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ウルトラマンシャドー

登録日:2025/11/24 Mon 06:49:51
更新日:2026/05/18 Mon 22:21:40
所要時間:約 7 分で読めます




最強の敵は、ウルトラマンだ。


行け!シャドーよ、ゼアスちゃんを死に追いやり、人々を絶望させ、心を奪ってくるのだ!


宇宙戦闘ロボット ウルトラマンシャドーとは、『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』に登場するロボット。


概要

レディベンゼン星人/悪神影美がウルトラマンゼアスのデータを基に作り上げた、ウルトラマン型ロボット。
一度ダウンしてもリセット光線で即時復活するなど、明らかに生物とは思えない特徴を持ってはいるが、
当初はロボットであることは隠されており、物語後半、シャドーアイランドでのゼアスとの決戦にて、
ゼアスのウルトラかかと落としを頭部に受け、頭部装甲が破壊されて内部メカが露出した時に正体が露見した。*1

全体的なフォルムはゼアスそっくりだが、赤いボディに銀色のラインが基調のゼアスとは対をなす、黒いボディと金色のライン*2が基調となっているほか、
目つきが悪く、耳や爪先が尖っているのも特徴で、如何にも「悪のウルトラマン」な見た目になっている。
ちなみに、何故レディベンゼン星人が夫であるベンゼン星人を叩きのめした仇とも言えるゼアスそっくりのデザインでシャドーを造ったのかは不明。

普段はシャドーアイランドに格納されており、ここでメンテナンスや調整を行われている様子。レディベンゼン星人の指示によって出撃する。
ゼアスの抹殺を目的として造られ、事実ゼアスに一度完勝を収めている。

ゼアスや他のウルトラマン同様に、胸のカラータイマーは弱点となっているが、活動時間の制限はない他、
カラータイマーへ攻撃されることを見越してか、相手の攻撃を跳ね返すカラータイマーシールドが内蔵されている。
大きなダメージを受けると機能停止してしまうが、シャドータワーから放たれるリセット光線*3を受けると即座に回復・再起動するという、
生身のウルトラ戦士には不可能であろう、ロボットならではの強みもある。
え?生身のウルトラ戦士たちも外部からのエネルギー補給で即座に全回復してるシーンが結構ある?
なお、活動時間の制限はないが、ダメージを受けるなどしてエネルギーが減るとカラータイマーが点滅する。
点滅音は「ガコン、ガコン」といった、燃料切れが近いストーブを思わせるような重く低い音が響く。

武器も多数持ち、
  • 必要に応じて瞬時に両手に召喚・装着でき、打撃のダメージを高める他、シャドー・メリケンミサイル等も発射できるシャドー・メリケングローブ
  • 装着したシャドー・メリケングローブを敵の顔面やボディ目掛けて高速で撃ち出すシャドー・メリケンパンチ
  • 希望を失った人々を洗脳する効力を持つマインドコントロールビーム
  • スペシュッシュラ光線と同等の破壊力を持ち*4、シャドータワーからエネルギーを送り込まれることで威力を増す必殺光線・シャドリウム光線
などが得意技。

劇中ではシャドリウム光線よりもシャドー・メリケンパンチの方を繰り出す場面の方が多く、
シャドリウム光線が文字通りの必殺技とするならば、シャドー・メリケンパンチは繋ぎにも使える得意技と言えるか。
シャドー・メリケングローブは両手に装着されるため、左右交互に撃ち出すことで連打できるが、基本的には右の一撃で片が付く。
ただ、ミラクロン戦ではあたかも一度ダウンさせられた憂さを晴らすかの如く、わざわざ二発撃ち込んで撤退に追い込んでいる。明らかにオーバーキル

ちなみに、シャドリウム光線は腕を十字型*5に組んで放つ必殺光線だが、シャドーは立てる方の腕の拳を握っているという特徴がある他、
ゼアスのスぺシュッシュラ光線の構えと左右が反転しているため、ある意味では左右が逆のゼアスよりも本家スペシウム光線に近い構えになっている。


データ

種別:宇宙戦闘ロボット
身長:62m
体重:6万5000t
飛行速度:M21
走行速度:M6
水中速度:M1
地中速度:M1.5
ジャンプ力:1200m
出身地:シャドーアイランド
スーツアクター:金塚裕


