ヒラヤ・ナフラム・マッティラ
Xilaja Naflam Mattila
*1
生年月日 2007年2月21日
出生地 ヴラユヴィテール主義共和国・ハレ
没年月日 -
死没地 -
出身校 ヴィテール国立大学校 国際文化学部
配偶者
親族
サイン
ウェールフープ
ヴォルシ ケートニアー
能力 氷結
ヒラヤ・ナフラム・マッティラ(ヴィテール語:Xilaja Naflam Mattila)とは、ヴィテール人の占卜研究者、占い師。リパラオネ・ニューエイジの中で独自のレイチャット占卜理論を通して、占術を流行させた一人として知られる。


概要

 マッティラはリパラオネ・ニューエイジの真っ只中でフラッドシャー人の伝統として伝わるレイチャット占卜リパラオネ・スピリチュアリズムに影響を受けた独自の解釈法や図表整理法を加えたマッティラ式レイチャットmattilaven reichat)という占術システムを構築した。ザクレヤ・ニラーティによるネオペイガニズムの影響を受けながら、社会に浸透していったシステムとなり、レイチャット占卜といえばマッティラ式という名声を獲得することになった。

マッティラ式レイチャット

ルーン一覧

マッティラ式に用いられるルーンの一覧
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ルーン 元となる燐帝字母 ルーン名 特徴・方向性
t trarm 祝福、全能性、無欠性
k/g cherle 記録、記憶、名残
x dzarm 蓄積、貯蓄、保管
s sifla 陣地、知り合い、見聞き
n ner 流動、流転、移変
f/v ferp 位置、依拠、根拠
m marniu 伝達、仲介、触媒
d dretan 集積、集団、集合
p perbe 主導、行為、主役
b berf 全体性、同化、不変
r/h hrlich 二つ
c cerfi 変化、協力、影響
r reichat 明白さ、理解、判明
l lemi 三つ
y ina 完成、完結、閉鎖
a aim 存在、あるということ、純粋
i i 一点、瞬間、突破
w/u wex 虚無、消滅、退去
e erl 模倣、再来、繰り返し
o oje 特定性、あるもの、なにかしら

※ 一行に2つ含まれるルーンは同じ文字から派生したルーンであるので基本的には同じ意味合いだが、場合によってはこれらにリーディングが僅かに影響する場合がある。いずれにせよマッティラ式では20のルーンのみを使うため、二者択一とはなる。

ラフェールスト

 ラフェールスト(laferrust)とは、字義的には「フォルネクスの飛翔種が飛び散ること」を意味する。つまり、これは袋に入ったルーンストーンを地面に巻くことを意味する。
 20のルーンストーンが入った袋を質問を思いうかべながら混ぜ、地面に5つづつ撒いていく。この巻かれた地面のことをレイチャットでは、ヴァフールvahurl*2と呼び、分けて撒いたそれぞれの象限をフラン・ヴァフールflan vahurl)、ネレン・ヴァフールnelen vahurl)、フォーラ・ヴァフールforla vahurl)、デルン・ヴァフールdeln vahurl)と呼び分ける。
ヴァフールの模式図
白から反時計回りにフラン・ヴァフールネレン・ヴァフールフォ
ーラ・ヴァフール
デルン・ヴァフールの領域となる。
ヴァフールは物事の流れや順序のような意味し、「遠過去→最近→明日→遠未来」であったり、「はじめ→なか1→なか2→おわり」のような動作の様態も意味するため、リーディングによって読み分けられる。

方向読解

 あるヴァフールの中の5つのルーンの位置関係をリーディングすることを方向読解akrantio lal)と呼ぶ。
 基本的にあるルーンから反時計回りにフィーfir)、ナレーウnaleru)、ファキーレfakirle)、ヴューレvyrle)という領域に区分する。
左から F, T, A, G, H を表すルーン
 この例では、Aのルーンに対してHがフィーの方向、Gがナレーウの方向、Tがファキーレの方向、Fがヴューレの方向にあるとリーディングできる。このとき、方向読解の中心となるルーンはリーイlirj)と呼ばれ、そのヴァフールの中で最も主体的な機能を持つルーンだと読解される。ラフェールストの結果によってはある方向に二つ以上のルーンが位置する場合もあるが、その場合は最も方向数が多いところに位置するルーンがリーイとなる。

方向 機能
フィー 立ち上がり、発生、開始
ナレーウ 対立、敵対、衝突
ファキーレ 終末、終わり
ヴューレ 融和、認め合い、解決

例えば、上記の例がデルン・ヴァフールである場合、Aのルーンに対してHがナレーウの方向に位置するという整理ができ、具体的には「近い未来に自らや近い存在が二つのなにかと問題を起こす」というリーディングになる。これだけではあまりにも抽象的だが、他のルーンの方向読解やヴァフールの関係を合わせて読むことによって総合的に判断が補間されることで問いへの回答が保証される仕組みとなっている。
最終更新:2025年10月31日 19:19

*1 https://pixai.art/

*2 現代標準リパライン語のvahurlは、ヴェフィス語のvaholléに由来し、「畑」という原義を持っている。