2020年ニューイヤーPUで実装された期間限定★5フォーリナー。
+ | フォーリナーのクラス特性 |
ステータスはATK偏重型。★5フォーリナー5騎の中ではATK1位、HP4位。
カード構成はQuick2枚(4hit)、Arts2枚(4hit)、Buster1枚(3hit)。Ex、宝具は共に4hit。
N/Aが0.43→0.51と底上げされており、2枚あるAでのNP回収量はA1枚持ちサーヴァントと同等クラスにかなり良好。(同様に底上げされているケイローンと同等)
一方で4hitするもののQやEXでのNP回収量は並程度止まり。このためNPはA、スターはQ・EX、と役割が分かれている。
クラススキルは「領域外の生命 EX」と「神性 B」。
毎ターンスターを2個獲得できるうえ若干の弱体耐性があるが〔神性〕特攻に注意。
【スキル1】三千寵愛在一身 A→A+ CT:8-6
自身に無敵(1T)、毎ターンNP獲得(10%×3T)、〔男性〕に対するターゲット集中(1T)状態を付与し、スターを最大15個獲得するスキル。
対男性であればスキル3との併用により能動的にやけどと防御力ダウンを敵に付与することができ、更に単体宝具対策も可能。
いざというときに無敵を張れるのは頼もしいが、楊貴妃の本分が宝具連発によってダメージを稼ぐアタッカーであることを考えると
基本的にはNPリジェネやスキル3との連携に主眼を置いて積極的に使っていきたい。
2020/11/04実装の強化クエストにより、スター獲得数が最大25に増加し、ターゲット集中の〔男性〕条件が取り払われた。
ターゲット集中が条件を問わないことで、敵の単体宝具を受けたり、スキル3と合わせて敵にやけどを押し付けるなど、使い勝手が向上する。
ただし、低Lvタゲ集中持ちサポート鯖と組んで意図的に楊貴妃単騎状態を作り出したい場合など、強化クエストをクリアしない方が良いこともある(極めて特殊な運用なので、気にする人はほんの一握りではあるが)。
【スキル2】傾国の寵姫 A CT:9-7
敵全体のチャージを減らし、減らした敵の数×最大20%のNP獲得、更に防御力ダウン(3T/最大20%)を付与するスキル。
敵が3体並んでいれば最大で60%ものNPをチャージできるスキルだが、楊貴妃自身は単体宝具持ちであることや後述するスキル3の性質を鑑みると複数体を相手取る状況は基本的に不得手。
どうしても最大効率で活用したいなら変則クエストの道中で使ってNPを貯めて次WAVEの単体に宝具を狙うといった使い方が挙げられるが、敵3体を残しつつ1ターン待ってから必要があるためかなり悠長。
また敵のチャージを減らすことがNP獲得の条件になっているため、チャージ現在値が0だったり、そもそもゲージを持たない敵に使ってもNPを獲得できない点には注意が必要。
CTが長めな点と折角の全体対象が本体性能と噛み合っていない点が残念ではあるが、ある程度雑に使っても無駄なく効果を発揮できる優秀な複合スキルと言える。
【スキル3】妖星の火輪 A CT:8-6
自身に〔生ける炎〕状態(3T/3回)と防御力アップ(3T/最大20%)を付与するスキル。
〔生ける炎〕は被ダメージ時に敵に対して防御力ダウン(3T/10%)とやけど状態(3T)を付与する効果を持つ。
最大の特徴は宝具の特攻トリガーとなるやけどの付与。
コマンドコードと宝具の追加効果以外で楊貴妃がやけどを敵に付与する唯一の手段。宝具の追加効果で負わせるやけどは実質2Tしか持続しないため、できればこちらのやけどを有効活用したい。
スキル1と組み合わせれば強制的に〔生ける炎〕の効果を押し付けることができる。
ただし、敵が複数体いるとやけどを付与したい対象以外に効果回数を吸われてしまう可能性があることに注意。
Arts属性の〔やけど〕特攻単体宝具+やけど状態を付与。
4hitするため通常Artsと同程度のNP回収が望める。
デバフの付与状態を条件にするため、弱体無効でない限りはほぼ全ての敵に特攻を通せる。
またスキル2・3で防御力ダウンを付与できるため、うまく重なればさらに威力を上げられる。
しかし特攻倍率は150%開始かつ宝具は現状未強化、自前の高倍率攻撃力アップやカードバフを持たないため伸びしろに欠け、さらに仮想敵が競合の多いバーサーカーということもあり、特攻を入れてようやく他の単体宝具に並ぶ程度の性能。
