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レフ・ライノール

登録日:2025/12/12 Fri 00:16:55
更新日:2026/02/15 Sun 23:04:24
所要時間:約 17 分で読めます






Fate/Grand Order』の登場人物。
CV.杉田智和


人理継続保障機関フィニス・カルデアの顧問を務める魔術師。カルデアに赴任したのは1999年。
疑似地球環境モデル・カルデアスを観測する「近未来観測レンズ・シバ」の開発者。
紳士然とした好青年といった人物で、マリスビリーの死によって期せずしてカルデアの所長となってしまったオルガマリーを親身になってサポートし、彼女から依存に近い信頼を抱かれている。
ロマニ・アーキマンとはかつての学友。

しかし、その正体はゲーティアによって派遣された七十二柱の魔神の一柱、フラウロス。
正確には、魔術王から派生した魔術師たちの遺伝子に刻まれた魔神の依り代となる呪いが起動し、フラウロスとして覚醒した存在。
人理焼却の実行役であり、彼が魔神柱である自身を自覚するまで生き延びてしまった場合、人理焼却は実行される。

本性を現してからは非情なサディストとなり、目をかっ開いた凶悪な笑顔を見せるようになる。
オルガマリーの事も内心では嫌悪しており、事を起こすにあたってカルデアの管制室を爆破する際も彼女の足元に爆弾を設置し、確実に殺せるようにしていた。
しかし、オルガマリーの肉体は死んだものの、それによって残留思念となったオルガマリーは特異点Fへとレイシフトしてしまった。
加えて何の力もない一般人だからと見逃してやった主人公マシュと共に特異点Fにレイシフトしたこと、本来なら爆破で抹殺するはずだったロマニが別室でさぼっていたために管制室への到着が遅れ難を逃れてしまったことなど、予想外の事が幾つも起きてしまったことには「どいつもこいつも統率の取れていないクズばかり」と口汚く罵倒した。
そして邪魔者であったアルトリア・オルタが敗れると特異点Fに現れ、オルガマリーをカルデアスへと放り込み、消滅させた。

その後は第二特異点で暗躍。主人公たちが第一特異点を解決したことで彼らを生かしたミスを咎められ、時間神殿への帰還を許されず後始末に駆り出される。
第二特異点の終盤では魔神柱としての姿を現して主人公たちと戦い敗れたが、たかが英霊に魔神柱が敗れるはずがないと、神殿から離れたことで力を出せなかったと結論付けた。
そして時代を破壊すべくアルテラを召喚したが、アルテラによって縦に真っ二つにされてしまい、あっさりと退場してしまった。
しかもギャグシナリオで黒髭が同じように真っ二つにされたシーンで「レフ教授ーーーー!!」と主人公に言われる始末。

しかし、魔神柱は時間神殿ある限り不滅であるため、終局特異点にて再び姿を現す。
領域そのものが魔神柱である時間神殿においては何度倒されても復活する不死性を発揮し、主人公とマシュを追い詰めるが、これまでの旅路で縁を結んできた英霊たちの軍勢による反撃が始まり、主人公とマシュの玉座への到達を許してしまう。

更に真のソロモン王であったロマニ・アーキマンが解放した宝具『訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの』によって七十二柱の魔神たちの結合は崩れ始め、その集合体である魔神王ゲーティアも崩壊を始める。*1

そして魔神たちが次々と消滅していく中、フラウロスは最後の一柱となるまで残り続け、主人公になぜここまで戦えたのかを問いかける。
それに主人公は「生きるため」という至極単純な答えを返し、その答えを以て「人間」を理解したゲーティア=フラウロスは哄笑を上げながら機能を停止した。



「まほうつかいの箱」に掲載された短編小説『2015年の時計塔』では、魔神柱となる事はなかった彼の物語が語られる。
この世界での彼は「フラウロス」を通名とする多重人格者。
「過去」を重んじ、魔術書の解読と再定義に没頭するレフ・ウヴァルと、「未来」を重んじてあらゆる手段で未来において失われるであろう物、必要となるであろう物を簒奪し未来に送り届けるライノール・グシオンという人格を持つ。
彼らは蒼崎姉妹をそれぞれの理念において最大の理解者にして憎むべき敵と認識していた*2
ただ、各人格は常に並列で稼働しており、「フラウロス」と会話していれば「レフ」と「ライノール」は同時にその内容を認知している。青子の場合は「過去を重んじる(レフが表出した)フラウロスとしか会った覚えがない(が、その裏でライノールに好かれていた)」という状況だった(橙子は逆)。偶然か必然か、蒼崎姉妹は片方の人格しか見る機会がなかったため、生前の彼が多重人格であると気づくことはなかった。