劇中での活躍

『ゼアス2』の冒頭から、ゼアスと空中戦を展開。
ゼアスを執拗に追跡し、南極の氷上に叩き落して戦いを挑む。

シャドーはどこか怯えているようなゼアスの攻撃を冷静に見切り、的確にカウンターを入れるなどして追い詰めていき、シャドー・メリケンパンチで左目に痛打を与える。
まともにパンチを受けたゼアスは左目が充血したように真っ赤になってしまうと共に、シャドーに対する恐怖心を植え付けられ、
それでも起死回生とばかりにスペシュッシュラ光線の構えを取るが、シャドーもシャドリウム光線で応戦。
恐怖心でスぺシュッシュラ光線の威力が低下していた影響もあり、光線の競り合いを制してゼアスに完勝する。

この戦いは後日、どこかで見たことがあるニュースキャスターによって報じられ、その模様は「黒いウルトラマン出現 ゼアス敗北」と銘打たれた。
ゼアス=朝日勝人は命こそ拾っていたが、シャドーに敗北して氷の上に倒れた自身の姿や、
影見道場の門下生が見せるシャドー・メリケンパンチの構えを見ただけで恐怖に駆られるほどのトラウマを負い、
戦いへの恐怖心からか、薩摩萬隊長の発言も耳に入らなくなってしまう。

その後、レディベンゼン星人の指示で出撃したシャドーは、殺し損ねたゼアスを誘き出して今度こそ亡き者にするため市街地に降り立つと、
超宇宙防衛機構 Mydoのスカイフィッシュ2機の連携攻撃をものともせず、むしろ彼らの作戦を逆手にとって2機とも墜落させる。
続いて勝人が目の治療とともに故郷の父から贈られたカプセル怪獣・ミラクロンを(半ばヤケ気味に)呼び出すもあっさりあしらい、
「自分が戦うまでもない」と言わんばかりに自身のカプセル怪獣・ダークラーをミラクロンにぶつける。

しかし、愛嬌のある見た目とは裏腹にかなり強かったミラクロンにダークラーは倒されてしまい、
念力でダークラーを叩きつけられたシャドー自身もダウンさせられ、カラータイマーが点滅を開始。
直後にリセットを受け間に復活したシャドーは、容赦なくシャドー・メリケンパンチの連打を浴びせ、ミラクロンを撤退に追い込むのだった。
そして、ゼアスが登場しないことに苛立ったレディベンゼン星人の指示を受け、
スプーン片手に「もっと若ければ……!」と嘆く男性を筆頭とした民衆や星見透隊員を洗脳し、拉致した。

その後、Mydoは数学副隊長考案の「ゼットン光線」を搭載した巨大母艦・スカイシャークでシャドーアイランドに出撃。
迎撃に現れたシャドーのカラータイマー目掛けて、スカイシャークはゼットン光線を照射するが、
シャドーはシールドを展開してそれを跳ね返し、自分を倒すために編み出された光線で逆にスカイシャークを撃墜した。

脱出したMydo隊員たちに容赦なく追撃を仕掛けるシャドーだったが、そこにゼアスが現れた。
勝人は正道会館での激しい特訓によって精神を鍛え、シャドーへの恐怖心を克服したと師範に認められたことを受け、戦線に復帰したのだ。
シャドーアイランドに向かったMydoの様子は生中継されており、冒頭でゼアスの敗北を伝えたニュースキャスターが実況していたが、
ゼアスの復活を目にした彼は、「ウルトラマンが帰ってきました!」と笑顔で報じた。

こうしてゼアスと再戦することになったシャドーだったが、恐怖心を克服したゼアスの動きは初戦とは全く違っていた。
シャドーは自身の攻撃をゼアスにほぼ完璧に見切られ、攻めかかったところにカウンターを入れられるなど、やや劣勢を強いられ、
地上戦は不利と見たかシャドーは飛び上がって空中戦を挑み、切り札のシャドー・メリケンパンチを繰り出すも、ゼアスにはあっさりと見切られる。
そして、ゼアスが特訓の末に編み出したウルトラかかと落としをマトモに喰らってしまったシャドーは、勢いよく地表に激突。
頭部を損傷した上に、地面に叩きつけられたショックでシャドーは起き上がることが出来ず、辺りには点滅するカラータイマーの音が虚しく響き渡る。
それはまさに、南極での戦いの結末と真逆の構図であった。

苛立った影美のリセット光線で再起動したシャドーはシャドリウム光線の構えを取るが、
一方のゼアスもゼアスの名を呼ぶ人々の声に背を押されながら、気合を入れた後にスぺシュッシュラ光線の構えを取る。
そして、一瞬の静寂の後、スペシュッシュラ光線とシャドリウム光線が再びぶつかり合った。
一進一退の衝突に痺れを切らした影美がシャドリウムエネルギーの出力を最大にしたことで、パワーが増したシャドリウム光線が一度優勢になる……。

