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洗濯機
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洗濯機
【概要】
洗濯機(せんたくき)は、洗濯を半自動または全自動で行う機械。
洗濯槽の回転を手動で行う手動式洗濯機も存在する。
現代の日本においては、単に「洗濯機」と言うと「電気洗濯機」を指すことが通例である。
洗濯槽の回転を手動で行う手動式洗濯機も存在する。
現代の日本においては、単に「洗濯機」と言うと「電気洗濯機」を指すことが通例である。
家事労働の省力化に貢献し、日本の近代化を支えてきた機械の一つである。
尚、本項は、特段の断りが無いものは主に家庭用の洗濯機についての記述である。
尚、本項は、特段の断りが無いものは主に家庭用の洗濯機についての記述である。
普通洗濯は「洗い」「すすぎ」「脱水」「乾燥」の四つの工程に分けられるが、
洗濯機は、そのうち脱水までの三つの工程を行うものが多い。乾燥まで行う洗濯乾燥機もある。
洗濯機は、そのうち脱水までの三つの工程を行うものが多い。乾燥まで行う洗濯乾燥機もある。
回転式の全自動洗濯機や乾燥機と一体型の洗濯乾燥機が一般家庭では主流である。
また、最近ではシルクや革など洗濯機では洗えなかった素材もオゾンの力で空気洗浄できるようになった。
また、最近ではシルクや革など洗濯機では洗えなかった素材もオゾンの力で空気洗浄できるようになった。
【機能】
洗濯機の種類
一槽式
洗濯槽のみの洗濯機。一般的な洗濯機では1960年代までこの種類が存在していた。
脱水部分は手で絞るか、洗濯機傍についていたローラーで絞る。
現在でも簡易・小型洗濯機(電気バケツ)でこの種類が存在する。また、脱水槽のみの脱水専用機も存在している。
洗濯槽のみの洗濯機。一般的な洗濯機では1960年代までこの種類が存在していた。
脱水部分は手で絞るか、洗濯機傍についていたローラーで絞る。
現在でも簡易・小型洗濯機(電気バケツ)でこの種類が存在する。また、脱水槽のみの脱水専用機も存在している。
二槽式洗濯機
洗濯とすすぎを行う槽と脱水を行う槽が別々のタイプ。洗濯槽が固定されているので黒カビが発生しづらく衛生的。
洗濯槽と脱水槽の間で洗濯物を移し替える必要がある。1957年、イギリスのフーバー社によって開発され、
1960年に三洋電機によって脱水槽側に熱風乾燥装置を組み込んだ「二槽式脱水乾燥洗濯機」が発売。
1970年代から1980年代前期までの主流。現在では少数派であるが、洗濯・すすぎと脱水を同時並行で行えるため
時間あたりに洗える量は全自動洗濯機に比べて多く、構造的にも単純で丈夫なため、理容店、ガソリンスタンドなどでの業務用として
根強い需要がある。脱水能力において一槽式の全自動洗濯機を上回る場合もある。
また、脱水槽に注水でき、注水しながら脱水することで、すすぎを助ける機種もある。
現代の日本においては、全自動洗濯機の普及率が高まっていて、住宅の設計・建設においてもこれを前提としている物件が
多いため、全自動洗濯機に比べて横幅が広い機種が多い二層式洗濯機を置くためには予めそのスペースの確認を要するケースが多く、
注意を要する。
洗濯とすすぎを行う槽と脱水を行う槽が別々のタイプ。洗濯槽が固定されているので黒カビが発生しづらく衛生的。
洗濯槽と脱水槽の間で洗濯物を移し替える必要がある。1957年、イギリスのフーバー社によって開発され、
1960年に三洋電機によって脱水槽側に熱風乾燥装置を組み込んだ「二槽式脱水乾燥洗濯機」が発売。
1970年代から1980年代前期までの主流。現在では少数派であるが、洗濯・すすぎと脱水を同時並行で行えるため
時間あたりに洗える量は全自動洗濯機に比べて多く、構造的にも単純で丈夫なため、理容店、ガソリンスタンドなどでの業務用として
根強い需要がある。脱水能力において一槽式の全自動洗濯機を上回る場合もある。
また、脱水槽に注水でき、注水しながら脱水することで、すすぎを助ける機種もある。
現代の日本においては、全自動洗濯機の普及率が高まっていて、住宅の設計・建設においてもこれを前提としている物件が
多いため、全自動洗濯機に比べて横幅が広い機種が多い二層式洗濯機を置くためには予めそのスペースの確認を要するケースが多く、
注意を要する。
自動二槽式洗濯機
外見は二槽式洗濯だが、「洗い」と「すすぎ」を行う槽で「洗い」から「すすぎ」までの作業行程を自動進行ができる。
機種によっては「脱水」を行う槽で「すすぎ」から「脱水」までの作業行程を自動進行ができる場合もある。
現在日本国内メーカーでは日立しか製造していない。
