大剣を愛でよう
「大剣を愛でよう」のコーナーです。ここでは大剣の名称や見た目、小ネタについて考察していきます。
大剣について詳しく知って、本作ドラゴンズドグマはもちろんのこと、ドラゴンズドグマ2でもファンタジーの世界にさらに没入してプレイしましょう。
【説】は説明文の略です。
目次
ツーハンデッドソード(英Two-Hander)
- 【説】一般的に普及している鉄製の大剣。取り回しやすく大剣の扱いに慣れるには最適。
- 見た目は巨大な「アイアンソード(片手剣)」。ちょうど2倍くらいの大きさがある。違いとして目立つのは、グリップに布や革などが巻かれていないこと。
- 日名の「ツーハンデッドソード (Two-handed sword) 」とは、『両手(=ツーハンド=Two-hand) を使わなければ扱えない大きさの剣 (=両手剣) 』のこと。英名の「Two-Hander(ツーハンダー)」やドイツ語の「Zwei-händer(ツヴァイヘンダー)」はその略語の一つである。
- ちなみに、剣には鞘が付き物とされているが、史実の両手剣には通常は鞘が無く、そのまま持ち運んでいたそうである (肩に担ぐドラゴンズドグマ2のウォリアーの運び方) 。鞘の重さもそうだが…多分、両手剣の大きさだと二人掛かりでないと剣を鞘に入れられない為だと思われる。
グレートソード(英Steel Greatsword)
- 【説】純度の高い鋼を精製して作られた大剣。激しい戦闘にも耐え抜く頑丈さを持つ
- 見た目は巨大なランディングソード (片手剣) 、刀身の色も同じ。違いは黒い革製のグリップと、ブレイド (剣身) とガード (鍔) の間に人の頭1.5個分くらいの刃が無い部分( "リッカソ" と呼ばれる)があること。
- 英名の「Steel」は『鋼鉄製の~』という意味。「グレートソード (Greatsword)」は『西洋の(特に)大きな剣』の総称だが、実は史実の定義は曖昧で、どの大きさをグレートソードと言うかは個人の主観に任せられる。要は日本語の「大剣」と同じ、はっきりとした定義はない。
- ちなみに、史実において
実戦で用いられた
両手剣は全長が100~180cmくらいの物が大半で、2メートルを超える大きさの剣は (儀礼用を除いて) 殆ど存在しなかった。当然ながら2メートルの剣は人の力で上手く振り回すには大きすぎるのだろう。もっとも本作では2メートルを超える大剣が多く登場するが、それはドラゴンに選ばれし者である覚者様の怪力と器用さがあってこそである。
- 追記:史実における定義ははっきりとしないのだが、一般的なファンタジー作品においてはドラゴンズドグマに登場するような、どデカい剣を特に「グレートソード・大剣」と呼ぶらしい。
- なお、この大剣は厳密にはドイツの「ツヴァイヘンダー」という、全長150~180cmの両手剣だと思われる。先述のリカッソがその特徴。重さは約2~4kgと、2Lのペットボトル1~2本分と考えると意外と…軽そうに思える。16世紀頃から有名になった武器で、実戦でも使われていた。
ウォーブレード(英War Blade)
- 【説】前線で戦う戦士のために作られた大剣。剣先に特殊加工を施し殺傷能力を高めている。
- 目立った特徴としては、ガード (鍔) がない代わりに、剣先に動物の爪状の刃が2つ付けられており、ブレイド (剣身) や柄頭に細かな彫金加工がなされていること。その他、刃の色味は「ブロードソード (片手剣) 」と似ている。
- 「ウォー(War)」は『戦争(の)』、「ブレード(Blade)」は『(刀剣の)刀身・刀剣』の意。武器の名称としてはおそらく『戦いの刀剣』のほうが正しい…と思われる。(詩的な表現が伴う場合は「ブレード=刀剣そのもの」と訳すこともあるそう)
トレイスピリナシディル(英Lifetaker)
- 【説】刀身に3本の鉄芯を刺して強度を増した大剣。重量は増加したが、その分威力も高くなった。
- 全体的な配色が「ブロードソード (片手剣) 」と非常によく似ており、グリップ(握り)もほぼ同じだと思われる。ただし形状・見た目は大きく異なる。ガード(鍔)はなく、剣身に独特な鉄芯の溝と刃に沿ったギザギザ状の溝の、二種類の溝が彫られている。刀身の幅が分厚く、その代わりか全長は少し短め。
