第七特異点にて実装された★5ランサー。恒常召喚可能な同レア・クラス内では初の単体宝具持ち。
ステータスはバランス型。★5ランサー内ではHPが高め。
カード構成はQQQAB+B宝具のアサシン型。実装時においてランサーの中では異例の構成。(後にアサシン型+A宝具のランサーである宝蔵院胤舜が実装されたが、★5でのQQQAB+B宝具はクラス問わず例がない)
Hit数はそれぞれQ4/A5/B1。N/Aが0.43→0.53と通常より高く設定されており、Artsの平均NP効率は初手Aで約NP11程度、3rdAで約NP19程度と、1枚だけとはいえかなりのもの。
ところが肝心のQuickによるNP獲得量はランサー構成持ちとしては凡庸の域になり、
比較的スター集中率の低いランサークラスで3ターンに一度しかないA一枚のクリティカルに頼ったNP効率向上を目指すのは厳しい。
スター生産能力はQが4HIT、EXが6HITとQ3枚構成の中では優秀、全体で見ても上位の部類であるものの、
スター発生率の関係から単体、特に一枚目のQは「気配遮断」「騎乗」その他を有したサーヴァントに信頼性では及ばない。
故に、3枚目に置いたAカードクリティカルによるNP獲得が高火力宝具回転のかなめとなるため、Aカードにスター集中のコマンドコード刻印が推奨される。
+
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スター発生量&NP獲得量比較
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名前
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スター発生量(期待値)
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NP獲得量
|
備考
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1手目Q
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2手目Q
|
3手目Q
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EX(Q始動)
|
1手目Q
|
2手目Q
|
3手目Q
|
EX(Q始動)
|
エルキドゥ
|
4.5
|
6.5
|
8.5
|
7.9
|
2.1
|
3.2
|
4.2
|
3.2
|
|
スカサハ
|
2.2
|
3.2
|
4.2
|
9.3
|
1.4
|
2.1
|
2.8
|
5.0
|
Q2枚
|
カルナ
|
3.6
|
5.3
|
6.9
|
5.3
|
2.4
|
3.6
|
4.8
|
2.9
|
Q2枚、騎乗A
|
ブリュンヒルデ
|
3.6
|
5.3
|
6.9
|
6.6
|
3.5
|
5.3
|
7.1
|
5.4
|
Q2枚、騎乗A
|
アルトリア(槍)
|
3.6
|
5.3
|
6.9
|
6.6
|
3.6
|
5.4
|
7.3
|
5.5
|
Q2枚、騎乗A
|
玉藻の前(槍)
|
4.8
|
7.0
|
9.2
|
5.3
|
4.6
|
6.9
|
9.2
|
4.2
|
Q2枚、騎乗A
|
エレシュキガル
|
4.5
|
6.5
|
8.5
|
5.3
|
2.2
|
3.2
|
4.3
|
2.2
|
Q2枚
|
ブラダマンテ
|
4.5
|
6.5
|
8.5
|
6.6
|
2.8
|
4.2
|
5.6
|
3.5
|
Q2枚
|
ジャック・ザ・リッパー
|
6.8
|
9.3
|
11.8
|
6.2
|
5.4
|
8.0
|
10.7
|
4.3
|
気配遮断A+
|
風魔小太郎
|
5.4
|
7.4
|
9.4
|
6.2
|
2.2
|
3.2
|
4.3
|
2.2
|
気配遮断A+
|
呪腕のハサン
|
4.1
|
5.6
|
7.1
|
4.7
|
3.2
|
4.8
|
6.4
|
3.2
|
気配遮断A+、投擲B
|
巌窟王
|
4.2
|
6.2
|
8.2
|
6.3
|
2.5
|
3.7
|
5.0
|
3.1
|
Q2枚、窮地の智恵EX
|
沖田総司
|
5.6
|
8.1
|
10.7
|
3.9
|
5.6
|
8.3
|
11.1
|
3.3
|
Q2枚、騎乗E
|
ギルガメッシュ
|
5.4
|
7.9
|
10.4
|
10.2
|
1.7
|
2.6
|
3.4
|
2.7
|
Q1枚
|
※全て初手Qの場合で計算、小数点以下第二位で四捨五入、気配遮断、騎乗計算済