だが、その時!
気合の咆哮と共に腕をX字に構え直したゼアスが生み出した新必殺技「クロス・スペシュッシュラ光線」に押し返され、シャドーは敗北。
シャドーの撃破により、洗脳されていた人々や影見道場の門下生は解放された。
残るは影美=レディベンゼン星人のみとなったが、不利を悟ってか彼女はゼアスと戦うことなく捨て台詞を吐き、退散。
かくして、地球の平和は今度こそ守られたのだった。


『ウルトラマンレグロス ファーストミッション』

映像作品では『ゼアス2』から実に26年ぶりに登場。
予告では影も形もなかったため、シャドーのサプライズ登場にファンからは驚きの声が上がった。

惑星マイジーでレイバトスとソラを捕らえたザラブ星人に立ち向かう、ウルトラマンレグロスを急襲。
ザラブ星人曰く、「レディベンゼン星人から盗んだ情報で再生した」とのことで、レグロスに対しても優勢に立ち回ったが、精鶴水蛇拳無影赤龍白虎脚閃光烈波弾の3連撃で粉砕された。
シャドリウム光線に加えて、エネルギーを纏ったパンチや跳び蹴りを繰り出したり、ロケットパンチも使用できるようになった*6


『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャーNEO』

ゼアスへのリベンジを狙って再建されたウルトラマンシャドー2号機が登場。
能力は以前とほぼ同じだが、『レグロス』に先駆けて右腕がロケットパンチに改造されている。

レディベンゼン星人(影美)と共に惑星ハマーで性能テストを行っていたが、
突如復活したダークネスフィア(エンペラ星人の宇宙船)に眠るアーマードダークネスを狙って、
主人公のアイとキール星人ヴィットリオのコンビとグローザムとの三つ巴の戦いに突入。
しかし激闘の末にシャドーはレッドキングとEXゴモラの連携攻撃によって大破、レディベンゼンもグローザムに氷漬けにされる末路を辿ったのであった。


余談

  • 2000年代から発売されていた定番ソフビ・ウルトラヒーローシリーズでは、悪の戦士の殆どがEX枠で発売されていたが、
    シャドーはイーヴィルティガカオスウルトラマンと共に通常ナンバーで発売されていた。

  • ロボット繋がりか、『ゼアス2』でダウン状態からリセット光線で再起動して起き上がる際には、キングジョーよろしく腕などは使わずに直立姿勢のまま起き上がっていた。
    また、ゼアスのかかと落としを喰らった部分の頭部装甲が一部破損し、内部メカが見える場面があったり、
    最期爆散する場面ではボディの一部パーツが爆炎と共に吹き飛んでいるなど、シャドーがロボットであることを強調するような描写がある。

  • 超全集によると、シャドーの色については黒・銀も検討されていたが、「カッコ良すぎる」とのことで現在の色に決まったらしい。


  • 再登場自体、『ゼアス2』から『レグロス ファーストミッション』まで26年もかかったが、悪の戦士であるためか、ショー等ではそれなりに出番がある。

  • 『大怪獣バトル ウルトラモンスターズ』ではゼアス怪獣で唯一プレイアブル化を果たしている。


行け!Wiki籠りよ、荒らしちゃんをアク禁に追いやり、項目を追記し、修正を行ってくるのだ!


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最終更新:2026年05月18日 22:21

*1 当時のCMでもシャドーがロボットであることは隠されていた。

*2 ただし、設定上は「黒・金」だが、実際のスーツでは金色というより黄色になっている。

*3 リセットビームと表記される資料も存在する。

*4 ゼアスとの初戦ではスペッシュッシュラ光線を押し返してゼアスに勝利しているが、これはゼアスの心に芽生えた恐怖が光線の威力を弱めたためであり、精神を鍛えて恐怖を克服したゼアスとの再戦時には互角のぶつかり合いをしている。

*5 倒す方の腕を、立てる方の腕の手首よりもどちらかと言えば肘に近い位置にあてるため、L字型と言われることも。

*6 尤も、「シャドー・メリケンパンチ」は拳に召喚・装備したシャドー・メリケングローブを相手目掛けて高速で飛ばす、要はロケットパンチのような必殺技なので、ロケットパンチに関しては『ゼアス2』の時から使っていたとも言えるが。