登録日:2026/02/08 Sun 16:00:59
更新日:2026/04/16 Thu 19:17:59
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第二次大戦まで陸軍大国とされていたフランス。
電撃戦での敗北により1940年で幾つか芽を摘み取られてしまった感があるが、それまでを見返してみるとなかなかどうしてすさまじいものがある。
この項目ではそれら陸軍で用いられてきた
銃火器についての概略を列挙していく。
□主力小銃
基本的にはサンティエンヌ造兵廠(MAS)が担当するが、ときたまシャテルロー造兵廠(MAC)やチュール造兵廠(MAT)も補佐に回る。
弾薬もFA-MASまでは独自の弾を貫き通している。
ミニエー銃
1849年にクロード・ミニエー大尉により開発された、ミニエー弾を使用する
ライフルドマスケット。
製造はMAC、MASが担当。
シャスポーMle1866
アントワーヌ・アルフォンス・シャスポーにより開発された紙薬莢式単発ボルトアクションライフル。11mm弾を用いる。
製造はMASが担当。
グラースMle1874
バジーレ・グラース大佐によりシャスポー銃を金属薬莢に対応させたもの。11x59mm黒色火薬弾を用いる。
コックオンオープニング式のコッキング機構を追加したことで速射性が向上している。
製造はMASが担当。
村田式単発銃の参考とされた。
ルベルMle1886
世界初の無煙火薬Poudre Bを使用する薬莢式連発ボルトアクションライフル。ルベルと名は付くがニコラス・ルベル中佐はたまにしか携わっていない。
8x50mmRルベル弾を採用し、チューブマガジンにより8連発に対応する。
また、ゴーストロードに対応しており最大10連発が可能であった。
ルベル弾が大きいテーパーのかかったものであり、対策も施されていたことから尖った弾頭でもチューブマガジン内で雷管に触れることがなく、チューブマガジン式としては異例の尖頭弾(Balle D)に対応している。
上記の特徴から長年にわたって使用され続け、1930年代まで現役であったとされる。
製造はMAC、MAS、MATが担当。
異常腔圧対応のM1886/93とカービンモデルで3発に弾倉容量を減らしたM1886/93/R35の派生型が存在する。
村田式連発銃の参考とされた。
ベルティエMle1892
アンドレ・ベルティエが考案したものを基に、ルベル小銃を補完する目的で開発された箱型弾倉の3連発ボルトアクションライフル。
ルベル弾を使用するため下に大きく飛び出た弾倉が特徴。
後のM1ガーランドのようにクリップごと弾を弾倉に込めるエンブロッククリップ式。弾倉が空になると下からクリップが出る。
製造はMAC、MASや民間企業、レミントン社などが担当。
インドシナ向けのMle1902、簡略版のMle1907/15、5連発に拡張されたMle1916、7.5x54mm弾に対応したMle1934の派生型が存在する。
MAS36
FM Mle1924/29軽機関銃向けの7.5x54mm弾を用いる5連発箱型弾倉ボルトアクションライフル。
機構としてはリーエンフィールドに近く、ロッキングラグがボルトハンドル付近に存在する。
また木製部分が2ピースに分かれている他、全長がかなり短め。
右側面に叉銃用のロッドが飛び出ているのが特徴。
第二次大戦当初の最新小銃であったが早期敗戦により全軍配備とはならなかった。
製造はMASが担当。
派生型として狙撃型のFR-F1、FR-F2が存在。
MAS49/56
戦後に開発されたセミオート式自動小銃。戦前から温めていたMAS-38/39、MAS-40、MAS-44を基としている。
7.5x54mm弾を用い、10連発着脱可能箱型弾倉のDI式ティルトボルト閉鎖。
製造はMASが担当。
FA MAS
HK416F
SCAR-H PR
□自動小銃
