登録日:2011/08/28(日) 17:29:21
更新日:2024/11/10 Sun 23:06:42
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ボイルドとは、半熟英雄シリーズに出る大ボスである。
完璧な生命体を作るという使命を持つ「完熟生命体製造システム」エッグママが壊れた時に保管されていた虹色のたまごから誕生した、最高傑作と呼べる存在。
生まれたてにして、生み親のエッグママを破壊するパワーと非道さを持つ。
最終話にて宇宙を駆ける
浮遊大陸・完熟大陸カルボナーラに鎮座する完熟神殿の奥でアルマムーン軍を待ち受ける。
いざ決戦…の前に、前座の「究極のエッグモンスター」クーモン、スーモンと戦う。
このクーモンに食わせたエグモンの数と種類は、とても重要。
スーモンに吸われたHPの量も、ボイルドのHPに影響を与える。
そして、クーモン、スーモンを倒すと、やっとボイルドとの決戦である。
しかし、最初は何もしないサナギ。与力を温存しつつ殴っていこう。
ダメージを与え続けると、中から……
シリアスボイルド
クーモンに食わせたエグモンの数が6種類未満だとこの姿になる。
出る
ゲームを間違えたんじゃないかと思うくらいシリアスな姿である。
残りHPが3/4、半分、1/4を切るごとに攻撃方法を4つのテーブルに変える。
(HP:最大~3/4)
小手調べの攻撃。将軍相手だと半端なHPなら兵士ごと死にかねない全体攻撃になり、エグモン相手だとそこそこの1発攻撃になる。
余裕のあまりか、将軍相手だとたまごの使用回数とHPを回復させてくる。ただしエグモン相手だと命中が1になり、その後の展開が苦しくなる。
(HP:3/4~半分)
エグモンに対してはHPを半減させた上でランダムにモンスターの姿を変えてしまう。
使える技はそのままだが攻撃力の低いエグモンに変えられてしまうと非常に厄介。
将軍に対しては残りHP1にして、一時的に完熟生命体の姿へ変化させ、たまごの種類と回数をでたらめに変更するカオスな技。
対象となったエグモンの能力に応じた連続攻撃。なぜか「速さ」が高いと被害が増しやすい。
なかなか痛いがその後のテーブルやエクトプラズムに比べればマシ。
ちなみに将軍相手だと普通の全体攻撃。HP15以下だと全員即死。
(HP:半分~1/4)
ランダムにエグモンを召喚してくる。
エッグモンスターのHPは本来の半分だが能力や技は同じで、倒すまでボイルドに攻撃できない。
そして何度でも使ってくる。
ボイルドの技の中で厄介度No.1の技。
ムーンマッスルやハデデスのようにすばやさ「0」の鈍足なエッグモンスターだとなかなか攻撃が届かない。
技欄の上の方で攻撃するのが重要。そうするとすばやさ「1」以上あれば先制できる。
エグモンを呼んだターンに使われることも多く、半熟レベルが低いと泥仕合になる。
わざとエグモンを呼ばず切り札で叩けば確実に1発はダメージを入れられる。
ランダムで状態異常付与。
これとマドクリーチャーとの合わせ技でとにかくこっちの攻撃を当てる機会が作れない。
(HP:1/4~)
追い詰められて本気を出した一撃。将軍にもエグモンにも444の固定ダメージ。
でも上記の地獄に比べれば…
しかもボイルド側のパラメータが半減し、防御に隙ができるので攻め切るチャンス。
エグモンを呼んでない場合は兵士が1人吹き飛ぶだけの技になる。
最後の悪あがきか自分のHPを回復させる。回復量は「50+そのターンで受けたダメージ」。
鈍足なエグモンで挑むと厄介そうだが、上の方の技なら出が早いという事に気が付けば何とかなる。
しかし、この形態でも前座のクーモン、スーモンの方が強かったという声もある。
ハイパーボイルド
クーモンに食わせたエグモンの数が6種類以上だとこの姿になる。
見た目は色んなエグモンがごちゃまぜになっているクリーチャー。
とりあえず下半身のサイクロプスの股間から生えるユニコーンの角が目を引く。
クーモンが食ったエグモンの技を使う。先着6~8種類が反映される。
倍返し・即死・能力低下・全体攻撃技を持つエグモンがクーモンに食われると大変。スロットエッグで食わせるとさらにカオスが加速する。
プレイヤーの手によって酷い時にはキスしてきたり、
コーヒーを飲ませたり、ほおずりさせたり、単騎でワラワラ殴ったりする。もう威厳もへったくれもない。
わざと回数を浪費させた状態のたまごをぶつけるといいかもしれない。
一応、自爆技、自分だけがダメージを受ける技、敵味方のHPが半減する技、別のエグモンを召喚する技などは覚える対象から除外されている。
そのため
ゾンビやしろまどうしや新エッグマンを食わせれば楽勝じゃね?というワケにはいかない。
ただしSFC版ならウゴカザルは反映される。運よくクーモン戦で出せたら捧げよう。
ちなみに
ゲーム中ではどちらも名称は単に「ボイルド」と表記されている。呼称は
攻略本より。
「ハーッハッハ!
ク~モンが くらった こうげきりょく!
ス~モンの すった せいめいりょく!
