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ロスサントスでの生活ガイドライン」を以下のとおり復元します。
>*&u(){ロスサントスで生き抜くために}
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低俗なる紳士淑女の皆様、悪徳と俗物で肥え太る街、ロスサントスへようこそ。

皆様がこの街にお越しになられた経緯は人それぞれでしょうが、こんな街に来るハメになっている以上、大方ロクでもない事情によるものであろうと推察致します。観光や休暇に来たというようなお花畑さんもいらっしゃるかもしれません。

本日はそんな皆様のために、この場をお借りしてロスサントスで過ごすに当たっての心得ごとをお伝えしたいと思います。
この街に巣食う強欲で決して善良とは言えない連中にとって、右も左も分からない新参者は絶好のカモです。目を付けるやいなや、連中はピラニアの如くあなたに食らいつき、身ぐるみ剥いでケツの毛まで毟り、最後は車のトランクに詰め込んで太平洋に沈めるでしょう。
そのような結末を迎えたくなければ、今すぐロスサントス空港に引き返すか、ここに記載されているガイドラインをよく目に焼き付けた上で行動してください。


**ロスサントスの犯罪
この街における犯罪は食事や入浴と同じくらい日常的なものですが、誰かの犯罪行為を見かけても決して関わってはいけません。たとえ強盗や殺人の現場に出くわしても、何も見なかったことにして早急にその場を去りましょう。これはこの街で生まれ、この街で生きている市民たちがしていることと同じです。

命を危険に晒したくないのであれば、警察に通報するのはやめておきましょう。カメラを向けるのも御法度です。スマホを取り出す仕草を見られたら、二秒後には鉛が飛んできます。

正義のヒーローを気取って犯人を捕まえようなどしようものなら、ショットガンでミンチにされても文句は言えません。何をされても警察しか助けてくれないのはそのためです。


**マイカーをお持ちの方への注意点
この街で最もポピュラーな犯罪の一つは車両窃盗です。ロスサントスでは1秒につき1台の車が盗まれていると言っても過言ではなく、車両窃盗の年間発生件数はリバティーシティーとトップの座を争うほどの数に達しています。あなたの愛車は常に無数のハイエナ共に狙われているということを忘れないでください。

お車は必ず鍵のついたガレージに保管するようにしてください。決して不特定多数の人間が出入りする駐車場などに停めてはいけません。路上に駐車するなどもってのほかです。
「人目のあるところで盗みを働くヤツなんかいないだろう」などとお考えになってはいけません。この街の窃盗犯は人目を忍んで盗みを働くような慎み深さとは無縁です。奴らは白昼堂々窓ガラスを叩き割り、防犯ブザーなどお構いなしに乗り込み、慣れた手つきでエンジンを始動させ、あなたの愛車を我が物顔で乗り回しながら去っていくことでしょう。

ロスサントスで車を盗まれてしまった場合、あなたの元に無事愛車が戻ってくる可能性は限りなく低いと言わざるを得ません。大抵の場合、改修されて売り払われているか、窃盗犯のガレージにお気に入りの一台として加えられていることでしょう。
運が良ければ、サンアンドレアス州のどこかに乗り捨てられているのを発見できるかもしれません。ただしその場合でも、あなたの愛車が無傷である可能性は万に一つも無いと言わざるを得ません。キズや凹み程度で済んでいたら奇跡と言うべきで、大抵は無惨な事故車両と化しているか、無数の弾痕で穴あきチーズと化していることでしょう。


**ドライブ中の注意点
運転中も油断は禁物です。ロスサントスでの車両窃盗の大半は、運転中の車から運転手と同乗者を引きずり降ろして強奪していくという手口で行われます。走行中は必ずドアをロックしておいて下さい。そして停車中は不審な人物が近づいてこないか常に目を光らせておいて下さい。
あなたの車に走って近づいてくる人物がいたら、そいつは十中八九あなたの愛車を狙っています。あなたの行く手を塞ぐような行動をとる車両や人物にも要注意です。

運転中に車両窃盗のターゲットにされた場合、愛車を守りたいならばアクセルを限界まで踏み込んで逃げましょう。その際、逃げられたことに怒った犯人が鉛玉を飛ばしてくる可能性がありますのでお気を付けを。
可能であれば、逃げるついでに盗人を轢き倒しておけば安心です。心配しなくとも、この街の警察は窃盗犯が一人轢かれた程度では見向きもしません。

もしこの街で愛車をぶつけたとしてもそれくらいで警察が来るような街ではありませんし呼ぶ必要もありません。しかし、それは市民からも同じことで仮にぶつけられたとしてもそれは自己責任です。修理代は請求できませんから。


**散歩中の注意点
徒歩でこの街を歩き回る際は、走行中の車への注意を怠らないようにしてください。この街において車道脇の歩道ほど危険な場所はありません。
警察に追われて逃げ惑う車が、歩行者の列に突っ込むなど日常茶飯事です。
いつ暴走車両が突っ込んできても華麗によけられるよう、横っ飛びの練習をしておくことをお勧めします。

