狩護防具


基本

フォワード.5アップデート(2012年末)で追加された、当時のコンセプトとして「防御力特化」「汎用性重視」の防具。
HC防具からの強化となっているが、MHF-G以降はFX/FY/FZ段階から直接これになるケースも多い。

モンスター防具(FX防具)、特典防具(課金防具)、イベント防具の多くがこれに該当するが、
G級装備の派生を持つものは特典防具とイベント防具、そしてラヴィシリーズに限られる。
なお狩護防具の効果を承継しつつG級装備になるのは特典防具のみで、それ以外は全て「G級防具」になる。

既存FXのスキルやスロット自体はほとんど変化しないが、クアルHSは少し規模が大きく火耐性スキルが消された。

特殊効果(HS防具)

HC防具の持つ「HCクエスト全般での超回復効果」の他に、クエスト限定で特殊効果が存在する。
G6までは狩護防具としての特殊効果発動条件として、HC武器天嵐武器覇種武器のいずれかを装備している必要があったが、この制限はG7で廃止された。
※HC防具から引き継いでいる超回復効果には武器種制限は適用されないが、G級クエストでは発動しない(G級ハードコアクエストでは発動する)。
こちらもHC防具と同じく回復効果があるので、火事場飯+方薬の火事場方法だと体力が回復するので注意。

  • 防御力UP - ランクを問わずHC/G級クエストであれば1部位につき+20
  • 被ダメージ軽減 - HCの変種/奇種/剛種クエスト・覇種クエスト・G級クエストにおいては、使用部位数に応じて被ダメージ量が軽減される(元気のみなもとを使用している場合はそちらが優先)。
    • (参考)元気のみなもと使用時 70%減(G2中盤まではG級だと50%減だったが、2013/8/14より非G級と同じ70%減になった)
    • 5部位 30%減
    • 4部位 27%減
    • 3部位 24%減
    • 2部位 17%減
    • 1部位 10%減

G級狩護防具

特典防具専用の派生段階。
G3の11/13アップデートで大幅に上方修正された。
その効果を一言で言えば、G級防具としての特性を併せ持つようになった狩護防具というもの。
なお、G級防具にある「精錬」には対応していない。

強化段階は★1GF防具に相当する防御性能を持つGSと、★5GF防具に相当する防御性能を持つGPの2段階。
現状購入できる(コード入力可能)ものは全てGP段階の派生を持つが、古いものはGS止まりの場合がある。

【特殊効果】
  • 攻撃力上昇
    • 条件:G級狩護防具とG級防具を合計3部位以上に装備
    • 発動対象クエ:G級クエのみ
    • 効果:武器倍率+30
  • スキル発動枠増加
    • 条件:G級狩護防具とG級防具を合計3部位以上に装備
    • 効果:3部位以上でスキル枠が1個増えて11枠に、5部位全てがG級orG級狩護防具だとスキル枠が2個増えて12枠になる。
  • 防御力UP
    • 発動対象クエ:HCクエスト全般(次の「被ダメージ軽減」と異なり、下位や上位のHCクエストでも発動する)、覇種クエスト、G級クエスト全般
    • 効果:1部位につき防御+20
  • 被ダメージ軽減
    • 発動対象クエ:HCの変種/奇種/剛種クエスト、覇種クエスト、G級クエスト全般
    • 効果:使用部位数に応じて被ダメージ量が軽減される(効果はHS狩護防具と同じ)
  • 体力自動回復
    • 発動対象クエ:HCクエスト(G級・非G級とも)
    • 効果:体力が自動回復する(HC防具と同じ)

なお、特典防具の内「デストラシリーズ」だけは、生産時点でこのG級狩護防具となっており、
ラヴィエンテ猛狂期の素材を生産時に使う関係でG級昇級まで生産することができなくなっている。
また、その後の強化も通常のG級狩護防具とは大きく異なる。

辿異狩護防具

MHF-Zアップデートで実装される、G級狩護防具の新たな強化段階。
課金防具のZX(ZY)シリーズに位置するもので、ZPシリーズとなる。
辿異防具の一種であるため、GR200まで強化することはできない

