アットウィキロゴ

炎のシャウト/キャプテン・オメガホーン

登録日:2026/08/09 Sun 00:00:00
更新日:2026/08/24 Mon 21:45:07
所要時間約 5 分で読める! 鼓膜に力を入れろ!






今は「ハンターの時代」って呼ばれてるからな。でも、俺が目指すのはバトルじゃない……

お前にも手伝ってもらうぞ。お宝探しだ!



炎のシャウト/キャプテン・オメガホーンとは、『PROJECT R.E.D.』シリーズ第2作『角醒ハンター オメガホーン』の登場人物であり、同作の主人公である。

演:楢原(ならはら)(しょう)


【概要】

彼らが住む地球において、古代遺跡などに忍び込んでは価値がありそうな物品を入手し、それを売却して生活費を稼いでいる「その日暮らしのトレジャーハンター」
赤いキャップと探検用のジャケット、ナップザックが目を引く恰好をしており、その服装はさながらポケモンマスターを目指す少年である。変身時にキャップを反対に回すモーションまで一緒。
当初はお宝を見つけて日銭を稼ぐ事にしか興味がなく、この地球のキーアイテムである「エゴルギア」についても「少しレアなお宝」程度の認識で見つけても普通に売却しており、この世界で流行している「ハンターバトル」にも全く興味を示していなかった。
一方で、子供の頃に発見した石板を手がかりに、いつか大きな謎を解いてみたいという意思も持っている。
しかしある日、手掛かりを頼りに古代遺跡を探索する中で祭壇に置いてあった、太古の角醒器・オメガホーンとエゴルギアを発見する。

オメガホーンを手に取ると、角をもった巨大な獣・炎角(エンカク)が現れた。
彼こそ、かつてこの地上の生態系の頂点に輝いた角獣の中でも最強と言われた「角獣王」であり、シャウトのエゴ=揺るがず己の道を貫く心に“王”の資質を見出したという炎角はこれからは「キャプテン・オメガホーン」を名乗り、共に戦うよう要求する。

困惑しながらも、人間の姿となった炎角に現代の事を教えながら、ハンターバトルを挑んできた双子の姉弟・剛胆のエイルと剛直のアルを共に撃破する。
ここに彼と炎角による奇妙なコンビ、及び彼を取り巻くハンター達をも巻き込んだ波瀾万丈の冒険の旅が始まるのであった。


【人物】


宝探しは罰ゲームじゃない! 人間と超古代の…真剣勝負なんだよ!


シリーズ前作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の主人公を務めた弩城怜慈が王道のヒーロー像に近い人物として描かれていたのとは対象的に、全体的にマイペースで行動目的も利己的であるが、エイルとアルに勝利した際に入手したエゴルギアをすぐさま返却するなど、他者への優しさもしっかり持った人物。
どちらかと言うと平成後期〜令和時代の特撮主人公に近いキャラクターというべきだろうか。
ちなみに左利き

基本的に1人で活動しており仲間もおらず、人工知能・オメガアナライザー(通称「アナ」)が唯一の相棒である。
炎角は自分を見つけ出し解放した彼の中に眠るエゴ……即ち揺るがず己の信念を貫く強い心を感じ取り、「キャプテン・オメガホーン」と呼ぶようになる。


【関係者】

  • 炎角
かつて超古代の時代、生態系の頂点に立っていた超巨大生物「角獣」の中でも最強と言われた「角獣王」
一人称は「我」、シャウトの事は「お前様」と呼ぶ。
ある日、角獣達による果てしない争いで地上が存亡の危機に陥る事態を良しとせず、「天」に助けを求めた事により、エゴルギアに他の角獣同様封印され、古代遺跡で眠りについていた。
しかし、シャウトが子供の頃に見つけた古い石板の破片をもとに遺跡を発見した事で、封印から目覚めて「エゴルギアから仲間の角獣達を解放し、再び人類と共存できる世界を作る」為、彼と共に行動するようになる。
オメガホーンによって角醒する事で、自身の姿を巨大な実体として召喚できる角獣の1体*1で、他の角獣と違い人語を話し、亜人体の男の姿にもなる事が可能。人間体は古来の民族衣装のような衣服を纏った筋骨隆々の大男。
長い間眠りについていた為に現代文明について全く知らず、「世界の今を見せてやるから」というシャウトの誘いに乗り、まずは社会を見学する事に。
その中で食べた紅生姜気に入り、焼きそばにお椀一杯分ほどの量を盛るほどの好物になった。
迫力ある見た目に違わず尊大な態度を取るが、主と認めた人物に対してはある程度許容し従う。
なお、火属性に相当する為か水に弱いようで、雨が苦手(曰く「水は我の熱く燃える身体を覚ます、力を奪う魔物だ!」)。

