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食器洗い機

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食器洗い機



【概要】


食器洗い機(しょっきあらいき)は、厨房設備(台所設備)の一種。略して食洗機(しょくせんき)と呼ばれる。


現在のものは食器を洗い終わった後に熱風で乾燥させる、食器洗い乾燥機と呼ばれるタイプのものが主流。
システムキッチンなどに組み込むビルトインタイプ、電子レンジの様にキッチンの片隅などに置く卓上タイプがある。

汚れた食器を一定の法則に従って並べ、粉末状や液状の専用洗剤を入れて運転させることにより、
数十分から一時間ほどで、洗浄、すすぎ、乾燥が行われる。メーカーによっては、台所用洗剤が使用可能なもの、
塩が洗剤の代わりになるもの、洗剤を使わなくてもある程度汚れが落ちるものなどがある。

台所洗剤が使用できない機種で台所洗剤を使用すると異常発泡し、濯ぎ不良となり残洗剤が発生するばかりでなく、
水位や汚れを読み取る各装置に支障を来たすこともある。

普及し始めた当初は、「水道代や電気代がかかりそう」「音がうるさいだろう」「本当に綺麗になるのか心配」などの声が強かった。
しかし、実際は本体内に貯めた水を循環させて洗浄やすすぎに使うため、手洗いの場合の数分の一の水量しか使わない。
また、通常の手洗いでは使用出来ないほど高温のお湯(摂氏70℃から85℃)を使うことにより、汚れを効果的に落とすとともに、
水道では出せない高圧水流で手洗い以上にしっかりと汚れを落とすことができる。また、高温洗浄・高温乾燥は食器の殺菌効果が非常に高く、
幼児がいる家庭で需要が高い。

ただし、専用の洗剤の中には、過炭酸ナトリウムなどのアルカリ性を示す成分が入っている場合が多く、
高価な食器や漆器、美術的価値のあるもの、上薬をかけてある食器には使用が出来ない点や、正しくノズルに向くように並べる必要がある点は、
気をつけなければいけない。また、予洗を行わずに洗浄をした場合、食べかすが蓄積してお湯の循環が鈍り、
温度ヒューズ(またはサーモスタット)が働いてしまうこともある。サーモスタット式の場合は、
しばらく時間をおいて庫内温度を下げれば再度使用できる状態となるが、ヒューズ式の場合は復帰できないため、
メーカへの修理を依頼することになる。特にジャガイモには注意が必要である。

汚れ落ち、収納力、省エネ、省スペースなど、メーカーは消費者の多様なニーズに対応できるようにして差別化を図っているが、
大手メーカーの中にも撤退しているところがある。2010年4月現在、日本メーカーではパナソニック、東芝、象印マホービンの3社のみが生産している。


【機能】



ビルトイン型


このタイプ主にキッチン台などの上に設置するタイプの食器洗い乾燥機の事を指す。
ビルトイン型は、最初の取付時には少し費用がかかるが、キッチンを広く使うことができる。

ビルトイン型のメリット
  • キッチンスペースを広く使え、ホースなどが出ていない。
  • キッチンの下に入るので外観を壊さない。
  • 大きい食器が洗える。
  • キッチンの掃除の際、邪魔にならない。

ビルトイン型のデメリット
  • 食器洗い乾燥機の取付工事が必要
  • 据え置き型と比べ、値段が高い。
  • キッチン・シンク下に取付けるため、収納スペースが減るなどです。


据え置き型


このタイプは主にキッチン台などの上に設置するタイプの食器洗い乾燥機の事を指す。
据え置き型は、ビルトインほど取付が大がかりでは無く、環境さえ整っていれば、自分で簡単に取り付けることができる。

据え置き型のメリット
  • 環境が整っていれば設置が簡単。
  • ビルトイン型と比べて安く設置できる。
  • 壊れても、価格が安いので買い直しやすい。

据え置き型のデメリット
  • キッチンの上に設置するため、キッチンスペースがとられる。
  • 電コード、給水・排水ホースが邪魔になる。
  • 見栄えが良くない
  • 排水ホースなどが汚れやすい。



【価格帯】



  • ¥6,000 ~ ¥310,275





【メーカー】


  • パナソニック/Panasonic

  • 象印/ZOJIRUSHI

  • リンナイ/Rinnai

  • 三菱電機/MITSUBISHI

  • 東芝/TOSHIBA

  • ミーレ/miele

  • ハーマン

  • 三洋電機/サンヨー(SANYO)

  • タイガー/TIGER

  • ナショナル/National






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