実際に運用する上ではOverKillの出しやすさや自身のATK等、他に考慮すべき要素もあるので参考までに
+
|
計算元数値
|
名前
|
SR
|
N/A
|
Qヒット数
|
EXヒット数
|
クラススキル
|
エルキドゥ
|
12.0
|
0.53
|
4
|
6
|
|
スカサハ
|
12.2
|
0.71
|
2
|
7
|
|
カルナ
|
12.2
|
0.72
|
3
|
4
|
Quick性能10%アップ
|
ブリュンヒルデ
|
12.2
|
1.07
|
3
|
5
|
Quick性能10%アップ
|
アルトリア(槍)
|
12.2
|
1.10
|
3
|
5
|
Quick性能10%アップ
|
玉藻の前(槍)
|
12.2
|
1.05
|
4
|
4
|
Quick性能10%アップ
|
エレシュキガル
|
11.8
|
0.54
|
4
|
4
|
|
ブラダマンテ
|
12.1
|
0.7
|
4
|
5
|
|
ジャック・ザ・リッパー
|
25.5
|
1.07
|
5
|
4
|
スター発生率アップ10.5%
|
風魔小太郎
|
25.6
|
0.54
|
4
|
4
|
スター発生率アップ10.5%
|
呪腕のハサン
|
25.2
|
1.07
|
3
|
3
|
スター発生率アップ10.5%
|
巌窟王
|
5.9
|
0.62
|
4
|
5
|
|
沖田総司
|
10.2
|
1.09
|
5
|
3
|
Quick性能2%アップ
|
ギルガメッシュ(弓)
|
7.9
|
0.34
|
5
|
8
|
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|
属性は中立・中庸・天。
スキル
スキルは「変容」「気配感知」「完全なる形」と全て固有スキルになっている。
【スキル1】変容 A CT:7-5
二種類のカードを最大50%強化する強力なものだが、確定はBusterのみ。
QuickとArtsの強化はランダムでどちらか一方になってしまうので、せっかく配られたカードが強化されないという事故にはどうしても直面しやすい。
幸い倍率自体は高いので「魔力放出」と割り切って宝具使用に重ねる使い方が良いだろう。ランダム効果はブレイブチェインでのおこぼれ程度に思っておこう。
【スキル2】気配感知 A+ → 気配感知 A++ CT:7-5
単体のクリティカル率を大きく下げると共に、回避状態を解除する。
エネミーのほとんどは基本クリティカル率が30%以下に設定されているので、スキルレベル1でも敵一体のクリティカルを防ぐ事故の防止として役立つだろう。
当然だが<回避状態を解除>では無敵には効果がない。
他に回避状態を突破する手段として必中や無敵貫通の強化があるが、こちらは成功さえすれば自身以外のサーヴァントでも恩恵を受けられる違いがある。
2017/8/5の強化クエストで、効果に1Tの回避効果が追加。
これにより、回復手段を持ちながら宝具など敵の強力なチャージ技自体にエルキが耐えられず活かせない局面を抜ける場持ちの良さを手に入れた。
しかし初手に使い事故を減らしたいクリティカル確率ダウンと、特定の場面で使いたい回避解除・回避付与はかなり競合しやすく、すべての効果を活かすことが極めて難しい。
【スキル3】完全なる形 A → 民の叡智 A+ CT:12-10
他の回復系スキルを大きく引き離す瞬間回復量が魅力。その回復量はLv10で10000という圧巻の値。さらには弱体解除も併せ持ち、立て直しとしては強力無比。
だが欠点としてCTが長すぎるため、便利だからと漫然と使うと、必要なときに使えず頭を抱える羽目になる。
また「仕切り直し」と異なり回復のあとに弱体解除が行われるため、回復量低下などのデバフを受けるとその影響は甚大なものとなる。
超回復&弱体解除という強力な効果を併せ持つからこそ、十全に活かせるよう使用タイミングには注意が必要。
強化クエストクリアでNP最大50%獲得が追加。
NP50%礼装などから宝具を打ちやすくなるので、育成の優先度は高くなる。
宝具「
人よ、神を繋ぎとめよう
」
宝具は単体Buster。ダメージ発生前に防御デバフが入るため、大ダメージを出しやすい。
ただし、クラス相性の良いアーチャーのサーヴァントは対魔力持ちが多く、デバフが弾かれる場合がある。
〔神性〕特性を持つ対象には、500%という弱体無効以外では防御不可能な確率でスタンが入る。
〔神性〕所持者は実装済みサーヴァントだけで見ても70騎以上(不利クラスを除外しても60騎以上)と非常に数が多く、活用の機会は多い。
特にイシュタルのような相性有利かつ〔神性〕所持の相手には圧倒的に有利に戦える。