  • 剛胆のエイル/剛直のアル
双子のハンター。2人とも眼鏡をかけた学生で、姉がエイル、弟がアル。
角獣・剛角を相棒としており、シャウト達にハンターバトルを挑み、武装がないオメガホーンを剛角の怪力や2体に分離する事による連携、放屁攻撃などで圧倒するも、炎角に敗北。
本来なら剛角の所有権を剥奪されるはずだったが、シャウトにより「俺はトレジャーハンター。お前らとはルールが違うんだ*2としてエゴルギアを返却された。

その後、詐欺師ハンター「虫眼鏡(ルーペ)のクヒオン」に戦いを挑むも、苦戦する中でオメガホーンに助けられた事で自分達の未熟さを自覚し、「僕達、ハンターとしてもっと強くなる!」「そして、ハンターバトルでキャプテンに勝つ!」と宣言しつつ、自らゴウカクエゴルギアを譲渡した。

  • 波斬のギリコ
フリーの女性ハンター。相棒は斬角。
斬角を角醒憑依させる事により、角を変化させた「斬斬剣(ギリギリケン)」を駆使した剣術で自ら戦う戦法を得意としており、角醒憑依時には口元がマスク状のプロテクターで覆われる。
シャウトと接点はなかったが、他と違う炎角の存在に興味を持ち、こっそり後をつけていく。

  • アンティ
シャウトが贔屓にしている骨董品屋の男性店主。その姿は…真!?ZO!?J!?悪のライダーとは無関係。
現実世界で言う貴金属やブランド物を買い取るような店を経営している。
シャウトは常連でいつも持ち込んでいるが、職業柄か査定は厳しめで、価値がないと判断したものは容赦なく買取拒否する。
なお、この世界ではシャウトを始めとした多くの登場人物が苗字代わりに二つ名のような称号を名乗っているが、ハンターではない為か現時点で彼のみその法則から外れている。
実はあらゆる地域にチェーン展開しており、全ての店にいる。ゲームで例えるなら「違う場所なのに同じ店主がいるアイテム店」といったところ。「チェーン展開するぐらい儲かってるならバイト雇えばいいのに」とは突っ込まないであげよう。


【キャプテン・オメガホーン】



お前様のエゴは高まってきている。あの者を打ち破るという強いエゴ……
さらに己を高めよ!

名乗れ、“キャプテン・オメガホーン”と!

行くぞ、ハンタータイム!


俺の名は、キャプテン・オメガホーン!


スーツアクター:米岡孝弘

炎のシャウトがオメガアナライザーのスイッチを押し、自身の開発した探索用のプロテクトスーツ「GOハントスーツ」を装着した姿。
普段被っている赤いキャップを半回転させ、そこから銀色のバイザー状のフェイスマスク部が実体化。顔面を覆い隠す形式になり、身体を保護するようにジャケット状のプロテクターが装着される。
非戦闘時及び非探索時はフェイスマスク部は実体化しないようで、第四話冒頭ではその状態でスーツを着用しながら、エゴルギア探索のノウハウをスコヴィラの人々にレクチャーしていた。
上述のように装備としては「GOハントスーツ」が正式名称であるが、炎角が自らをパートナーとする人間の称号「キャプテン・オメガホーン」と呼ぶようになり、ヒーローとしての名称となっている。
その関係上、封印される前の炎角と行動を共にしていた先代のキャプテン・オメガホーンも存在する。
頭部のキャップにはライト、バックパックにはブースターが装備されており、バックパックはオメガホーンの収納に用いられる他、取り外して飛行用サーフボードのようにも使える。

一方で戦闘用ではなく探索用のスーツである関係上、角獣の攻撃を避ける機動力や防御力こそあれど、武装や必殺技などは一切存在しない。
その為、相手を叩くなどの原始的な攻撃しかできず、強大な力を持つ角獣には通用しなかった。数値でスペックが公開されている中では最弱の部類である仮面ライダーケイロウ仮面ライダーガヴや比べると、どのくらいのパワーなのかが気になるところ。
その後、角醒憑依で炎角を始めとした角獣の力を纏わせる事でこの姿でも角獣相手に渡り合えるようになり、強力な必技(必殺技)を放つ事も可能になった。

ちなみにハンターバトルの際のバトルスタイルは
  • 角獣の力そのものを実体化させて召喚する(角醒)
  • 角獣の力をその身に宿し、ハンター自身が徒手空拳や武器で戦う(角醒憑依)
の2つに分かれているが、キャプテン・オメガホーンは角獣の召喚と憑依の両方のスタイルで戦う事ができる。
ギリコによれば「ハンターバトルの基本は角醒憑依! 角獣のパワーを自分に装備して戦うのが基本!」らしく、エイルとアルのようにシンプルな角醒は少数派らしい。
一見すると角醒の方が角獣のパワーをフルに引き出せるように見えるが、角醒憑依の方が本人の体術を活かしたり、小回りを利かせた戦いを行いやすいという事なのだろう。


《装備》

  • オメガアナライザー
システム音声:潘めぐみ

オメガホーンへの変身アイテムであるトランシーバー型の携帯型デバイスであると同時に、彼をサポートする人工知能。普段はシャウトの左胸に取り付けられている。
女性の声で話し、独自の意思を持つ他、装填したエゴルギアを解析する機能も搭載されている。
シャウトが独自に作り出したたもので、彼は「アナ」という愛称で呼んでいるが、彼女自身はこの呼び名を嫌がっており、正式名称で呼ばれる事を望む。

  • 角醒器オメガホーン

鼓膜に力を入れろ!! 超古代の声を聞け!

