縁日

日ごとに神仏が割り振られており、毎月その日に寺社でおこなわれる。また個々の寺社・地域によって設定される日が異なり、それぞれの縁日が近隣地域で重なりあわないような工夫も見られた。正月はそれぞれに「初(はつ)」、十二月には「納めの」と冠される。
これにあわせて市が立ち、「四日市」「五日市」「八日市」「十日市」などの語源となっている。
子(ね)の日の大黒天、寅(とら)の日の毘沙門天、巳(み)の日の弁才天、亥(い)の日の摩利支天や、二月の午(うま)の日(稲荷をまつる)や十一月の酉(とり)の日(酉の市がおこなわれる)なども、日の数ではなく干支を用いた縁日の設定方法である。
香具師たちも、これに応じて屋台などを移動してあきないをしている。

  • 一日
  • 二日
  • 三日
  • 四日
  • 五日 水天宮
  • 六日
  • 七日
  • 八日 薬師如来
  • 九日 
  • 十日 金毘羅
  • 十一日
  • 十二日
  • 十三日 お祖師さま
  • 十四日
  • 十五日
  • 十六日
  • 十七日
  • 十八日 観音菩薩
  • 十九日
  • 二十日
  • 二十一日 弘法大師
  • 二十二日
  • 二十三日
  • 二十四日 地蔵菩薩
  • 二十五日 天神
  • 二十六日
  • 二十七日
  • 二十八日 不動明王
  • 二十九日
  • 三十日

いっぽう、四万六千日(しまんろくせんにち)のように、一年のうちで一度しか来ない(毎月発生しない)縁日も存在する。

最終更新:2023年11月05日 15:41