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W:Pファンシーボール(遊戯王OCG)

登録日:2026/02/12 Thu 23:39:26
更新日:2026/06/28 Sun 13:08:20
所要時間:約 4 分で読めます





W:P(ウーピー)ファンシーボール》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

W:P(ウーピー)ファンシーボール/W:P Fancy Ball》


◀   ▶
リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2400
効果モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がフィールド・墓地のモンスターの効果を発動した時、
このターンに特殊召喚したこのカードをエンドフェイズまで除外して発動できる。
その効果を無効にし除外する。
(2):相手メインフェイズに発動できる(この発動に対してお互いはLモンスターの効果を発動できない)。
Lモンスター1体のL召喚を行う。
自分フィールドのこのカードをL素材とする場合、
相手フィールドのリンク2以下のLモンスター1体もL素材にできる。


【概要】

妙な任務をこなしていた途中、突如謎の刺客に襲われた《I:Pマスカレーナ》。
それを助けたのが、マスカレーナを追いかけていたものの任務に疑問を抱いたせいで「抜け忍」となってしまった《S-Force 乱破小夜丸》もとい《S:Pリトルナイト》。
イラストはマスカレーナがバイク、リトルナイトがサイドカーに乗り駆け巡るというものであり、攻撃力も2人の800と1600をあわせた2400となっている。
サイバース族なので攻撃力2300だったらよかった等と願うカテゴリは多い。
ノリノリのマスカレーナに対し小夜丸は刀を構えて何処か暗殺者みたいなキメ顔をしているのもポイント高い。
なお背景を良く見たらビルが爆破されている。一体何をやらかしたのやら…。

名前の「W:P」は2人を意味する「ダブル」と今までの例から「てへぺろ」を意味する「:P」
それに馬鹿騒ぎの「Whoopee」をもじって読みは「ウーピー」と見事なネーミングとなっている。
「ファンシーボール」は、特に明治時代に社交界で流行した西洋風の華やかな舞踏会を意味する。
直訳すると「騒がしい仮装舞踏会」騒がしい2人組にピッタリと言えるカード名だろう。

さてイラストや名前も然ることながら、その能力もまた素晴らしい。
まず(1)の効果は自分を除外して発動できる、フィールド、 墓地の何でも無効+除外。
エンドフェイズには自分と【M∀LICEだけフィールドに戻ってくる。
自らを除外するゆえにフィールドに残らない為、《エフェクト・ヴェーラー》などを回避できる他、《墓穴の指名者》にも何もさせない。
ただしこれは特殊召喚されたターンにしか使うことが出来ない。
なので敵ターンに使いたい場合は《I:Pマスカレーナ》を構えるか、自身の効果で2体目の《W:Pファンシーボール》を出すか…等など、相手ターンにリンク召喚するのがベター。
他にも「特殊召喚」なので敵ターンに蘇生した場合でも使うことが可能である。闇属性なので《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》のリアニメイトを狙ってみるのも悪くない。
勿論自分のターンに敵の妨害を防ぐ盾として使っても問題はない。素材の数が多いとは言え発動を伴わない妨害の追加は相手にとっては厄介極まりない。
リンク素材指定もゆるゆるなので多少展開力のあるテーマなら問題無く出せるだろう。
だが見ての通り「フィールド」もしくは「墓地」のカードのみを無効にするため、手札誘発の類は防げないので注意したい。特にこのカードを出すとなると《原始生命態ニビル》の影がちらつくので慎重に動きたい。

(2)の効果は敵ターンでのリンク召喚。
別に自分を素材にしなくてもいいので、リアニメイトして効果を使った後のモンスターを適当なものに変換したり、耐性持ちを《閉ザサレシ世界ノ冥神》の素材に巻き込んで除去するなど使い出はある。
また相手のリンク2モンスターも素材にできるので、コイツが出ている時のリンクを躊躇させることができる。
可能であれば(2)の効果を使った後、敵の二の矢を(1)で防ぎたいところである。
それが不可能だとしても、効果を使い終わったモンスターなどを素材にし《四花繚乱の霊使い》等、LINK値は高いが敵ターンでも強力な効果が使えるリンクモンスターの召喚を狙いたい。
なおこちらは特殊召喚したターンより後でも使える。ターンを跨がれても最悪仕事が出来るのは覚えておこう。
召命の神弓-アポロウーサ》が生きてたら酷いことになってた可能性が高い。むしろ彼女の調整版と言えるか。


という風に《I:Pマスカレーナ》と《S:Pリトルナイト》ないし《S-Force 乱破小夜丸》の長所を更に伸ばしたような素晴らしいカードとなっている。
奇妙な縁で結ばれた2人は果たして何処に向かうのか、それを決めるのはデュエリストか本人たちか…。



【カード以外の色々】



さてここまで見て、遊戯王OCGを紙でしかプレイしていないデュエリストはこう思っただろう。「知らないよ、こんなカード!」と。
あるいは奇術師パンドラみたく「し、知らねぇ~~~!!」「う、W:Pファンシーボールぅぅぅぅ~~~!?」「バカな…!サイバース使いのこの私ですら知らないカードがあるというのか!?」と反応したことだろう。

それもそのはず、なんとこのカードは遊戯王マスターデュエルの4周年記念の際に突如として実装されたからだ。
実装翌日に2026年のレアコレ枠である「LIMIT OVER COLLECTION -THE HEROES-」への収録が発表されたが、まさかのMDオリジナルカード(或いは先行実装カード)にデュエリストは浮足立った。*1
と同時にソロモードにも2人の少女の出会いを元としたフルボイスストーリーが実装された。
かなり長いアニメムービーだけでなく幕間のテキスト部分もフルボイスという力の入れ具合である。
また《I:Pマスカレーナ》と《S:Pリトルナイト》イラスト違いやメイト、彼女たちが活躍するサイバーシティのデュエルフィールド等も実装されている。

既にゲームと紙ではかなり環境が違っているところに実装された、久方ぶりのゲームオリジナルカード。
今後もマスターデュエル先行カードが出てくるかはまだわからないが、ある意味では新しい風となったカードと言えよう。
そして上記の通り2026年2月、OCGの方にも無事登場した。












追記、修正はアニメパートで存在を抹消された《S-Force ドッグ・タッグ》君の事を思い出してからお願いします。


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最終更新:2026年06月28日 13:08

*1 OCGのパック発売に合わせて同時実装した《賜炎の咎姫》の例や、TCGの海外先行カードがOCGのパックで販売されるよりも前にMD内で実装するケースは過去に存在していたのだが、情報解禁・実装共にMDが先行となる例はこのカードが初である。