- 英名の「Lifetaker」は造語だと思われ、「Life」とは『生命』の意、「taker」は『(受け)取る人・捕獲者』の意、つまりは『生命を奪い取るもの』といったところだろう。
- 日名に至ってはまったく皆目見当もつかないが、トレイスは「trace(足跡•痕跡•ほんのわずか)」から来ている…? 筆者はよく判らなかったので、「こうじゃないかな!」 といったコメントをコメント欄に書いてもらえると助かります。
- 因みに余談だが、魔物敵であるスケルトンブルード勢が使っている武器でもある。
マリグニティ(英Malignance)
- 【説】ノコギリ状の刃に冷気を封じ込めた大剣 切りつけた対象をズタズタに破壊してしまう
- ガード(鍔)や柄のあたりに金や赤の装飾が施されて、ダークな雰囲気を感じる見た目。説明文にも書かれているノコギリ状の刃は、堅い皮膚を持ったモンスターといえどもタダでは済まないだろう。
- ノコギリ状の刃があるので、「(後述の)フランベルジュ」をモデルにした武器と言える(フランベルジュカサディスも参照)。
- 日名の「マリグニティ(Malignity)」は『悪意•怨恨』の意。英名の「Malignance」は『悪性の状態』を意味する言葉(例:悪性腫瘍)で、恐らく日名と同じような『強い悪意』を表していると思われる。
切り込み隊長の大剣(英Thousandlimbs)
- 【説】無骨で飾り気のない巨大な大剣。並の人間には到底まともに扱えない。
- 例のベルセルクコラボ武器の1つである。主人公ガッツのポジションが切り込み隊長。
- ベルセルクと言えば…「それは、剣と言うにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして…大雑把すぎた。それは、正に鉄塊だった。」…の一文で、お馴染みの大剣『ドラゴン殺し』が有名だが、本コラボはガッツが復讐者になる前、鷹の団編を描いた劇場版とのコラボ。故に彼が鷹の団に傭兵として所属していた時代に用いていた一般的な大剣の方である。
- 傭兵が扱う一般的な大剣だが、そもそもベルセルク世界では大剣を扱う者が少ないので、この剣でも相当大きい方である。むしろ身の丈サイズのある剣を軽々振り回している覚者の方がおかしいと言える。
- 英名の「Thousandlimbs」は、『Thousand(千、1000の)』と『limbs(四肢・手足、鳥の翼)』を組み合わせた言葉だと思われる。「Thousandlimbの意味がわかるよ!」という濃いベルセルクファンの方は、ぜひコメント欄で教えてください。
フランベルジュ(仏Flamberge)
- 【説】波状の切刃を持つ大剣。対象をえぐるように傷つけ深い痛手を与える。
- フランベルジュ(Flamberge)とは、剣身が炎のように波打つ形状をしている両手剣(大剣)の総称である。さらに言えば、フランベルジュはツヴァイヘンダー型(先述のグレートソード参照)が多い。ゲーム内のフランベルジュは現物よりも剣身が少し黒みを帯びていて、ダークな雰囲気とマッチしている。
- なお「レイピア (片手剣) 」と同様に、フランベルジュが世に広まった頃には既に銃火器が発達しており、フランベルジュが実戦で使われることはほとんど無かったらしく、17世紀後半にはレイピアに代わり決闘でよく用いられるようになったそうである。その当時はえぐり付けられた深い傷を敵に負わせることから「死よりも苦痛を与える剣」として知られていた。また当時のヨーロッパでは、単に護身用の武器としてではなく、刀剣にファッション性を求める傾向が強く、フランベルジュはその波状の剣身が美術品としても高い評価を受けていた。現代では儀礼用の武器として世間一般で知られている。
ウィルガッシュ(英Ardent Will)
- 【説】灼熱の炎が渦巻く大剣。その高熱は竜の炎にも引けを取らない。
- (恐らく、設定ミスだと思われるが) なぜかグレートソードと同じ装備アイコンになっているものの、実際の形状は[ウォーブレード]と全く同一である。
- ちなみにだが、中世ヨーロッパの人々は十字架に似た形の、柄の長いロングソードを騎士道精神の象徴としていたので、ウィルガッシュのようなイレギュラーな見た目の武器はあまり生まれなかったようである。