お互いに相容れない理念を持つその人格が共生を続けられていたのは、その間に仲介役となる「現在」を重んじる第三の人格がいたためであったが、その「現在」を司る人格は、「過去」と「未来」しか見ていない彼らがいずれ破滅をもたらす事を理解し、自ら活動を停止した。
そして仲介役を失ったことで「過去」と「未来」の人格はお互いへの憎しみを増大させていき、相手を殺すために仕掛けた罠でただ一つの肉体を殺す結末を招いてしまった。
「現在」を司る人格は、今の時間を守るという自分自身の冠位指定に殉じたのである。


そうだ。それが現代の私の結論だ
過去を殺したところで未来は喜ぶだけだ
未来を閉ざしたところで過去は頑強になるだけだ
私に天命を与えた何者かの思惑に添うだけだ
だから今を守るためには、現在(ワタシ)が消えねばならなかった
その成果はあったのかどうか、誰も知る事はないとしても


『2015年の時計塔』は『月姫』『魔法使いの夜』寄りの世界だが、この自殺は『Fate/stay night』の世界でも起きるとの事。
「現在」のフラウロスは、誰も知らぬままに様々な世界で人類史を守っていだのであった。
なお、橙子は「現在」がいなくなった後に「過去」と「未来」が和解する事も望んでいたと予想している。しかしその願いはどの世界でも叶わないようだ。

また、『路地裏ナイトメア』では自分の研究室で真っ二つになり(おそらく自殺の再現)、人理焼却が始められないともがくレフに対し、「それは獣の夢だ。起こしてはいけない事業だ」「巻き込んだことはすまないと思う。だが私はせめて人間として……」と人間であった頃のフラウロスと思われる人格が語りかけている。


これらの事からも分かる通り、本来のレフは人理焼却など認めない正義の人であった。
魔神柱として覚醒してからは魔神王からの命令が第一となってしまったが、元の人格骨子が完全に失われたわけではないらしく、カルデアが行ったデミ・サーヴァント実験によって誕生したマシュの境遇には憤っており、終局特異点でゲーティアがマシュに共に極点に旅立つように誘いをかけたのは、レフ=フラウロスの意志であった様子。
魔神フラウロスが必要以上に人類を見下し、認めようとしなかったのは、「生真面目で無駄を許さず、地道な努力を評価する」というレフの性格から、人類の不甲斐なさに強い怒りを抱いていたからだという。

そしてその人格と、他の魔神柱と異なり、ロマニやマシュと直接接し、彼らの友人であったことからフラウロスはある行動を起こすことになる……


























※注意※



この先には『第2部 終章_序』の重大なネタバレが含まれています。







異聞帯という人類史の瘤を切除し、人理の濫用によって生じた歪みを正した

この場のみの限定であるが、いま地球で活動する唯一の人類として、頂点の英霊をも選び出した

ビーストに対抗する七つのクラス。冠位英霊に手を伸ばした傲慢さを今は問うまい

カルデアは最後の舞台に立つ資格を得た。異星カルデアスと対峙する運命を迎えた

だが─────

それだけでは白紙になった世界は元に戻らない。おまえたちだけでは『始まり』に戻ることさえ不可能だ

それをいまを証明しよう。かつて過去を、愚かな人類史を焼却した偉業の証───

終局の地となった、この時間神殿で



ロマニ・アーキマンの姿をとり、「カルデアの者」を名乗って各異聞帯を巡っていた何者か、その正体。

ゲーティアを構成していた七十二柱の魔神たちは敗北を認め、「我々の役目は終わった」と消滅した。それはソロモン王の人生と決断に添う事を意味し、彼らにとっても納得のいく消滅だった。
しかしその中でフラウロスだけは「そんなはずがあるか」と立ち上がり、玉座に残されたソロモン王の十の指輪から一つだけを拝借し、白紙化地球に降り立った。

魔神たちの中で唯一ソロモン王としてだけでなく、ロマニ・アーキマンという人間として彼と接し、その友であったレフ・ライノールはロマニへのいびつな友情……尊敬と後悔、憤りと対抗心……から消滅する事を認めず、ロマニに代わって前カルデアの負の遺産を破壊することを決断したのである。
既にその役目を終えた魔神としてではなく、ひとりの魔術師として。これから起こる脅威から人類を見捨てる事をしなかったのだ。