これぞ かんじゅくしん ボイルドの ちから!」
WSC版ではクーモンが食ったエグモンを「1~食わせただけ」種類反映するようになったほか、クーモンの「くうもん!」のターゲットになっただけで反映されるようになるなど、独自の変化を遂げた。
応用すると1種類のエグモンの技しか覚えてきてないハイパー(に弱い)ボイルドを作れるように。
スマホ版ではSFC版同様の仕様。
3作目『半熟英雄 対3D』では登場しない。
代わりに、クーモンに喰われたエグモンやスーモンに吸われた将軍を呼び出す四次元怪獣のダスモン、ハクモンが登場した。
4作目『半熟英雄4 〜7人の半熟英雄〜』では
四次元ボイルドとして再登場。本作でもエッグママから生まれ、相変わらず完熟神を名乗る。
CVは
石川英郎。
最初はたまご。6ターンで孵化する。
口癖は四次元人共通の「〜4」になった。
四次元ボイルド
2作目でのフィールド場の姿に、顔に4、股間に
エボン=ジュらしき物がついていたりと、完全に
ネタキャラ化した。
だが、強さはかなりのもの。
今作ではモット・クーモンによって攻撃が追加される。
一方、モット・スーモンによってHPは増加しない(元々のHPが9800と
カンスト寸前のためか)。
モット・スーモン涙目。(
攻略本でも今回は影が薄いと書かれてしまっている)
技一覧
基本技その1。
殴りかかってくる。
他の攻撃に比べれば、まだ可愛い方。
基本技その2。
空から大量の
バナナの皮、
カツオを降らせる全体攻撃。
ギャグ技だが、威力が高く、かなり痛い。選択確率を減らすために技の追加が推奨されるほど危険度が高い技。
モット・クーモンにカラフルエッグのエグモンを食べられると追加される技。
タコメーターをイカメーターにし、リセットする。(すでにイカメーターの場合はタコメーターに戻る)
基本技が怖いので、追加させてもいい技の一つ。
モット・クーモンにピンクエッグのエグモンを食べられると追加される技。
自分のHPを回復する。しかも泥仕合確実になるほどの回復量がある。
そのため、追加させてはいけない技。
モット・クーモンにパワーエッグのエグモンを食べられると追加される技。
高速でこっちに体当たりしてくる。
パワーといいつつ、そんなに威力がないため、追加させてもよい。
モット・クーモンにミスティエッグのエグモンを食べられると追加される技。
空から「もうすぐ死んじゃう4」と書かれた石碑を落とし、味方全員をFFでいう
死の宣告状態にする。
完全なネタだが、「4の宣告」とも言える。
実際の発動ターンに対して表示上のカウントが少なく、0になると「?」の表示で惑わしてくるが、次ターンで確実に即死してしまうので直ちに引っ込めるか撤退すること。
モット・クーモンにイビルエッグのエグモンを食べられると追加される技。
前代未聞のバイオハザードを発生させ、味方全員をいろんな状態異常にする。
いわばFFでいうグランドクロスみたいな技。
モット・クーモンにサイバーエッグのエグモンを食べられると追加される技。
ガ○ダムらしきライフルを2丁両手に構え、回転しながら発砲する。
全体攻撃だが、威力はそこまで高くないので、追加するかはそちらの判断で。
モット・クーモンに
ダンジョンエッグ、またはひみつエッグのエグモンを食べられると追加される技。
自分含む全員にかかった状態異常を解除する。自分でも言ってるがあの
いてつくはどう。
だがオマヌケなことに、自分がかけたミスティプロフェシーやイビルパラダイムを解除することもある。
余談だが、名前から、元々はモット・クーモンにレジェンドエッグを食べられると追加される技だったのかもしれない。
しかし、本編ではモット・クーモン戦前にレジェンドエッグは出ていない。
そう考えると、初期設定では7人目の英雄はモット・クーモン戦前に出ていたのかもしれない。
必殺技。前作の次元ビームみたいな技。
発動までに4ターンかかる。
威力はとんでもないが、一見の価値あり。
危険ですので、絶対にマネしないでください。
ちなみに、戦闘曲名は
「ウィ・アザー・ワールド」。
FF10の「Other world」の
替え歌である。
歌詞は前作から続投の44ロック同様、「4」しかない。
しかも歌っているのはCVの
石川英郎氏。この曲を作曲したのは「Other world」を作曲した、植松伸夫氏。
…公式が病気である。
倒すと声優ネタを言いながら、幻光虫を出し消滅する。
完全にFF10の召喚獣を意識している。
さらに、CVの
石川英郎氏はFF10では
アーロン役をしている。
…完全に狙ったとしか言い用がない。
戦闘そのものは完全にネタまみれだが、ようやく倒した一行に実はエッグママは増殖機能を備えており、今や宇宙中に絶望的な数の個体が拡散しているという驚愕の真実が明かされる。
つまり現状のままだと、(四次元ボイルド程の尖った奴は例外とはいえ)星の数ほどの完熟生命体がこれから生まれる、または既に誕生した可能性があることを意味するわけである。
当然、こんなの主人公たちでどうにかなる問題ではない。
そこで、彼らは「最初のエッグママ」が生まれようとしている時代に飛び、元を断つべく
とある惑星で最後の戦いを繰り広げることとなる……。
「4…、4ぬ…? え? このわた4が…?
追記・修正の力をも…手にした…!
この…アニヲタ…神…が!?
これが…わた4の物語か4…!?」
最終更新:2024年11月10日 23:06