瀛教 - 総合創作サークル「悠里」 | 言語中心世界観創作グループ

瀛教（えいきょう、朗：yuy'ey、理：juj'ej、ユイエイ）、もしくは瀛学（キエラヴィ語：yaane、ヤーネ）とは、古代ルアンシーの学者・宗教家であるシーウ・エイ（朗：siiw ey）を始祖とする思考・信仰の体系。ルアンシーにおいては古くから強い影響力を持ち、近代以降にはキエラヴィにも影響力を与えている。

目次

概要

　伝説によれば、古代ルアンシーによってシーウ・エイという人物によって大成されたとされる宗教・学問・習俗の体系の総称。主なものとしては、プラムニュットとされる五つの規範を守り、社会や組織に正すこと（タット）と従うこと（リャン）のバランスを適度にとり、社会をより良くしていこうという思想である。
　なお、シーウが実際に存在したかは不明であり、複数人によるものという説が有力である。しかしシーウ自体がある種の信仰対象であるため、そういったことは重要視されず、信仰されている。

経典

　瀛教の経典はヌアンウェイム（朗：nuangweim）と言い、基本的な理論は全てこれに書かれている。その性質上内容は膨大であり、章立てて説明・解釈されるのが普通である。ルアンシー各地の習俗や占いにも言及されているものであるが、最も重要とされているのは、最初にある、プラムニュットについて言及されている章である。

政治

ルアンシー

　ルアンシーには和道党という政党があり、これは瀛教に基づいた政治を行うことを目標としている。2035年の第三党であり、連立与党の座についている大規模政党であるが、瀛教に基づいた政治という言葉はそもそも他の政党が放棄したことではないし、綺麗事が過ぎ、広範囲で大衆迎合的、政策の具体性がないという批判も浴びており、特に強い世俗主義を訴える刷新党からは明確に敵対視されている。

キエラヴィ

　近代キエラヴィを統一したユフティ・アッシッサメネは、幼少の頃からルアンシーの賢人に瀛教を学んだ。そして、祖国統一のイデオロギーとして瀛教の思想を利用した糺遵主義を用いた。それ以降、最大与党であるキエラヴィ社会民主党が瀛教の影響を受けていることなどから、キエラヴィの国家的思想や倫理・勉学の面において重要な影響をを及ぼしている。