こちらはデストラシリーズを除いてLvがなく、派生時点で最終性能になる。
また辿異防具同様にレア度が設定されており、防具適正ボーナスとしてはGR1防具扱いになっている。
素の防御力はクエスト防御力を含めると、大体GXシリーズと同じぐらいの防御力になるが、
実際は防具適正ボーナスの関係で、ZYシリーズと同等の防御力になり、
みなもとを使わないならZXシリーズ級の防護性能が発現する事になる。

また、辿異スキルが自動発動する効果が新たに付与される。
スキル値についてはMHF-G10.1時代からあるもの(の派生)は、GPとの差はない。
従ってZXシリーズよりは僅かだがスキル値が低いものも。
古い防具でZP対応しているものは、大きく変化しているがこれもG10.1までのGPシリーズと大きな差はない。
2018年4月アップデートで辿異防具に追加された「ガンナーの強化効果(始種防具と同等のもの)」は、こちらにもある。

デストラZPシリーズは実態としてはラヴィGXシリーズに相当する装備のため、Lv7まで強化できる。
というかLv7まで強化しないとスロットが開き切らず、防御力もそこまで強化しないと他のZPほどにはならない。

HC防具・狩護防具・G級狩護防具・辿異狩護防具でこれらの効果の発動可否を表にまとめるとこんな感じである。
効果 HC HS GS/GP ZP
HCクエストでの自動回復
HC/覇種/G級クエストでの防御力UP × G7以降武器は無制限に
HC変種/HC剛種/覇種/G級でのダメージ軽減 ×
スキル枠拡張(3部位以上/5部位、G級防具含む) × ×
G級クエでの攻撃力UP(3部位以上、G級防具含む) × ×
辿異スキル自動発動(部位ごと) × × ×
ガンナーの強化(1部位以上、始種防具と重複しない) × × ×

運用について

狩護防具についてはHR5の防具としてはそれなり。
ただし特筆すべき点もなく、あえて作るかと言われるとかなり微妙である。
剛種・遷悠防具より強化段階(=鎧玉)が多いのも面倒なところ。
なお特典の狩護防具はその限りではないものの、そもそもこの時点で入手すること自体が適切ではない。
プレゼントなどで貰ったら使う程度で。

一部の狩護防具はG級防具に強化できると上で書いたが、
このタイプの防具はほぼ例外なくG級防具を直接生産できるようになっており、素材要求数も大差はない
そのためG級昇級を念頭において狩護段階から使う、という意味はないに等しいので注意。
(例えばハンターナビで作れるラースGシリーズは実はHR段階があるが、G級防具を直に生産できるためHRから強化する必要がない)。

G級狩護防具については、今となっては「辿異狩護防具」段階があるものを作らないとすぐに陳腐化してしまう。
また、防具によっては「辿異狩護防具」段階でスキルが大幅に変わるケースもありそのまま使い続けるのが難しい場合も。
ついでに言うと、特典防具の強化に必要な鎧玉一式を手軽に得られるデイリークエストはGR200まで受けられない
(要するに特典防具=辿異狩護防具になりつつあるということ。普通に素材を集めるのも大した手間ではないが)。

辿異狩護防具は防御性能だけならZX相当であるため概ねどの装備も最前線で活躍できるが、
ここまでくると防具がどうというより装飾品なども含めたスキルの総合性が問われるので、上手く組み合わせて理想的なスキル構成を目指したい。
なお、ZX防具特有の特殊なスキル値(幕無+5、猛進+5など)は現状ZP防具では発現しない様子。
スキル水準についてはZF又はZY相当と見ておけば問題ない。

