登録日:2025/04/29 Tue 10:58:19
更新日:2025/04/30 Wed 11:38:06
所要時間:17分ぐらいで読めるにゃ〜
浦佐ノア
プロフィール(ノア)
でんこNo. |
52 |
属性 |
heat |
タイプ |
アタッカー |
でんこカラー |
紫 |
モチーフ |
浦佐駅(上越新幹線/新潟県) |
JR東日本E3系700番台R19編成『現美新幹線』 |
実装日 |
2017/01/01 |
誕生日 |
04/29 |
超クールで、ブレることのない強さを持つでんこ。
ごちゃごちゃしたものが嫌いで、シンプルな美しさに惹かれる。
概要(ノア)
素っ気なくクールな性格のお姉さん。
新年一発目でんこの一人なのだが、史上初の00:00実装となっている。以後1/1日実装のでんこは日付変更と同時に実装で固定となった。
衣装は本人の趣味通りシンプルなデザインで、黒のジャケットとタイツでシックに決めているが中に着ている花火柄の服がアクセント。加えてE3系の前照灯を模した首飾りを着けている。
美を好み無駄を嫌い、会話も手短に済ますタイプ。誰かといることは嫌いではないものの、集団に紛れ流されることは嫌い、個々の個性には重きを置いている。
美への造詣は非常に深く、実車の特徴通りアートや美術館が大好き。自然や芸術作品の美しさに目がなく、美術館に行くと喜ぶ。それでも自然が生み出す美しさに人は勝てないと考えている。
ただ飾ればよいというものではなく、ごちゃごちゃしたものも好みではない。それ故に高い整理能力を持ち、掃除や片付けも得意。
さいかの酷く散らかった部屋をなんとかしたいと考えている。
派手なフィルムに抵抗を示すことはあるが、それでもなんだかんだその衣装ならでは美しさを見出し、気に入っている。
クールで隙の無い雰囲気だが、それを踏まえるとあやかしフィルムの台詞は必見?
スキル:カラーオブトレイン
いろんなタイプのでんこといるほうが、感性が磨かれる気がする。
マスターはそう思わない?
常時発動型。確率で自身のATKが増加する。効果量は自身を除く編成内のタイプの数に比例する。
スキルレベルが上がると発動率が上昇する。スキルレベル1では22%で、8%ずつ上がり最終的に70%となる。
タイプはサポーター、アタッカー、ディフェンダー、トリックスターの4種類なので1種類につき10%、4種類揃えれば40%分となる。
但しノア自身はこの数に含まれないため別途アタッカーをもう一人用意する必要がある。
自身の強化が主目的でありメインで使おうとするでんこ以外に編成するメリットが薄いアタッカー・ディフェンダーの別途編成を強制されるという問題は
いずな、
ヒメギ、
マリンと同様。しかし完全統一を強制されるこれらとは異なりアタッカーとディフェンダーは2枠取られるだけで済み、サポーターは問題無く使え、トリックスターなら自強化だけでなく攻撃、防御、無効化、スコア・経験値獲得と各種サポート系スキルも揃っており、更に一般的な編成枠上限である6両編成であれば1枠は何を入れても問題の無いため制約自体は緩め。
とはいえサポート効果を持つ者が少なくサポート要員として使いにくいアタッカーとディフェンダーの使用を強制される点は痛い。特にノアが効果を受けられるマトモなサポート系アタッカーは
あけひぐらいしか存在しない。幸いディフェンダーは
まぜ、きっか、エクストラも含めるとルジェント、ビアンカ、ネラ等多少は充実している。
効果量は最大40%、発動率は最高70%といずれもアタッカーとしてはやや不安感のある数値だが時間の制約が無い点を活かそう。
加えて最大ステータスはAP334、HP285とHPが低めな代わりにAPはやや高めとなっている。
またレベル上昇で強化される要素が発動率のみなので低レベル中でもそれなりのダメージが期待出来るのも強みだが、スキルレベル1で22%、スキルレベル4(レベル50)でも46%と最初は発動率の悪さが顕著なのがネック。性質上
ひいるに枠を割くことにデメリットは大きい。
