MHF-G7から登場。
烈種武器の更に上であり、
剛種武器からみれば5段階目の強化となる。
MHF-Z時点における剛種系統武器の最終強化段階。
概要
名前の通り「始種」の素材を使って強化(ボウガンは例によって直接生産のため覇種素材も必要)する。
剛種系武器の特徴の1つである粒子放出は黄金色というか純粋な発光に近くなっている。
「Lv50の
G級武器以外に(野良PTでの)選択肢がない」という状況を打開するというコンセプトを持つ武器群であり、
基本的には
始種防具1部位で並みのG級武器LV50を超えるスペックを持つように設定されている。
(実装時期によってもやや差異あり。詳しくは後述)
烈種武器に存在した自動発動スキルはもちろん健在であり、そのうち3つはスキルの段階がグレードアップしているのも特徴的。
また、これも
G級武器との差別化要素であるが装飾品スロットが全ての武器で3つ解放になっている。
強化素材はボウガン以外は始種のコモン素材と部位破壊素材、
そして始種共通のレア素材である「始淵の黎玉」又は「始淵の黎血」どちらか5個。
ボウガンは覇種素材50個、武器魂・天が20個に、始種のコモン素材と黎玉or黎血となっている。
黎玉か黎血かは該当する始種によって異なり、
グレアドモスと
トア・テスカトラの素材を用いる武器は黎玉、
ヤマクライと
ヴォージャンの素材を用いる武器は黎血。
黎玉と黎血は出にくい素材というほどでもない(剥ぎ5%。G級希少素材は別に存在する)が必要数がそこそこあるので、
狩煉道のポイント交換やスペリアクエストなども、必要なら用いるとよい。
ちなみにボウガンも含め、G級希少素材とG級HC素材、極征クエスト関連素材は不要。
特殊効果
自動発動スキル
烈種武器のものが継承されるが、一部のスキルは段階が1つUPする。
自動発動スキルは防具側のスキルとは重複しない。
既存の効果
共通
【武器倍率アップ】
天嵐防具の装備数に応じて、始種武器自体の素の攻撃力が強化される。
天嵐防具1部位につき、武器倍率+15だが始種防具の場合は武器倍率+20となる(5部位の場合は+110)。。
武器ステータス画面で上昇値が反映されるため、
ガンランスの砲撃威力もこれによってUPする。
ただし火事場スキルなど、掛け算で攻撃力が上がる要素を使ってもこの上昇値まで乗算されるわけではない。
【属性値UP】
覇種防具以降の剛種系防具を装備すると、部位数に応じて属性値が強化される。
始種防具の場合は属性値強化がやや大きい。
詳細は
覇種防具及び
始種防具のページを参照のこと
剣士
【斬れ味ゲージ強化】
武器の斬れ味ゲージの「色」が、一段階上のものにランクアップする。
例えば素の状態で白ゲージだった場合、それが全て紫ゲージになる。
元が紫ゲージの場合は「空色ゲージ」になる。
烈種武器と同じだが、効果を得られる対象の「
始種防具」は剛種系だけでなく全ての武器に対して強化効果が発動するため、
始種武器の
ガンナー強化効果は固有のものではなくなっている。
発動条件
全効果共通で、剛種、覇種(HR6クエスト)、G級クエスト(GR1以上であれば種類問わず)であること。
HR4までのクエスト、変種・奇種・遷悠クエスト、HR7のG級昇級試験クエストでは一切の効果が発動しない。
武器倍率強化は上記クエストにて、天嵐防具(強化先も含む)
1部位以上を装備することで発動する。
属性値UPも同様だが、対象防具は
覇種防具以降となる。
剣士の斬れ味強化は、上記クエストにて
始種防具1部位以上を装備することで発動する。
ガンナーについては
始種防具のページを参照。
性能及び立ち位置
属性については始種の特徴ということもあっていずれも高い値が発現し、これも最終的には概ね★4
辿異武器クラスにまで伸びる。
また武器特性としては、
ガンランスの砲撃Lvが7以上になった(物によってはLv9も)。
