ローラ=スチュアート

登録日:2011/06/15 Wed 16:30:40
更新日:2024/03/20 Wed 11:47:42
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とある魔術の禁書目録の登場人物。



イギリス清教の最大主教(アークビショップ)にして英国の三大派閥「清教派」のトップ。
そして曲者揃いの魔術師達が集う「必要悪の教会(ネセサリウス)」のトップでもある。


身長の「2.5倍」ほどの長さを誇る「宝石店に売られていそうなくらい美しい金髪」を、折り畳むように髪止めで束ねている見た目は(ここ重要)18歳くらいの少女。

普段は穏やかかつのんびりした物腰だが、その姿とは裏腹に性格は非常に狡猾で計算高く、敵対する者には一切の容赦しない禁書随一の腹黒キャラ。

また組織の利益の為なら多少の人命を犠牲にする事もいとわない『合理主義者』でもある。


インデックスの「首輪」のシステムを作ったのも彼女であり、
「使徒十字」の件で最後に美味しいところをかっぱらっていったり等々作中の様々な場面で暗躍している。

魔術サイド一派のトップながら学園都市とも強い関係を持っておりアレイスターと対等に会話可能。


話術も「気を抜くと知らぬ間にどんな公約を結ばせられるか分かった物ではない」くらい達者で、
あのワシリーサやローマ教皇をして「出来る限り会話を交えたくない」とまで言わしめる女狐。


このような悪行ばかり目立つが、一方で『何の利益にもならない善行』をそれらの悪行と同じくらい行っており、いまいち善人か悪人かわからない。
(作中では悪行ばかり目立ってるけど)

…と、ここまで聞くとただの不気味なキャラだが「おふざけ要素」も多大に含んでおりギャグパートも平気でこなす。
何気に土御門建宮と並んでギャグパートとシリアスパートでキャラの変貌が著しい人物である。

日本語をあの土御門に間違って教わっており、その口調は

「○○なりけるのよ~」

みたいなまるでエセ古文のような感じとなっている。
ステイルいわく「馬鹿っぽい」。
この事はロンドンでも「最大主教は日本語に不自由なさっている」と噂になっており、本人もかなり気にしている。

また、普段からふざけた態度を取っているせいか部下からは地位や身分とか関係無しに若干ぞんざいに扱われており、
ステイルに燃やされそうになったり神裂に斬られそうになったり等は日常茶飯事。
ある意味では誰とでも平等に接する人物である。

ちなみに部下のなかではステイルがお気に入りなのかかなりの頻度で傍らに置いており、絡みもかなり多い。

「必要悪の教会」のトップだけあり非常に高い実力を持つ魔術師であるとも思われるが、今のところ本気で魔術を使っている描写は無くその実力は未知数。
一応「騎士派」に捕まった際にはその髪を「発光」させて「爆発」を起こすという謎の魔術を使い、50もの拘束具を一瞬で吹き飛ばしていた。
しかしこれでもギャグ描写であるためこれが本気とは到底思えない。


前述の通り見た目の年齢は18歳だが、実際は年齢不詳で実年齢と見た目が噛み合わないらしい。これが魔術による物なのかすら不明。
少なくとも20年前からこの見た目のままなようで、エリザードと軽口を叩き会える仲らしい事からそこそこの歳だと思われる。
(少なくとも三十路は間違い無く越えている)

つまりババア…ん?なんだこの光る髪の毛は(ry


魔術サイドの人間ながら科学サイドにも多大な興味を抱いており、学園都市から様々な電子機器を取り寄せては部下達を困惑させている。

特にお風呂好きなようで学園都市製の小型ユニットバスがお気に入りの様子。


またコスプレも大好きでクリスマスのチャリティーイベントにて「ミニスカサンタ」の格好をしようとしていた。
しかし堅苦しい修道服は嫌いなようで、自身の修道服は本来修道服に使っていい色ではないベージュ色に染められている。


