本項はエモクロアTRPGシナリオ「Artikel 28」のネタバレを含みます。
Artikel 28
Jeder hat Anspruch auf eine soziale und internationale Ordnung, in der die in dieser Erklärung verkündeten Rechte und Freiheiten voll verwirklicht werden können.――
Die Allgemeine Erklärung der Menschenrechte(世界人権宣言)
Artikel 28(独:アーティケル・アハトウントツヴァンツィヒ)とは、Fafs F. SashimiによるエモクロアTRPG用シナリオ。クローズドシナリオ。
概要
あなた達は気づけば、白い部屋で目覚めていた。そんな中、部屋の真ん中にはお人形のような白髪、白いワンピースの少女が不思議そうにあなた達を見つめ、佇んでいた。
あなた達はこの部屋から脱出できるのだろうか、真実を知ってもなお――
沿革
2024年3月20日は祝日「春分の日」であった。Fafs F. Sashimiは、スランプで一文字も書けずに三ヶ月以上の制作期間を経ていた
「ぼくらの『トイタネイン』」を期限を決めて書き上げる覚悟を決め、近いうち(ここでは3/20)のセッションを目標としていたが、前日譚に相当するシナリオに登場した継続共鳴者
アティレ=クントイタクテイのPLであるKPHT=YYは休出のため参加できなかった。急遽、Fafsは予定を変更し、別シナリオのセッションを行うことを宣言。
制作期間3日間のうちにシナリオを書き上げ、セッションにまでこぎ着けた。余談ではあるが、このシナリオに参加したフリートン氏は三日で書き上げたことに驚愕するような言葉を残している。
シナリオの真相
革命中の
ユエスレオネに紛れ込んだ
ショゴスは、知能が高く人に擬態しながらストリートで暮らしていた。
ある日、
レシルの父に拾われることになる。青空教室などを受けながら、知識を習得したショゴスの日常は突然奪われることになる。俗に言う
「レシル家事件」だ。ショゴスは、良くしてもらっていた先生の死をしばらく知らなかったが、新聞によって知ることになった。心がめちゃくちゃになったショゴスは道路に飛び出して車に轢かれて死んだ。
リパコルは、流石に旧支配者の使役者であるショゴスであっても可哀想に思い、現世への無念を晴らすために呪力を用い、空間に転移させ、生き延びさせた。しかし、彼女はその目的に気づくことはなく、中央の部屋で大人しく行儀よく過ごしていた。リパコルは更に可哀想に、あるいはつまらなく思って、誘導役に共鳴者たちをこの部屋に呼んだ。この部屋はある意味彼女の余興の一端でもあるのだ。共鳴者たちは、その場にリパコルの目的で投げ込まれ、これを不思議に思うことだろう。
そして、
紫煙の黄昏の幹部がそんな状況を利用しようと暗躍していた。
登場人物
白い少女(エーリヤ)
人間の少女に擬態したショゴス。旧支配者が悠里世界線に干渉しようとしたときに手違いで悠里世界に飛ばされた。
レシル父のことを思い出して基本的に友好的だが、攻撃的な共鳴者には本性を見せる。
エーリヤという名前はレシル父がつけたものであり、これはヴェフィス語の "ailes"(皇帝)の語幹に由来し、
リパライン語の名前化接尾辞 -ija をつけた erlija である。この名前には「高貴な子」という意味がある。
クウィエル
紫煙の黄昏幹部集団「党《リティム》」(listimé)が一人、No.3 叙事詩人《クウィエル》(qouier)と名乗っている。
エーリヤを利用して、リパコルの使いを顕現させて地上に混乱をもたらそうとしている。それを美をして鑑賞する趣味で紫煙の黄昏に入っている。
なお、他の紫煙の黄昏のメンバーとは違い、リパコルの召喚には興味がない。どうやら、他の紫煙の黄昏のメンバーに嫌われている模様。
完全にシャロアカ(ソポクレス)とブルアカ(マエストロ)とAPEX(シア)に影響された。
ユコル
リパコルと同じ悠里旧神の一画。常に夕暮れで孤立した寂れた灯台に住んでいる。PCたちに呪文を授ける。
設定
党《リティム》
紫煙の黄昏幹部集団、今作で初めて判明した。今作までに判明しているナンバーは以下の通り。
ナンバー |
渾名 |
No.1 |
焼き鳥屋《シーナリアトン》 |
No.2 |
英雄《ユフィア》 |
No.3 |
叙事詩人《クウィエル》 |
ログ
ログリンク |
システム |
日時 |
GM |
PL - PC |
NPC |
Artikel 28(202403) |
エモクロアTRPG |
3/20 |
Fafs |
ふりーとん - ソルテナ えんたー - リュジルチ |
白い少女、叙事詩人 |
最終更新:2024年07月23日 23:17