また、道路を横断する際はくれぐれもご注意ください。この街のドライバーの辞書に「歩行者優先」という言葉は存在しません。
彼らは信号が赤であろうと、歩行者が渡っていようと、お構いなしにフルスロットルで爆走してきます。遠くからけたたましいエンジン音が聞こえてきたり、遠くに猛スピードで走行する車が見えたりした場合は、信号が青であっても横断してはいけません。念の為に建物や街路樹の影などに隠れ、嵐が過ぎ去るのを待ちましょう。



**この街の人間たち
ロスサントスを行き来する人間の大半は、お世辞にも善良とは言えない連中ばかりです。何事もなくロスサントスでの日々を過ごしたいのであれば、なるべく他人とは関わらないようにするべきでしょう。
往来で肩をぶつけられても、ドライブ中に車をぶつけられても、何事もなかったかのようにスルーするのが賢明です。
決して中指を突き立てたりしてはいけません。相手の虫の居所が悪いと、謝罪の代わりに銃弾やグレネードが飛んでくるかもしれません。

向こうから関わってきた場合も、極力無視する方が賢明です。かわいい女性から助けを求められ、下心を持ちつつついて行ったら、待ち伏せしていたギャングに囲まれカツアゲされたというような話は、この街では珍しくありません。
この街の市民たちは大半が自己中心的で怒りっぽい上に頭のおかしい方が多いので気をつけましょう。


**銃器と防具
この街では普通に生活していても他人との揉め事が頻発し、揉め事の多くは銃弾によって解決される傾向にあります。もしお金の余裕があるならば、今すぐ最寄りの[[アミュネーション>Ammu-Nation]]に駆け込んで武器装備を十分に買い込むことをお勧めします。ちゃちなピストルだけでは、この街に巣食う連中とのトラブルに対処できません。彼らの装備に対抗するならば、少なくとも[[マイクロSMG>Micro-SMG]]と[[ポンプショットガン>Pump Shotgun]]、[[特殊カービン>Special Carbine]]くらいは用意しておきましょう。銃撃戦に発展した場合に備え、ジャケットの下には常に防弾チョッキを着込んでおくことが望ましいでしょう。自分の身は自分で守るに限ります。
ただ、一般の市民達はギャングではない限り素手で仕返してきますから都市部では武器は必要ないでしょう。
勿論、市民に銃を向ければ一目散に逃げていきますが、警察によって逮捕される可能性も高くなります。
ただし防弾チョッキはビーチに行く時くらいしか外さないほうがいいです。武器を持って行くべきところは田舎です。

**修理代と治療費と保釈金について
ロスサントスでは、愛車をぶつけられても修理代はこちら側の負担となりますのでご注意ください。
もしあなたにガレージと専属の整備士を所有する財力があれば、ガレージに愛車を戻すことで無料の修理サービスを受けられます。ただし一切利用しなくても日給を支払う必要がある点、走行不能になった場合は修理できない点にご留意を。こうなったら頼れるのは整備士ではなく[[自動車保険>Mors Mutual Insurance]]です。
また、不幸にもあなたが重傷を負って病院送りになったり逮捕されたりした場合、治療にかかった費用や保釈金はすべて自腹となります。外出の際はくれぐれも周囲に気を配るべきです。


**ブレイン郡について
オフィスビルの一角に押し込められ、尻と椅子が一体化しかねない程デスクワークに励む都会人にとって、雄大なチリアド山や麓に広がる自然保護区のような、偉大な自然を感じられる場所には抗い難い魅力があることでしょう。しかしその魅力は、写真や動画を通して味わうに留めておいた方が良いでしょう。実際に訪れるのは避けた方が賢明です。文字通り自然に還ることになりかねません。

ブレイン郡にはバイカーギャング、麻薬製造業者、武器密売業者、その他あらゆる犯罪者がひしめきあっています。ブレイン郡の住人は余所者を好みません。彼らに目をつけられるようなことがあれば、その日のうちにセノーラ砂漠でコヨーテの餌になることは確実です。

また、この地の警察は犯罪事業者からの賄賂を主な収入源としている為、地元の犯罪者集団とトラブった場合でも、警察に守ってもらおうと思ってはいけません。あなたを含む市民の血税から出ている給料と、犯罪事業者の賄賂から得られる収入、どちらの方が多いかを考えれば、その理由は自ずと分かるでしょう。

また、これはロスサントスにも言えることですが、この地でヒッチハイクを行うことは勧められません。やむを得ずヒッチハイクをすることになった場合は、絶対に車内で眠ったりせず、車が正しい目的地に向かっていることを常に注意深く確認するようにしてください。もしそれを怠った場合、いつの間にか不気味なカルト集団の本拠地に連れ込まれていた、というようなことになりかねません。


**終わりに
「人は毎日数多くの事を忘れるものだ、この事も忘れるんだな」とはかの有名な銀行強盗犯の決め台詞ですが、今日私がお伝えした内容は、このロスサントスにいる間は決して忘れないようにしてください。
この街では観光に訪れた旅行客の八割が行方不明になっていますが、このガイドラインをよく読み実践すれば、残りの二割として無事ロスサントスを離れることができるはずです。皆様のご無事をお祈りしております。

それでは、ロスサントスでのチープな日々をお楽しみ下さい。


&u(){ロスサントス市長}

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