歴史

本来のコンセプトとしては、「対覇種」を想定し、その中でもいわゆる
「カジュアル層」向け(つまり秘伝の作成が難しい人)の「防御力特化」の防具として定義されていた。

MHF感謝祭で行われた運営動画レポート公開収録の時点では、狩護防具にはまた別のコンセプトがあったのか、
「会心率UPと会心ダメージUP」効果が付く予定であったが、本実装時に無くなってしまう。
(この効果は後にG級スキル「一閃」として姿を現すことになる)
火力ではなく防御効果を前面に押し出し、覇種を切り抜けてそこから覇種武器・覇種防具を作ってほしいという思惑があったようである。
なおフォワードの頃までは、Dosからの古龍&覇種→剛種防具、その他のFオリジナルモンスター→狩護防具という具合に、
モンスターの来歴によって防具の系統が割り振られる傾向が見られた。

しかしながら、最初及び2番目の覇種が強烈な一撃必殺技を多数所有するオディバトラスとUNKNOWNだったため狩護防具フルでも即死は免れず、
おまけに覇種UNKNOWN初回登場時の経験から火力を重視する傾向が極まっていたこともあって、
高火力装備+根性で凌げばいいという声が強く、対覇種用防具と言いながら指定に絡むことは無かった。
これは最後の覇種テオまでこの傾向が続き、覇種防具は秘伝防具と対を成すほどにまで普及したものの、
非課金狩護防具は性能の割に(少ないながらも)HC素材を使うということもあってあまり普及しなかった。
ただし、指定には上がらないものの、小技で根性発動圏外の体力に追い込まれないようにする為のものとして、
1~2部位覇種防具に組み込むという使われ方はされていた。特に覇種パリアやアルゴルで有効である。
(ダメージカットは1部位からでも効果があり、これも覇種普及に貢献する大きなメリットだったようである)

これは課金狩護防具であっても同じことであり、あくまで「秘伝・覇種への繋ぎ」としてしか使われなかった。
ただし実装当時全てのノーマル防具を過去にすると言われたゾデックHSや、
対覇種用においしいスキルが揃っているクロースHSなど優秀なものが多かったため、そのまま使用していた人も少なくなかったようだが。

F4で示されていた防具派生では、秘伝防具や覇種防具がいわゆる「対G級」として定義されていたのに対し
狩護防具は「対覇種」の位置付けで止まっており、上位版のG級狩護防具はG級秘伝やG級覇種同様「より強いG級」への
対応防具と定義されていた。(つまり狩護防具自体は序盤の対G級対策として定義されていなかった)

しかしながら、秘伝や覇種防具のG級における位置付け変更に伴い、狩護防具も序盤のG級では使えるように調整されている。
そのためG級クエでも覇種クエ同様、武器さえ合わせれば防御とダメージ軽減効果は発動する。
しかしながらG級武器では効果が発動しない。

G3までは上に挙げた「G級防具」としての機能はなかった(厳密に言えば、G1当初はバグで乗っていたがアップデートで削除された)。
そのためG1では既存防具系唯一のG級対応防具であったが、ハメの普及によって選択肢となることは少なかった。
G2ではハメが通じにくいクエが増えたが、同時に他のG級対応防具が登場し、
更に「最高の防御能力を持つ」GX防具が登場したためG級狩護防具は一人置いてけぼりを食らった状態になっていた。
これは当時GSシリーズしかなかったG級狩護防具自体の防御力があまり高くないため、
難易度毎防御減算によって得意のダメージ軽減効果を活かせないためである。

なお、なぜここまでG級狩護防具の扱いが良くなかったのかというと、
  • 現状課金でのみ提供しているG級狩護防具は、あえて非課金のG級防具より性能を抑えている
  • 以前から課金防具の性能については要望があったが、まずはG級クエストの報酬やG級武具の素材を緩和しG級武具を作りやすい環境を作ることを優先した
という、基本的な課金のみでもできるコンテンツを大事にするという姿勢によるものであったことが11/8に要望対応状況で挙げられた。
まあG1での設定内容が、課金のG級狩護防具を後回しにしてでも基本コンテンツのG級武具をなんとかしなきゃならないほどの大失敗だったとも言えるわけだが。
同要望内では、G級武具の(緩和等含めた)調整がひと段落したことと、課金防具をパーツ運用しているハンターがかなりの数に上っていることなどから、アイテム販売のG級狩護防具全般について上方修正(烈種武具、G級武具などと棲み分けられるような形にする模様)が行われることが決定したようである。