幕間の物語2「神が造り、人が紡ぎ、土に還る II」をクリアすることで強化され、威力・防御デバフ値の上昇及び〔人類の脅威〕特攻効果を獲得する。
特攻範囲は狭いものの、倍率は200%という驚異的な値を誇る。
また、主な特攻対象であるフォーリナーは同時に〔神性〕を所持する者が多く、それらにはまさしく切り札として大活躍する。
特攻抜きでも元々直前の防デバフ+「変容」によって高い部類だった基礎威力が更に上がったことで、相性などを考慮せず個人で出せる宝具火力としては比類なきものとなっている。
総評
高い単体宝具火力と生存能力
を兼ね揃えた対ボスアタッカー。その分通常攻撃での攻撃性に難が見られる。
Q3枚のアサシン型のカード構成で、星出し性能自体はさほど悪くはないが、スターを活用しやすいスキルがなくATK,NP効率ともに微妙のため、Q単体での利用価値が薄い。そのQuick3枚が手札を大きく圧迫するため、考えなしに編入する程度ではパーティ全体の火力が多少下がることは避けられない。
Artsカードを3枚目に置いたクリティカル
で一気にNPを獲得することが宝具回転のかなめとなるので、
Artsカードにスター集中のコマンドコード刻印
をするなどのNP効率補助は必須となる。幸いマナプリズムでコマンドコード「未青き幻想の令印」が交換できるので、Artsカードに刻印してておくことをお勧めする。
また、カード選択時は
BQAの順番でのマイティチェイン
を繰り返すことを意識されたい。
スキルは自己生存を重視した構成なので、このサーヴァントの実力を発揮させる場合はどうしても宝具を運用できる主軸に押し出すことになる。
〔神性〕〔人類の脅威〕といった特定の相手に対する宝具効果は絶大なので、そういった相手にはエースとして起用する価値がある。
Quickによるスター生産能力を生かし、礼装やサポーターでクリティカルとNP回収を強化するのが比較的無駄を出しにくいか。
得意とする弓エネミーはチャージゲージが短いこともあって「完全なる形」のCTが非常に重い枷になることも注意。
運用手段としては神性相手に確定スタンの大打撃を1回以上ブチ込むか、人類の脅威・ストーリーボス相手に高火力法具を叩き込むかが主となるが、全キャラ内でも単騎状態での性能が際立ち、かつ優秀な部類である。
最短CT5回避・クリティカル発生ダウン・HP大回復の存在から先鋒出撃でも場に居座り続けられる。
単騎になるか、水着BBのカード固定を使えば通常攻撃の自由度が飛躍的に上がり、Qチェインで40個近いスターを生んだり、AクリティカルでNPを溜めて高火力の宝具を連打するという大暴れが現実的になる。
味方にターゲット集中持ちを配置することで、エルキドゥを最後に残せるような編成が組めれば、彼の底力を発揮させやすい。同クラスではヴラド三世〔EXTRA〕・レオニダス一世・武蔵坊弁慶の他、ゲオルギウス・陳宮などが良い相方になるだろう。
マーリンを併用した耐久戦にも適正はある。
また、強化で念願のNPチャージが追加されてからは、周回でも考慮に入るようになる。
特に2022年以降のイベント最高難易度では、Wオベロンと組み合わせて高火力宝具を叩き込む周回要員としての採用もありえる。
なお、デオン、アストルフォ同様に性別不詳扱いのため、性別を対象にした特攻やバフデバフは基本的に効かない。
例外としてエドワード・ティーチの「紳士的な愛」の追加効果は受けられる。
初期は、Quick主体パーティーに組み込む槍枠とする方法も考案されていた。
エルキドゥ以外にも当てはまることだが、Qカードの星出しはチェインボーナスと三枚目に依存しており、NPを溜めに行くにはQチェインを諦めてでもArtsを使わねばならないジレンマを抱えている。
その点を考慮さえすればクリティカルArtsで一気にNPを稼ぎ、宝具の防御ダウンで低いQuick火力を補えれば、レアリティ相応のパラメータと相まって使用感は比較的上がる。
この場合、礼装は自身の星出しを補うことのできる「2030年の欠片」か、スター集中率を上げる礼装が良い。大回復もあるため、弓相手ならば生存性にも期待できる。
Aカードにスター集中のコマンドコードが推奨されるのもこのためである。
戦力が整っている程、扱いづらさが目立つのは否めない。スター生産役に徹するなど、割り切った運用も一つの手である。
また、Wアタッカー編成の場合はスカサハなどのクリティカル運用に必要なだけの星を稼ぎ、合間に自前のArtsも挟んでいく立ち回りになる。
特にスカサハとは単体宝具で相手を確定スタン・最短CT5の回避持ちという共通点により〔神性〕アーチャー/アルターエゴ相手で一方的な攻めを展開しやすい。
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