本項はエモクロアTRPGシナリオ「Kotel Naile Faiedos Èinye, Cenqais」のネタバレを含みます。
Kotel Naile Faiedos Èinye, Cenqais(淮:コトー・ネレ・フェエド・イニュイ、サンケ、日:星はあなたをいつも見ている、だから)とは、Fafs F. SashimiによるエモクロアTRPG用シナリオ。公式略称はKNFÈC。
概要
ユエスレオネ連邦・デュイン総合府、イェテザル独立行政自治区の南東部には2000m級の山岳地帯ヒェルが存在する。このヒェルを登頂し、澄んだ星空を見るツアーは非常に人気である。あなた達共鳴者は日々の疲れを癒やすためにこのツアーに参加するだろう。
Artikel 28の続きとして書かれ、紫煙の黄昏編とリパコル喚仕機巧編の参加共鳴者を繋ぐシナリオとして制作された。
沿革
詳しくは「Artikel 28」の沿革を参照のこと。
2024年3月24日(日曜日)に
ぼくらの『トイタネイン』が予定されていたものの、予定を誤認していたえんたーちゃんが参加できないことが判明した。急遽、Fafsは予定を変更し、別シナリオのセッションを行うことを宣言した。Artikel 28は3日間のうちに書き上げたが、このシナリオは前日の23日に開催されていた定期創作会の閉会時刻(1時)から計算すると4時間強で書き上げたとされている。
余談ではあるが、このシナリオに参加したフリートン氏は「酒の勢いで言ったんじゃないかと思ってた」とごく短い期間でのシナリオ作成を訝しんでいたようだ。
シナリオの真相
『紫煙の黄昏』と『リパコル喚仕機巧』の攻防の一方で、レイマングの後を継いだ者たちのうち過激かつその意図を誤解した者たち――『教団の継承者』によるハスター召喚の準備は着々と進められていた。
その準備段階として、『教団』のクトゥルフ神話研究者――アデアマング=
ハフリスンターリブ(アデア)は、苦悩する人間の呪力を利用し、地上に異形の神の幼生を落とす実験を試みていた。異形の神から産み落とされ、アザトースの周りを踊るその邪神の種は地上に旧支配者の影響力を産み落とす。独自に情報を得ていた『紫煙の黄昏』幹部のNo.3 クウィエルはこれを独自に阻止するために動く。
登場人物
コテリア・ド・リーリエ・コリテ(Kotelia de lirie kolite)
「星を見ると、すべて忘れられる気がするの」
――Kotel Naile Faiedos Èinye, Cenqais.nna(シナリオファイル)
ヒェルへの登山を専門とする「星空案内人」の一人。
リーリエ家本家の継承順位第一位であるが、リーリエ家は他のヴェフィス家督と異なり、叙事詩にも描かれない平民家系であることから、いじめを受けていた。このため、ヴェフィスから逃げ出すように連邦に移り住むようになる。
しかし、心の傷は癒えず、アデアに裏から利用され、異形の神の幼生を地球に下ろすために共鳴者たちを犠牲にしようとする。
アデアマング=ハフリスンターリブ(Adeamang=HahurisnTaarib)
「あなた達に名乗る価値など無いけど、敢えていうなら……憎悪《アデア》とでも名乗らせていただこうかしら」
――Kotel Naile Faiedos Èinye, Cenqais.nna(シナリオファイル)
旧支配者に魅入られたレイマングの後継者集団である『教団の継承者』のクトゥルフ神話研究者。実験のためにコテリアとヒェルを利用する。
本来長時間の詠唱とセットアップが必要な「心臓停止」の呪文を速攻詠唱出来る。
叙事詩人《クウィエル》
詳しくは「Artikel 28 #登場人物 ##クウィエル」を参照のこと。
アデアの実験を阻止するために独自に動いている。最後のマスターシーンにて……?
Artikel 28の時から魔術が上方修正されている(成功率が74.0%から83.0%へ、ダメージは2d3+1[期待値5]から2d6[期待値7]に変更)。しかし、PLとは異なり、装甲は6のままである。
英雄《ユフィア》
紫煙の黄昏幹部集団「党《リティム》」(listimé)が一人、No.2 英雄《ユフィア》(yfia)と名乗っている。
シーナリアトンの死後は、紫煙の黄昏の事実上のリーダー格となっている。最後のマスターシーンのみに登場。
設定
教団の継承者
救済の聖女(悠里)において、レイマングを殺された
独裁反対武装連盟は空中分解した。しかし、その後継者達は過激かつレイマングの意図を誤解してハスターの召喚を目指して暗躍していた。
ログ
最終更新:2024年07月23日 23:17