秘伝書を取得するHR5から作成できるようになる、
剛種武器の更なる派生強化。
現在では剛種武器作成解禁と同時に天嵐武器も作成(強化)可能となるが、元は明確にクエストランクが異なっていた。
概要
特異個体の剛種モンスターを狩猟すると入手できる、「武器魂・天」を主に用いて強化又は生産する武器群。
剛種武器同様、直接生産するものは「剛種武器生産」メニューから作れる。
レア度は全て12で固定される。
外見の特徴として、武器を構えた時に赤と緑のオーラが噴出する。暗いところだと結構目立つ。
以後、色や形こそ違えど何らかのオーラないしは発光が発生するのがこの系列の武器の特徴となる。
性能面における最大の特徴として、「
天嵐防具」以後の
剛種系列防具と組み合わせることで、
特定のクエストにて
武器自体のポテンシャルが強化されるようになる。
特殊効果
共通
【武器倍率アップ】
天嵐防具の装備数に応じて、天嵐武器自体の素の攻撃力が強化される。
天嵐防具1部位につき、武器倍率+15。ただし5部位装備の場合は+75ではなく+80になる。
武器ステータス画面で上昇値が反映されるため、
ガンランスの砲撃威力もこれによってUPする。
ただし火事場スキルなど、掛け算で攻撃力が上がる要素を使ってもこの上昇値まで乗算されるわけではない。
なお天嵐防具の強化版である
覇種防具以後の剛種系防具も同様だが、最終段階の
始種防具のみ上昇値が異なる。
【属性値UP】
覇種防具以降の剛種系防具を装備すると、部位数に応じて属性値が強化される。
詳細は覇種防具のページを参照のこと
剣士
【斬れ味ゲージ強化】
武器の斬れ味ゲージの「色」が、一段階上のものにランクアップする。
例えば素の状態で白ゲージだった場合、それが全て紫ゲージになる。
元が紫ゲージの場合は「空色ゲージ」になる。
【クリティカル距離ダメージ補正強化】
ガンナーの基礎知識も参照してほしいが、通常弾、貫通弾、徹甲榴弾(物理ダメージのみ)、
通常矢、貫通矢、拡散矢、オーラアロー、昇天煌弓にはクリティカル距離という距離(時間)が設定されており、
この距離で攻撃を当てた場合の威力補正が+0.3倍される。
ライト・弓は素のクリティカル距離補正が1.5倍のため上記効果を得ると1.8倍となり、
ヘビィボウガンは距離によって前半2.0倍→後半1.7倍という設定のため、上記効果を得ると前半2.3倍→後半2.0倍となる。
【特殊ビン強化】
弓の特殊ビン(強撃、毒、麻痺、睡眠、打撃※)の威力補正が0.1倍される。
天嵐武器には素で威力補正0.1があるがこれと重複するので、
例えば強撃ビンの場合、1.5倍+天嵐武器そのものの補正0.1倍+天嵐武器特殊効果の補正0.1倍=1.7倍となる。
※打撃ビンを使える剛種系武器は存在しない。始種防具で初めて意味のある設定となる。
発動条件
全効果共通で、剛種、覇種(HR6クエスト)、G級クエスト(GR1以上であれば種類問わず)であること。
HR4までのクエスト、変種・奇種・遷悠クエスト、HR7のG級昇級試験クエストでは一切の効果が発動しない。
武器倍率強化は上記クエストにて、天嵐防具(強化先も含む)1部位以上を装備することで発動する。
属性値UPも同様だが、対象防具は覇種防具以降となる。
剣士、ガンナーの斬れ味、クリティカル距離ダメージ、ビン強化は、
剛種と覇種クエストについては天嵐防具(強化先も含む)2部位以上を装備することで発動する。
G級クエストでは、対象防具は覇種防具以降となる。
強化と直接生産について
天嵐武器は原則としては剛種武器からの派生強化となり、強化に各武器種の天魂3個を使用する。
それ以外の素材としては、
オディバトラスの武器以外はいずれもHR5のHC素材1個が必要となる。
オディバトラスに関してはHRでも自身のHC素材が存在するが、実装時期の関係上か普通のオディバ素材(真棘)が必要になる。