外見は二槽式洗濯だが、「洗い」と「すすぎ」を行う槽で「洗い」から「すすぎ」までの作業行程を自動進行ができる。
機種によっては「脱水」を行う槽で「すすぎ」から「脱水」までの作業行程を自動進行ができる場合もある。
現在日本国内メーカーでは日立しか製造していない。
全自動洗濯機
「洗い」、「すすぎ」、「脱水」をすべて1つの槽で行うもの。注水から最後の脱水までをすべて自動で行う。
1965年に松下電器産業(現・パナソニック)によって第1号機が開発・販売された。
使用する水の量が多くなる問題があり、普及は遅れた(1970年代初頭、全自動洗濯機普及率4.7-8.6%)。
1980年代以降改良が重ねられ、現在までの主流となっている。
「洗い」、「すすぎ」、「脱水」をすべて1つの槽で行うもの。注水から最後の脱水までをすべて自動で行う。
1965年に松下電器産業(現・パナソニック)によって第1号機が開発・販売された。
使用する水の量が多くなる問題があり、普及は遅れた(1970年代初頭、全自動洗濯機普及率4.7-8.6%)。
1980年代以降改良が重ねられ、現在までの主流となっている。
また近年では全自動洗濯機に「風乾燥」が搭載されている乾燥機付洗濯機が多くなっている。
こちらの機能はヒーターを使わずに風を利用し、高速脱水でより乾燥した状態にしているものが多い。
こちらの機能はヒーターを使わずに風を利用し、高速脱水でより乾燥した状態にしているものが多い。
使用用途としては、室内干しの時により乾きやすい状態したり、化学繊維の衣類を少量だけ乾かしたい時などに利用する事が多い。
完全乾燥ではなく生乾きの仕上がりの為、注意が必要。
完全乾燥ではなく生乾きの仕上がりの為、注意が必要。
洗濯乾燥機
衣類を乾燥させるためにヒーターを搭載していて、完全に乾燥させることができるタイプである。
衣類を乾燥させるためにヒーターを搭載していて、完全に乾燥させることができるタイプである。
ただ、ヒートポンプ式の乾燥機能は、室温が低すぎるといった場合性能が発揮できず完全に乾燥できない場合がある。
そういった場合は暖房して室温を調整すればよい
。一方、除湿冷却方式の同機能は、そのようなことはないが、除湿水の温度をリアルタイムに監視しているサーミスタに
糸くずなど異物が付着すると、正確に温度を読み取れなくなり、乾燥不良が発生することがある。
基本的には、熱に耐える素材で仕上がりがしわになっても支障ないものであれば洗濯から乾燥まで全自動でよい。
そういった場合は暖房して室温を調整すればよい
。一方、除湿冷却方式の同機能は、そのようなことはないが、除湿水の温度をリアルタイムに監視しているサーミスタに
糸くずなど異物が付着すると、正確に温度を読み取れなくなり、乾燥不良が発生することがある。
基本的には、熱に耐える素材で仕上がりがしわになっても支障ないものであれば洗濯から乾燥まで全自動でよい。
手回し式洗濯機
初期には、非電動洗濯機も存在した。洗濯物と水を球形の金属製洗濯槽に密閉して人力で回転させることで攪拌し洗浄する。
構造的には現在のドラム式洗濯機に近い。現在でも少量の洗濯向けに「手動洗濯機」「簡易洗濯機」と称してわずかに生産されている。
初期には、非電動洗濯機も存在した。洗濯物と水を球形の金属製洗濯槽に密閉して人力で回転させることで攪拌し洗浄する。
構造的には現在のドラム式洗濯機に近い。現在でも少量の洗濯向けに「手動洗濯機」「簡易洗濯機」と称してわずかに生産されている。
洗濯方式によるタイプ分け
ドラム式
洗濯方法 | ドラム槽ごと回転させ、衣類を上から下へ落としてたたき洗いをする |
乾燥方法 | 洗う時と同様に、上から下へと衣類をほぐしながら温風を当てる |
特徴 | 回転(水槽)式に比べ洗濯時間が長く、洗浄力が多少弱くなるが、少量の水で衣類を傷めることなく洗浄できる。洗濯乾燥機に多く見られるタイプだが、最近では、全自動洗濯機でもドラム式の商品が発売されている |
回転(水槽)式
洗濯方法 | 洗濯槽に溜めた水を回転させ、水流で衣類を洗浄する |
乾燥方法 | 脱水の様に槽を回転させて、衣類をほぐしながら乾燥させる |
特徴 | かくはん式とも呼ばれる。従来からある洗濯方式で、二層式洗濯機と全自動洗濯機のほとんどがこのタイプである。回転する水の力でしっかり洗えるが、ドラム式に比べて衣類を傷めやすいといわれている |
【価格帯】
- ¥14,577~ ¥453,600
【メーカー】
- LG電子
- SOMELA
- シャープ/SHARP
- ナショナル/National
- ハイアール/Haier
- パナソニック/Panasonic
- ミーレ/miele
- 三洋電機/サンヨー(SANYO)
- 東芝/TOSHIBA
- 日立/HITACHI