後に相手の編成内のタイプ数を参照するというスキルを持ち、それ以外の違いが殆ど存在しないもみじが登場するが、「効果量が最大で20×4=80%」「HPがやや高め」「自軍の編成に制約が無い」という点がノアに勝る一方、「APがやや低め」「相手の編成という自身ではどうしょうもない要素に依存し、確率発動であることも相まって安定性に欠ける」という点でノアに劣る。しかしもみじの方はサポーターの力に目一杯頼れる上効果量の高さ故3タイプあるだけでも60%とノア以上の値になる点で厳しいか。
モチーフ解説:E3系700番台R19編成『現美新幹線』
秋田新幹線用E3系0番台R編成は2013年導入の後継車両の
E6系への置き換えで2014年に秋田新幹線からは撤退。初期車はその時点で廃車となったが、2002年以降導入のR18編成以降の後期車は車齢が若いこともありニコイチで1000番台化、『こまち』ロゴを削除の上
東北新幹線増結用への転用、そして700番台への改造が行われることとなり、R19編成は『とれいゆ』に次いで700番台、第二の
新幹線観光列車への改造が行われた。
R19編成は新潟県内で行われる芸術展が行われることから『現美新幹線』の名称で車内外へアート作品をあしらったものとなった。
外観デザインは写真家・蜷川実花が担当した長岡の花火が描かれ、
ブラックシンカリオン真っ黒な塗装、作品の展示スペースにする関係上
検測車のように埋められた窓と新幹線車両としては異質なものとなっている。
車内及び車番は11号車(東京・越後湯沢側先頭車)から次の通り。11号車は指定席、それ以外は自由席。自由席車は元の座席が全て取り払われ、代わりに作品やソファーが点在する形となっている。
- E311-19→E321-702…グリーン車格下げ指定席、黄色と黒の三角模様が特徴。
乗車時間がさほど長くなく他の号車を見学していると座る時間は殆ど無いかもしれない。
- E326-19→E326-702…鏡の壁が特徴的。
- E329-19→E329-702…2000年に廃止されて久しい新幹線のカフェとプラレールで遊べるキッズスペースを完備。カフェスペースには絵画が飾られ、プラレールスペースのデザインはプラレールのレールを模したもの。当然現美新幹線ととれいゆのプラレールも発売されたが、短期間のみの発売だった非恒常品なので現在はいずれもプレミア化している。当たり前といえば当たり前だが金型は1000番台のものを使用しているため、いずれも併結運用を持たないが連結仕様。
- E328-19→E328-702…壁一面に写真が飾られている。
- E325-19→E325-702…花を描いた立体物が飾られている。列車の振動で揺れることで動きが出る。
- E322-19→E322-702…モニターを使った映像作品が流れている。
2016年4月29日より土休日を中心に越後湯沢〜新潟間の各駅停車型『とき』に充当され、1日3往復運転された。とれいゆとは逆にフル規格新幹線区間でしか運行されないが他の列車との併結運用は行われなかった。乗り通した際の所要時間は約50分で、その間各展示物を楽しむことが出来た。
車両老朽化に伴い2020年12月19日に定期運行を終了、翌日の団体専用列車を以て引退。廃車後は全車解体されたが一部部品は駅での展示やネットオークションによる鉄道部品販売が行われた。
上ノ山ゆのか
プロフィール(ゆのか)
でんこNo. |
76 |
属性 |
heat |
タイプ |
アタッカー |
でんこカラー |
緑 |
モチーフ |
上ノ山駅(現:かみのやま温泉)(山形新幹線・奥羽本線/山形県) |
JR東日本E3系700番台R18編成『とれいゆ』 |
実装日 |
2019/02/01 |
誕生日 |
07/19 |
ほわほわ柔らかいお姉さん……
と見せかけて、実はとんでもなく破天荒なでんこ。
『やりたいことをやりたいときにやる』がモットーで、気がつくと水に飛び込んでいたりぐうぐう寝ていたり……
なお、好きなものは温泉とノアだそう。
概要(ゆのか)
自由人で温泉好きなお姉さん。
衣装は派手めの浴衣で、同じE3系R編成なので首飾りはノアとお揃いで色違いのものを着けている。