ロマニ・アーキマンの姿を取っているのは、「この先、自分が世界を救ってもそれはロマニ・アーキマンの功績である」という考えから。
負けを認めた側として、これからなお人生で得る功績は自分のものではない、と考えている。
あくまで姿を取っているだけで、ロマニ・アーキマンとして振る舞う事はないその在り方に主人公たちは「ロマニ・アーキマンの生き方に価値を見出し、その跡を継ごうとする意志」を感じ、信用できる人物と感じていた。


私はあの男の偉業(ゆめ)を奪った。であれば、その偉業に釣り合うだけの仕事をしなくてはならん



白紙化した地球ではロマニ・アーキマンの姿で異聞帯を調査し、カルデアス破壊のための道筋を練っていた。その道中で異聞帯の人類の査定の傍らに人助けも行っており、その際に「カルデアの者」を名乗っていた。
主人公たちではカルデアスの脅威にはなり得ないと考えていたため、彼らとクリプターとの戦いには基本的に干渉する事はなく、あくまでマリスビリーの計画を紐解く事を優先していた。
(とはいえ大西洋異聞帯でキリシュタリアの惑星轟に主人公たちが敗れそうになった時、南米異聞帯でサーヴァントを召喚できない・傍にマシュもいない状態の主人公が無知性ディノスに襲われた時など、本当にどうしようもなくなったら愚痴を言いつつ手助けはしていたが)

自分が多少手助けしたところでキリシュタリアやデイビットには勝てないだろう、と彼としては予想しており、南米異聞帯では主人公に「七つの異聞帯を切除できたのなら、その時お前たちを敵として認めよう」と、そうはならないだろうと考えながらかつてゲーティアであった頃と似た言葉を残した。

まだ真実を知らなかった主人公には詳しく語らなかったが、ここで言う「敵」とは脅威、つまりカルデアスへの脅威と成り得る存在となったのなら、共に南極での戦いへと臨む事を良しとする、という意志が込められていた。

一度はエクストラクラスの濫用によってストーム・ボーダーが南極に侵入できず、歪みの清算のために引き返すというトラブルがあったものの、ノウム・カルデアはその責務も乗り越え、再び南極へと向かう。

そして彼はストーム・ボーダーの甲板へ現れ、かつての決着の地、抜け殻となった時間神殿へと主人公たちを招き入れる。
そこで自ら主人公との契約を申し入れるが、自分は対等、あるいは上位の相手としか契約できないというルールから最後の力試しを行う事となる。
ちなみにこの頃になると主人公とマシュもその正体にはほぼ気付いていたようで、それぞれに彼の正体を前提とした会話を行っている。


私が納得する範囲で、私がもういいと呆れる程度には、私に打ち勝つ実力を示してもらおう
なに、カルデア式の契約ではない。古くから王道とされる契約法だ
術者は最強の使い魔を喚び、その才覚で使い魔を御し、従える
この方式に倣うのなら契約を始めよう。貴様に、それだけの気概があればの話だがね

この門の前でいいの?

───言うじゃないか。負け癖がついている、とでも言いたいのかね?
安心しろ。ここでの戦いは準備運動だ。契約の為の戦いは別でやるとも
では始めよう。いい加減、この姿も窮屈に───


その前に、一つだけいいですか
……分かってはいます。もう分かっているのに、どうしても確かめたくて
……教えてください。貴方は本当に、ドクターではないのですね


───そうだ。すまない、マシュ


……いえ。いいのです
それでもお礼を言わせてください。ロマニ・アーキマンの姿をした貴方に
ありがとうございます。ドクターの姿で、多くの人を救ってくれて


…フン。ただの遣り残しだよ。残った仕事を押しつけられただけさ


そして彼は姿を変え、「冠位英霊:偽典ソロモン」として契約の為の戦いを始める。


誰がひとりで戦うと言った?

魔術師が最強である必要はない。最強の存在を従えていればいい

では見せてやろう。我が冠位。我が結論。我が、最強の英霊をな!


この戦いでは自らが選んだ最強の英霊「ロード・ログレス」を召喚して戦う。
召喚術の祖であるソロモンらしい戦い方であり、彼に言わせれば他の冠位の魔術師たちは根本から間違えているとの事である。
ゲーム的にはソロモンとログレスの2人を相手にすることになるが、ソロモンを撃破すれば戦闘は終了となる。ただ、ログレスはターゲット集中を自分に使ってくるため、攻撃には全体宝具か、スタンなどの行動不可デバフを付与すれば、タゲ集中を無効化することができるのでその間にソロモンを攻撃するといった方法が必要になる。
ある意味マスターを仕留めてサーヴァントを退去させるという聖杯戦争らしい戦いとも言える。

そして冠位認定戦を乗り越えた時、主人公と契約する事になるのだった。


最強の魔術師が、最強の使い魔をもって敗れた

見事だ。これをもって、冠位の名を譲り渡そう







役立たずの臆病者、キャスター、ソロモン王、自らに課した制約に基づきここに顕現せり

フン。これで満足か?

