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デジタルオーディオプレーヤー

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デジタルオーディオプレーヤー



【概要】



デジタルオーディオプレーヤーとはデジタル音楽ファイルを再生可能なオーディオプレイヤーで、特に携帯が可能なものをさす。パソコンの接続にはUSB端子などからケーブルで接続するタイプが一般的だが、メモリカードを取り外してパソコンで直接読み書きすることができる場合もある。

メモリカードは数十MBの容量があり、圧縮によってCD数枚分の音声を記録できるものが多い。記録には専用のソフトウェアを使わなければならないものもある。

旧来はMP3のみ再生可能、あるいはMP3の再生に対応したプレーヤーとしてMP3プレーヤーと呼ばれていたが、2011年現在においては一部の低価格帯製品を除き、複数の音声ファイルフォーマット形式に対応する製品が一般的である。

デジタルオーディオプレーヤーに記録される音声データはパソコンなどを使ってCDなどの音源からコピーしたもので、その際、MP3などのデータ圧縮技術を使って数分の一から十数分の一のデータ量に圧縮される。

従来の携帯音楽機器に比べ、テープカセットのようにアナログコピーによる音質の劣化やテープの経年劣化がない。圧縮技術の向上で音質もほぼCD並みに向上している。CDやMDなど他のデジタルメディアと同様に、ランダムアクセスが可能なので、再生リストを作ったり一瞬で頭出ししたりすることができる。

また、テープやディスクを媒体に使うものは衝撃に弱く、サイズの小型化も一定以上には難しかったが、メモリカードを利用することでそうした欠点を克服している。

最近では、携帯電話やデジタルカメラなどがデジタルオーディオプレーヤーと
同等の音楽記録再生機能を持っている場合もある。


【機能】



内蔵フラッシュメモリ


【長所】
小型、軽量

【短所】
小容量で割高操作画面が小さい(無い)ため、細かな操作には不便


外部フラッシュメモリ


【長所】
小型、軽量、低価格、デジカメ用メモリカード使用可能(差し替え使用可能)

【短所】
短別途デジカメ用メモリカードの購入が必要。 操作画面が小さい(無い)ため、細かな操作には不便


内蔵ハードディスク


【長所】
大容量で割安写真表示や動画表示など多機能モデルもある。操作画面が大きく、操作が容易

【短所】
やや大きくて重い


容量


下記は容量と格納できる曲数、CD枚数の概略値を示しましたものである。

容量 曲数 CD枚数
128MB 約32曲 約2枚
256MB 約64曲 約4枚
512MB 約128曲 約8枚
1GB 約240曲 約16枚
4GB 約1,000曲 約80枚
6GB 約1,500曲 約120枚
20GB 約5,000曲 約500枚
40GB 約10,000曲 約1,000枚
60GB 約15,000曲 約1,500枚


※容量に関しては同じ圧縮形式を使って同じ長さの音楽を圧縮しても、
容量と格納できる時間に一定の関係は成り立たない為、あくまで略値化された数値


再生フォーマット


CDなどからパソコンに取り込んだナマのままの音楽データは"WAV"という形式のファイルになる。

WAVはデータサイズが非常に大きい為、圧縮するのが一般的であるが、圧縮の方式は何種類もあり、プレイヤーによっては対応していないものもある。


圧縮形式 説明
mp3(エムピースリー) 広く普及している形式で、一般的なデジタルオーディオプレイヤーの多くがこの形式に対応している。この形式で圧縮しておけば、ほぼ全てのプレイヤーで再生可能。
WMA(ダブリューエムエー) Microsoft社が開発した音声圧縮方式。Windowsのメディアプレイヤーで取り込んだCDは、この形式でパソコンに格納される。
WAV(ウエーブ) Windows標準の音声ファイルの形式。通常はPCM(無圧縮)方式のためサイズが大きく、ポータブルプレイヤーには不向き。
AAC(エーエーシー) 圧縮効率が高く、MP3に代わる次世代フォーマットと言われているが、製品間での互換性が低く、あるソフトで生成したAAC形式ファイルは、他のソフトで再生できないこともある。
OGG(Ogg Vorbis)(オッグボービス) ライセンスフリーな音声圧縮フォーマットを開発するプロジェクト:Ogg Projectの成果です。今後、対応ソフト・ハードが増えてくる可能性がある。
ATRAC3(アトラックスリー) ソニーが開発した圧縮形式。MD等で使用されている。 ライセンスの関係で、デジタルオーディオプレイヤーの世界ではソニー以外では採用されていない。


FMラジオ



FMラジオを搭載したデジタルオーディオプレイヤーも増えてきている。
なかには聞いているFMラジオをプレイヤーのメモリーやハードディスクに録音できる物もある。
ただ、録音時の圧縮フォーマットは複数あり統一性はない。


ボイスレコーダー


この機能を搭載したプレイヤーには通常マイクが付いておりプレイヤー単体で録音が可能。(外付けのマイクが必要な機種ある。)
パソコンや他のプレイヤーなどでも聞きたい場合は、録音のフォーマットにも注意する必要がある。


ライン録音


ダイレクト録音、ダイレクトレコーディングとも呼ばれる機能。
この機能があると、パソコンを使用することなく、CDプレイヤーやMDプレイヤーから
直接デジタルオーディオプレイヤーに音楽を取り込むことが可能である。

パソコンを使ってCDを取り込むとアルバム1枚が数分で取り込み完了するが、
ライン録音の場合はCDの演奏時間がまるまる必要な為、取り込みが非常に遅くなる。


メモリカード対応


デジタルオーディオプレイヤーの中には、デジカメなどの写真を記録するメモリカードが使用できるものがある。
本体は安いが、別途対応したメモリカードを購入する事が必要となる。


電源


一般には単三乾電池か単四乾電池、あるいは内蔵バッテリを使用する。



【価格帯】



  • ¥980 ~ ¥44,799






【メーカー】


  • Apple/アップル

  • COWON

  • iriver/アイリバージャパン

  • MPIO

  • NH JAPAN HOLDINGS

  • NOVAC/ノバック

  • PLANEX/プラネックス

  • RWC

  • SanDisk/サンディスク

  • SIGNEO/AVC

  • Technology SIREN/サイレン T

  • ORICA

  • アドテック/adtec

  • グリーンハウス

  • クリエイティブメディア/CREATIVE

  • ケンウッド/KENWOOD

  • サムスン(サムソン)/SAMSUNG

  • シーグランド/Seagrand

  • シャープ/SHARP

  • ソニー/SONY

  • ツインバード/TWINBIRD

  • トランセンド/Transcend

  • ネクストウェイ

  • ビクター/Victor

  • マイルストーン/Milestone

  • 三洋電機/サンヨー(SANYO)

  • 東芝/TOSHIBA

  • 日立/HITACHI




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