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魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー

登録日:2026/05/05 Tue 21:59:18
更新日:2026/08/09 Sun 16:20:19
所要時間:約 8 分で読めます






我ら無敵の12人!

マージ・ジルマ・デカ・マジカ!!



『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』とは2006年3月10日に発売された特撮オリジナルVシネマ作品である。

監督 :渡辺勝也
脚本 :荒川稔久


【概要】

スーパー戦隊VSシリーズ第12作でクロスオーバー作品では第11作目となる『魔法戦隊マジレンジャー』と『特捜戦隊デカレンジャー』のクロスオーバー作品。
小津家の10年に1度の記念日である「ファンタスティックハッピーデー」に突如として現れたエージェントXとの戦いを描く。

また、前作と前々作に引き続き、現行作と先代作のレッドが対立する。

ちなみに「バンが乱入したことで事態が悪化する」という流れは、『デカレンジャー』Episode.01のオマージュとなっている。

ソフト化については本作のみUMD版が存在する。

本作ではオープニングテーマが出ず、エンディングもマジレンジャーの挿入歌である「天空界のやすらぎ」のオルゴールver.が使用されている。

【あらすじ】

2005年10月4日。
この日は小津家の10年に1度の記念日「ファンタスティックハッピーデー」であり、魁たちはレストランで食事を楽しもうとしていたが、そこへ突如として巨大アリエナイザー・チグカデ星人ビルヂーグが出現。
人前で変身できない魁たちだったが、そこへデカレンジャーの面々が駆けつけ、ビルヂーグを無力化することに成功する。

連行して背後関係を吐かせようとするデカレンジャーだったが、ビルヂーグはその仲間であったアルゴル星人バボンに粛清されてしまう。
バボンの攻撃に苦戦するデカレンジャーの前に、変身した魁たちマジレンジャーが現れ魔法でバボンを圧倒。
ビーム攻撃が通用しないバボンに対し物理攻撃で対抗しようとするマジレンジャーだったが、そこへファイヤースクワッドに異動していたはずのバンが乱入。

バンはマーフィーを鎧として纏った「デカレッド バトライザー」へと強化変身しており、バトライズ・ファイヤードライブを放つも、バボンはそれを吸収してパワーアップしてしまい、麗を捕らえ、追跡しようとしたジャスミン諸共魔法陣の中へと消えてしまうのだった。

小津邸で落ち合った二戦隊は、ドギーからの通信でビルヂーグとバボンの黒幕がエージェント・アブレラの教え子・エージェントXであることを知る。
しかもエージェントXは、ちょうどバン達ファイヤースクワッドが追っていた人物であった。
さらにそこへ、そのエージェントXが「人質を返してほしくば、『天空の花』を持ってマルデヨーナ世界の監獄島・叫びの塔まで来い」と脅迫。

両戦隊は共にエージェントXに立ち向かうことになるが、魁は先ほどの件に加え、エージェントXをデリートしようと焦るバンの態度が気に入らず悉く衝突。

バンがそこまで焦る理由とは?そして、エージェントXの狙いとは?


【登場人物】


○マジレンジャーSIDE


ご存じ元気いっぱいでやんちゃ盛りな末っ子にして、燃える炎の魔法使い。
今回はバンの乱入で事態が悪化してしまったことで、ことある毎にバンと衝突する。
しかし、中盤で彼の真意を知ってからは偏見を抱いていた自分を恥じ、蟠りが解けていった。
クライマックスではレジェンドマジレッドに強化し、バンとの合体技「ダブルレッドファイヤーフィニッシュ」を披露する。
本作でレジェンドマジレンジャーになったのは彼のみ。

ご存じ不愛想だが兄弟思いの次男にして、走る雷の魔法使い。
相変わらず弟にはキツいが、バンの生き方に憧れてもいたと語るホージーになんとなく同調している。
クライマックスではホージーとの合体技「ダブルクールショット」を披露する。

ご存じ苦労症で怒らせると怖い次女にして、揺蕩う水の魔法使い。
バボンに攫われ、ジャスミン共々捕らわれの身となる。
素顔のゾビルに金的を見舞った。
クライマックスでは芳香&ジャスミン&ウメコとの合体技「マジカルシスターズツインカムエンジェルミラクルツイスター」を披露した。

ご存じ天真爛漫で恋愛にうるさい長女にして、吹きゆく風の魔法使い。
Stage.15で結婚しかけてやめたことをウメコに話しており、「家族なんて理屈で作るもんじゃない」と語った。