私はソロモンの愚行を清算するために生きているだけだ

お前たちの同志ではない。それを理解するように





サーヴァントとしてのクラスはプリテンダー。
ソロモンが術冠位戦で実装されるのでは、とはFGOプレイヤーの間では予想されており、実際その通りと言えばその通りだったのだが、まさかのクラス違いであった。
まあ、ロマニ=ソロモンの姿を取っているゲーティアのふりをしているレフ、という状態なので、これ以上ないほどの『役を羽織る者(プリテンダー)』ではあるのだが。

ちなみにこのソロモンの正体がレフである事はマテリアルで初めて直接言及されており、本編ではあくまでソロモンを名乗っている*3

本物と区別するために「偽モン」「ウソロモン*4などの愛称がある。


ILLUST:武内崇
CV.杉田智和



◆ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
B B B A A EX

属性:混沌・悪


【スキル】

◆クラススキル
陣地作成:D
魔術師として自らに有利な陣地を作成する。
イスラエル神殿を作りあげた彼の手腕は陣地作成において最高峰とされる。
本来のソロモン王のランクAから著しく劣化している。
これはソロモン王とその玉座そのものがゲーティアにとっての陣地であるため、それが失われた今では凡百の魔術師レベルになっている。

道具作成:-
魔力を帯びた器具を作成する。
かつては聖杯を鋳造できるほどだったが、今は完全に失われている。

千里眼:D
本来のソロモン王から低下しているが、遠見の力くらいは残っている。

単独顕現:E
単体で現世に現れるスキル。
かつては最高ランクであり、ソロモン亡き後は失われる
はずのスキル。
七十二柱の魔神たちは自分たちが既に不要である事……システムの尺度で人を救う必要はない事……を認めて消滅したが、その中で唯一、『まだやるべき事が残っている』と泥から這い出た魔神がいた。

ネガ・サモン:-
汎人類史において、ビーストの権能は失われている。


◆保有スキル
高速詠唱:EX
魔術の詠唱を速める能力。
かつては平均的な詠唱速度だったが、現在は高速神言に匹敵する域に達している。
これは中身がゲーティアになっているので、生前の短所……性格的な弱点……がないためだ。

虚数の鞄:A
このソロモン独自の魔術。
自分の影に虚数空間を作り、その内部に貯蓄しておいた資源を使い、戦闘を有利に運ぶ。
兵器、治療薬だけでなく運命力も溜め込んでいる。
スターがたくさん出てくるぞ。
『2015年の時計塔』では、ライノール・グシオンがこの魔術を未来の虚数魔術の使い手に向けたタイムカプセルとして使用していた。

ソロモンの指輪:E
神から授かった十指にはめる指輪。
魔術の祖、王の証でもある。
今は一つしかないため、全能であるかつての力はない。

王の姿なき玉座に残された指輪は九つ。
玉座に指輪が還されるとき、奇跡は再び十全の輝きを示すだろう。

人王の灰:EX
わずかな時間だったとはいえ、人理補正のために作られたシステムは『人間の王』に到達した。
これを撒く事で『人理特攻』を獲得する。


宝具

誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの(アルス・アルマデル・サロモニス)
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:0人


芥の様に燃え尽きよ!

規模は落ちたが我が宝具は健在だ。降臨、胎卵、全周、統括! ――紀元前から遣り直せ!

再演の時きたれり、其は全てを破却するもの。第一の獣、その咆哮に災い在れ!

誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの(アルス・アルマデル・サロモニス)』!!


第三宝具。原罪のI。人類終了のおしらせビーム。
人類史全てを熱量に変換した極太レーザー……だが、これはあくまでそれを再現したもの。
術式の工程、見た目などは完全に再現しているが、火力はかつてのものには及ばない。

宝具演出はゲーティアとほぼ同一だが、ソロモンの正面顔が追加されており、通常の表情とゲーティア時代の禍々しい凶相の二種類がランダムで登場する。



一人称は基本的に「私」だが、ソロモンでもなくロマニでもない、役を被る必要のない時(きわめて個人的な見解を言う時)は「オレ」となる。

主人公たちとはあくまでカルデアスを停止させるまでの極めて限定的な関係として一線を引こうとしており、レベルアップボイスでは「私を育ててどうする」と言わんばかりの塩対応。
契約直後から馴れ馴れしくなった主人公にも「爆速で距離を詰めてくるな」と口にし、絆ボイスも絆レベルが10になるまで最後のボイスが解放されない特殊な仕様となっている。
しかしそこまで絆レベルを上げると……?