2025年現在唯一の旧駅名が苗字となっているでんこで、1992年に山形新幹線開業に備えて上ノ山からかみのやま温泉に改称されている。山形新幹線開業前の改称なので上ノ山駅はE3系どころか
400系にも縁は無い。
加えて『温泉むすめ』コラボ2024年分開催より登場したかみのやま庵は表記こそ違えどコラボでんこで全く同じ地名を由来としている。性格も相まって勿論コラボグッズにも起用された。
また、2020年7月には重炭酸イオン入浴剤「BARTH」コラボのメインキャラにも選ばれた。
自由奔放な性格に加え語尾に「にゃ〜」と付いたり笑い声が「にゃはは」だったりと歳の割に子供っぽい雰囲気。また公開されているラフスケッチでは26歳、身長158cm程度を意識してデザインされていることが示唆されている。
好きなものは温泉、酒、ノア。
おでかけ先でも温泉や酒には目がない。しかし自由奔放な性格で無計画かつ自分勝手で、突然いなくなって温泉に飛びついたりやりたいことをやりたいようにやったりする。
生真面目なノアとは真反対の性格で、ノア本人はあくまで腐れ縁と言っており、殆どゆのかが一方的に付きまとう形だが決してノアがゆのかのことを嫌っている訳ではなく、この自由さも美しさや自然体として評価している。ただ自分勝手で気ままに暴走するゆのかには手を焼いている。
尚同形式でこそあるがあくまで他人同士。
無関係な形式でありながら姉妹になった(奇しくも片方はE3系の派生形式)ケースとは対照的。
また『現美新幹線』と『とれいゆ』は導入経緯こそ同じだが運用線区が全く異なるため運用上互いに顔を合わせることは殆ど無い。ただ2017年に大宮駅で両編成を並べて展示した実績があるため全く無縁というわけでもない。
また
他の酒好きでんこ達も酒呑み同士仲がいい。
2024年、やはりというか温泉旅館フィルム(浴衣)で新規立ち絵フィルム実装。中でもだらしなさすぎる寝姿を晒すやられ顔が物議を醸した。
スキル:ほっと・バスタイム
お風呂でポカポカしたらちょっとテンション上がるし~、
会ったでんこにもポカポカしてほし~よね♪
任意発動型。15分間自身のATKが増加する。但し相手をリブートさせられなければ
相手のHPを回復する。
レベルが上がると効果量と回復量が上昇する。効果時間は15分、発動率100%、クールタイムは90分でそれぞれ固定。
ほこねに次ぐ第二の相手を回復させるスキル。あちらは回復効果の発動条件があまりにも厳しすぎて回復効果は実質あって無いようなものだが、こちらはリブートさえしなければどんな状況でも発動するという特徴を持つ。
一見癖とデメリットが強く思えるが、一撃で倒せなければどうせ相手は手動で回復させてしまえるのでデメリットは殆ど感じられない。更にダメージを与えてから回復させるため結果的にHPは減っていることが多い。強いて言うなら複数駅をまとめて保持している相手に自己回復の隙を与えず連続攻撃出来る状況下において回復さえ無ければ早めに倒せたはずの時に倒せないことがあるぐらいか。
勿論なほ、ひびき、まやかとバッテリーが使用不能なでんこも回復可能。
むしろこの手の時間制限式アタッカーとして一般的かつ優秀なATK+60%という高い効果量から高いダメージを、相手の状態や自身の編成といった制約無く無条件で確実に与え続けられるというメリットの方が大きい。攻撃サポートが優秀なheatなので尚更。
総じて一見癖があるように見えて実態は至ってシンプルで優秀なのである。
しかしこの手の効果量の高い時間制限式アタッカーの例に漏れず効果時間は15分とかなり短いのが難点。クールタイムは比較的短いので再発動は容易。
特にレイカとは発動時間・クールタイム共に同じなので併用しやすい。
そしてこの「相手を回復させる」という実質唯一無二の効果にはいくつか活用方法がある。
まずは
称号を狙う場合。アクセス回数は必要だがリンクはしたくないたいう状況において、相手の編成次第だがねこぱんちを使っても少しずつHPを減らしてしまい、相手が回復しなければ最終的には倒してしまうことも。そのため自発的に相手を回復することが出来ればそのリスクは抑えられる。しかし元々与えられ得るダメージが高く、回復量は最高で30%と飛び抜けて高い訳ではないのでいくらねこぱんちを使ってもそれなりのダメージが入ってしまい結果的にあまり回復出来ない可能性もある。そのためひなやケイで更に与ダメージを減らす工夫が必要。
