本項はエモクロアTRPGシナリオ「Kivuj'd agcelle」のネタバレを含みます。
「情報特務庁は連邦の外交、引いては多くの国民の安全を護る重要な情報機関だ。そんな機関の長の職務に支障が出るなどということはあってはならない。そこでだ、君たちには『猫探し』をやってもらう」――
Kivuj agcelle(202405)
Kivuj agcelleとは、Fafs F. SashimiによるエモクロアTRPG用シナリオ。クローズドシナリオ。
概要
あなた達は、表では平凡な一般人だったり、世間でネタにされている政治家だったり、お嬢様だったりするのだが、その本当の姿は連邦の情報機関――情報特務庁に所属する諜報員だ。
今日はあなた達の上司であるシュカーゼ主任に呼ばれている。
沿革
2024年5月22日、第一作となる「Est barlie」の予告が行われたが、Fafs F. SashimiはPBWハウスルールの運用前にテストプレイを行おうと計画していた。次の日曜日に至る前日の25日に行われた創作定例会においてFafsはシナリオを書き上げ、本作の筋を完成させた。実セッションは26日に行われ、エンディングまで通してプレイが行われた。
なお、
Kotel Naile Faiedos Èinye, Cenqaisや
『アイドルの失踪』(202309)(共立世界)に継ぐ一晩執筆シナリオであり、えんたーちゃんからは「限界」と呼ばれている。
シナリオの真相
地球に潜入する
ユエスレオネ連邦情報特務庁の諜報員――コードネーム
「聖なる防布」は、日本の過激派が秘密裏に開発しているという「新型エルフ出血熱ウイルス」の情報を知った。連邦政府中枢部は力を独占しようとする過激派勢力が自分たち
ファイクレオネの民に対して、これを以て交渉を脅迫的に仕掛けかねないと考え、情報収集を「聖なる防布」に命じる。そして得られた情報はメモリーチップを内包したカプセルを外科手術で埋め込んだ猫を通じて連邦へと送ることとした。
一方、別の懸案として情報特務庁から情報が漏れ出ていることが分かった。内通者及びそれと繋がっている反連邦組織「デュテュスン・ハフリスンターリブ」の情報収集のため、情報特務庁長官ルーワ・リーナ・シャラアン・ミナミラハ・フーン・アライスはフェイク情報を流し、ダミーの猫を放った。
「デュテュスン・ハフリスンターリブ」のリーダーを自称するフィレナはこの政府の罠にまんまと引っかかることになったのだった。
登場人物
レシェール・シュカーゼ(lexerl.xkarse)
「レゾヴィヤ君のような自信に満ち溢れた人間が居てくれて、僕は嬉しいよ。この課の中でも腕っぷしの強いスパイっぽくないスパイだからね。期待しているよ。さて、話を始め――ぶべらっ!?」――
Kivuj agcelle(202405)
情報特務庁16課(異世界関連)実働班を統括する主任。仕事熱心で特筆したところのない普通の男だが、PCに勧められたえげつないお茶を飲んで吹き出してしまっていたりする。巷では、
シュカーシア・ド・ヴェアン・シュヴェーカに続く残念イケメン上司の系譜だとも。
シェルケン・フィレナ(xelken.filena)
「私の名前はシェルケン・フィレナ、先のスローヴェでのテロを知っているなら、聞き覚えのある名前でしょうね。私と同じように連邦政府に不満を持ち、その解体を目指す組織『デュテュスン・ハフリスンターリブ』のリーダー」
詳しくは「
ぼくらのトイタネイン#登場人物」を参照のこと。
『ぼくらのトイタネイン』のエンディング後、連邦政府の破壊を目指す組織『デュテュスン・
ハフリスンターリブ』を結成し、彼女自身はそのリーダーを自称している。このシナリオでは、PCたちから猫を強奪しようとして、ラストダンス戦闘に入る。
ルーワ・リーナ・シャラアン・ミナミラハ・フーン・アライス(lūwa līna sharaan minamiraxa fūn alais)
最終更新:2024年07月23日 23:18