フランスでは早くから自動小銃を開発、配備しており、第一次大戦で数万丁規模で自動小銃を配備した唯一の国といえる。
しかしながら戦間期にはマジノ線に予算を取られて配備は停滞し、結局第二次大戦ではボルトアクションライフルに甘んじることとなった(そして負けた)。
ムニエA6
1890年頃のセミオート歩兵銃計画の基開発された銃。7x59mmムニエ弾を用いる。
1913年に採用されたものの、第一次大戦勃発によりいったん中止された。
Mle1917 RSC
ルベル小銃のパーツを基にショーシャらが開発した歩兵用自動小銃。ルベル弾を使用する。
85000丁が製造された。
Mle1918 RSC
1918年11月の戦争終結後から始まった全軍向け自動小銃。ベルティエ小銃と同じ弾倉を使用可能に。
しかしながら4000丁程度の生産にとどまった。
製造はMASが担当。
植民地へはガスポートをふさいだストレートプルボルトアクションライフルとして供与されたとされる。
MAS-38/39
1932年頃の試験に供されたMAS製の試作モデル。
FM Mle1924/29軽機関銃と同じ25連弾倉を用いる。38年には設計が完成したがフランス陥落で流れた。
ショーシャの項目が詳しいが、軽機関銃による機動力を活かした戦術などかなり先見の明がある。
MAS Mle1907
MAS製の重機関銃。下記後継銃に性能で劣るため第一次大戦初期で役目を終えた。
Mle1909ベネットメルシェ
ホチキス社が開発した機関銃。30連保弾板及び弾薬ベルトに対応。ルベル弾を使用。
Mle1914
ホチキス社開発の重機関銃。ベンジャミン・ホチキスの設計によるMle1897・Mle1900・Mle1908からなる機関銃の最終形態。
世界初のガス圧利用式小火器であるとされる。
24連保弾板を用いるが、連射力に欠けたため250連金属式弾薬ベルトが使用可能となった。ルベル弾を使用。
ショーシャ
FM Mle1924/29
戦後、ショーシャに代わって軽機関銃として完成させたもの。
製造はMACが担当。
Mle1934
ホチキス社の外国向けMle1922を自国採用したモデル。
AA-52
戦後設計の汎用機関銃。
製造はMACとMASが担当。
FA-MASと同じレバー遅延式の動作機構を採用している。
MINIMI
□短機関銃
逆に短機関銃にはあまり興味を示さず、第二次大戦直前まであまり大々的な配備はなされなかった。
MAS38
MAS35を基盤として設計された短機関銃。7.65x20mmロング弾を使用。
ムッソリーニの処刑に用いられたことで有名。
MAT49
MAT製。
戦後FA-MASが採用されるまで使用された短機関銃。9mmパラベラム弾を使用。
植民地などで多く用いられた。
特筆すべき点は無し。
MAS Mle1873
MAS製ダブルアクションリボルバー。11mm Mle1873弾を用いる。
MAS Mle1892
MAS製ダブルアクションリボルバー。8x27mmR弾を用いる。
Mle1935A SACM
7.65x20mmロング弾を使用。M1911に近い内部構造を踏襲している。
のちのSIG P210の基になったほか、競合としてブローニングハイパワーが開発されていた。
MAC50
9mmパラベラム弾を使用。Mle1950とも。
第二次世界大戦直後の仏陸軍の拳銃はMle1935A・
ルガーP08・
ワルサーP-38等々…と国籍も弾薬もてんでバラバラなものが混在しており、それらを一括更新する為に開発された。
MAC製。
PA MAS
Glock17 Gen5 FR
□その他
PGM へカートII
.50BMG弾を使用する
対物ライフル。FR-12.7の名称で採用し長距離狙撃等でも活躍している。
F1手榴弾
□フィクションにおいて
追記・修正よろしくお願いします
- ショーシャも再評価されてきましたね -- 名無しさん (2026-02-10 20:33:54)
最終更新:2026年04月16日 19:17