弱点としては「
シジルを焼けない」ことと、剣士は性能を引き出す上で
始種防具の投入が不可欠になっていることが挙げられる。
前者は
片手剣など一部の
武器種を除けばカスタマイズの拡張性が悪いという程度に収まるが、
後者は
G級防具5部位によるスキル枠+2効果が得られないことを意味する。
そのための自動発動スキルということなのだが、GR199までの段階においても、現行環境で確実に枠圧縮に寄与できるのは吸血のみで、
それにしても防具側で発動できるなら無駄になってしまう。
GR200以降は武器の辿異スキルと防具の辿異スキル1個、つまり辿異スキル2枠を失う選択肢となってしまうため、
いくら攻撃力が高くても最終的な選択肢としては上げづらいものとなっている。
繋ぎとして使う場合も、剣士は防具の存在を意識せざるを得ず使いにくさは否めない。
ガンナーについても始種防具の投入が不可欠だがこれはGR199まではどの
G級武器カテゴリーにも言える話であり、
始種武器の欠点とはならないため、繋ぎとして十二分に機能するようになっている。
GR200以後は
辿異防具で
始種防具の
ガンナー強化効果が得られるようになった(2018年4月より。それ以前は不可であった)ため、
剣士同様武器の辿異スキルと防具の辿異スキル1個(辿異スキル2枠)を失う選択肢になる。
また、ボウガンは先述の通り攻撃力だけならG級
進化武器にも迫るが、
加工レベルがあるため弾速などを考えると使い勝手面で勝るとは言い難い。
そのため剣士よりは扱いやすいが、こちらも基本的には辿異装備までの繋ぎとしてのポジションになったと言える。
変遷
始種武器の実装意図は先述の通り、広場の指定が「
G級武器Lv50」のみと硬直化している状況の打開を狙ったものである。
本来は
烈種武器がそれを担うはずだったのだが
烈種武器の項にある通りそれは上手くいかなかった。
そこで、より手軽な手段で
G級武器Lv50と同等或いはそれ以上の魅力がある武器をということで登場したのがこの始種武器である。
最初期の
グレアドモスの武器は、かつて活躍した
パリアプリアの武器など多数のラインナップがあったためかなりの注目を集めることになった。
だがMHF-G8の
ヤマクライ実装の頃になると、同アップデートで天廊武器にG級天廊石が実装されたこと、
極限征伐戦の武玉入手条件に見直しが入ったために実質
G級武器Lv50の入手難易度が緩和されたこと、
遷悠武器の登場により、通常の装飾品を入れられる唯一のG級対応武器という立ち位置を失ったこと、
そして何より、この時点では広場の指定を「
G級武器Lv50とフル強化
天廊武器以外は不可」から変革することができなかった(MHF-G9頃より「GLv50相当」という募集が普及するようになる)事で、
人気に陰りが出るようになってしまった。
G8.1下のオフラインイベントにて「G9の時期に始種に新展開を予定している」という発言があったのだが、
G9.1の始種
トア・テスカトラの武器にてその意味するところが明らかになった。
トア・テスカトラの素材で作る始種武器はそれまでの始種武器より一回り高い性能を有していたのである(上記参照)。
次の始種の
ヴォージャン武器でもこの方向性は堅持されている。
MHF-Z直後は「
辿異武器」との最終的な攻撃力差が殆どないということで始種武器も最前線で活用されていたが、
防具構成が辿異5部位にシフトしていくにつれ、剣士の始種武器は最前線では用いられなくなった。
ガンナーについては、初期の辿異武器が「スキル枠拡張+1」でありこれによって
始種防具投入によるスキル枠減少を補えるため、
上記の通り攻撃力以外の利便性の問題で、早い段階で純粋な繋ぎとしてのポジションが確立することになった。
最終更新:2018年09月20日 17:22