本項はエモクロアTRPGシナリオ「ヴァイオレット・エンド」のネタバレを含みます。
「さあ、このか弱い少女にあなたのサーベルの切っ先を向けなさい。汝、構えよ(ファラシュ・ネ)
――ヴァイオレット・エンド(202404)
ヴァイオレット・エンド(理:lususo sydujo、有: kudern der)とは、Fafs F. SashimiによるエモクロアTRPG用シナリオ。クローズドシナリオ。公式略称は『V・E』


概要

 TRPG:ADCs紫煙の黄昏編の最終編に相当する。あらすじは以下の通り。

あなた達に一通の手紙が届く。その手紙は高貴そうな便箋で、ラメの入った封蝋で閉じられていた。その手紙を開いたことから、あなた達は最後の戦いへと足を踏み入れていく。

「決戦を――始めよう」

沿革

 2024年4月10日に紫煙の黄昏編の最終編としてセッションを計画された。しかしながら、この日はメンバーの都合が悪く、延期が行われた。代替日として、4月28日がセッション日として設定された。当日、予定通りセッションは行われた。

シナリオの真相

 シナリオによると以下の通り。

リパコール政権の下、ユエスレオネ連邦PMCFILGAF諸国は協定を結び、地上奪還に向けた地上作戦が開始された。しかし、地上奪還作戦中に「協定」によって禁止されていた人間への攻撃が繰り返された。連邦軍はPMCFを、PMCFは連邦軍を攻撃しあった。それはモンスターの擬態であったにもかかわらず、疑心暗鬼は急速に進んでいった。戦争はすぐに始まった。連邦影響圏とPMCF、ILGAF諸国はお互いにお互いを攻撃し始め、泥沼の戦争が始まる。

『紫煙の黄昏』は、この戦争による死者の大量の魂を利用してリパコル召喚のための最終作戦を開始することだろう。
それを察知していたのは悪辣で人類を弄ぶ旧支配者に対し、旧神の優位を確保しつつ、その顕現を防ぐために奔走していた「リパコル喚仕機巧」であった。『アンチドグマ・コンプレックス』以降、その地位を向上し、最高指導者の立場になったフィシャ・ヴィール・ルミヤは、これを阻止するために動き出した『紫煙の黄昏』の重大貯蔵研究施設の破壊及びそのリーダー英雄《ユフィア》の無力化作戦を命ずる。しかしこれは極秘の作戦であり、「リパコル喚仕機巧」の組織員にすらその真意を知られてはならない作戦である。このため、使えるのは裏切り者とされたあの四人のほかなかったのだった。

登場人物

フィシャ・ヴィール・ルミヤ(fixa virl lumija)

「改めて。私の名前はフィシャ・ルミヤ、君たちに手紙を出した張本人だ」
――ヴァイオレット・エンド(202404)
 『アンチドグマ・コンプレックス』に初出する登場人物であり、今回シリーズとしては二回目の登場。
 前作では一人の遊撃手でしか無かったが、紫煙の黄昏編に入るにつれて本格的な対処の必要を感じた彼女は連邦疾病対策研究院の研究者を辞めて、リパコル喚仕機巧での地位を上げ、リーダーに上り詰めた。PCたちに英雄《ユフィア》の討伐を依頼する。

メニア・ド・エサイティエ・メアニ(Mainia de Esseitie maieni)

「僕が信用できる仲間だって証明してくれって? へへっ、ポケットの裏でも見せれば良いかなあ……?(ニコニコ)」
――ヴァイオレット・エンド(202404)

 紫煙の黄昏の幹部組織『党』《リティム》が三位『吟遊詩人』《クウィエル》……を名乗ってスパイをしていたヴェフィス共和国騎士憲兵隊《ヴェフィサイト》近衛部隊実働課第12班――通称『皇帝赦書』《ケク》(GM情報:qaiké)の部隊長だった。
 今回は身分を明かし、PC達に情報提供をしつつ、協力した戦った。

英雄《ユフィア》(Yfi'a)

「人らしく殊勝なものです……無駄なことですが……」
――ヴァイオレット・エンド(202404)
 元『紫煙の黄昏』幹部組織『党』(リティム)がNo.2――英雄(ユフィア)、現『紫煙の黄昏』リーダー。
 本名は、フェセヒエトゥシア・ド・スキュリオーティエ・エトワロー・フェキューサ(Failsethietousia de Skyliautie-Aitoilaut Failskyse)。スキュリオーティエ・エトワロー家の次女、レイヴァーや姉のファーランは自分たちから去り、家族からも次女ということで興味のない扱いをされていた。レイヴァーが同じ環境でも上に上がっていったのを見て、フェキューサも努力をするも上手く行かなかった。そこで、旧神のことを知り、『紫煙の黄昏』に加盟して呪術を極めていった。
 フェキューサの呪術は、《壁》の破壊。舞台の壁を破壊していく。そうすることで、彼女自身が神になっていく。そうして、目的を達成する。神は現世に居てはいけない存在だ、それが顕現するということは――現世の秩序の破滅を意味する。

ハースチウスナ・シュフイア(harschiwsna.xkhuija)

「レイちゃん……リーラッシイーンさん…………! 私、絶対二人のこと忘れないから!! 苦しんでいる皆が救われる世界を作るから……!! だから……」
――ヴァイオレット・エンド(202404)
 聖女と呼ばれているリナエスト系リパラオネ人。PCたちとともにユフィア討伐に参加。

アウティタ・ユエス・フレザ(Autita Juez Fulesa)

「まあ、これも何かの縁だしな最後まで付き合ってやるよ」
――ヴァイオレット・エンド(202404)
 ヴィテール憲兵親衛隊の隊員。PCたちとともにユフィア討伐に参加。

ログ

ログリンク システム 日時 GM PL - PC NPC
ヴァイオレット・エンド(202404) エモクロアTRPG 4/28 Fafs KPHT - アティレ
えんたーちゃん - リュジルチ
ぺくての - レヴァン
ふりーとん - ソルテナ
フィシャ・ヴィール・ルミヤ、ハースチウスナ・シュフイア、叙事詩人(クウィエル)英雄(ユフィア)、コテリア、リーラッシイーン、レイ、レイマング
最終更新:2024年07月23日 23:17