げすた
冷酷な性格で、出世欲と権力欲が強く、部下に厳しい。
また、現地民に対する情が一切存在せず、帝国の版図拡大と支配地域安定の為の道具としか見ていない。「現地人の考えなどどうでも良い」と吐き捨て、
ダラスの提案した同化政策にも賛意を示している。ただし、そうした施策を自身の出世の為に利用する旨を明言しており、差別意識が強いと言う点では共通するものの、私利私欲が混じる点で潔癖な
ダラスとは大きく異なる。
こうした方針から、上層部では「冷静に蛮族を滅ぼす男」と評され、支配地域の安定化に寄与していると評価されている。また、彼の命令によって多くの街が消されているが、大半は記録に残っていない。
更に、女性差別的な思想も持ち合わせているらしく、シエリアに関し「フン、これだから女は御しやすい」と呟く場面がある。
この他、「強い権力欲を持つ事は男らしい」と考えている模様。
初登場は、
フォーク海峡海戦後の帝都
ラグナ。
そこでシエリアに対し、「非協力的な捕虜を公開処刑する事」を命じる。彼女が「それでは蛮族と同じ土俵に立つ事になります」と抗議するも一蹴し、「これは皇帝陛下、帝王
グラルークス様のお言葉だ」と言い、有無を言わせず処刑を実行させたものの、本当に皇帝の意向だったのかについては疑問符が付く。
この命令により、巡視船
しきしまの乗員も公開処刑された。
その後、
ムー侵攻直前に
レイフォルに於いて
日本国の外交官
朝田との会談が行われ、対応したシエリアと
ダラスはその場で日本に関する情報を見せられた。これに脅威を覚えた二人は報告書を提出するが、ゲスタは報告書を改変。日本の実力をより低く思わせ、日本側の要求を全て削除するなど、全面的な改竄を行う。
しかし、こうした改竄を含む致命的な誤認識が最終的に
グラ・バルカス帝国連合艦隊の大敗と、その後の外務省の多忙へと繋がって行った。
連合艦隊の敗北後、帝国の影響力の減退による現地民の反乱が危惧される事態となり、
レイフォルを中心とする体制の強化が図られる事となる。その一環としてゲスタに白羽の矢が立ち、
レイフォリアへ派遣された。
この際、シエリアとの会話で「文明レベルにそこまで(70年以上)の差などある訳が無い」「(
ダラスの同化政策に対して)日本を警戒し過ぎている感がある」と話しており、更に「帝国の力を過小評価するな!」と彼女を𠮟責している。こうした発言から、この時点でも日本の実力を信じておらず、自国の敗北は有り得ないと思い込んでいる事が浮き彫りとなっている。
更に、自身の権力欲を一切隠さず「俺の出世の為に働け」とまで明言しており、シエリアに嫌悪感を抱かせた。
しかし、その直後から
自衛隊によるレイフォル地区への攻撃が開始され、勤務しているレイフォリア
総合基地ラルス・フィルマイナが空爆によって壊滅状態となる。
自国とは比較にならない日本の兵器の性能を直に目の当たりにし、自身の認識が致命的に間違っていた事を強制的に理解させられ、初めて死の恐怖を実感してパニックに陥ってしまう。
その後、基地からどうにか逃げ延びると
ダイジェネラ山要塞の総司令本部へ避難した。
しかし、司令部へ入って来る情報は帝国軍が次々と敵に敗退していると言ったものばかりであった。この状況に堪りかね、各地の味方へ指示を飛ばしている
ランボールへ「本国へ撤退する方法は無いのか」と詰め寄る。状況を理解している
ランボールはすぐに否定するも、この返答に癇癪を起こしたゲスタは、自身の立場とこれまでの実績を笠に着て散々に罵倒するが、一刻を争う状況下である事と所属の違いからゲスタの言う事を聞く必要も無い為、
ランボールの部下に追い出された。
その夜、要塞内でシエリアと
ランボールの会話を偶然盗み聞きし、要塞がもう持たない事、シエリアを安全な場所へ移動する手段を手配している事を知ると、保身から自分も連れて行く様に命令する。
ランボールは渋ったが、聞かれてしまった以上連れて行かない訳にもいかず、了承した。
ランボール自身は代わりの者に引き継がせるつもりだったが、それでは信用出来ないゲスタは帝国法の緊急避難法を適用させて彼自身に案内させた。これにより、ゲスタはシエリアと共に
ダイジェネラ山要塞から脱出に成功した。
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〔最終更新日:2024年04月22日〕
最終更新:2024年04月22日 03:37