ご存じ暑苦しいアニキ牧場の主たる唸る大地の魔法使い。
ウメコの制服を見てスペシャルポリスだと見抜いていた。
同じ長男であるセンちゃんとは馬が合う様子。
クライマックスではセンちゃんとの合体技「ダブルグリーンアタック」を披露する。

ご存じ小津五兄弟の魔法の先生にして、輝く太陽の天空勇者。
今回はセンちゃんの提案により女装を披露することに…。

  • マンドラ坊や
ご存じマスコット1号。
突然の来客に困惑していた。

  • 魔法猫スモーキー
ご存じマスコット2号。
テツと旦那の女装を見て「キモワル」と評した。

ご存じ小津兄弟の母。回想のみ登場。
ドギーやスワンとは知り合いであり、自分の身に何か起こることを見据え、彼らに天空の花を託そうとしていた。


○デカレンジャーSIDE


最終回後にファイヤースクワッドに転属*1したが、エージェントXを追って地球に帰ってきた。
今回はエージェントXをデリートしようと焦っており、何かと苛立ちを見せる。
かつてのギョク・ロウを意識した落ち着いた髪になっているが、ファイヤーボールっぷりは相変わらずだった。

魁の姿にバンを重ね、「一本気で熱そう」だと評した。
一方バンがぶら下げていたペンダントを見て、映画『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション』で邂逅したマリー・ゴールドの写真が入っていると推測するが……

この日はちょうど非番であり、ウメコとレストランで食事する約束だったが、タキシード選びに迷っていたタイミングで招集がかかってしまい、合流後ウメコに絞められた。
小津邸を訪れた際に、マンドラ坊やとスモーキーを見て「猫と草が喋った…」と驚いていた。
実は七人兄弟だったことが判明、監獄島ではケンカばかりしていたとを蒔人に告白していた。
本作でも逆立ちは健在。

バボンに捕まった麗を助けようとした結果、魔法陣に入り込み、同じく人質にされる。
囚われていた際、家族で戦っている麗を称賛する一方で、エスパーである自分の事を気味悪がって捨てたくせに今になって「会いたい」という手紙をよこして来た両親の事を思い出し一時は憎しみに駆られるが、麗から「会った方がいい」とに説得されそれが解きほぐされる。
本作でスワットモードを披露したのは彼女のみ。

センちゃんと同じく非番であり、ちょうど魁たちが訪れていたレストランで食事する約束だったが、先述の理由で待ちぼうけを食らったため、合流後にセンちゃんを絞めた。
バンと合流後は、マーフィーとの再会を喜んでいた。
いつになく荒れているバンの様子に「ファイヤースクワッドに行って人が変わっちゃったの!?」と心配していた。

通常捜査官と特キョウの任務を兼任しており、それに伴って制服のバッジが金色になっている。
使用車両もマシンボクサーからバンの乗車だったマシンドーベルマンに乗り換え、髪型もTVシリーズのバンを意識したワイルドなリーゼントとなっている。
今回はセンちゃんの提案により、またもテツ子になる羽目に…。
クライマックスではヒカルとの合体技「デカブレイクシャイニングフィスト」を披露する。

中盤で監獄島に駆け付け、エージェントXの攻撃から魁とバンを救う形で参戦。
ウルザードと互角の戦いを繰り広げた。

深雪とはドギーの行きつけのカレー屋で知り合っており、その時彼女から聞いた天空の花に関する話をするべく小津邸を訪れる。
デカスワンにはならない。

  • マーフィーK9
ご存じウメコのパートナーであった警察犬ロボ。
突然ファイヤースクワッドに召集され、バン専用のバトライズモードへの変形機能を与えられてパワーアップした。
バンから分離した直後、ウメコとの再会を喜んでいた。

地底冥府インフェルシア


ご存じ元・天空聖者ライジェルの堕ちたオネエ神官。
出番は少なめ。

ご存じ闇に生まれ、闇に帰すインフェルシアの騎士
監獄島からアボロスを逃がし、自身はそのままデカマスターと一騎打ちを繰り広げる。

  • 妖幻密使バンキュリア
ご存じ偵察係を務めるインフェルシアのクイーンバンパイア。
クライマックスでアボロス達に加勢するも、マジカルシスターズツインカムエンジェルミラクルツイスターで吹っ飛ばされた。