特攻宝具は色バフ、攻撃バフ、宝具バフのいずれとも乗算になるので、サポーターから各種バフを受けられた時の伸び幅は高め。
+ | バフ倍率例 |
宝具にもやけど付与があるため、スキル3でやけどを付与できなくても特攻を入れる機会はある。
しかし持続が短く2ターン以内にNPを貯める必要があるため、これを狙う場合はスキル1・2の最大活用やサポーターからのNP供給が必須。
宝具で発生するやけどはゲーム中トップクラスのダメージが出るため、他サーヴァントから〔延焼〕状態を重ねる戦術も有効。特殊な防御バフを持つ超高難易度クエストでは選択肢に入る。
フランケンシュタイン、チャールズ・バベッジ、フランケンシュタイン〔セイバー〕、魔王信長などはスキルのデメリットでやけどを負うため、これらとの敵対時は特攻条件を満たしやすくなる。
なおキャラ背景で敵視している水着BBはクラススキルでやけど無効を所持しているため、どう足搔いても特攻対象に出来ない。
+ | 〔やけど〕状態付与持ち一覧 |
NPチャージスキルを2つ持ち、Arts主軸かつArtsカードの性能も高水準なためNP効率は非常に良い。
無敵+タゲ集中で盾役を担うことができるため、高難易度戦においては攻守共に活躍を期待できる。
(相性不利を取られるアルターエゴは流石に厳しいが)
遅延やタゲ集中で相手の動きを妨害しながら宝具連打でダメージを稼ぐ、耐久寄りのアタッカーと言える。
最大の特徴である宝具の〔やけど〕特攻は、一見緩い条件に見えるが上記で解説した通り実用には少々工夫が必要。
特攻が入っていない宝具火力は★5としてはもちろんステータスではこちらが勝る★4と比べても低めであり、特攻を考慮せずにアタッカーとして採用するのは難しい。
そのため、いかに「断続的にやけどを負わせる」かが肝となる。
条件を後付けで満たせるため、相手を選ばず特攻を入れられることが大きな強み。
しかし、楊貴妃が能動的に敵にやけどを付与する手段は
①宝具効果
②S1+S3の併用
③指令紋章(コマンドコード)「赫き髭紳士の令印」「魔神のランプ」「真紅き仙女の令印」「隕鉄の鞴」を刻印したカードによる殴り
の三つに限られるという難点がある。
①~③を併用できれば長期戦の中で断続的にやけどを負わせること自体は難しくない。ただ、③を使わない場合にはどうしても不安定さが目立つ。
③を使わない場合最も普遍的な方法は①だが、宝具の項で触れている通り、このやけどを特攻トリガーとして利用するには実質2T以内に再度宝具を発動しなければならない。
前述通りNP効率が良好なため比較的連発が利く方ではあるが、確実に狙うのであれば配られるカードの把握とNPを補助するスキルのCT管理が必須。
また、楊貴妃のポテンシャルを最も活かせる状況は「対バーサーカー相手の耐久戦」だが、その場合、同伴させたサーヴァントはほぼ確実に防御不利での継戦を強いられることになるため
総合的には耐久しやすい状況とは言い難いのが苦しいところ。
もっとも、そのバーサーカーを相手に耐久戦を挑まなければならないという状況を大前提に考えるのであれば本人だけとはいえ半減で受けられるのは楊貴妃(フォーリナー)ならではのアドバンテージと言える。
この点をどう評価するかは、FGOにおける耐久そのものに対しての価値観に因るだろう。
速攻撃破が主流で耐久向けサーヴァント全般に向かい風な環境、エクストラクラス故の有利相性の取りづらさもあり、活躍させるのは決して容易ではない。
しっかりと下準備をして初めて十全に扱えるサーヴァントである。
Arts型サーヴァントの常として、玉藻の前やアルトリア・キャスターのサポートは外せまい。
また、宝具連打を促進するためにもNPを大量供給できる諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕を選択するか、自身のタゲ集中を攻撃に振れるようマシュ・キリエライトやジャンヌ・ダルクと組み合わせるかは悩みどころ。
攻撃面では、自前のやけど付与手段が貧弱なことからやけど付与可能なサーヴァントと合わせて容易に特攻宝具を押し付ける組み合わせが考えられる。
しかし、やけどの付与手段はアタッカーの宝具、さらにはBuster型のサーヴァントに集中してしまっている。