ちなみに直前にM字開脚でパンツを晒したにもかかわらず「自身の肌着は誰の目にも触れさせぬ」とか言っちゃうお茶目な人。

またイラストを見る限り乳のボリュームは結構ある様子で、
「騎士派」に捕まって縛られている時も「おっぱいが強調されるマニアックな結び方」とか言っている事から地味に巨乳な模様。


余談だが、その謎設定の多さや、作中でその本質がほとんど語られていない事からその正体についてファンの間では様々な憶測がなされるキャラである。
特に有名なところでは
  • 「インデックスの母親説」(灰村キヨタカの「ローラのイメージは大学生くらいのインデックス」発言から)
  • 「アレイスターの娘説」(史実におけるアレイスターの娘の名前がローラな事から)
  • 吸血鬼説」(謎年齢から)
辺りが挙げられる。

もしかしたらラスボスかもしれないとか言われたりも。


22巻にてアレイスターとの因縁が仄めかされ、新約12巻以降本格的に彼との因縁が描写されていく。

アレイスターすら知らなかった理想送りの存在を知っていたり、彼を嘲笑する際に地の文で多用される「人間」という呼称を用いたり、かつてアレイスターがマスコミに付けられた汚名を知っていたりと、ラスボスのオーラを漂わせていく。

そして新約18巻においてついに彼女の正体が判明する。


以下ネタバレ注意












その正体はアレイスターの2人目の娘ローラの肉体を乗っ取った拡散を司る大悪魔コロンゾン。
かつてアレイスターの宿敵であるメイザースに召喚され、「アレイスターを破滅へと導け」という契約の元行動していた。今までの善行と悪行を同時に行っていたのも契約によるもの。
なおファミリーネームのスチュアートは、かつてメイザースがスチュアート王朝の復興を願っていたことに対してのサービスとのこと。
上条との戦いに敗れたアレイスターの前に現れ、上記の事実を明かし、憤るアレイスターを殺害。
そのままコロンゾンによって学園都市は支配される………とはならなかった。
殺される直前、アレイスターが10億以上もの自分の可能性を解き放ち、分化したアレイスター達がイギリスへと攻め込んだ事を知らされる。

そして現れたエイワスと交戦しながらも学園都市の書庫を掌握しようとするが、アレイスターとエイワスの策略に嵌り、新天地へと送られる。
退屈してた魔神達の相手をしながらもなんとか力技で脱出するが(この時ネフテュスと娘娘も一緒に新天地から脱出してしまった)、その時にアレイスターによって学園都市はゴーストタウンにされ掌握は叶わなかった。
生まれたての子鹿のようにへたり込んだところアレイスターによって一時的に封印される。

イギリスでは彼女が対クロウリー用に制作した霊装神威混肴や人造悪魔クリファパズル545がアレイスター達に牙を剥いた。

更にタロット型の原典を使って黄金のメンバーの再現にも成功、彼らをイギリスの防衛装置として行動させる。

アレイスターが黄金への対策のために学園都市を復旧したのと同時に封印を破りA.A.A製の翼を纏いイギリスに向かう。

そしてアレイスターを止めようとするが、逆にアレイスターによって追い払われついにローラが解放される…………………はずだった。



一方大英図書館にてインデックスがある矛盾を見つける。

ローラ=スチュアートが初めて最大主教として姿を表すのが1909年のこと。

だが最初の娘リリスが生まれたのは1904年なのにその後に生まれたローラが大きな姿に成長しているはずがない。


ならこれは誰?


そう、ローラが乗っ取られていたというのはコロンゾンがついた嘘。
今のローラ=スチュアートとしての肉体もコロンゾンが自力で作り上げたもので、悪魔に乗っ取られた2人目の娘など最初からいなかったのだ。

自分の嘘に騙され、計画を放棄したアレイスターをコロンゾンは笑いながら踏みにじる。


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最終更新:2024年03月20日 11:47