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ハイビジョンブラウン管テレビ

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ハイビジョンブラウン管テレビ




【概要】


1080本以上の走査線を持ってハイビジョン映像を高精細に映し出すことができる、高品位ブラウン管を採用しており、デジタルハイビジョン放送の高精細映像に対応する。

現在では国内で生産がストップされているため入手は困難であるが、ブラウン管TVが最も高画質なテレビであると考えている人も多い。

事実、数十万~測定限界超対一に及ぶコントラスト、色再現性、数μs(薄型は数ms)の応答速度など、画質面におけるスペックで現行の薄型テレビを上回る。

視野角、応答速度といった液晶テレビの弱点、階調表現といったプラズマテレビの弱点は持たない。

また高画質から地上デジタル放送やBSデジタルハイビジョン放送だけでなく、
動きの激しいゲームを楽しむにも適している。

ただ、デメリットとしてはまず第一に入手が困難である。
現在、ハイビジョンブラウン管は2005年段階でほぼ完全に生産を打ち切られており、
家電量販店でも2008年頃に販売を終了している。

展示品やオークションで手に入れる以外で国内メーカー製の
ハイビジョンブラウン管テレビを新品で購入することはまず不可能である。

ハイビジョンブラウン管テレビはそのままでは画質調整が甘かったり、
映りの悪いままだったりする型が存在する為、画質調整が必須となる。

なお、輝度を上げ過ぎるとブラウン管の寿命を縮めることになるため、
用途に応じ適切な画質を設定する必要がある。

ハイビジョンブラウン管テレビは、生産時期的にHDMI端子を装備することが出来なかった。

ゆえにデジタルハイビジョン出力やデジタルフルハイビジョン出力には対応せず、
アナログハイビジョン出力のみに対応している。

また、D5端子入力があるフルハイビジョンブラウン管テレビは存在しないため、
アナログフルハイビジョン出力は出来ない。

アナログ出力にのみ対応するため、アナログ特有のノイズが入り、
HDMI端子を搭載したデジタル出力が可能な薄型テレビと比較すると劣る。


更に非常に重くかつ小型化が困難である。
ソニーKD-36HR500の約90kg、松下TH-36D60の79.5kg等、特に32型以上は非常に重量があり、
大人2人でも非常に設置に苦労するほどである。

28型も40kgを超えるものが少なくなく、安全のためにも1人で設置するのは避けたほうがよい。
またブラウン管製造の技術的問題から民生用では36型までしか販売されておらず、
その36型も2005年下半期頃から早々と姿を消した。

またブラウン管には大量の有害化学物質が含まれており、
適正で無い処理の方法をとった場合に環境破壊を引き起こす恐れがある。


【機能】


  • 地上波、BS、CSデジタルチューナー内蔵

  • ハイビジョン対応(D3、D4端子付き)

  • 28V型、32V型、36V型



【価格帯】


  • 32V型~

  • ¥5,000 ~ ¥20,000

※オークション価格の為、変動あり。



【メーカー】


  • ソニー

  • パナソニック

  • 東芝

  • 三洋電機

  • ビクター

  • 三菱電機

  • シャープ
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