイレギュラー対応や、他のグラニュート達との会話も問題なく可能。
バイト達は(良くも悪くも)人間味に溢れた性格の持ち主が多いので、相対的にエージェントの方が賢く見えるシーンも多い。
今週の怪人であるグラニュートはバイトなのに対してこちらは正社員といった立ち位置。つまり怪人よりも立場が上の戦闘員ということになる。

デザインは武藤聖馬氏が担当している。
また、CVを務める両氏はゴチゾウの声も担当しており、彼らがショウマにとってのエージェント(眷属)である事がキャスティング面でも強調される形となっている。

バトラー


身長:不特定
体重:不特定
特色/力:秀でた教養/卓越した戦闘術/忠誠心
CV:下和田ヒロキ

ボッカ・ジャルダックに生み出された、ジャルダック家に仕える眷属。
「butler(執事)」の名に相応しく、如何わしさ丸出しのエージェントと対照的に上等なスーツとスカーフを着用し、頭部は金色の兜のような形状。
ジャルダック親子の身辺警護や身の回りの世話を務めており、教養・戦闘能力・忠誠心どれを取ってもエージェントより上。

CVの下和田氏はフラッぺいずゴチゾウと兼役。
頭部の魚のヒレのような意匠を見るに、デザインモチーフはクトゥルフの眷属である神話生物「深きものども」であろうか。


余談

怪人態のデザインは一部を除き、篠原保氏が担当している。
口元などにステンドグラスのような意匠が含まれており、一般グラニュートよりも禍々しくスタイリッシュなフォルムで差別化されている。
デザインモチーフにはそれぞれ北欧神話が採用されている事が明言されている他、一部視聴者からはショッカーの大幹部も含まれているのではと予想されている。
一方ジャルダック家はクトゥルフ神話をモチーフとし、全体的な色使いも黒を中心としたストマック家に対し白を基調とする。

作中のロケについては、本社が『千葉市美術館』、闇菓子工場は『毎日新聞北関東コア』にて撮影。


追記・修正は、闇菓子に手を出さない方がお願いします。

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最終更新:2025年04月22日 20:40

*1 外部からの来訪者に顔を見られても素顔である怪人態の顔が割れることがないためと思われる

*2 一応、ストマック家が経営者であるという一面を考えると、家族でも失態を重ねれば容赦なく冷遇するという関係性は無能な身内に対しても依怙贔屓を起こさないとも考えられるので、家族経営のデメリットが発生しにくいとも考えられるが

*3 メタなこと言うと役者陣が多忙のため

*4 アクションシーンの撮影の際はヒールの低いシューズに履き替えている。

*5 後にラキア(ラーゲ9)がプリンを食べた際は美味しそうにしていたが、これは好みの差というよりはプリンに対する思い入れの違いからと思われる。グラニュートは「感情」を味覚で感じられるため、明言されてはいないがその点が影響した可能性もある。

*6 元々仕入れ業務に関して言えば「バイトがバックレるなんてよくある事」と発言しており、管理能力は高いとは言えなかった様子。

*7 本人の退場後も川﨑氏がクランクアップしていないのは恐らくそのため。

*8 基本的にシータとまとめて扱われるので、いちいち各々の性別に合わせて言い直してもセリフが冗長になってしまうため省略されているものと思われる。その上で両性どちらにも使える「結婚するように」としなかったのは、短いセンテンスの中で「ストマック家から事実上放逐し、外の一族とのパイプを作る道具として扱う」というニュアンスも含める必要があったためだろう。

*9 役者も過去に別の2.5次元舞台作品で女装キャラを演じていた経験がある。

*10 上記の通り、二人を保護している間も闇菓子自体は作っていた=人間を攫って殺していたわけなので、みちるとショウマは勿論、ランゴ達からも理解不能に映ったのは想像に難くない……。

*11 家族への情が薄いランゴを初めとする兄妹ですら上辺だけの礼儀ではあるが誕生祝いを与えているため、より一層ブーシュの本流であるはずの子供に対する冷たさが目立ち、これに対しグロッタ役の千歳まち女史も「パパはせめてパーティーの席に来なさい!!!!!!!!」と憤慨していた。

*12 よく見ると、ガヴの上の歯も全て抜け落ちている。

*13 本人曰く「完璧な変装」

*14 そのためニエルブは事前にこの事を知っていたが、揉め事を恐れてランゴ達には黙っていた。彼女たちが来社してこの事実が発覚した際、当然ランゴたちからは文句を言われ謝罪した。

*15 以前は仕入れ業務も行っていた。