ぴーさんしー/ぴーすりーしー
乗員 |
11名 |
全長 |
35.6m(116ft 10in) |
全高 |
10.3m(33ft 10in) |
翼幅 |
30.4m(99ft 9in) |
翼面積 |
1,300ft²(120m²) |
最大離陸重量 |
(通常)139,760lb(63,390kg) (過荷重)142,000lb(64,000kg) |
動力 |
アリソンT56-A-14 ターボプロップ 4,600hp(3,400kW) |
4基 |
最大速度 |
761.2km/h=M0.62 (411kts) |
巡航速度 |
607.5km/h=M0.49 (328kts) |
航続距離 |
3,645nmi(6,751km) (※Mk.46×4発、AGM-84A×4発搭載時) |
実用上昇限度 |
28,300ft(8,600m) |
離陸滑走距離 |
4,660ft(1,420m) (※Mk.46×4発、AGM-84A×4発搭載時) |
武装
ASM |
AGM-65 マーベリック(4発) |
AGM-84 ハープーン(4発)
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AGM-84 SLAM-ER(4発) |
爆弾類 |
150kg対潜爆弾 |
音響警告用水中発音弾 |
Mk.101〝Lulu〝核爆雷 |
Mk.20 ロックアイ クラスター爆弾(10発) |
Mk.80シリーズ汎用爆弾(18発) |
B57核爆弾 |
対潜魚雷 |
Mk.44 |
Mk.46(8発) |
Mk.50(6発) |
Mk.54またはMU90インパクト(7発) |
97式魚雷
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PIC(指揮操縦士、機長) Co-Pilot(副操縦士) |
2名 |
FE(機上整備員) |
2人体制 |
TACCO(戦術航空士) |
NAV/COM(航法・通信員) |
SS-1、SS-2 (機上対潜音響員、ソナー員) |
2人体制 |
SS-3 (機上対潜非音響員、レーダー員) |
IFT(機上電子整備員) |
ORD(機上武器整備員) |
11名を基本とし、任務により最小5名、最大15名。他国もだいたい同じ。
海上自衛隊公式紹介動画
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艦Tube |
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概要
ロッキード・マーティン社で開発され、1962年よりアメリカ海軍で運用開始。愛称は「Orion」。
日本では1982年から1997年に
川崎重工業株式会社においてライセンス生産され、1981年から運用されている。全て海上自衛隊所属。
メンテナンスと修理は
日本飛行機株式会社が
在日米軍のP-3Cと一緒に請け負っている。
この会社は他にも日米の
E-2Cのメンテナンスを請け負っているが、戦前から航空機のライセンス生産や部品生産を行っており、戦後はYS-11、C-1、P-3C、
F-2、
E-767、US-2、
C-2、
P-1の部品生産を行っている。
日本での運用開始から既に40年以上経過していることもあり、ゴジラシリーズ、機動警察パトレイバー、新世紀エヴァンゲリオン、沈黙の艦隊、ピノキオ急襲など数多くの作品に登場する。
P-3Cの原型は旅客機のL-188である。
そこから旅客装備を取外し、胴体周りを再設計、尾部に磁気探知機を搭載して機首も切り詰められている。更にハードポイントの設置に対応するため主翼も再設計され、翼平面形も変更された。変更点割と多い。
基本的に翼端側にミサイル、胴体側に電子戦ポッド、カメラポッドを取り付ける。
胴体前部下面のウェポンベイに魚雷、対潜爆弾、機雷を搭載可能で、過去に米海軍が爆撃に用いた結果、実用に充分に足ると判断された模様。因みに海自も北朝鮮の工作船に対して警告爆撃を行った事がある。
元々大型旅客機なだけあり、機内後部には簡易ベッドやトイレを併設した控え室が用意され、長時間の任務飛行でも乗員の負荷が軽減されており、弁当などを温めるための電磁波対策が施された電熱ヒーターなんてものまである。
現在では対潜哨戒機から哨戒機に変更され、多様な装備を活かして様々な任務に就いている。
他にも画像情報収集型のOP-3C、電子戦データ収集型のEP-3、電子戦訓練支援型のUP-3D、装備試験型のUP-3C等の派生型が存在する。
本家のアメリカ海軍では約200機を世界の主要海域に展開していることに対して、海上自衛隊は日本周辺海域だけを対象にしているにも関わらず約100機も運用していた。
これは、日本列島が大陸から太平洋に出る出口に位置する要衝であるためで、第二次世界大戦時に連合国の潜水艦や機雷に海上輸送路を寸断され、戦略的に追い詰められた経験を持つことも哨戒機を重視する姿勢につながっているためである。
作中では日本は転移によって要所に位置しなくなったものの、まだ接触してない国家が多い上に覇権国家ばかりであるため、今後も重要視されると思われる。
後継のP-1への更新が進められており、2022年3月時点での保有機数は40機。
毎年5機前後機退役している事から、2023年度にP-1よりも保有機数が少なくなって主力の座を明け渡し、2030年頃には完全にP-1に置き換えられると思われる。
燃料には「JET A-1+」を使用しているらしい。
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『美ら海の防人』海上自衛隊第5航空群【公式】より |
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作中での活躍
異世界へ転移直後、日本と(主に食料面で)取引が可能な国を探すため本機による調査活動が各方面で行われ、中央歴1639年1月24日
クワ・トイネ公国軍の
ワイバーンと接触した。
初めて目にしたクワ・トイネ公国からは、当初「
赤い丸が描かれた謎の鉄竜」として恐れられていた。
クワ・トイネ公国との接触後、異世界諸国との技術格差が判明。日本政府はこれに対応するため、防衛省は「
航空機の多目的運用に関する構想」を立案。これによりP-3Cを爆撃機化する計画が立てられ、中央暦1640年8月までに70機が
BP-3Cに改装され、
パーパルディア皇国への空爆作戦において初陣を飾った。
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最終更新:2023年03月22日 00:34