自身はArts主軸で動きたいことを考えると、Buster型サーヴァントとの相性は微妙。
やけどを付与可能なサーヴァントでは、宝具によりやけどを付与できるArts型の嫁ネロ、宝具によりやけど+延焼状態を付与できるArts型の巴御前/セイバー、スキル「魔力放出(かぼちゃ)」でやけどを付与可能なサポーターであるハロエリは比較的組みやすい。
なお、ネロ・ブライドは期間限定★5、2021年10月に再復刻済みのハロエリは入手できていない場合次の機会が不明と、編成のハードルは高い。
クー・フーリン(術)もArts3枚持ちで、「原初のルーン」で最大30NPチャージ可能で、全体宝具によって10Tのやけどを付与できる。
スキル「矢避けの加護」でバーサーカー相手でも有る程度耐える事が出来る為、しっかり育てているのなら起用するのも有りである。
ただし、スト限で宝具Lvを上げにくく★3の低ステータスが足を引っ張るのでダメージソースとしてはあまり期待できない。またスキルでは楊貴妃をサポートできない点もいまいち。
不夜城のアサシンは強化後スキル「焦骨牡丹」でやけどを付与できる。
Arts型ではないが、嫁ネロ・ハロエリと比べて入手しやすく、宝具を打つためのNP100も不要なため、初手から確実にやけどを付与したいなら選択肢に入る。
宝具1回目から確実にやけど特攻を決めるか、宝具1回目はやけど付与と割り切って宝具連打を重視するかで、編成を大きく変えてみるのも良いだろう。
メインアタッカーとして運用するなら黒の聖杯が安定。低い火力を確実に補填できる。
Artsをメインに使うサーヴァントのためフォーマルクラフトなどArts強化系も相性が良い。
特攻宝具で高ダメージを狙うなら、バフが乗算になる笑顔のしるし、ロイヤル・アイシング、ダイブ・トゥ・ブルーなども検討に値する。
他には無敵貫通を付与可能な空を道とし、ハニー・レイクなどが候補か。
現状では赫き髭紳士の令印・魔神のランプ・真紅き仙女の令印・隕鉄の鞴の四つのみだが、楊貴妃も自発的にやけど状態を付与できる。
コマンドコードを刻んだカードがいつ来るかは運が絡む為、やけど状態を維持しておきたい場合、四枚ともカードに刻んだ方が安定しやすい。
例:スキル1・スキル3のスキルマ前提。やけど状態付与のコードを一枚刻んだ場合
コマンドコード 使用ターン |
やけど特攻 可能ターン |
備考 |
1T目 | 1~3T目 |
・3T目にS1S3を使用で5T目までやけど確定 (コマンドコードが4~6T目が来るため6~8T目までやけど可能) ・6T目に宝具を使用で8T目までやけど確定 (コマンドコードが7~9T目が来るため9~11T目までやけど可能) ・9T目にリチャージしたS1S3使用で11T目までやけどが確定 (6の倍数のターンの時に宝具を打ち、S1S3をその3T後に使用でやけどループ確定) |
S1+S3を1T目に使用時 | ||
1T目 (S1S3は1T目使用) |
1~3T目 |
・3T目に宝具を使用で5T目までやけど確定 (コマンドコードが4~6T目が来るため6~8T目までやけど可能) (6n+3のターンの時に宝具を打ち、S1S3をその3T後に使用でやけどループ確定) |
2T目 (S1S3は1T目使用) |
2~4T目 |
・4T目にコマンドコードがない時に宝具を使用で6T目までやけど確定 (コマンドコードが5~6T目が来るため7~8T目までやけど可能) ・5T目にコマンドコードがある時に7T目までやけど確定 ・5T目にコマンドコードがない時にやけどが切れる (3T目または4T目に宝具打たない場合、かつ4~5T目にコードがない場合) この場合、次の6T目にはコマンドコードが来てやけど確定になるので、5T目に宝具を打たないなら気にしなくて良い |
3T目 (S1S3は1T目使用) |
2~5T目 | ・4~6T目にコマンドコードが来て6T目までやけど確定になるので、最安定 |
※なお3N+1T目にボスwaveに入る場合のみ参考にしてください。
※4T目にコードが来た場合のみ、5T目か6T目に宝具を打たないとやけど持続しながらループは出来ない。
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