  • ナイとメア
ご存じバンキュリアが分離したゴスロリコンビ。
魔法でヒロインズと衣装をチェンジした。

  • 冥府兵ゾビル
ご存じインフェルシアの戦闘員。
一体が看守をしており、仮面を外して素顔を晒し、囚われていた麗とジャスミンにちょっかいをかけるが…
クライマックスの戦闘でも集団で登場。

  • 冥府伍長ハイゾビル
ご存じインフェルシアの上級兵。
クライマックスの戦闘で3体登場。

【Vシネマオリジナルキャラ】


  • 冥獣人デーモン エージェントXアボロス CV:竹本英史
今回の事件の黒幕。
元々はインフェルシアの冥獣人だったが、インフェルシアを飛び出してアブレラの弟子となり、アブレラの死後に「エージェントX」と名乗ってアリエナイザー達に様々なものを売りつけていた。
詳細はインフェルシアの項目を参照。

  • チグカデ星人ビルヂーグ
大きな口を持つ巨大アリエナイザーであり、胃袋に入れたものを別の次元へと転送する。ジャスミン曰く「がばっとぱくっと君」。
人語は話さず、「オズゥー」という鳴き声を発するのみ。
天空の花を奪うべく小津兄弟を誘拐しようとするも、デカレンジャーのフォーメーションU2で無力化される。
しかし、バボンによって口封じとして始末されてしまった。
名前は「口でか」と「唇」のアナグラム。

  • アルゴル星人バボン CV:長嶝高士
フルブラスト・アクション』に登場したガスドリンカーズと同じアルゴル星人で、エージェントXと契約している。
エージェントXによって胸に魔法陣が宿されており、ここでビームのエネルギーを吸収した自分のものに変換できるが、物理攻撃には弱い。
「ちっこい女」には興味がなく、「大柄で逞しくて少しスネ毛の生えた女性」が好みという変わった嗜好の持ち主。
名前の由来はアメリカのウイスキー「バーボン」。

  • 怪重機アボトレックス
エージェントXが所有する怪重機。アブレラが使用した怪重機アブトレックスと同型。
アブトレックスと同様に戦車形態であるアブトレーラーにも変形できる。
天空の花をコックピットにセットすることで、強力なビームを発射できるようになる。

【アイテム、装備】


  • 天空の花
「悪を打ち抜く力」を与えてくれるとされる、マジトピアの秘宝たる花の形をした宝石。
マジエルから深雪に託されていた。
10年に一度、人間の愛を凍り付かせるため、10年ごとに愛の気に触れさせなければならないという。
エージェントXはこれを狙っている。

  • バトライズモード
ファイヤースクワッド所属となったバンの新装備。
マーフィーがアーマーに変形し、デカレッドに装着される。
マーフィーの頭部がライフルとしても使えるエナジーブレードになっており、「バトライズ・ファイヤードライブ」が必殺技。

元々は『パワーレンジャー・S.P.D.』に登場した装備で、そちらでは「S.P.D.バトライザー」という名称。
『マジレンジャー』はOP撮影にパワーレンジャーのスタッフが協力しているため、その縁で実現したようだ。
スーツもニュージーランドで実際に使われたものが日本に貸し出されており、その関係からか『S.P.D.』では最強形態ではなく中間形態扱いだった*2

【余談】

マジレンジャーがチームで揃う最後の作品。
魁役の橋本氏は「海賊戦隊ゴーカイジャー」で再登場し、芳香役の別府氏も最終話に出演する。

翼役の松本氏とヒカル役の市川氏は「ボウケンジャーvsスーパー戦隊」で再演し、松本氏は「手裏剣戦隊ニンニンジャー」では翼を再演する他にも、「特命戦隊ゴーバスターズ」でビートバスター/陣マサト、「宇宙戦隊キュウレンジャー」でホシ☆ミナトを演じた他、「魔進戦隊キラメイジャー」ではアイス屋役でゲスト出演している。

麗と蒔人は本作が最後の登場となっている。


追記修正は、大柄で逞しくて少しスネ毛の生えた女性の方にお願いします。

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最終更新:2026年08月09日 16:20

*1 Episode.50(最終話)とVシネマ『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』、『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』、Vシネクスト『特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースター』と異なり、制服とSPライセンスは何故かファイヤースクワッドの物ではなく地球署の物になっている。

*2 終盤では再びバトライザーが登場しているので、本作の撮影が終わり次第返却された模様