もう一つはレオニーの対策。レオニーは「アクセス毎にHPが半減する代わりにHPが少ない程パワーアップする」というスキルを持つ。そのため相手を回復する効果を利用すれば無理矢理回復させてスキルの効果量を減らし、弱体化させることが可能。とはいえレオニー自体使用率が低く滅多に使用者を見かけない、回復させられてもHPは自発的に減らしやすい、対策するにしても無効化の方が手っ取り早いといった理由から実用性は非常に低いのだが。
バージョンアップ(ゆのか)
にゃはは~、
これからもやりたいことやっていくよ~♪
2022年12月15日にバージョンアップ実装。
メモリーズフォームでは浴衣という特徴はそのままだが、前照灯が草履の鼻緒と着物の飾り紐に移動したのが一番の特徴。オーラの形は温泉マークっぽい。
スキルの追加効果は「確率で相手のDEF減少、回復量が全回復になる」。
両方の効果を極端にしたようなもの。
単純な効果量増加ではなくDEF減少なので防御力の高い相手にもダメージを与えやすくなった。DEF減少の発動は75%で効果量は最大-12%。
一方の回復量は全回復と非常に大きくなり、回復効果を主体とする場合にはありがたいが、普通の実戦目的においては従来ならプラスマイナスで結果的にHPを減らせていた状況だったとしても確実に全回復させる性質上一撃で倒せない限りどうやっても倒せなくなる点には注意。ただDEF減少が発動するか否かでダメージが変わるためDEF減少の有無により1回目はダメでも2回目以降倒せる可能性はある。
ちなみにレベル92の時点でも回復量全回復となるが、部分的とはいえバージョンアップの追加効果がレベル92の時点で最大となる非常に珍しいケース。
モチーフ解説:E3系700番台R18編成『とれいゆ』
E3系R編成改造の観光列車第一弾として2014年7月19日に運行開始。
史上初の新幹線の観光列車で、車両名称は「トレイン」+「ソレイユ(太陽)」から。
山形といえば温泉が名物ということもあり、足湯や和風の席を設置した日本旅館のような内装となっている。
外装は最上川をイメージした青い前面に側面は蔵王をイメージした白や緑の曲線的なデザインに。
11号車(福島側先頭車)はグリーン車格下げの普通指定席。この時「グリーン車格下げの普通席車」という変更が生じたため形式名はE311形から新形式のE321形に変更。座席はグリーン車から変わらず普通指定席料金で乗れるため乗り得。
12〜14号車はボックスシートに座布団を配したお座敷指定席、15号車は掘り炬燵、山形の名産品を紹介するモニター、車内販売用バーカウンターを設置したラウンジ、そして一番の目玉は16号車(新庄側先頭車)に設置された足湯。
『とれいゆ つばさ』に充当され、山形新幹線福島〜新庄間にて10時台に福島発、15時台に新庄発が運転された。新幹線といっても運転区間は全てミニ新幹線区間、福島駅でも在来線ホーム発着という事実上の在来線特急である。
足湯の利用は原則旅行商品利用者に限られたが当日の利用状況次第では当日券も発売された。
定期運行ではミニ新幹線区間でしか運行されなかったが2017年2月3日に上野発山形行団体専用列車への充当以降
東北新幹線区間へ団体専用列車として入線するようになった。2021年には上越新幹線でも運行された。
2019年に内装の小改良が行われたものの、老朽化に伴い2022年3月6日に通常運行が、3月27日の団体専用列車を最後に引退。本来なら31日に新幹線総合車両センター行の団体専用列車へ充当予定だったが地震により中止となり、引退が少し早まる形となってしまった。
そして8月23日に新幹線総合車両センターへの廃車回送が行われ、更にR18編成の廃車を以てR編成は全廃となった。全車解体された。
これ以降残念ながら後継車両は導入されず、新幹線向け観光列車は存在していない(強いて言えば
山陽新幹線500系『
ハローキティ新幹線』ぐらい)。
最終更新:2025年04月30日 11:38