ボウガンは直接生産となり、天魂3個は共通だが剛種武器同様討伐の証5個も必要になる。
また、それ以外の素材についてはライトとヘビィで微妙に異なっており、ヘビィは近接同様HR5のHC素材1個(
ヴォージャンの武器のみ例外)。
ライトは、剛種モンスター専用素材のない天嵐武器は同様だが、
剛種モンスター専用素材がある天嵐武器は、そのモンスターから得られるレア素材もしくは部位破壊素材1個になっている。
どちらも共通して古龍種汎用素材が一切必要ないため、
場合によっては剛種武器を作るより天嵐武器の方が楽に入手できるケースも(特にライトの後者タイプ)。
また、アルガノス&ゴルガノスの武器は、天嵐武器からスタートになる。
天魂3個、アルゴル素材2種3個ずつ、HR5のHC素材1個という構成。
そのため、この武器のみHR6にならないと作成できない。
UNKNOWNの武器は剛種武器のページにある通り、UNKNOWN素材で強化したレア11段階が天嵐武器となる。
性能及び位置づけ
天嵐武器は剛種武器と比較すると、ステータス面では武器倍率+10~20程度の微弱な変化に留まっている。
だがその変化が例えば斬れ味の強化などであるとすれば、数値以上の恩恵が得られることになる。
もちろん、真価を発揮するには天嵐防具とのセット運用が大事になる。
過去には天嵐防具と強化素材(HC素材)が被って両方を揃えるのは大変、ということもあったが、
現在では剛種防具生産を除けばほぼ強化素材は独立しており、両方揃えるのは難しい話ではない。
ただ、効果が一目でわかるのが剣士の斬れ味ゲージぐらいしかないので、
装備ステータスにて、効果が発動しているか確認するのがよいだろう(広場では対象効果がグレーアウトしているので注意)
HR7のG級昇級試験では天嵐防具装備による恩恵はないため、概ね剛種武器と同様の立ち位置になっている。
変遷
一番最初に天嵐武器、というか剛種武器の強化先が登場したのは、
特異個体の剛種が出現したシーズン9.0(2010年秋)である。
ただ、この当時は天嵐武器という名称ではなく、剛種防具すら存在しない時代だったので、
「従来段階よりもう一つ強化できる剛種武器」という立ち位置の武器だった。
初期のものが特異個体剛種の素材を必ず使っていたことから、プレイヤーからは「HC剛種武器」と呼ばれていた。
天嵐武器としてカテゴライズされたのはフォワード.4の中間アップデート(2012年夏)からとなる。
同時に天嵐防具も追加され、上記の効果も発現するようになった。
ただ、天嵐防具は当時強化難度が非常に高かったことで使いどころが方々から疑問視されており、
2年近く前から一定の立ち位置を確保していた天嵐武器単体で活用されていた感は否めない。
本格的なセット運用は「覇種」襲来からである。
剛種武器同様、2016年3月16日に天嵐武器の強化難度が緩和された。
ただ、天嵐武器は元々HC素材の要求数が多くはなかったため、緩和内容としては、
- 天魂の必要量削減
- HC素材が2種類必要だったものについては1種類1個のみに変更(従来は武器によってまちまちで、最大3個必要だった)
- ゼニーの緩和
となっている。
どちらかと言うと、土台の剛種武器の作成難度緩和の恩恵を強く受けたと言えるか。
なお、フォワード.5以前は(主に)ボウガンを直接生産する場合は剛武器同様伝説の職人に頼む必要があったのだが、
天嵐武器の一つ「ネブラダ・テルム(ヘビィボウガン)」はシーズン10最終週に追加された特異個体
ショウグンギザミの素材が必要で、
特異個体ショウグンギザミ実装時に伝説の職人が居なかったため、プレビューサイトにも乗ったシーズン10実装武器でありながらシーズン10内では作れなかったというエピソードがある。
最終更新:2018年09月05日 15:23