戦闘ではリアス、ザガン、ウァラク、アンドラス、アンドレアルフス、キマリス、アムドゥシアスの名を呼びながら魔術を使用する。*5
この面子は終局特異点で「情報室フラウロス」を構成した魔神柱であり、彼らの力を使う事ができるようだ。
また、EXアタックではソロモンからゲーティアの姿へと変わる。

その正体について理解しているたちからは、「ソロモンよりもソロモンらしい」と評されている(ただし、好きか嫌いかは別)。

ダビデの事はソロモンと同じ古代の王としてその思想を非人間と評価しており、警戒している。
一方ダビデの方からはソロモンの遺志を継ぐ事を認められ、「あの子ができなかったことをその名前で行うがいい」と言葉をかけられている。

ギルガメッシュに対しては「時間神殿では大した働きもせずに最後にしたり顔で語っていったサボり魔」と、最後に煽られたことを根に持っている様子が伺える。

パラディーンとなったマシュには「娘の結婚式当日の父親の心理を、今ようやく理解した」と語っている。
そして、大きな責務の一つが解消された、とも。
奏章Ⅳでは、自身の内面と向き合うマシュの前にロマニが現れ、彼の言葉でマシュは覚醒することとなったが、その際『私』と『ボク』という二つの一人称で語りかけていた。
彼らの掛け合いに「お二人は本当に仲良しだったのですね」とマシュは語り*6、それを聞いた『私』は寂しげな微笑みを浮かべていた。

好きなものはなく、嫌いなものは「世の中の全て」。
曰く、そうでなければ人理焼却など考えるわけがないとの事。


そしてカルデアでは、自らの手で抹殺したはずのオルガマリーとも顔を合わせることになる。
元々2017年以降の人類史を視ていたためにアニムスフィアにはいい感情のなかったレフだが、オルガマリーへの苛立ちはアニムスフィアへのそれとは異なる、彼女自身の弱さへの苛立ちであったという。「本来するべきでない期待をしていた」とも語っており、あるいは彼女がアニムスフィアの計画を変える事を願っていたのかもしれない。

オルガマリーの方も彼の正体は察しているらしく、「昔から自分の仕事、責任には嘘をつかなかった人」と語り、信頼できると評価している。
そして「演技は前より下手になった。魔術王にも魔神王にもなりきれていない」とも。


なお、契約時にカルデアスが宇宙を更新するまでの時間、即ち地球を取り戻すまでのタイムリミットが白紙化地球における2019年までという情報を提示したが、本来であれば地球に白紙化が起こった2017年時点でそれは完了するはずであり、この猶予は有り得なかったらしい。
だがそこにマリスビリーもカルデアスも、魔神王ですら予測していなかった失敗によって横やりを入れた者がいた。

この失敗について彼は詳しくは語らなかったが、南米異聞帯ではデイビットがU-オルガマリーにこう言っていた。


あの時点でゲーティアの手管は、魔神柱の企みは完璧だったが……
その中でも、さらに奇跡の一手と言えるものがレフ・ライノールが君に向けた感情だ
あれがなければオレたちに逆転の道はなかった。魔術王ソロモン、いや、魔神王ゲーティア、
彼はあの時、人理を焼却しながら、同時に人理の防人を生み出した


つまり、これらの情報を総合すると、「オルガマリーがカルデアスに落とされたのは全くの予定外であり、それによって全ての計画に狂いが生じた」という事になる。
それはまあ、本人も詳しくは語りたがらないだろう。


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最終更新:2026年02月15日 23:04

*1 なお、この時ロマニと直接関わりながらその正体を見抜けなかったことをゲーティアから「節穴かフラウロス!」と罵倒された

*2 「過去」を重んじるレフ・ウヴァルは橙子を好み青子を嫌い、「未来」を重んじるライノール・グシオンは青子を好み橙子を嫌っていた

*3 作中では主人公とマシュは彼の正体がゲーティアでありレフであると気づいており、後述する奏章Ⅳのやりとりなどが顕著

*4 元ネタは別ソシャゲ「メギド72」。そちらもソロモン王と72の魔神をモチーフとした作品である。

*5 ちなみに冠位解放戦でのロード・ログレス召喚時にはウァプラの魔法陣が出ている。

*6 これも「カルデアの者=レフ」という明確な伏線。当時有力視されていたゲーティアとロマニを「仲良し」と言えるほどマシュは詳しくないはずであり、一方でマシュのことも長年面倒を見ていたレフとロマニのことなら違和感のない台詞となっている