- 英名の「Ardent」は『燃えるような•熱烈な•熱心な』の意で、「Will」は『意志』の意。組み合わせると『燃えるような意志』である。
- 日名も「ウィル」は『Will』だと思われるが、「ガッシュ」は下地が透けて見えない絵の具や、そういった絵描きの技法の名前であることしか分からなかった。『全てを覆い尽くす炎(絵の具)!』…みたいな言葉遊びなのだろうか? …そんな訳ないか…。
ランスソード(英Lancer's Sword)
- 【説】まるで槍のようなラインが特徴的な大剣。斬るだけでなく刺すように使っても強力。
- 断面にするとひし形になる形状の剣身を持っており、剣身や柄全体に細かな彫金加工が施されている。
- 「ランス(lance)」とは、中世ヨーロッパの傭兵や騎士達…特に重騎兵が使っていた騎上(馬の上)で用いる長槍、または三角or四角or円錐状の槍のこと。要は、本作と同じ制作元会社である[カプコン(CAPCOM)]の「モンスターハンターシリーズ」で有名になった槍のことであるが、そういった「ランス」には通常刃がついておらず、尖った槍の穂先部分で敵を突いて攻撃する。ランスソードは遠目に見た形状がランスと似ているものの、剣の刃が備わっているので、説明文の通り厳密には槍(ランス)の様な大剣である。なお、本物のランスは一般的なサイズでも全長2メートル前後と大きく、特に大きいものでは3・4メートルを超えると聞くので驚きである。
グラップビクトリー(英Gryphic Victory)
- 【説】断ち切りと刺突、双方に優れた大剣。ドラゴンに対する畏怖の念が人々にこの剣を作り上げさせたという。
- 柄の装飾は竜の爪を模していると思われ、赤と金のグリップ、程よく厚みのある剣身、派手な装飾、ファンタジー感溢れる両手剣と言えるだろう。
- 「ビクトリー(Victory)」は『勝利•戦勝』の意味で、いわゆる「Vサイン」のVの元ネタである。
- 気になるのは「グラップ」と「Gryphic」である。グラップ(grap)で調べても格闘技の組み技が出てくるのみでファンタジーに関する用語は出てこず。Gryphicで調べてもよくわからず、ファンタジー系の用語で似たスペルの言葉はグリフォン(Gryphon)くらい。
フランベルジュカサディス(英Cassardi Flamberge)
- 【説】切刃をノコギリ状に加工した大剣。対象の身体を情け容赦なくえぐり、 決定的な致命傷を負わせる。
- 見た目は氷属性が付与されていないマリグニティ。グレーっぽい色合いの剣身が好きな覚者様にとっては、お気に入り武器になり得るポテンシャルがあると思われる。なお、一部のグリムゴブリンはこれの小型版(片手剣サイズ)を使用する。
- 「カサディス」は主人公の故郷である[漁村カサディス]。この武器はその村の雑貨屋である[エステラの店]でのみ販売している。
セイビングブレイス(英Saving Grace)
- 【説】神聖な装飾が施された大剣。神の息吹が吹き込まれていると伝えられる。
- これまでの大剣とはうってかわって、幅が広く・装飾性の高い剣身を持つ。まず目につくのは、神聖な光(十字架?)をモチーフにしたであろう丸い鍔に施された金の装飾と、さらにそこから下に伸びた装飾。下に伸びた金の装飾は片手剣を纏(まと)う光のようにも見える。剣身は「ブロードソード (片手剣) 」と似た色で、グリップは鉄網のような交差模様。
- 「セイビング(Saving)」は『救いの・救済の』という意。英名の「グレイス(Grace)」は様々な意味を持つ言葉で、『優雅(な)・優美(さ)』『美点・魅力・愛嬌』『親切・思いやり・恩』『食前後の感謝の祈り』『(キリスト教での)神の恵み・恩寵(おんちょう)』などといった言葉である。武器の名称を意訳すると『神の救い』といったところだろうか。
- 日名の「ブレイス」について、『支柱・締め付けるもの・添え木』といった意味をもつ「brace」くらいしか「ブレイス」では思いつかず。あんまりピンと来ないので…もしかすると『ブレス(breath・息吹)』や『ブレス(bless・祝福)』が英名と意味も近く正しいのかもしれない。