MHF-G3直後にその見直しの一環として、新規キットもしくはG1リリース以前の一部キットにおいて、GSシリーズの更に上の段階であるGPシリーズが追加された。
そして11/13のアップデートで、以前バグで乗っていたG級防具効果が正式な仕様として復活。
これによりG級狩護防具は実質「課金アイテム専用のG級対応防具」ということになった。
当初はGP派生でも既存スキルが多く、性能面はそこまで強烈ではなかったのだが、
最近ではGX防具・G級防具精錬装飾品とのシナジーを考慮してかG級スキルが豊富に付与されるようになってきている。
(逆に、激励、豪放、刀匠を発動させることを前提に、回避性能・聴覚・風圧・匠などがカットされている防具も多く出てきているのは上述したとおりだが)
そのため一時は「G級狩護防具を使えば(買えば)GX防具は必要ない」とまで言われる状況であったが、
GG末期~G5以降に優秀なGX防具が多数登場したことで現在はそこまでの事は言われていない。
また、G級における強化段階の数で言えば非課金の防具がG級防具・剛種防具ともにG/GF/GXの3段階あるのに対し、
G級狩護防具はGS/GPの2段階しかなく、防御力の数値上は心許ない状態である(ただしGXがGR7に対してGPはGR5であり、
GR400以上だとGPはGR補正により若干上乗せされる)。
ちなみに上記の位置付け変更により、非課金G級狩護防具は存在しない。

なおMHF-G7で実装された天廊防具は、天刻印の装着によって非G級の狩護防具が持つ効果を
完全再現可能なシステムになっており(特殊効果のスロットは3つあり、狩護防具の効果がそれぞれ各1枠消費)、
またG級防具+狩護防具がもつ特殊効果の内1つというという形での設定も可能である(G級防具特性に2枠必要なため)。
これにより「G級防具+狩護防具の被ダメージ軽減効果」という形で
非課金G級狩護防具を擬似的に作成することができるようになった。
ただし防御力UPやHP自動回復を上記に併用することはできない。
防御UPに関しては、GR400↑であればGX防具と同等の防御力になるのであまり必要はないだろうが。

同アップデートより非G級ランクで覇種に挑む必要性が薄くなり、G8では優秀な遷悠武具の登場でますますその趣が強くなったため、
プレイスタイルにもよるが非G級の狩護防具が性能面で問題アリ、とは言えなくなった。
ただしG級派生がない狩護防具は将来性の面で致命的なのは変わらないが…

G9では、ラヴィ系統の防具がG級派生できるようになった。
派生の場合は素材がかなり少なくなるので、zや通常ラヴィ素材があまって居たらそちらから派生しよう。
しかしながら通常のG級防具に変化するので、狩護としての機能ではないし、
そもそもラヴィG自体通常のG級防具とはあらゆる意味で一線を画すため、この点のみで将来性があると言えるかは微妙。
また、通常ラヴィの防具はかなり古い防具なので、HS時に7コのHC素材を使用していたが、
リファイン後は「物々しいクチバシ(下位クックHC素材)」1個しか使わなくなった。

2016/3/17のプロジェクトR第二弾で狩護防具(及び、そこにいたるまでの強化素材)の素材要求が激減。
「作りにくい」という難点はようやく解決された。
将来性の面で微妙なのは変わらないが、これについてはそもそも「HR装備のG級での将来性」が、
HRが完全に通過点になったG10以降意識されなくなったため、問題にはならなくなった。
後は性能が労力に見合っているかどうかが唯一の判断材料だろう。

MHF-Zからは辿異狩護防具段階が追加されている。
こちらについてはスキル値に辿異ZXのような特殊性はないことと、被ダメージ軽減については補助的な要因が強いことから、
実装初期の時点で作るのがそこそこ楽な辿異防具ZYシリーズと同レベルの性能に落ち着いており、
HLリワード防具など入手がたやすい辿異狩護防具の存在もあって、G級狩護防具GPシリーズ実装初期のような論議を招く状況は特段起こっていない。

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最終更新:2018年09月20日 18:10