ズリナ人の人名の順番は「通称名 + 生誕名 + 家名 + 氏族名」。
しばしば短縮形として「通称名 + 家名 + 氏族名」で表記される。
通称名
基本的には親しい人からつけられる名前。自分でつける場合もあるが、他の人につけてもらった場合そちらを優先する。
ふざけても縁起の悪い名前をつけてしまうと祟られてしまう。訴えられて裁判になったり、最悪の場合刑事罰の対象になったりする。
名前祓いという儀式を行い、通称名を変えることで祟りを避けることができると言われている。
ありきたりの名前をつけると区別が難しくなるだけでなくまとめて呪われる場合もあるので、個性的な名前がつけられる傾向にある。
生誕名
ザラカルやメリでは本名として扱われる。生誕名は通常、両親と配偶者にしか明かさない。
偶発的に息子や娘に知られてしまった場合は、名忘れという儀式を行う(記憶を消去するわけではない)。
名前を知られてはいけない理由は、本名が呪われると名前を変えることができないため、呪いを祓うのが非常に難しくなるからである。
生誕名は特定されにくく縁起の良い言葉を選んでつける。
家名
その家族で継承されている名前。一つの氏族の中に複数ある。母系で継承され、長女以外が家庭を持つと新しく苗字をつける。
家名は旗印の記号や図形の名称等から採られ、属格接尾辞によって「~家の…氏族」のように接続(修飾)される。
氏族名
崇拝されうる動物の名称がついている。動物は比較的大型のものが崇拝される傾向にあるため、ネズミやリスなどの小動物は氏族名になりにくい。
また、ザラカルに生息していない動物の名前はつかない。
関連項目
最終更新:2024年10月29日 20:06