ドラゴンズドグマギガ(英Dragon`s Bite)
- 【説】猛々しき竜の名を冠する至高の大剣。竜の牙にも似た切刃は天地をも切り裂く。竜の教え、全12の内の1つ。
- 竜を模した漆黒の剣。鍔の部分が竜の頭・首・両翼を模した形状をしている。グリップこそ古びた金メッキのような色をしている(それもいい味を出してる)が、竜の鱗の一枚一枚、舌の先まで細かく作り込まれており、金属というよりも黒のセラミック包丁のようなブレイド(剣身)に、竜言語(過去に廃れた古代言語)らしき文字列が刻まれている。(竜言語(らしきもの)はもしかすると解読できるかもしれない、公式デザインブックにそういった情報が載っていたはず)
- 「バイト(Bite)」は『噛む•噛み付く』の意、つまり『竜のひと噛』といったところだろう。ギガ(giga)は10億倍を意味する接頭語で、語源はギリシア語で『巨人』の意らしいが、この場合(武器の名称)は、単なる強調語として使われていると思われる。
ウォンデッドハート(英Wounded Heart)
- 【説】禍々しさと強靭さを兼ね備えた大剣。竜の心臓の欠片が剣の形をなしたとされる。
- 黒呪武器レベル1の解呪品。大剣の中ではちょっと存在感が薄い気がするが、まるで竜の皮膚のような、ダークな赤と黒の色みが好きな人にとっては、病みつきになる逸品。
- 見た目の特徴を列挙すると、赤みがかったブレイドには、黒い斑点のような模様が浮かびあがっており、特に松明の灯の傍らでよく映える。ブレイドの付け根部分、フランベルジュで云うところのリカッソがあるあたりにギザギザ状の刺が左右5本ずつあり、そこと鍔は少し錆びついたような色みになっている。納刀時に正面から鍔を見るとヤギの頭蓋骨を模した装飾が施されている。白くボロボロに古びたグリップと、その先端にリンゴのような形と色みをした竜の心臓の欠片?が、ドラゴンの牙のようなもの4本で固定されている。
- なお、形状に関しては「ツーハンデッドソード」に似ており、全大剣の中でも(特にブレイドの)全長がかなり長い。よく見ると、剣先がプラナリア(※)の頭のような形状・色みをしている。
- 「ウォンデッド(Wounded)」は『傷ついた』の意、「ハート(Heart)」は『心•心臓』の意。直訳すると『傷ついた心・心臓』。
※小さな水棲の生物、驚異的な分裂能力で知られ、いくら体を裂かれても死なない
ドゥエルズインザライト(英Dwells-In-Light)
- 【説】神聖な光の中から生み出されたという大剣。一振りごとに奇跡が巻き起こるという。
- 全く形状は異なるのだが、デザインのテーマ(神聖な光)であったり、鍔と柄頭の雰囲気がセイビングブレイスと似ている。
- 例によってウルドラ聖武器は、常に金と紫色に光輝いている。ガラス細工の板6枚が金の線に沿って連なったような剣身が最大の特徴で、オリジナリティ溢れる豪華な見た目。金色の鍔と柄頭は聖属性のアイコンにもなっている「光の紋章」をモチーフにしたデザインの形状をしている。
- 『Dwells-In-Light』は直訳すると「光の中に住む」なのだが、海外wikiによるとキリスト教の聖書に関する言葉らしい。なお同様に、他のウルドラ聖武器もキリスト教に関連する名前ばかりなのだそう。
DDD(英Dragon`s Flight)
- 【説】空を舞う竜の姿を模した大剣。ドラゴン系のモンスターに大ダメージを与えることができる。
- 長い柄の先に竜を模した刃が取り付けられている。青い金属が素材のようだが、所々赤みがかっている。角の大きさや顔の形的にも、始まりの村(カサディス)を襲ったドラゴンがモチーフなのだろう。
- 英名の「Dragon`s Flight(ドラゴンズフライト)」は、意訳すると『飛行するドラゴン』となるだろう。日名のDDDの一文字はドラゴンのDだと思われるが、他2つは不明。
- 英語版の説明文では「斧(axe)の様なロングソード」と紹介されている。確かにバトルアックス(戦斧)の定義は『反った幅の広い刃のついている斧』なので、ゲーム内設定はともかく、斧と言えば斧である。(それとやっぱり、武器を振るう音が通常のとは異なる気がするのは筆者だけ?)