角醒/角醒憑依せよ、角獣王・炎角!!


炎角を呼び出す際のメガホン型のアイテム。これで呼びかける事により、角獣のパワーを解放(「角醒/角醒憑依」)できる。
角醒する際には共通して「角獣」を捩ったコーラス音声が流れる。
この世界では一般にベージュを基調とした「オメガホーン・レプリカ」が流通しているが、彼のものはターコイズグリーンを基調とした超古代の特別なもの。
炎角曰く「これは我と古の時代を結ぶ物……。お前様の声はオメガホーンに宿り、魂となった。もはや、このオメガホーンはお前様以外の声は通さん」「そもそも、並大抵のエゴの持ち主では、このオメガホーンは使えない。お前様は『キャプテン』を名乗る資格を得た」とのこと。
また、絶暴のイバルはどちらとも異なる大理石風の白と金色を基調とした専用の「オメガホーン・絶」を所持している。
普段は彼が持つリュックに封入されており、有事に取り出して使用する。
なお、第弐話で「これ持ってると、みんなバトル吹っかけてくるから…鬱陶しくてさ」と面倒がられ、危うく売却されかけた。金目当てじゃないだけまだマシか……

  • エンカクエゴルギア
角獣の力を解放する為のアイテム。
通常はこの中に角獣が封じ込められているが、炎角は人間に変身して独立行動できる為、解放後は入らず活動し、元の姿に戻って角獣としてのパワーを解放する為に使用する。
要するにシャウトがアイツなら、こっちはコイツになるわけである……

  • 風化した道具
海岸に埋もれた戦艦らしき難破船から手に入れた、エゴルギアや手錠のような物品。
オメガホーンのついでに買取に出そうとしていたが、何故かエゴルギア型のそれはエゴルギアではないと鑑定され、他の道具ともども買取拒否されてしまった。


《必角技》

  • コンビネーションアタック・剛角(仮称・正式名称不明)
第弐話で使用。
角醒憑依した剛角がナックル状の武器に変化して両腕に装着され、炎角の吐いた炎を纏う事でオメガホーン自身が巨大なエンカクエゴルギアに変化。
その状態のまま、炎角の背中に装着されたオメガホーン・ファイターの大砲から自らを人間大砲として発射し相手に突進、相手に直撃すると共に強烈なパンチを見舞って相手の装甲を砕き、武装解除に追い込む。

  • 王炎火(オウエンカ)
第参話で使用。
炎角が炎のようなオーラに変化してオメガホーンに宿り、そこに声でパワーを充填。
その炎を拳に移して、炎角のエフェクトと共に放ち、相手を吹き飛ばす。
語源は恐らく「応援歌」で、野球やサッカーの応援時に応援団長やコールリーダーがメガホンを使い、応援歌やチャントを先導する場面が多い事から来ていると思われる。



【余談】

  • 名前の由来は「叫ぶ」の英訳「shout」からだと思われる。

  • 「宇宙刑事シリーズの続編」「怪獣と戦う等身大ヒーロー」などから、視聴者からは『巨獣特捜ジャスピオン』を彷彿とさせる声がある。

  • ヒーローが使う巨大戦力や特殊能力に因んだ技術が変身後のスーツ自体に一切使われていない設定は、東映特撮ヒーローとしては珍しい*3

  • 演じる楢原聖氏はワタナベエンターテインメント所属の俳優として活躍する傍ら、同事務所所属のボーイズグループ「SEVENIC」の一員としても活動中。
    なお、前作で当時28歳で主人公ギャバン・インフィニティ役を演じた長田光平氏と打って変わって、彼は2006年生まれの若手俳優であり、『超ギャバン』で祝喜輝/宇宙刑事ギャバン・ルミナスを演じた角心菜氏と同学年にあたる。


行くぞ、追記・修正タイム!


この項目が面白かったなら……\角醒せよ!/

最終更新:2026年08月24日 21:45

*1 他に角醒で実体を召喚できる角獣は「五角聖」と呼ばれる5体などの少数に限られる模様。

*2 もっとも、炎角の起用を決断して以降はバトルの流れについてのルールを普通に守っているようにしか見えず、どちらかと言えば「バトルを行う者としてのハンターたる他者は尊重するが、自分が勝った際についてはエゴルギアのやり取りまで望んでいない。だから自分が守る必要のないルールも存在している」のニュアンスと思われる。

*3 円谷のウルトラシリーズではウルトラマンと防衛チームの関係が近いと言える。