イラキリス(英Iraklis)
- 【説】雄々しく伸びる角をかたどった大剣。被ダメージ・スタミナ消費が倍増するが、対象に時折絶大なダメージを与える。
- 一見、カニのハサミのように見えるが、説明文によると『角』だそうである。角と聞いてピンとくる人も多いはず、「イラキリス」とはギリシャ語で『女神の栄光』の名を冠する古代ギリシャ神話の英雄[ヘラクレス]のことであり、つまり...「ヘラクレスオオカブト(オス)」の角がこの武器の元ネタである。ちなみにヘラクレスオオカブトは羽が光沢のある黄色で、角が黒色のカブトムシ(全長は140mmくらい)。
- 刃に沿ったいくつもの線がある大きい方の刀身が上(おでこ)で、「〇の周辺に小さい〇が8つ」の模様がある小さい方の刀身が下(顔)。大きい方の刃の金の装飾がカブトムシの角にある茶色の毛を模していて、先の「〇の模様」が目かもしれない。
- クリティカル判定で敵に大ダメージを与える確率は大体4分の1程度(海外wiki情報)。運次第だが、大剣の最強武器のディスティンソードとほとんど変わらないような攻撃力(敵へのダメージ)を期待することができる(実際にカースドラゴン程度なら簡単に倒せた)。
- 竜血強化後のアップグレード素材は[戒書"砕け大地を"]2個と[覇王の強壮薬]5個と12,800Rだけ。そこそこ簡単に強化できる上に、中々に強く、癖が有るが楽しい武器なので、強い装備があまり整わない黒呪島の初回プレイで行き詰った時にオススメの武器である。さらに言えば本編メインクエスト「決戦」にイラキリスを持ってドラゴンを倒せば簡単に竜血強化できるのだが...もちろん他の武器もたくさん使って欲しいので、「イージーゲームなんてノーサンキュー」…な覚者様は別の武器を担いで頑張ってもらいたい。
グランシスフランベルジュ(英Gransys Flamberge)
- 【説】怜悧(れいり)な切れ味を誇る業物。超硬質の焼き入れが施された波状の刃で対象の肉繊維を容赦なく寸断する。
- [フランベルジュカサディス]のノコギリ状の刃をより鋭利に、刃も鍔もより大きく派手になった、言わば上位互換品。なお、グリップは細い金属製と黒革に置き換わった。
- 名前は本作の舞台、[グランシス半島]の「グランシス」だろう。
グランシスボルト(英Boltbringer)
- 【説】前装者が落雷に遭い命を落とした際に恒久的な雷の力が宿ったとされる異形の大剣。
- 見た目はグランシスフランベルジュと全く同一。
- 「ボルト(Bolt)」は『雷・稲妻』のこと。「ブリンガー(bringer)」は『運ぶ者』の意。
- 全くもって関係のない余談だが、「ボルト(bolt)」は『(水などの)噴出[bolt of]』や『駆け出し・脱走』といった意味も持つらしい。
ディスティンソード(英Bitter End)
- 【説】怨嗟の念が不吉な紋様となって表れた大剣。所有者の負の感情に反応し切れ味を増す。
- 「ランスソード」とほぼ同様の形状をしているが、鍔の部分が円形で、特に剣身がだいぶ細長くなっている。実際に比べてみると、ウォンデッドハートよりも少し長いように思われるので、全大剣の中で最も全長が長いと言えるだろう。なお、色味と紋様も大きく異なる。こちらは赤と黒のかなり禍々しい色をしている。
- 英名の「Bitter(ビター)」は『苦み・苦しみ・辛い・憎しみに満ちた』の意、「End(エンド)」は『終わり•終焉』の意であり、意訳すると『苦しい結末』である。
- なお、慣用句(二語以上が合体して意味を成す)として、「to the bitter end」で『飽くまで・死ぬまで』…といった意味を持つらしいが、今回は「to the」の部分が無く意味も通らないので、慣用句的な意味は持ち合わせていない。
- 余談だが、説明文の「怨嗟(えんさ)」とは、『(強く強く)嘆く程の恨む気持ち』という意味の単語である。それこそ、本当に『腹の底から煮えたぎる様な怒りと憎しみ』と言える。
- 更に余談だが、黒呪島の地下迷宮内には上記単語が含まれたエリア名を持つエリア([怨嗟の監房])が存在する。
その他
- ゴールド・アニール武器について
- トレイスピリナシディル、ランスソード、グラップビクトリーの色違い(金と黒)が用意されている。
- なお、トレイスピリナシディル(日名)の色違いは、それぞれパールトゥリア(金)・ピサートゥリア(黒)と名が付いている。
- また、英名の方はソウルテイカー(金、Soultaker)・Soulbreaker(黒、ソウルブレイカー)と名付けられており、ソウル(soul)は魂、ブレイカー(breaker)は破壊者、takerは先述したとおりに(受け)とる人の意である。
- 錆びた大剣(英Rusted Greatsword)について
- グレートソードと名付けられているが、これはこういった剣の総称であって、先に紹介したグレートソードとはあまり関係がない。かなり剣身の幅が広く、全体の形状的には「トレイスピリナシディル」ととても似通っているが、錆びた大剣の方が少しブレイドが大きい。恐らくは太古に存在した別の武器なのだろう。
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最終更新:2024年05月28日 18:11